文档:I am/樂曲解說
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楽曲曲想 |
樂曲曲想 |
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演奏解釈のための楽曲イメージ Commentary by 久石譲 |
為演奏解讀的樂曲形象 久石讓解說 |
Deer’s Wind |
Deer’s Wind |
本楽曲は来年(1991年)のゴールデン・ウィークに東宝系全国一斉公開される映画『仔鹿物語』のメイン・テーマです。少年と仔鹿との「心の交流」をモチーフにした映画で、楽曲のテーマは、自然の中で繰り広げられる少年と仔鹿との「心の交流」を現す「優しさ」と、それを包む「大自然」を歌ったものです。優しさと同時に、大作映画の「おおらかさ」と「大自然」のスケール感を意識して仕上げてみました。 |
本樂曲是明年(1991年)黃金周東寶系全國上映的電影《仔鹿物語》的主旋律。在這個以少年與小鹿「心靈間的交流」為主題的電影中,音樂的主題自然是表現少年與小鹿之間「心靈的交流」中出現的「溫柔」、それを包む「大自然」を歌ったものです(求翻譯)。在表現溫柔的同時,電影中的「包容」與「大自然」尺度的、大作映畫の「おおらかさ」と「大自然」のスケール感を意識して仕上げてみました(求翻譯)。 |
1.On The Sunny Shore |
1. 在陽光明媚的海岸 |
この曲は、前作『Piano Stories』に収録されている「Lady of Spring」とサウンド的にも、コード的にも同じ系列に入る曲です。曲のコンセプトとしては、隙間があって、その合間を縫うような淡々としたメロディーが奏でられる・・・。そして、モードを駆使したような響きと、その中に大人の優しさが出てくれば、と思って書き上げてみました。特に、弦楽のアレンジに関していえば”超スペシャル・アレンジ”で、トレモロや様々な要素を多様し、凝縮しています。アレンジの雰囲気は”空気感”。空気に漂っている”浮遊感”をものすごく意識してみました。今後アレンジャーを目指す方は、是非ともこのアレンジを研究してみてください。また、原曲では「ハーモニカ」が特徴的なフレーズを演奏していますので、メロディー・ラインを他の楽器で奏でてみるのもよいでしょう。いろいろな編成で演奏してみてください。 |
這首曲子與前作『Piano Stories』中收錄的「Lady of Spring」的和弦是一個系列的。曲子的理念是.. |
2.Venus |
2. 金星 |
この楽曲は、8年ぐらい前に実は作った曲で、3~4回レコーディングをしています。どうも自分の中では形態がなかなか定まらなかったのですが、今回のアルバムでは”エスニック的”な要素を玩味した形態で成り立ち、やっと位場所を見つけ、完成しました。左手のオスティナートを続けながら、右手にロマンティックな割りには、とても器楽的なフレーズが続く不思議な曲です。本来の自分らしさの一部である”エスニック志向”がムクムクと出てきた1曲です。 |
這首曲子是8年前創作的,有過3到4次的錄音。 |
3.Dream |
3. 夢 |
本楽曲は、心の奥深い所での響きというか、その包みこむような優しさや味わい深さが出せればと思って書き上げました。Intro.やサビで使っている「Em」のメロディーのところを特に”ジャジー”なイメージにして、大人のけだるさというか、そのような感じを出してみたかったところです。原曲の弦楽のアレンジがかなり凝っていて、後半のピアノと弦楽が非常にダイナミックに絡むところは是非聴いて欲しいところですね。 |
這首樂曲,我希望能表達出內心深處的那種共鳴,那種包容的溫柔和深邃的韻味。在Intro和副歌部分使用的「Em」旋律,我特別想營造出一種「爵士」的感覺,試圖展現出一種成年人的慵懶感。原曲的弦樂編排非常精緻,尤其是後半部分鋼琴與弦樂交織的部分,非常富有動態感,希望大家一定要仔細聆聽。 |
4.Modern Strings |
現代弦樂 |
この曲は今回のアルバムに収録している曲の中で、もっとも”アヴァンギャルド”的な要素を多様した作品です。「単に驚かす為に」・・・というアヴァンギャルド的なものはカッコ悪いわけで、むしろ楽曲を聴いていくうちに「エッ?」と思う、本当の意味で深い味わいがあるアヴァンギャルドを打ち出した楽曲です。原曲の弦楽アレンジを具体的に言いますと、冒頭から弦楽が頭打してない点が特徴です。全部が裏拍になっていて、よく聴いていないと分からないかもしれませんね。そして、その「裏拍」がいったん分かると、この楽曲の変な魔力にひかれてしまいます。その魔力といい、スピード感といい、とてもたまらない曲になるんじゃないかと・・・。原曲の後半でピアノと弦楽が絡むところがとてもスリリングな響きになっています。楽曲のイメージやメロディーの雰囲気が「フランス映画」の感じで、その工夫として、レコーディングの時に、ピアノのタッチや音色を「鼻にかかる音色(鼻音的な音質)」に変えてみました。原曲でサックスを吹いているミュージシャンは”Mr.Steve Gregory”で、彼は「ワム!のケアレス・ウィスパー」で、あの印象的なサックスを吹いている方なのです。「泣ける、大人の味わい」をとても気持ちのいいサックスで演奏してくれていますので、じくりと聴いてみてください。 |
這首歌是本次專輯中收錄的曲目中最具「前衛」元素的作品。我們並不只是為了「單純地讓人驚訝」而追求前衛,那樣反而顯得俗氣。相反,這首曲子是在聆聽過程中讓人不禁發出「咦?」的感嘆,真正意義上具有深刻韻味的前衛之作。具體來說,原曲的弦樂編排從開頭就有一個特點,那就是弦樂並沒有按照常規的節奏進行,而是全部採用了反拍。如果不仔細聽,可能很難察覺到這一點。然而,一旦你理解了這種「反拍」的節奏,就會被這首曲子奇妙的魔力所吸引。這種魔力,加上它的速度感,使得這首曲子變得非常令人難以抗拒。在原曲的後半部分,鋼琴和弦樂的交織產生了非常刺激的音響效果。整首曲子的意象和旋律氛圍帶有一種「法國電影」的感覺,為了突出這一點,在錄音時,我們特意將鋼琴的觸感和音色調整為一種「帶有鼻音的音質」。在原曲中演奏薩克斯的音樂家是Mr. Steve Gregory,他曾在Wham!的《Careless Whisper》中演奏了那段令人印象深刻的薩克斯。他在這首曲子中用薩克斯演奏出了一種「令人感動、成熟的味道」,非常動人,請大家仔細聆聽。 |
5.Tasmania Story |
5. 塔斯馬尼亞故事 |
本楽曲は今年(1990年)の夏に東宝系全国一斉公開された映画『タスマニア物語』のメイン・テーマです。サントラ盤では、ピアノとオーケストラでしたが、本ヴァージョンは、ピアノとストリングスをメインにして、スケールの大きなフレーズの中から、そのしっとりした優しさを引き出してみました。レコーディングでのストリングス・セクションは、ロンドンの精鋭達が一同に会して、そのストリングスは、演奏の随所で歌ってくれて、狙い通り以上の演奏が展開できて非常に満足した仕上がりになっています。また、ピアノ自体のアレンジもサントラ盤とは違うヴァージョンです。 |
本樂曲是1990年夏天東寶系上映的電影《タスマニア物語》的主旋律。 |
6.伝言 |
6.傳言 |
この曲は数年前にオンエアされたTVドラマのメイン・テーマです。当時の僕、というか”Hisaishi Melody”とみなさんに言われていた、典型的なスタイルの楽曲で、伴奏形式やメロディーにそれが現れています。今回のレコーディングでは、ピアノをメインにし、ストリングス・アレンジを最小限におさえて仕上げてみました。また、原曲のハーモニカもじっくりと聴いてみてください。 |
這首曲子是幾年前播放的一部電視劇的主題曲。當時的我, |
7.Echoes |
7. 回聲 |
本楽曲は、僕自身は、今回のアルバムのメイン曲だと思っています。オリエント・ミュージック(僕が付けた呼称です)を現した「アジアの夜明け」、「アジアのこだま」というような意味で作り上げた曲で、とても大切にしている曲でもあります。原曲には民族楽器のタブラーと胡弓が入っています。ピアノの特徴としては、ベーゼンドルファーのピアノでしか出せない超低音を出しており、その深い響きの中で、胡弓がメロディーを奏でる箇所はとても印象的で、僕自身とても気に入っています。原曲で胡弓が奏でるメロディーが終わった後に出てくる、ストリングスの不思議なコード進行も味わってみてください。微妙に変化していくコードの響きが特徴です。 |
我自己覺得這首曲子是這張專輯的主打曲呢。東方音樂(我取的名字).. |
8.Silencio de Parc Güell |
8. 桂爾公園的寂靜 |
ピアノ・ソロ作品として、あたかもシューベルトの「楽興の時」を思わせるような、さりげない優しい小品をイメージして仕上げてみました。曲のタイトルの「パルク・グエル」は、スペインのバルセロナにある”グエル公園”からです。スペインの鬼才、建築家”アントニオ・ガウディ”が作った印象的な公園で、その「静けさ」にとても感動して、曲名を付けました。 |
作為鋼琴獨奏作品,我嘗試創作了一首仿佛讓人聯想到舒伯特《音樂瞬間》的、不經意間流露溫柔的短曲。曲名《帕爾克·古埃爾》源自西班牙巴塞隆拿的「古埃爾公園」。這是西班牙鬼才建築師安東尼奧·高迪設計的令人印象深刻的公園,我被它的「寧靜」深深打動,因此為這首曲子取了這個名字。 |
9.White Island |
9. 懷特島 |
本楽曲は、テレビ朝日開局30周年記念特別番組の、メイン・テーマ曲です。「南極」をテーマにしたスペシャル・ドキュメンタリーで、この特別番組の為に作曲したものなのですが、放映時からとてもみなさんにご好評いただいた曲だったので、今回のアルバムに収録することになりました。メロディーが持っている親しみやすさ、優しさと同時に、スケール感あふれる形態を兼ね備えている楽曲なので、本アルバムの最後を飾るのがふさわしいのではないかと・・・。じっくりと聴いてみてください。 |
本樂曲是朝日電視台開台30周年紀念特別節目的主題曲。 |
楽曲曲想 ~「Piano Solo 久石譲/I AM」楽譜より |
樂曲構思 ~摘自《Piano Solo 久石讓/I AM》樂譜 |