文档:吉卜力日志/2005年9月

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2005年9月
2005年9月
9月1日(木)
 今日から9月。特に大きな出来事は、ありません。美術館作品完成に向けて今月も頑張りましょう。

 毎日、帰り際に制作のチェックノートをデーターにして帰っているのですが、各部署が確実に終わって来ているので、チェックする項目が減ってきて少しだけチェックスピードが上がりました。作品の末期にはこういった喜びもあります。
9月2日(金)
 美術館作品の、唯一、背景作業が残っていた作品の背景が本日終了。これで美術館作品全ての背景作業がひとまず終わった事に。美術部の皆さんお疲れ様でした。

 明日、いよいよカッティング作業が始まります。今日は、その準備で制作部は一日中バタバタ。
9月3日(土)
 本日、カッティング。直前にオールラッシュを見た宮崎さんが「追加カットを」と。一同一瞬固まりました。しかし、宮崎さんが、今有るカットに書き足したり等、手を加えて何とか一応・・・。月曜に最終チェックをする事に。

 今日(正確には、昨日の夜中)、残りカットの原画が終わり、美術館作品の全原画が終わりました。

 突然ですが、今日ジブリに「なまず」がやってきました。参考資料用に買ってきたのです。流石に夜行性だけあって、昼間はじっとしていましたが、夜、電気を消すと動く事動く事いやー可愛いです。
9月5日(月)
 美術館作品の一つが、今日、無事アフレコ終了。今回は、非常に面白い事をしているので、制作すらも、完成が楽しみです。

 今頃になってジブリでは、某映画の小道具の「ライト○○○ー」が大流行。ジブリ社員だけで6本有ります。休み時間になるとスタジオの片隅で、「ヴォーン」とか色々な擬音が聞こえてきます。
9月6日(火)
 今日から、来年夏公開予定の次回作の作打ちが始まる。今回はなんと、絵コンテが完成しています。こんなことは何年振りでしょう。うれしい限りです。先月で美術館作品の原画作業が終わったので、一斉に次回作に入りました。さぁ、これから又忙しくなりそうです。

 制作神村氏が、「おしっこに血の塊が・・・」急いで病院へ行き、その後帰宅。大丈夫だろうか。
9月7日(水)
 台風の影響で、3スタ前の柳の木が折れました。関東地方は、直撃していないのに。改めて自然の力の凄さに驚かされました。

 昨日作打ち出来なかった原画さんが本日作打ち。

『柳の木は風に強いはずじゃなかったの?』
9月8日(木)
 今日は、新人原画さんの作打ち。

 制作神村氏、本日お休み。病院の結果は如何に。
9月9日(金)
 宮崎さんがベルリン映画祭の「栄誉金獅子賞」を受賞しました。これは、これまでジブリ作品を応援してくれた皆様のおかげです。

 ジブリ研修生の募集が締め切られました。今年も多くの応募が有り、只今整理中です。結果は、近々出ますので、応募された方、今少々お待ちください。

『意外と表面はツルっとしている金獅子でした』
9月10日(土)
 昨日の「栄誉金獅子賞」を受けて、関係各社からお祝いの花等が送られてくる。おかげで1階の「バー」はさながらお花屋さん状態。皆様有難うございます。

 制作神村氏、今日で3日お休み。本当に大丈夫?
9月12日(月)
 一通り作打ちが終わった劇場作品、今日は「処理打合せ」。今回は期間が短い作品なので、原画スタッフにも「早く上げてくれ」と催促しています。その甲斐あってか、今まで以上に物が上がって来ています。そのさなかの「処理打合せ」。チェックも大事だがこの打合せも大事。

 制作神村氏取り敢えず復帰。皆から「食生活を直せ」と怒られていました。
9月13日(火)
 今日は、年に一度の「歯科検診」。朝から「バー」は、歯科医院状態。検診の前に入念に手入れする者しない者、色々です。
9月14日(水)
 作画机が老朽化してきたので、以前作った新しい机を入れて古い机を処分する事になり、夜、制作総出で引越。今回は取り敢えず4脚処分する事に。お疲れ様。
9月15日(木)
 昨日、入れ替えた作画机を業者の方が回収に来ました。長い間、この机の上で数々のジブリ作品が生まれたかと思うと・・・。
 次回作の原画が早速上がって来ました。原画上がりと言っても「BG ONLY」ですが。しかし、ここで問題が発生。本来カット袋の文字を書くのは演助の仕事なのですが、今回演助にまわった、元制作の居村君の文字がちょっと個性的すぎて、制作の猛反発をくらいました。そこで急遽タイトルのスタンプを発注する事に。因みに「カット袋が可哀想」と言う意見も有ったくらい個性的です。
9月16日(金)
 先週締め切りの「研修生」の「美術部門」の書類選考が今日から始まりました。多くの応募があり、選考には、2時間程かかりましたが、何とか無事選考が終わりました。明日は、「作画」「仕上げ」部門の予定です。
9月17日(土)
 今日は、毎年恒例の「防災訓練」です。今年担当の方々は、朝早くから「ダルマストーブ」を設置し、火を起こして「炊き出し」の準備。会社の中は、炊き出し用の「豚汁」の材料を切ったり、お米を用意したりと大忙し。今年は、3stだけの非難訓練なので、その他のスタッフは、通常通り仕事をしていました。そして昼過ぎに出来上がったご飯を皆で食べて、担当スタッフは後片付けをして、全て無事終了。

 午後一から、「研修生」の書類選考。今日は、「作画部門」。これまた多くの募集が有った為、終わったのが夕方5時前。約3時間かかりました。応募された方々には、近々手紙が届くと思いますので、もう少しお待ち下さい。
9月20日(火)
 連休明けの今日は、美術館作品のラッシュチェックの予定でしたが、宮崎さんの都合が合わず明日の午前中に延期。

 防災訓練等で、遅れていた「仕上げ」部門の書類選考が、今日朝から行われました。「美術」「作画」等と同じ様に多くの応募が有ったので、これまた時間がかかりましたが、無事選考を終えました。これで、今年の「研修生応募」の全ての部門の書類選考が終わった事になります。
9月21日(水)
 午前中から昨日出来なかったラッシュチェックを行う。ここまで来ると少々欲が出てきて、ちょっと贅沢なリテークが出ました。

 夕方、ツール・ド・信州改め、ツーリング・デ・信州のサポートミーティングが行われる。
9月22日(木)
 次回作に向けて、美術部の席替えが有りました。余ったパーテーションやその他の物を、倉庫に持って行ったのですが、制作の普段の行いが悪いのか、予想通りと言うのか、「雨」が・・・。
9月26日(月)
 今日から通常体制?、連休が明け「美術館作品」も最後の大詰め。来年の作品もスタートダッシュを決めるべく頑張ってもらわないと。

 大量の動画上がりが来たので、早速制作神村氏が、動画チェック用に撮り込みを行う。しかし、普段殆どやっていなので、他の制作よりも時間が・・・。ご老体には厳しいようです。
9月27日(火)
 今日、午後3時頃に、作画の横田君に待望の赤ちゃんが生まれました。元気な女の子です。おめでとう。しかし、これで又ジブリのジンクスが復活。やはり○○がいけないのでしょうか・・・?

 美術館作品を手伝っていた原画さんが作業を終えたので、早速作打ち。
9月28日(水)
 そろそろ「美術館作品」も大詰め。この時期になると、エンドクレジットの事を考えなければならない。三作品が動いているので、それぞれ、関わった作品に全て乗せると、結構人数が増えてしまうので、作品の割り振りに・・・。
9月29日(木)
 美術館作品の一作品の動画チェックが終わりました。これで、全てのカットを仕上げに入れた事になります。仕上げの方々、宜しくお願いします。

 土曜のカッティングに備えて急遽、ラッシュチェックを行う事に。
9月30日(金)
 美術館作品でちょっとしたトラブル発生。朝から、外注動画さんに原画の回収に入ったり、戻したりとバタバタ。落ち着いたのは、明け方。とにかく間に合って良かった。帰り道「息」を吐いたら、ちょっと白くなり、確実に「秋」の気配を感じました。あー今日で9月も終わりです。今年も残り後、3ヶ月。