文档:龙猫 原声音乐/久石让访谈

来自宫崎骏与久石让中文百科
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宮崎作品はぼくの修行の場
-久石 譲-
宫崎作品是我的修行场所
-久石让-
-久石さんは10代から20代にかけては超前衛の現代音楽に属していたしたとお聞きしましたが。
久石 「10代の頃にミニマル・ミュージックを始めてね、テリー=ライリーとか、フィリップ=グラスとか、スティーブ=ライヒとか、それにシュトックハウゼンとか、ジョン=ケージとか、ほとんど現代音楽の人から影響を受けていました。あと学生時代は、勉強として、日本の人でいうと、武満徹さんや三善晃さんであったり-そういう人たちの譜面の分析とかをやっていましたから。」

-もともとはクラシックから出発されたんですね。
久石 「そうですね。もっと最初から言うと、4歳の時からヴァイオリンをやっていた蓄積になっちゃうんでしょうね。クラシックって短期間に身につけようとしても、なかなかむずかしいんです。例えば、ピアニストにしても、みんな4歳や5歳の頃からレッスンを始めているでしょ。ヴァイオリンもそうだし。そうして、ずっとやっていても、なかなか芽の出ない世界ですから(笑)。わりと時間がかかる世界なんですよ。」

-それとは逆に、映画音楽はいかに時間をかけずに仕上げるかが勝負なんじゃないかと思うんですけど。
久石 「あ、それは分かります。ただぼくの場合は吉野家の牛丼みたいな、”早い、安い、うまい”仕事は一切断る。
 つまり1日で音楽を収録してしまうような仕事はやらずに、フェアライト(生の弦音やヴォーカルを加工して使うコンピューターによるサンプリング・キーボード)など、いろんな機械を使いますから、そのための時間がすごくかかるんですよ。当然それに付随して、費用もかかるし、スタジオにも何日間かカンヅメにならなくちゃいけない。それで最後の仕上げにフルオーケストラも使うから、大変なんですよ。
 ただ20代のかけ出しの頃は、そんな仕事なんて来ないし、それこそ、3日で70曲近く書くような仕事もやりましたから、早く書くこと自体は、そんなに問題じゃないんですが、あんまり”早い、安い、うまい”仕事ばかりやっていくと、どんどん状況が悪くなっていきますから。だから、例えば、制作期間に2週間、それに、その期間を支えるだけの予算、そういう条件をクリアできない仕事は、今、全部お断りしている状況なんです。」

-宮崎さんの映画の場合、イメージアルバムから、ひっくるめると、相当な時間が・・・・・。
久石 「かかりますよ。もう・・・・・大変ですね(笑)。ただ、宮崎さんの仕事は内容的にも非常に素晴らしいものだし、共感できますから、ぼくはとても大切にしているし。宮崎さんの映画をやる場合は、それを優先的にしてスケジュールを空けて、そこからやるしかないと思ってます。」
——我听说久石先生从10几岁到20多岁之间是属于超前卫现代音乐派的。
久石 我十多岁的时候是从极简音乐(minimal music)开始做起的,几乎都是受到泰瑞莱里(Terry·Riley)、菲利浦·葛拉斯(Philip Glass)、史提夫·莱许(Steve Reich)、还有史托克豪森(Karlheinz Stockhausen)、约翰·凯吉(John·Cage)等这些现代音乐作家的影响。还有在学生时代为了学习音乐,我也曾分析过日本作曲家武满彻先生以及三善晃先生等人的乐谱。

——请问你原本是从古典音乐开始接触的吗?
久石 是的。要说更早的话,是从4岁开始拉小提琴一路累积起来的吧!想要在短期间内练就古典音乐的功力是非常困难的。例如:钢琴家几乎都是从4、5岁就开始练琴了,小提琴也是一样。但是就算从小就一直苦练小提琴,在这一行也不见得就会有什么成果(笑),这可以说是很耗时的领域。

——相反的,我认为电影配乐则是如何在短时间内完成作品才是致胜关键不是吗?
久石 噢,这我能了解!不过,我会一概拒绝像吉野家牛肉盖饭的口号那样,要求迅速、便宜、又好吃的案子。换句话说,我不从事一天就要把音乐收录完的工作,因为要用到Fairlight合成器(一种将原音及歌声以电脑加工并采样的电子键盘乐器)等各式器材,所以是相当费时的。想当然尔,所需制作成本也不会少,同时还必须在录音室里关好几天,然后再动员整个交响乐团来做最后修饰,是很不容易的工作。
  不过,我在20多岁还是个新人时,像现在这样的案子是不可能接得到的,因此那时候我曾经接过三天写70首曲子的工作。快速作曲对我本身来说并不构成问题,但如果都只接那种要求〝迅速、便宜、效果好〞的案子,只会每况愈下。所以说,如果制作期间需要两周,而预算不足以支撑制作期间所需费用的案子,我现在全部都会回绝。

——宫崎导演的动画电影,包含印象音乐在内,综合来说是相当耗费时间的作业……
久石 是很费时!老实说……实在是非常辛苦(笑)。不过,宫崎导演的工作内容非常了不起,让我很有共鸣,我非常珍惜跟他合作的机会!跟宫崎导演合作电影作品前,我一定会把时间先腾出来,而且我也只能这么做了。
直感的に入ってゆきたい「トトロ」の世界
直觉的的想要进入「龙猫」的世界
-前回の「天空の城ラピュタ」は、アイルランド民謡を頭において作曲されたそうですが、「となりのトトロ」で、ベースに考えていらっしゃるのは、どんな音楽ですか?
久石 「いやぁ・・・・・。むずかしいんですよね。実は「ラピュタ」をやる時は、すごく悩んだんです。あの映画にある、愛と夢と冒険というのは、ぼくとは全然相容れないから(笑)。どちらかというと、ぼくは不純だからね。例えば、マイナーのアダルトなメロディを書く方が楽なんですよ。ところが、メロディ自体が非常に夢を持っていて、優しくて包容力があるものとなると、すごくむずかしいんです。制作中は、えらい騒ぎだった。困ったなと思っていたら、今度はもっと可愛らしい話になって(笑)、「うわぁ、どうしよう」というのが正直な話。しかも「となりのトトロ」のイメージアルバムを作りながら同時進行していたのがセゾン劇場(東京銀座)で上演した、沢田研二さんや役所広司さん出演の「楽劇ANZUCHI」の音楽。かたや、えらくおどろおどろしい悪魔の世界ですからね。それと、あの清純な世界が同時進行していたんだから、ちょっと気が狂いそうだった(笑)。でも、それはある意味で試練であるわけです。」

-ラッシュはご覧になったんですか?
久石 「部分ごとにできたものを、全然脈略なしにつないだフィルムを、先日一度観せていただきました。」

-かなり、手がかりに?
久石 「なりましたね。やはり、また素晴らしい作品になりそう。かなりメロディラインを重要視して、何かとっかかりができるんじゃないだろうかって気がしたんです。いわゆるストーリーらしいストーリーの展開をしていないでしょう。」

-そうですね。「ナウシカ」や「ラピュラ」は、物語のメリハリで見せるというか、緩急自在な展開の映画でしたからね。
久石 「そう。ハッキリと、ストーリーがあったでしょう。でも今度は、田舎の1日というか、ちょっとしたシークエンスが、つながっていく種類のもので、ストーリーが大きく展開するものじゃないからね。その分だけ、こちらも従来のやり方とは、スタンスを変えなきゃいけないという気がするんですよ。まだ具体的には言えないけど、非常に直感的に今回は仕事に入りたいなという気がしてるんです。」

-3本続けて組まれてみて、宮崎さんの映画作りについての印象を。
久石 「宮崎さんは、生きる姿勢というものと、アニメーションを通して表現していくこととが、全部一致してるんですね。映画のための映画、アニメのためのアニメではなくて、自分が生きるという姿勢の中に、ちゃんとアニメーション-アニメーションじゃなくてもいいんですけど、そういう自分の創造物がありますから。非常に姿勢が明確というか、個人的にすごく尊敬しています。
 仕事自体は中途半端なことはできないから、メチャクチャ苦しいんですよ。ただ、それをやることによって、こちらも一回りも二回りも大きくなれる。試練の場でもあるし、修行の場でもある。と同時に、自分のアイデンティティを確認できる場でもあるから、とても大切にしています。
 ぼくらの場合は、年間にかなりの量の仕事をこなしますでしょう。すると、その中にはビジネスのための仕事があったり、いろいろあるわけですよ。だけど、その中でやっぱり、自分がこれは、という仕事って、年間に何本かあるんです。宮崎さんの映画は、その中でも、ぼくにとっては、特に一番大きな仕事ですね。」
——上部动画电影「天空之城」的音乐,是以爱尔兰民谣风来作曲的;那么这次的「龙猫」会以什么样的曲风来呈现呢?
久石 这个嘛……挺难回答的耶。事实上,在制作「天空之城」的时候,我实在是伤透脑筋。那部电影所阐述的爱、梦想与冒险,和我本人的调性根本合不来(笑)。其实应该说,我是那么的不纯真!比方说好了,我写非主流的成人音乐可能还比较轻松,而这部电影要求的旋律本身就要听起来有梦想、柔和且具包容力,这就非常困难了,在制作过程中,还造成不小的骚动。当我正感到困扰之时,这次来的故事(指龙猫)又变得更可爱了(笑),老实说我听到的时候真的是直觉「哇啊!该怎么办?」而且,在我创作「龙猫」印象音乐的同时,我也接下了在Saison剧场(东京银座)上演,由泽田研二和役所广司主演「歌舞剧ANZUCHI」的编曲工作。一边是可怕惊悚的恶魔世界,而另一边则是清新纯真的世界,两边同时着手进行的我,都觉得快要人格分裂了(笑)!不过,就某种意义来说,我认为这也是一种试炼。

——你看过「毛片」了吗?
久石 看过一部分完全没有脉络的剪辑片段。

——有看出什么头绪来吗?
久石 算是有吧!看起来又将会是个很棒的作品。作品满重视主旋律的贯通性,感觉上已经有了些头绪吧!跟一般故事的情节铺陈不太一样。

——是啊!「风之谷」以及「天空之城」看得出故事发展的明确节奏,是轻重缓急安排得很自在的电影。
久石 没错!这两部作品的故事脉络是非常清楚的,不过这次的作品是叙述乡下的一天,故事情节有点像是用很多片段来组成一个作品的感觉,并不是以什么大格局来展开的故事。光是这点,我就觉得必须要改变以往的做法跟心态,虽然具体上还说不上来,但是我很直觉地想着手展开这个工作。

——连续三部电影你都跟宫崎导演合作,你对宫崎导演的作品有什么印象?
久石 宫崎导演把生活的态度透过动画表现出来,且全部都反映在他的作品当中。他的作品并不是为拍电影而做的电影、或为画动画而做的动画,而是将自己的生活态度,确实地透过动画(其实不是动画似乎也OK)来传达。大概就是这样非常个人的创作物吧!他的定位很明确,我个人非常地尊敬他。
  我的工作不能虎头蛇尾,虽然很辛苦,但在经过这样的历练之后,也让我一吋一吋地成长不少。我当这是个考验我的场域,也当成是我修行的地方,同时还是确认自我认同的所在,所以我很珍视这份工作。
  以我们这行来说,一年中需要完成的工作量相当大,那其中有纯粹的商业行为、也有为其他种种因素所承接的工作。这当中还是有几部是自己想要做的作品!宫崎导演的电影就在其中,对我来说是最重要的工作。
●’88年4月号「月刊アニメージュ」の「野村正昭のジブリ制作レポート・音楽監督から見た〈トトロ〉&〈火垂るの墓〉」より転載。