文档:龙猫 BD/作品解说

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西洋かぶれ
崇洋媚外
 その昔、“西洋かぶれ”という言葉が流行ったことがある。元々は、日本より西洋を良しとして振る舞う人を指す蔑称で、たとえば、夏目漱石の「坊っちゃん」に登場する赤シャツがその典型例だが、戦後になって、多少、意味が変わる。
 アメリカに戦争で負けた日本という国を好きになれず、かといって、アメリカに尻尾を振るわけにもいかない。そうだ、もうひとつの西洋、ヨーロッパがあるじゃないか。アメリカと違って、ヨーロッパには、古い伝統と歴史がある。
 新しい“西洋かぶれ”の誕生だった。それは、ヨーロッパにあこがれ、ヨーロッパの文物に親しむ人々のことを指した。
 高畑勲と宮崎駿のふたりも、その例外ではなかった。
 ふたりとも、そういう時代の申し子だった。
 ふたりは、ヨーロッパを舞台に「アルプスの少女ハイジ」と「母をたずねて三千里」を作るが、そういう作品を作ることに何の抵抗も痛痒も無かった。それどころか、それは喜びだった。そういう時代だった。
 しかし、時の経過は、ふたりに大きな変化をもたらす。日本を舞台に日本人が主人公の作品を作りたい。いつしか、そう願うようになる。
 当時の宮崎駿の発言に、こんな言葉が残っている。
 「日本に借金がある。それを返したい」
 こうして、企画されたのが、「となりのトトロ」と「火垂るの墓」の2本立て興行だった。いまでこそ、日本が舞台の作品は珍しくないが、当時の日本のアニメーション界では、かなり画期的な野心作だった。企画から数えると、四半世紀、25年前の出来事である。
 最近の話だが、ある人が、こんなことを語ったのが印象的だった。
 日本は戦争に負けてよかった。
 もし、勝っていたら、本当に嫌な国になっていた気がする──。
很久以前,“西洋迷”这个词曾经流行过。原本是指那些认为西洋比日本更好、行为举止模仿西洋的人,带有贬义。比如,夏目漱石的《少爷》中出现的红衬衫就是典型例子。但战后,这个词的含义有所变化。
日本在战争中输给了美国,这让很多人无法喜欢上这个国家,但也不能对美国卑躬屈膝。于是,人们想到了另一个西洋——欧洲。与美国不同,欧洲有着悠久的历史和传统。
于是,新的“西洋迷”诞生了。这些人向往欧洲,热衷于欧洲的文化和艺术。
高畑勋和宫崎骏也不例外。他们都是那个时代的产物。
两人以欧洲为背景创作了《阿尔卑斯山的少女海蒂》和《寻母三千里》,创作这些作品时没有任何抵触或不适,反而感到喜悦。那个时代就是如此。
然而,随着时间的推移,两人发生了巨大的变化。他们开始希望以日本为背景,创作以日本人为主角的作品。
宫崎骏当时曾说过这样一句话:“我对日本有亏欠,想要偿还。”
于是,他们策划了《龙猫》和《萤火虫之墓》这两部作品。如今,以日本为背景的作品并不罕见,但在当时的日本动画界,这无疑是极具开创性的野心之作。从策划算起,这已经是四分之一个世纪前、25年前的事了。
最近,有人说了这样一句话,令人印象深刻:“日本输掉战争是件好事。如果赢了,恐怕会变成一个让人讨厌的国家。”
2012年3月
スタジオジブリ・プロデューサー 鈴木敏夫
2012年3月
吉卜力工作室制片人 铃木敏夫
(「となりのトトロ」「火垂るの墓」のブルーレイディスク2作品同時発売に向けて書かれたものです。)
(为《龙猫》《萤火虫之墓》两部作品的蓝光碟同时发售而撰写。)