文档:风之谷 交响乐/乐曲解说

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音楽解説
解説/池田憲章
音乐解说
解说/池田宪章
〈風の伝説〉
《风之传说》
 一陣の風が静かに砂漠を渡っていく・・・・。地球のたそがれの時代に生きたひとりの少女があった。美しく、やさしく、熱い闘志を心に秘め、蟲とすら語りあった鳥の人、ナウシカ。ピアノの旋律がナウシカのメイン・イメージを語っていく。その心を表わすボリュームあるオーケストレーション。風は語る。彼女の物語を。そして、風は聞く人の耳に、一筋の涼感を残して吹きずさっていく。ナウシカは、まさに風のような人であったというプロローグ。この曲が全アルバムのメイン・テーマとなっていく。
 一阵风静静地掠过沙漠……在地球的黄昏时代,曾有一位少女。她美丽、温柔,心中隐藏着炽热的斗志,甚至能与虫对话的鸟人——娜乌西卡。钢琴的旋律诉说着娜乌西卡的主要形象。那庞大的管弦乐编排表达了她的内心。风在诉说,她的故事。然后,风在听者的耳边留下一丝凉意,继续吹拂。娜乌西卡,正如风一般的人,这便是序曲。这首曲子将成为整张专辑的主题。
〈戦闘〉
〈战斗〉
 進撃する軍団や巨大なメカニック、集団のイメージ。雄々しいだけでなく、哀しみ、苦戦、その中から立ちあがっていく戦隊と情感のあふれるダイナミックな曲が続いていく。その中で押しよせる打楽器の激しいリズムが戦闘のイメージをもりあげる。曲は静かなリズム感へ進み、勝利と平安の予感が。進撃の高まりをリズミカルにもう一度くりかえし、戦いは終局や向かう。
 前进的军团、巨大的机械、集体的形象。不仅是雄壮,还有悲伤、苦战,从中崛起的战队和充满情感的动态曲目接连不断。其中,汹涌的打击乐器激烈节奏提升了战斗的氛围。曲目逐渐转向平静的节奏,预示着胜利与和平。再次以节奏感重复前进的高潮,战斗走向终局。
〈はるかな地へ〉
《遥远的彼方》
 静かに砂漠を歩く旅人・・・やがて、その旅人の心の中にわきあがる人々が群れつどい、平和と笑いがうずまく村のイメージ。民族歌的なメロディが広がっていくその心と、さらに大空を静かに飛翔していくナウシカのイメージがだぶっていく。戦うナウシカや人々の心のよりどころである、人々の住む村を予感させ、曲はもりあがっていく。曲全体のバックに、進む旅人の心の躍動が感じられ待ちうける見知らぬ土地への想いがあふれていく。ラストは、眼前にその土地が現われ、まるで朝焼けの中にうかびあがるような鐘のイメージでしめくくられる。
 静静地行走在沙漠中的旅人……不久,旅人心中涌现的人们聚集在一起,形成了一个充满和平与笑声的村庄形象。民族风格的旋律在旅人的心中逐渐展开,与静静飞翔在天空中的娜乌西卡的形象重叠在一起。这首曲子预示着娜乌西卡与人们战斗的村庄,成为人们心灵的依靠,曲调逐渐高涨。整首曲子的背景中,可以感受到旅人前进时内心的跃动,对即将到来的未知土地的期待溢满其中。最后,眼前浮现出那片土地,仿佛在朝霞中升起的钟声,为曲子画上了句号。
〈腐海〉
《腐海》
 りん光発する腐海、ふきだす胞子、異形の者の住む世界-そのオドロオドロしたイメージ、蟲たちのリズム感のイメージが続く。次第に力強く広がっていく生命力のイメージ。リズムの中に、チカチカと光るりん光の処理が印象的。しかし、やがて異形のメロディーの中に、次第に清浄な、汚染された地球を清浄化する生命力があふれていることを、曲が変わり印象づけてゆく。この腐海と人間の折りあいをどうつけていくのか。このキーワードがナウシカであることは言うまでもないだろう。曲は明るさの予感を感じさせ、クロージングしていく。
 发光的腐海、喷涌的孢子、异形生物居住的世界——那令人毛骨悚然的形象、虫子的节奏感形象持续着。逐渐变得强烈而扩展的生命力形象。在节奏中,闪烁的荧光处理令人印象深刻。然而,渐渐地,在异形的旋律中,逐渐充满了清净的、净化被污染地球的生命力,曲调的变化给人留下深刻印象。这腐海与人类的关系将如何调和?这个关键词无疑是娜乌西卡。曲子让人感受到光明的预感,逐渐走向尾声。
〈メーヴェ〉
《梅芙》
 大空を駆けるメーヴェ。雲海をぬけ、視界が一気に広がっていく解放感。メーヴェに乗るナウシカのはずむ表情が手に取るように判るオープニングである。小気味よいメーヴェの飛翔ぶりのイメージが浮かびあがってくる。飛べ!ナウシカ。その自由な心のままに! 前から後ろから上から下から、アップに、ロングに大空を飛ぶメーヴェを空中撮影でとらえるようなリズミカルなビートが印象的。大空をかける主人公の飛翔に、人間の自由をオーバーラップさせる宮崎アニメならではのイメージ曲。
 翱翔于广阔天空的梅维。穿越云海,视野瞬间开阔的解放感。乘坐梅维的娜乌西卡那跃动的表情清晰可见的开场。梅维那令人愉悦的飞翔姿态形象浮现。飞吧!娜乌西卡。随心所欲地飞翔!从前到后,从上到下,近景到远景,捕捉梅维在天空中飞翔的空中摄影般的节奏感令人印象深刻。在主人公翱翔于广阔天空的飞翔中,重叠着人类自由的宫崎动画特有的意象曲。
〈巨神兵〉
《巨神兵》
 不気味な導入部-何か異形の、巨大な存在がそこにいる実感。それは次第に力を取り戻そうとしている。不気味なもりあがり。メカニカルな、あくまでも非人間的な作動のイメージ。巨神兵は、その作動を開始する。悪魔の心臓に炎が戻り、目が光をおび、腕が静かに上がり始める。起き上がり、動き始める巨神兵-いかなる者も止めることができない悪魔の復活を感じさせるパワフルなメロディーが続く。かつて地球を7日間で破壊しつくした悪魔の兵器、巨神兵-その破壊のリズム感は再び世界をのみこんでいくのか!? 『動』のイメージの後は、巨神兵の『静』のイメージ曲が続く。それは、腐海の中に残骸となって立ちつくす巨神兵のムクロのイメージか。もうこの悪魔の牙も地球には届かない。巨神兵でさえ悠久の時の流れの前には無力なのか。今はただ腐海の景色の一部として、眠るだけである・・・・。眠る兵士の魂をかなでるメロディーで終幕となる。
 诡异的序曲——一种异形、巨大存在的感觉逐渐显现。它正在逐渐恢复力量。一种不祥的涌动。机械的、完全非人类的运作形象。巨神兵开始启动。恶魔的心脏重新燃起火焰,眼睛闪烁着光芒,手臂缓缓抬起。巨神兵起身,开始移动——一种无法被任何人阻止的恶魔复活的力量感,伴随着强有力的旋律。曾经在七天内毁灭地球的恶魔兵器,巨神兵——它的破坏节奏是否会再次吞噬世界!?在“动”的形象之后,是巨神兵“静”的形象曲。那是在腐海中化为残骸、屹立不动的巨神兵尸体的形象吗?如今,这恶魔的獠牙已无法触及地球。即使是巨神兵,在永恒的时间面前也显得无力。现在,它只是作为腐海景色的一部分,静静地沉睡……以沉睡士兵的灵魂旋律作为终幕。
〈風の谷のナウシカ〉
《风之谷》
 風の伝説の導入部から、「風の谷のナウシカ」のメロディーへと入ってゆく。弦楽器と木管楽器の情感あふれるメロディーがナウシカのすがすがしさとその心情をあますことなく伝えていく。
 从《风之传说》的序曲,逐渐过渡到《风之谷》的旋律。弦乐器和木管乐器充满情感的旋律,完美地传达了娜乌西卡的清新与内心世界。
〈遠い日々〉
《遥远的日子》
 A面の”はるかな地へ”と同じリズムが静かにかなでられていく。その”はるかな地へ”とは、”平安なる地、理想郷”であることは明らかで、その平和のリズム感が、牧歌的な民族歌調のメロディーの中でくりかえしくりかえし、大きくなっていく。いよいよ、シンフォニー「風の谷のナウシカ」も終幕まぢかである。
 与A面的“遥远之地”相同的节奏静静地奏响。那“遥远之地”显然是指“平安之地、理想乡”,其和平的节奏感在牧歌式的民族歌调旋律中不断重复,逐渐增强。终于,交响曲《风之谷》也即将迎来终幕。
〈谷への道〉
《通往山谷的路》
 弦楽器のメドレーが、終曲を形作り、人間の、人々の、私たちの物語を伝える。風の谷とは、明日の人類の姿であると同時に、永遠に生きる”人間”の住み家である。あらゆる人々に門を開く風の谷。そこには暴力ではなく、やさしさが、生きていく力強さがあり、あふれる人々の喜びと哀しみ、人生がある。これこそナウシカの、我々の住む場所である。第1曲の”風の伝説”をくりかえし、ここにシンフォニー「風の谷のナウシカ」は終っていく。
 弦乐器的旋律构成了终曲,传达着人类、人们、我们的故事。风之谷既是明日人类的模样,也是永远活着的“人类”的居所。向所有人敞开大门的风之谷。那里没有暴力,有的是温柔,是生存的力量,是洋溢的人们的喜悦与悲伤,是人生。这正是娜乌西卡,我们居住的地方。重复第一曲“风的传说”,交响曲《风之谷》在此落下帷幕。