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11月1日(木)
今日から11月。今年の秋は気温が高く、なかなか秋めいてこないと思っていたのだが、ジブリの社屋に絡まるツタを見上げると、いつの間にか紅葉が始まっている。そろそろ、朝晩の冷え込みも始まったし、季節は確実に進行しているのですね。
「スタジオのツタも黄色くなってきました」
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11月1日(星期四)
今天開始進入11月。今年的秋天氣溫較高,感覺一直沒有真正進入秋天的氛圍,但抬頭看看吉卜力工作室建築上纏繞的藤蔓,不知不覺間已經開始變紅了。早晚的寒意也逐漸開始,季節確實在穩步推進。
「工作室的藤蔓也開始變黃了。」
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11月2日(金)
本日は「ポニョ」のラッシュの日。今日のラッシュは15cut。ここ数週間、ラッシュで行われるcut数が少なくなってしまっている。やはり作監・動画上がり数が少ない為、仕上げ作業に回せるcutが少なくなってしまい、厳しい状況が続いています・・・この状況が続けば続く程後半の巻き返しがキツクなるので、早めにこの状況を打開しなければならないと感じている制作部なのである。
夕方、「1スタ1階のバーに、すごいものが届いたから見に来て」という連絡がPD室室長の白木さんから入る。何だろうと思って出かけたら、確かにすごい花が届いているではないですか。徳間ジャパンを傘下に持つ第一興商の保志さんから、中日ドラゴンズ日本一のお祝いの花だ。こんな気の利いたことをやらかしてくれるのは、保志さんだけ。鈴木さんが大ウケで喜んでいたのは言うまでもなく、スタッフもみんな大爆笑だった。保志さん、いつもありがとうございます。
「バーに届いた見事な花です。ありがとうございました」
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11月2日(星期五)
今天是《懸崖上的金魚姬》的剪輯日。今天的剪輯有15個鏡頭。最近幾周,剪輯的鏡頭數量減少了。果然是因為作畫監督和動畫完成的數量較少,導致能夠進行最終處理的鏡頭減少,情況變得嚴峻……這種情況持續得越久,後期的壓力就會越大,所以製作部門覺得必須儘早打破這種局面。
傍晚,製作室室長白木先生發來消息說:「1樓酒吧有很厲害的東西到了,快來看看。」我好奇地走過去,果然看到了一束非常漂亮的花。這是由德間日本旗下的第一興商的保志先生送來的,慶祝中日龍隊奪得日本第一的祝賀花。能做出這麼貼心的事情的,只有保志先生。鈴木先生非常高興,笑得合不攏嘴,工作人員們也全都大笑起來。保志先生,非常感謝您。
「送到酒吧的美麗花朵。非常感謝。」
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11月4日(土)
第12回アニメーション神戸で高畑監督が特別賞を受賞することになり、広報部は神戸まで日帰り出張する。表彰式では、顔見知りの人にたくさんあったし、実行委員長の神谷明さんは、小さいころからアニメーションで育ってきた自分たちには憧れの人だったのだが、お会いしてみるととても親しみやすく話しやすい方だった。ただ、現在のアニメーション業界に対してもかなり問題意識をお持ちのようで、いろいろと印象深かった。
「市長も出席する立派な表彰式でした」
空き時間に高畑監督とコーヒーを飲みに出かけたのだが、その商店街の入り口にあった、「神戸屋」という喫茶店が時代が止まったような雰囲気を醸し出す不思議なお店だった。メニューにも「トース」という不思議な文字が並び、ほかに来ているお客さんはおばあさんの二人連れだけだった。また、値段がびっくりするほど安く、コーヒー一杯250円、オーレが300円という、いつの時代だろうという価格。入り口に掲げてあったモーニングサービスは、トース(ト?)か卵がついて270円なのだそう。先週、「続・三丁目の夕日」を見たばかりだが、まさに昭和の匂いがする空間だった。神戸、侮れません。
「昭和の雰囲気漂う店内の様子」
「"トース"とはなんぞや?」
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11月4日(周六)
在第12屆神戶動畫節上,高畑勛導演獲得了特別獎,公關部當天往返神戶出差。在頒獎儀式上,遇到了很多熟人,執行委員長神谷明先生是我們從小在動畫中成長起來的偶像,但見面後發現他非常平易近人,容易交談。不過,他對當前動畫行業似乎也有不少問題意識,令人印象深刻。
「市長也出席了這場盛大的頒獎儀式。」
在空閒時間,和高畑導演一起出去喝咖啡,那家商店街入口的「神戶屋」咖啡館有一種時光停滯的奇妙氛圍。菜單上還列着「トース」這樣奇怪的文字,其他客人只有兩位老太太。而且價格便宜得驚人,一杯咖啡250日元,橙汁300日元,簡直不知道是哪個時代的價格。門口掛着的早餐服務,包括「トース」(ト?)和雞蛋,只要270日元。上周剛看了《續·三丁目的夕陽》,這裡簡直就是昭和時代的氣息。神戶,不可小覷。
「店內瀰漫着昭和時代的氛圍」
「'トース'到底是什麼?」
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11月5日(月)
月曜日は毎週、美術監督の吉田さんと今週内に作業する事をリストアップし確認を行なう打ち合わせをしている制作部。
制作状況も追い込みに入り、なるべく各部が効率良く作業が進められる様に、吉田さんには美術各人に作業してもらうカットと背景上がりとして出していくカットを細かく指定して作業を行なってもらっている。時間とカットに追われながらも、制作部に回ってくる背景のどれもすべてが、とても優しくそして温かい。追い込みの緊迫した状況の中で制作陣全員がその優しい背景を見て、どれだけ心を落ち着けられたことか。宮崎監督が「今回の背景は、吉田さんの人柄そのもの!」と繰り返し言っているのが、本当に良くわかる。来年の夏には、きっと沢山の人に吉田さんの人柄が伝わる事だろう。
ロシア文化フェスティバルのパーティに出かける「雪の女王」チーム。都内のホテルで行なわれる、VIPも参加しての大きなパーティに、正直なところ、居心地が悪く、なんとなく場違いな感じが否めない。ただ、日本語訳を初め、とてもお世話になっている翻訳家の児島宏子さんにいろいろ優しくしてもらって、本当にありがたいことだなあと思い、感謝した夜であった。
「やはり、ロシアのパーティ。赤が印象的でした」
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11月5日(星期一)
每周一,製作部都會與美術監督吉田先生進行會議,確認本周內需要完成的工作任務。隨着製作進入衝刺階段,為了讓各部門能夠更高效地推進工作,吉田先生詳細指定了每位美術人員需要完成的鏡頭以及作為背景提交的鏡頭,並指導他們進行工作。儘管時間緊迫、任務繁重,但製作部收到的每一幅背景都充滿了柔和與溫暖。在緊張的衝刺階段,全體製作人員看到這些溫暖的背景,內心都得到了極大的撫慰。宮崎導演多次提到:「這次的背景,完全體現了吉田先生的性格!」這句話讓人深有感觸。相信到了明年夏天,吉田先生的性格一定會通過作品傳達給許多人。
「雪之女王」團隊參加了俄羅斯文化節的派對。這場在東京某酒店舉行的大型派對,邀請了眾多VIP參加,說實話,我們感到有些不適,總覺得有些格格不入。不過,翻譯家兒島宏子女士對我們非常照顧,尤其是在日語翻譯方面,讓我們感到非常感激。這個夜晚充滿了感謝之情。
「果然是俄羅斯的派對,紅色給人留下了深刻印象。」
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11月6日(火)
今日は、特別なシーンを担当している原画さん二人とスケジュールの打ち合わせを行なう。特別なシーンとは、映画のタイトルを出すオープニングシーンの事。オープニングシーンは、本編の作画スタイルとは全く異なるスタイルで描かれる事になっている。
先週1cutそのシーンの原画が上がった為、メインスタッフでそれを見ながら各セクションでどういった処理を行なっていくのかが話し合われた。制作部は担当原画の二人にその内容を伝え、どういうやり方でペースを上げていくのかを相談して今後のスケジュールを見据えながら話し合いを行なった。このシーンは原画の作業量も相当重いので、1cut1cut予定を立てて進めなければならず、とても渋い打ち合わせとなった。最後に「頑張ります!」と席に戻っていく二人に、深々と頭を下げる制作部であった。
会社のいたるところで甘い香りがただよっている。先週、な○○○さんからスタジオのスタッフに届けられたラフランスが、丁度食べごろになってきたのだ。さっそく、打ち合わせに、PD室のまゆちゃんがむいてくれたラフランスが差し入れられて、みんなで美味しく頂く。本当に、美味しい秋の味覚でした。
「みずみずしくて、甘い香りが漂ってきます」
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11月6日(星期二)
今天,我與負責特別場景的兩位原畫師進行了日程安排的討論。這個特別場景指的是電影的開場畫面,即展示電影標題的部分。開場畫面將以與正片完全不同的繪畫風格呈現。
上周,這個場景的第一張原畫已經完成,因此主要工作人員一起觀看了這張原畫,並討論了各個部門將如何處理接下來的工作。製作部向兩位負責的原畫師傳達了這些內容,並商討了如何加快進度,同時展望了未來的日程安排。由於這個場景的原畫工作量非常大,必須為每一張原畫制定計劃,因此這次討論變得非常緊張。最後,製作部向兩位原畫師深深鞠躬,他們回到座位時說道:「我們會加油的!」
公司各處都瀰漫着甜美的香氣。上周,○○○先生送給工作室員工的拉法蘭斯梨,現在正好到了最佳食用期。在會議期間,PD室的麻由小姐為我們削好了拉法蘭斯梨,大家一同享用。這真是秋天美味的享受。
「梨子水潤多汁,甜美的香氣四處飄散。」
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11月7日(水)
夜も更けてメインスタッフのブースに行ってみると、宮崎監督の机の横に見慣れない紙が貼り付けてある。それは大きな文字で「ポニョ」の残りのストーリーがシーン毎に大まかに書かれている、シークエンス表だった。これまで最後の部分が埋まっていないシークエンス表は机の横に貼ってあったが、遂に最後まで埋まったシークエンス表が貼り出されたのだ。待望の絵コンテUPも近い!と色めき立つ制作陣。そんな秋の夜長の出来事だった。
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11月7日(星期三)
夜深了,我來到主創人員的辦公室,看到宮崎導演的桌旁貼着一張陌生的紙。那是一張序列表,上面用大字寫着《懸崖上的金魚姬》剩餘的故事,按場景大致列出。之前,序列表的最後部分一直空缺,貼在桌旁,但終於,一張填滿的序列表被貼了出來。期待已久的分鏡頭腳本也即將完成!製作團隊為此興奮不已。這就是那個秋夜發生的事情。
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11月8日(木)
天気が良いので屋上に出てみると、いつのまにやら秋の風情。緑の勢いがなくなって、枯れ葉も目立つようになってきた。ふと、藪のなかに白く動くものの気配が...と思ったら、ウシコである。いつの間にか屋上に上がって、本当に気持ちよさそうに昼寝をしていて、ああ、ネコが羨ましいと思う、ジブリの午後なのである。
「ウシコがどこにいるか、わかりますよね!?」
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11月8日(星期四)
天氣很好,於是來到屋頂,不知不覺間已有了秋天的氣息。綠色的生機減弱了,枯葉也開始顯眼起來。忽然,感覺灌木叢中有白色的東西在動……原來是牛子。不知何時它已經上到屋頂,非常舒服地午睡着,啊,真是羨慕貓咪,這是一個吉卜力的下午。
「你知道牛子在哪裡嗎!?」
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11月9日(金)
来週火曜日から三日間、ジブリは恒例の社員旅行を迎える。今回の旅行先は、奈良の□□だ。スタッフも休み時間に奈良のガイドブックを読んでいたり、ネットで調べていたり、とても楽しみにしている様子。追い込みの中、疲れが溜まっているスタッフ達には良いリフレッシュになることだろう。
そんな中、制作部ポスプロ班の古城さんが大宴会の司会を務める事になり、新人のサンキチも飛び切りの演出でスタッフの笑いを取りにいくらしい。是非、制作部として盛大に旅行を盛り上げスタッフの慰労をして欲しいと、他人事と割り切って見守っている他の制作陣であった・・・。
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11月9日(星期五)
下周星期二開始,吉卜力將迎來為期三天的例行員工旅行。這次的旅行目的地是奈良的□□。員工們在休息時間也紛紛閱讀奈良的旅遊指南,或在網上查找相關信息,顯得非常期待。在緊張的衝刺階段,這次旅行對於疲憊的員工們來說無疑是一次很好的放鬆機會。
在這樣的背景下,製作部後期製作組的古城先生將擔任大宴會的主持人,而新人三吉也將以精彩的表演來逗樂大家。其他製作組成員則抱着旁觀者的心態,希望製作部能夠為這次旅行增添熱鬧氣氛,好好慰勞一下大家……。
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11月10日(土)
昨日の日誌で書いてあった社員旅行。当然、メインスタッフは全員ジブリに残ってお見送りです。劇場公開が翌年に迫ると、毎作品、同じ状況に・・・。
深夜、美術監督の吉田さんと作画監督補の稲村さんがなにやら話し合いをしているので近づくと、「東北はどうですか?」、「いや、南の方がいいですね~」とか聞こえてくる。そう二人は、来年の社員旅行先の希望を話し合っているのだった・・・。「きっと、二人の希望の旅行先になりますよ」と根拠の無い慰めの言葉を掛ける制作部であった。
※どうぞスタッフの皆様、メインスタッフへのお土産は「滋養豊富・風味絶佳」な物にしてあげて下さい!制作部からのお願いです。
ヨミウリオンラインの取材で、"モーニング娘。"の高橋愛さんが来社。「雪の女王」を観て、依田記者の取材を受ける。高橋さんは、本当に明るくて素直な女の子でした。時間が限られていたのですが、少しだけジブリの社内も見学してもらい、本人にもとても喜んでいただけたようです。亜細亜大近くの後藤商店のサンドイッチをおいしいと喜んでパクパク食べていただけたことも印象的でした。今度は、ジブリ美術館に遊びに来てください。インタビュー記事は13日の午後からヨミウリオンラインの特集ページ「ジブリをいっぱい」からご覧いただけます。
「インタビューの様子。依田記者も熱が入っていました」
(ここから、サンキチ日誌をノーカットでお届けします)
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11月10日(周六)
昨天的日誌中提到的員工旅行。當然,主要工作人員都留在吉卜力送行。每當電影即將在次年上映時,每部作品都會遇到相同的情況……
深夜,美術監督吉田先生和作畫監督補稲村先生正在討論着什麼,走近一聽,聽到他們在說「東北怎麼樣?」、「不,南方更好吧~」。原來他們正在討論明年員工旅行的目的地……製作部安慰他們說:「肯定會去你們希望的地方的。」雖然這話毫無根據。
※請各位同事,給主要工作人員帶些「營養豐富、風味絕佳」的土特產吧!這是製作部的請求。
在《讀賣新聞》在線的採訪中,「早安少女組。」的高橋愛小姐來到公司。她觀看了《雪之女王》,並接受了依田記者的採訪。高橋小姐真是個開朗又直率的女孩子。雖然時間有限,但還是讓她稍微參觀了吉卜力的公司內部,她似乎也非常高興。她還對亞細亞大學附近的後藤商店的三明治讚不絕口,吃得津津有味。下次請來吉卜力美術館玩吧。採訪文章將於13日下午開始在《讀賣新聞》在線的特別頁面「滿滿的吉卜力」中發布。
「採訪的場景。依田記者也非常投入。」
(從這裡開始,我們將完整呈現三吉日誌)
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11月12日(月)
明日は、いよいよ社員旅行【奈良】です!!
一日目の夜に開催される宴会での出し物で、ベルの演奏を披露することになりました。
本番が近づくにつれて、ベル部員たちのドキドキ度指数は急上昇。
自然と練習にも熱が入り、今日は本番さながらのリハーサルが開始されました。
今回、明日のために用意した曲は2曲。
どちらも、奈良の和の風景にぴったりのものを用意しました。
最初は、しっとりと「日本昔ばなし」の曲を披露する予定です。
そして、最後は座敷にぴったりの曲「笑点」のテーマ曲を演奏します。
どちらも、ベルでやると変わった印象を与えてくれて楽しいものに仕上がりました。
さてさて明日が本番です。出来上がりのレベルは10のうち7.5といった感じでしょうか?
なにせ300人近いスタッフのまえで演奏するのは初めてなので・・・。
ワクワクとドキドキで今夜は眠れそうにありません。苦笑。
たった、2週間という短い練習期間でしたが、後悔しない演奏にしていきたいです。
「只今、リハーサル中☆本番では座布団の上で演奏する予定!
上の写真はお辞儀の練習をしているところです」
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11月12日(星期一)
明天就是期待已久的員工旅行【奈良】了!!
在第一天的晚上舉行的宴會上,我們將表演鐘琴演奏。
隨着正式表演的臨近,鐘琴部成員們的緊張指數急劇上升。
自然而然地,練習也變得格外認真,今天開始了如同正式演出般的彩排。
這次為明天準備了兩首曲子。
兩首都是與奈良的和風風景完美契合的曲子。
首先,我們計劃演奏一首充滿韻味的《日本昔話》的曲子。
然後,最後一首是適合座敷的曲子《笑點》的主題曲。
兩首曲子用鐘琴演奏都帶來了不同的印象,變得非常有趣。
那麼,明天就是正式演出了。完成度大概在10分中的7.5分左右吧?
畢竟這是第一次在近300名員工面前演奏……
今晚因為興奮和緊張,恐怕難以入睡了。苦笑。
雖然只有短短兩周的練習時間,但我們希望能在演出中不留遺憾。
「現在正在彩排中☆正式演出時我們計劃在座布團上演奏!
上面的照片是我們在練習鞠躬的樣子。」
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11月13日(火)
今日は、わたくし制作部のサンキチがジブリの初社員旅行についてお伝えします。
まず、今回の社員旅行で感じた最大の感想は、ジブリスタッフ&美術館スタッフの皆さんはなんと心の優しい寛大な方が多いことだろうかと感じたことです。(涙)
どういうことかと申しますと・・・・
今回も、中年サラリーマンの悲哀を歌い、団塊世代を中心に支持されている藤岡藤巻さんの藤巻さんが一緒に旅行に参加してくださり、宴会場での出し物で、またもトップバッターを見事に務め上げてくださいました!!
その3曲のうちの2曲は12月5日【水】に発売される
マキシシングル「崖の上のポニョ」の曲だったのですが、ご存知の通り「崖の上のポニョ」という曲はデュエット曲となっており、大橋のぞみちゃんという可愛い女の子が歌っているのです。しかし今回の宴会で、何故かわたくし新人サンキチがのぞみちゃんのパートを歌うことになってしまったのです。
ジブリの社員旅行は、スタジオジブリのスタッフだけでなく、ジブリ美術館のスタッフと一緒に旅行に行くため、ざっと300人近い団体で動くことになります。
こんな大勢の前で歌った経験の無いサンキチは、当然頭の中が真っ白になり、足と声が震え、高音部分では声が出ずに変な音となり、眉間にシワを寄せながら300人の前でオンチな歌声を披露してしまったのです【苦笑】
(その模様を、当日撮影したビデオからご紹介します By広報部)
せっかくの藤巻さんのいい声を私のせいでおかしくしてしまい、凹んでいたのですが、
思いのほか、スタッフが私に掛ける言葉は優しく、慰めて?褒めて?くれたのです【笑】
そんな、沢山のスタッフの優しさ?いや慰め?【苦笑】に触れ、今では逆に、こんな滅多にない経験を与えられたことに感謝しております。【立ち直りの早いヤツです。笑】
しかし、どうやらその日の夜、多くのスタッフの頭の中で「ポニョ」の曲が頭の中で鳴り響いていて眠れなかったらしいです・・・・。
それほど、「ポニョ」の曲は頭に入りやすくて覚えやすい曲なのです!!!
ぜひ、みなさん、12月5日に発売のマキシシングル 「崖の上のポニョ」のCDを買ってみてください!!!!!! と、ちゃっかり宣伝しちゃいます【笑】
でも、本当にテンポが良くてすぐに覚えられちゃうんですよ!!絶対楽しい気分になること間違いないので、期待して発売日まで待っていてくださいね☆
個人的には2曲目の「フジモトのテーマ」も、とても気に入っています。
今までのジブリにはなかった新しい感じの曲に仕上がっており、歌詞がとてもいいです◎こちらにも、ぜひぜひ注目してみてください!!!
そして、旅行後、会社でお留守番をしていた制作の渡邊さんと伊藤さんは、
「サンキチどうだった??」と、興味津々で聞いてきます。
「高音が出なくて大変でした」と伝えると・・・
「サンキチ、おいしい役やったねぇ。シメシメとニタリ顔。」旅行に参加していないはずのお二人が、一番楽しそうな顔をしていることに気づいたサンキチ・・・。
お陰で私は、緊張で寝られませんでしたぞよぉぉぉぉぉぉ【苦笑】
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11月13日(星期二)
今天,由製作部的我,三吉,為大家報道吉卜力的首次員工旅行。
首先,這次員工旅行讓我感受到的最大感想是,吉卜力工作室和美術館的大家是多麼心地善良、寬宏大量的人啊。(淚)
具體來說……
這次,以中年上班族的悲哀為主題,深受團塊世代支持的藤岡藤卷的藤卷先生也一起參加了旅行,在宴會上的表演中,他再次出色地擔任了開場嘉賓!!
他演唱的三首歌中有兩首是12月5日(星期三)即將發行的單曲《懸崖上的金魚姬》中的歌曲。眾所周知,《懸崖上的金魚姬》是一首二重唱,由可愛的小女孩大橋望演唱。然而,在這次宴會上,不知為何,我這個新人三吉竟然要唱望醬的部分。
吉卜力的員工旅行不僅是吉卜力工作室的員工,還包括吉卜力美術館的員工,所以總共有近300人一起行動。
從未在這麼多人面前唱過歌的我,當然腦子裡一片空白,腿和聲音都在顫抖,高音部分發不出聲音,變成了奇怪的聲音,皺着眉頭在300人面前展示了我那跑調的歌聲【苦笑】。
(由公關部從當天拍攝的視頻中為大家展示)
由於我的原因,藤卷先生的好聲音變得奇怪,我感到非常沮喪,但出乎意料的是,大家對我說的都是溫柔的話,安慰我?還是誇獎我?【笑】
接觸到這麼多員工的溫柔?還是安慰?【苦笑】,現在反而感謝這次難得的經歷。【我恢復得很快。笑】
不過,據說那天晚上,很多員工的腦子裡都迴響着《金魚姬》的旋律,導致他們睡不着覺……
由此可見,《金魚姬》的旋律是多麼容易記住的歌曲!!!
大家一定要在12月5日發行的單曲《懸崖上的金魚姬》的CD上市時買來聽聽哦!!順便做個宣傳【笑】
不過,這首歌的節奏真的很好,很容易記住!!絕對會讓你心情愉快,所以請期待發行日吧☆
我個人也非常喜歡第二首《藤本的主題》。
這首歌與以往的吉卜力作品不同,有一種全新的感覺,歌詞也非常棒◎請大家一定要關注這首歌!!!
旅行結束後,在公司留守的製作部的渡邊先生和伊藤先生,
「三吉,怎麼樣??」他們興致勃勃地問我。
「高音唱不出來,真是夠嗆。」我告訴他們……
「三吉,你可是撿了個好差事啊。」他們露出得意的笑容。明明沒有參加旅行的兩個人,卻笑得最開心,我注意到了……
多虧了他們,我緊張得睡不着覺啊【苦笑】
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11月14日(水)
社員旅行2日目を迎えました。
今日は、一日中自由行動ということで、世界遺産ツアー(高野山)へ行く者、自転車や車をレンタルして遠くまで出掛ける者、旅館周辺を散策して楽しむ者、山登りや神社めぐりを楽しむ者、京都まで出て行く者など、皆それぞれに旅行を楽しんだようでした。
そして、なんといっても2日目の夜の澄み切った夜空に輝く満点の星たちが大好評で、
ほとんどのスタッフが夜な夜な旅館の庭やら公園やらに出て行き、流れ星を見つけては感嘆の声をあげていました。
東京ではなかなか味わえない最高の夜をそれぞれが満喫できた日となりました。
「緑・赤・黄色のコントラストが綺麗でした◎」
「今日は快晴だったので青空へ影おくりをしました【笑】」
「お土産屋さんでホラ貝を一生懸命吹くIさん。お値段9万円!!」
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11月14日(星期三)
迎來了公司旅行的第二天。
今天是一整天的自由活動,有人參加了世界遺產之旅(高野山),有人租了自行車或汽車去了遠方,有人在旅館周邊散步享受,有人去爬山或參拜神社,還有人去了京都,大家各自享受了旅行。
而最受歡迎的莫過於第二天夜晚清澈的夜空中閃耀的滿天繁星,
大多數員工晚上都跑到旅館的庭院或公園裡,看到流星時發出驚嘆聲。
每個人都享受到了在東京難以體驗到的最美好的夜晚。
「綠色、紅色、黃色的對比非常美麗◎」
「今天天氣晴朗,所以向藍天投下了影子【笑】」
「在紀念品店裡努力吹海螺的I先生。價格9萬日元!!」
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11月15日(木)
今日は、社員旅行最終日です。
午前中は、奈良ツアーが組み込んであり、奈良の大仏を見たり、鹿にせんべいをあげたり、美味しい葛餅やら抹茶やらを堪能する者や、博物館や美術館を見学する者、自由に行きたい所へいって、途中合流する者など様々でした。
制作部の仲澤さんは、鹿にせんべいをあげる際、鹿がすごくお腹を空かせていたらしく、足をかじられてしまったらしいです。(汗)
「鹿って咬んだら痛いっすよ!」と興奮気味で話してくれました【笑】
「皆さん、鹿に咬まれないようにしてくださいね【笑】」
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11月15日(星期四)
今天是公司旅行的最後一天。
上午安排了奈良的行程,大家有的去看了奈良大佛,有的給鹿餵餅乾,還有的品嘗了美味的葛餅和抹茶,也有人參觀了博物館和美術館,或者自由前往想去的地方,途中再匯合,活動豐富多彩。
製作部的仲澤先生在給鹿餵餅乾時,似乎鹿非常餓,結果被鹿咬到了腳。(汗)
他興奮地告訴我們:「鹿咬人真的很痛哦!」【笑】
「大家要注意,別被鹿咬到了哦【笑】」
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11月16日(金)
社員旅行もあっという間に終わり、一気に現実の世界に戻って参りました。
各部署の机の上には様々なお土産が並び、賑やかになっています。【笑】
さて、今日はHABUの日です。
先日の宴会での演奏の反省会が行われました。
大きな問題点は3つです。
①各人の音の粒(大きさ)を一定に揃えること
②パフォーマンスをもう少し取り入れること
③強弱をつけること
以上の3点を重点的に練習していこう!!ということになりました。
といっても、これがなかなか難しいのですが・・・
しかし、宴会での演奏は、短い練習にしてはまぁまぁの出来となり、「良かったよ!」
という声をあちこちからいただきました◎
現在使用している楽器は、ミュージックベルですが、いつかはハンドベルで演奏をしたい!という願いを込め、スポンサーを募集しているということを、司会の古城さんからベル部を紹介する際に言ってもらいました!
すると演奏の次の日、何とすごいことにプロデューサーの鈴木さんご自身が、
部長のところまでいらっしゃり、「スポンサーになっても良い」とおっしゃってくださったのです!!!!!!(驚)
これにはHABU一同、大感激☆しかし、1オクターブで60万円。これくらいなら出せるとのことでしたが、部長が「1オクターブじゃ、音楽を演奏できないんです・・・」と伝えたところ、「それなら考えさせて」とのお返事だったそうです【笑】
しかし、1オクターブなら投資を考えても良いと思ってくださっただけでも、HABU一同、大変嬉しく思っております☆☆☆。鈴木さん、ありがとうございます♪♪
私たちHABUの夢は、ポニョのイメージアルバムの一番最後に特典(おまけ)として曲を載せていただき、CDデビューを果たすことです【けっこう本気です】笑。
この場を借りまして、鈴木様へHABU一同より、是非ともご検討の程よろしくお願い申し上げます【笑】!!
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11月16日(周五)
公司旅行轉眼間就結束了,一下子回到了現實世界。各個部門的桌子上擺滿了各種各樣的特產,顯得非常熱鬧。【笑】
今天是我們HABU的日子。前幾天宴會上的演奏進行了反思會。主要的問題有三個:
① 每個人的音粒(音量)要統一
② 多加入一些表演元素
③ 加強強弱對比
我們決定重點練習以上三點!雖然說起來容易,做起來卻相當難……
不過,宴會上的演奏雖然練習時間不長,但效果還不錯,得到了很多「很棒!」的誇獎◎
目前我們使用的樂器是音樂鈴,但我們一直希望能用手鈴演奏!在介紹HABU時,主持人古城先生也提到了我們在尋找贊助商的事情!
沒想到,演奏的第二天,製作人鈴木先生竟然親自來到部長那裡,表示「可以考慮成為贊助商」!!!!!!(驚訝)
這讓HABU全體成員都非常感動☆不過,一個八度的手鈴需要60萬日元。鈴木先生表示這個金額還可以接受,但部長告訴他「一個八度無法演奏完整的音樂……」,鈴木先生回覆說「那讓我再考慮一下」【笑】
不過,鈴木先生願意為一個八度考慮投資,已經讓HABU全體成員非常開心了☆☆☆。鈴木先生,非常感謝您♪♪
我們HABU的夢想是,能在《懸崖上的金魚姬》的印象專輯的最後作為特別附贈曲目收錄我們的演奏,實現CD出道【我們是認真的】笑。
藉此機會,HABU全體成員向鈴木先生鄭重請求,請務必考慮我們的請求【笑】!!
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11月17日(土)
ぐっと、寒くなってきました。
メインスタッフの中にもカゼを引いてしまった方がチラホラいて、少し辛そうです。
また、作画スタッフの中にもマスクをしている方もいて、追い込み時期なだけに心配です。皆様、どうぞ、カゼには十分気をつけてください。
けれども、そんな中、宮崎さんはとても元気です(驚)
そして、口癖のようにいつもサンキチの顔を見てこうおっしゃいます。
宮崎さん:「サンちゃん(サンキチのことです)あなたは頭がい骨の骨格からすでに笑っていますね。(ニヤリ)」
サンキチ(心の中で):わ、わたしの顔って一体・・・・。
密かにマジマジと鏡をみつめるサンキチでした。
「オシャレなスタッフのスカジャン☆カッコ良すぎるゼッ☆」
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11月17日(周六)
天氣突然變得寒冷起來。
主要工作人員中也有不少人感冒了,看起來有點辛苦。
此外,作畫人員中也有戴着口罩的人,正值衝刺階段,真是讓人擔心。大家一定要注意保暖,小心感冒。
不過,在這樣的情況下,宮崎先生卻非常精神(驚訝)。
而且,他總是像口頭禪一樣看着三吉的臉,這樣說道:
宮崎先生:「小桑(指三吉),你的頭骨結構就已經在笑了呢。(微笑)」
三吉(心裡):我、我的臉到底是怎麼回事……
三吉偷偷地仔細盯着鏡子看。
「時尚工作人員的橫須賀夾克☆太帥了☆」
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11月18日(日)
ジブリ野球部の練習試合が行われる。対戦相手はジブリ海外事業部武田さんの大学時代の同級生チーム!!ジブリ野球部のここまで対戦成績は0勝4敗・・・今日の試合こそはと皆意気込んで試合に望みました。
結果は欲しくも2点差で負け・・・。負けはしたもののようやく試合らしい試合ができたので少しは練習の成果が見られる試合になりました。
「試合開始前のグラウンド」
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11月18日(周日)
吉卜力棒球部進行了一場練習賽。對手是吉卜力海外事業部的武田先生大學時代的同學隊!!吉卜力棒球部至今的戰績是0勝4敗……大家都滿懷期待,希望今天的比賽能夠取得勝利。
結果卻以2分之差遺憾落敗……雖然輸了,但終於打出了一場像樣的比賽,也算是看到了練習的成果。
「比賽開始前的球場」
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11月19日(月)
「ポニョ」の現在の数字
レイアウト・・924cut
原画・・・・・717cut
作監・・・・・623cut
動画・・・・・585cut
背景・・・・・686cut
仕上げ・・・・541cut
撮影・・・・・516cut
さて完成映像もようやく500cutを越え、今後更なるペースupをしていかなければならない状況です。映像の方も勿論ですがそろそろ音響作業も動き始め、イメージアルバムの制作やオーディションなどこれから更に忙しくなる事でしょう。どの部署も年明けから追い込みのピークに達してかなり忙しい事になると思います。急に寒くなり始めたので体調管理には気をつけて、なんとか追い込みを乗り切っていきたいと感じるジブリ一同なのです。
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11月19日(星期一)
《懸崖上的金魚姬》目前的進度
分鏡:924個鏡頭
原畫:717個鏡頭
作畫監督:623個鏡頭
動畫:585個鏡頭
背景:686個鏡頭
後期:541個鏡頭
攝影:516個鏡頭
目前完成的影像終於超過了500個鏡頭,今後必須進一步加快進度。除了影像工作外,音效工作也即將開始,製作印象專輯和進行試音等工作將會讓我們更加忙碌。預計從新年開始,各個部門都將進入最緊張的階段,工作會非常繁忙。天氣突然變冷,吉卜力的全體成員都希望注意身體健康,努力度過這段緊張的時期。
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11月20日(火)
「ポニョ」のこれまでに上がってきた原動画・撮影済みcut約500cutずつが制作倉庫に保管されているのだが、保管できるスペースがとうとう限界に達しスペースが残り僅かになってしまう。
さすが1cut平均が多いだけあり500cut前後で倉庫は一杯一杯。
なんとかして場所を確保しなければと思う制作陣なのである。
午後は、鈴木さんの「ぴあ」の取材が行なわれる。こうして、屋上で写真を撮るのも、よくある光景なのだが、久々に上がる屋上は、すっかり秋めいていて、空の青さとあいまって、とても良い雰囲気。鈴木さんも、なんだかリラックスしています。今年も残すところ、あと40日。今年も、徐々に暮れてきた感じがしたひと時でした。
「屋上の撮影風景。空が抜けるように青いです」
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11月20日(星期二)
《懸崖上的金魚姬》至今為止已經完成了大約500個原動畫和拍攝完成的鏡頭,這些都被存放在製作倉庫中。然而,倉庫的存儲空間終於達到了極限,剩餘的空間已經所剩無幾。
果然,由於每個鏡頭的平均長度較長,500個鏡頭左右就已經讓倉庫滿滿當當。製作團隊正在想辦法確保有足夠的空間來存放這些材料。
下午,鈴木先生接受了《ぴあ》雜誌的採訪。在屋頂上拍攝照片是常見的場景,但久違地來到屋頂,發現這裡已經完全充滿了秋天的氣息,與天空的藍色相映成趣,氛圍非常美好。鈴木先生也顯得格外放鬆。今年只剩下40天了,感覺這一年也在逐漸接近尾聲。
「屋頂上的拍攝場景。天空藍得仿佛能穿透一切。」
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11月21日(水)
今日は午後から、ある大物の講演会に出かける鈴木Pほかジブリスタッフたち。入り口では持ち物検査や金属チェックまで行なわれ、警戒レベルも尋常ではない。ところが、登場したそのVIPは、案外気さくで飾らない感じの人で、こういう人だから人が集まるのかなあと思ったひと時だった。鈴木さんいわく「宮さんに一番似てる」と。講演を聞かせてもらっただけでなく、握手をしてもらったり、花束を贈呈したり、とても貴重な体験をした不思議な一日だったように思う。
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11月21日(周三)
今天下午,鈴木P和其他吉卜力工作人員去參加了一位大人物的演講會。入口處甚至進行了物品檢查和金屬探測,警戒級別非同尋常。然而,登場的這位VIP卻意外地隨和、不做作,讓人不禁覺得,或許正是這樣的人才能吸引人們聚集在一起。鈴木說:「他最像宮先生。」不僅讓我們聽了演講,還握了手,贈送了花束,真是非常珍貴且奇妙的一天。
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11月22日(木)
今週末の日曜から撮影監督の奥井さんがローマへ出張に行くので、その間のcutの動きについての打ち合わせが行なわれる。「ポニョ」ではレイアウトから動検上がりまでの各セクションのcutの移動の時、奥井さんのチェックが不可欠になります。来週一週間、奥井さんが不在の為、レイアウト、原画等の上がりが奥井さんのチェック待ちになり、1週間分の各セクションの上がりが次の作業に回せなくなってしまいます。それはさすがに不味いという事で来週一杯の上がりの可能性の有るレイアウト、原画、作監、動画上がりを全てリストアップし奥井さんに見てもらいました。
中にはチェックが無いと動かせないcutもありましたが、その他のcutに関してはいつも通りにcutの移動をさせて良いとの事。これでなんとか来週も変わらずcutを動かせそうです。しかしながらやはり、奥井さんのチェックが有るのと無いのでは安心感が違います。奥井さん不在時、大きな問題も無く、無事に1週間乗り越えていきたいと願う制作部なのである。
夜は、新規事業部に参加することになったジブリのエビちゃんこと海老澤さんの歓迎会が、吉祥寺の沖縄料理屋で行なわれる。ジブリの宴会にしては珍しく女性が少ない会で、一角はおやじで、下ネタで、オタクな話題で盛り上がっていた。あきらかに女性には嫌われる話題だったのではないかと思う。こんなディープなジブリの面々ですが、これからよろしくお願いします。
「挨拶するエビちゃん。よろしくお願いします。」
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11月22日(星期四)
由於本周末周日開始,攝影監督奧井先生將前往羅馬出差,因此在此期間關於鏡頭進展的討論會如期舉行。在《懸崖上的金魚姬》中,從布局到動態檢查完成的各個階段的鏡頭移動,奧井先生的檢查是不可或缺的。由於下周奧井先生將缺席一周,布局、原畫等的完成將等待奧井先生的檢查,導致一周內各階段的完成無法進入下一工序。這顯然是不行的,因此我們列出了下周可能完成的布局、原畫、作監、動畫等所有內容,並請奧井先生過目。
其中有些鏡頭沒有檢查就無法移動,但其他鏡頭則可以像往常一樣進行移動。這樣一來,下周我們似乎還能正常推進鏡頭的工作。然而,奧井先生的檢查存在與否,確實讓人感到安心程度不同。製作部希望在沒有奧井先生的情況下,也能順利度過一周,不出現大問題。
晚上,在吉祥寺的沖繩料理店舉行了歡迎會,歡迎新加入新事業部的吉卜力的「小蝦」——海老澤先生。這次吉卜力的宴會比較罕見地女性較少,角落裡一群大叔們用下流話題和宅男話題炒熱了氣氛。顯然,這些話題可能會讓女性感到不適。雖然吉卜力的成員們有些「深不可測」,但今後還請多多關照。
「正在打招呼的小蝦。請多多關照。」
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11月23日(金)
今日は祝日。本来なら会社は休みですが、メインと作画部のフロアは出勤日です。
休日返上で黙々と作業を続ける作画部の面々。その慰労として、制作部伊藤さんからパンと手作りコーンスープの差し入れが。
「寒い時期にピッタリ!勿論大盛況でした」
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11月23日(星期五)
今天是假日。本來公司是休息的,但主創和作畫部的樓層是上班日。
作畫部的成員們放棄休息日,默默地繼續工作。為了慰勞他們,製作部的伊藤先生送來了麵包和自製的玉米湯。
「在寒冷的季節里再合適不過了!當然大受歡迎。」
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11月24日(土)
今日もジブリはお休みの日!なのに、昨日と変わらずメインと作画は出勤して作業に励んでいます。
そんな中、明日の河口湖のマラソンに参加するランラン倶楽部の面々がお昼頃会社から河口湖に向けて出発。皆さん気合が入っていた模様。勿論体調面が一番の心配なので、無理をせず完走を目指して頑張って欲しいと願う、ジブリ一同なのである。
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11月24日(周六)
今天也是吉卜力休息的日子!然而,與昨天一樣,主創和作畫人員依然在上班,努力工作着。
在這樣的情況下,參加明天河口湖馬拉松的跑跑俱樂部成員們中午左右從公司出發前往河口湖。大家看起來都充滿了幹勁。當然,身體狀況是最令人擔心的,吉卜力的全體成員都希望他們不要勉強自己,努力完成比賽。
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11月26日(月)
「ポニョ」が作画IN(クランクイン)してから14ヶ月が経ち、ここまであっという間に時間が過ぎてしまった、と感じているスタッフを他所に、先週の日誌にもあった様に着実に撮影済みのカットは増え続けている。
ふと制作部においてある棚に目をやると、短くなった鉛筆の山が。「ポニョ」が始まった当初はほとんど入ってなかったのに・・・・。嫌でも月日の経過を実感させられ、改めて残りのスケジュールの短さを痛感する制作陣であった。
「山と盛られた、短くなった戦士達」
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11月26日(星期一)
《懸崖上的金魚姬》已經進入作畫階段(開機)14個月了,雖然有些工作人員覺得時間過得飛快,但正如上周的日誌所提到的,拍攝完成的鏡頭數量正在穩步增加。
突然,製作部的一個架子上堆滿了變短的鉛筆。在《懸崖上的金魚姬》剛開始時,這裡幾乎什麼都沒有……這讓人不得不感受到時間的流逝,製作團隊再次深刻意識到剩餘日程的緊迫。
「堆積如山的、變短的戰士們」
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11月27日(火)
ジブリ美術館では、休館日の今日、クリスマス装飾の準備に追われているとのことで、さっそく取材に出かける。今年のクリスマスのテーマは、「雪の女王」ということで、白と青をベースにした飾りと、広報部タムラチエコが買ってきたフィンランドのクリスマスグッズで一杯。ただ、サンタの本場フィンランドでは、クリスマスの飾りとしてワラで出来た人形を飾るようで、館内にワラ人形が溢れていた。日本ではワラ人形は別の意味を持つので、ちょっと怪しい感じだと思ったのだが、慣れてくるとなかなか素朴で可愛く思えてくるのが不思議。みなさんも、是非、観に来てください。
「ワラ人形でいっぱい!」
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11月27日(星期二)
今天是吉卜力美術館的閉館日,館內正在忙於準備聖誕裝飾,我立刻前去採訪。今年的聖誕主題是《雪之女王》,以白色和藍色為基調的裝飾物,以及宣傳部的田村千惠子從芬蘭購買的聖誕商品充滿了整個場館。不過,在聖誕老人的故鄉芬蘭,人們會用稻草製作的人偶作為聖誕裝飾,因此館內也擺滿了稻草人偶。在日本,稻草人偶有着不同的含義,所以一開始覺得有些奇怪,但漸漸覺得它們樸素又可愛,真是不可思議。大家也一定要來看看哦。
「到處都是稻草人偶!」
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11月28日(水)
作画部のTさんのご友人から、ミカンがダンボールで2箱も届く。早速、みんなに御裾分けをしてくれて、冬の風物詩に舌鼓を打つ。例年に比べて、実が小振りらしいが糖度は十分。風邪が猛威を振るっている作画部で、ビタミン一杯のミカンが救世主となってくれると嬉しいのだが。
「冬と追い込みを感じさせる、風物詩の"ミカン"」
「雪の女王」のイベント試写会があって、原宿に越したばかりのヤマハミュージックコミュニケーションズの本社を訪ねるライブラリーチーム。待ち時間にふと横を見ると、大きなマトリョーシカ人形が目に入る。ご存知のようにこのロシアの人形は、胴体の部分で上下に分割でき、中にちょっとだけ小さな人形がはいっているというもの。繰り返し、たくさんの人形が入っているのだが、ちょっと空けて、いくつの人形が入っているのか、知りたくて、全部出してみる。結局23体もの人形が確認できたのだが、ヤマハの人に黙って空けてしまったので、見つからないように戻そうと焦って冷や汗...。
その後、インタビューなどが終わって、帰り際にその部屋を見ると、なんとむ今度は谷山浩子さんが、マトリョーシカを空けて並べているではないですか。なーんだ、みんな空けてみるんだ。結局、暇つぶしのために置いてあったのだなと、ヤマハさんの気配りに納得した瞬間だった。
「ごらんのような人形たちが隠れていました」
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11月28日(星期三)
作畫部的T先生的朋友送來了兩箱用紙箱裝的橘子。我們立刻分給了大家,品嘗着這冬季的風物詩。與往年相比,今年的橘子個頭較小,但甜度十足。在感冒肆虐的作畫部,富含維生素的橘子成了我們的救星,真是令人高興。
「讓人感受到冬天和忙碌的冬季風物詩——橘子」
《雪之女王》的試映會活動舉行,圖書館團隊前往剛剛搬到原宿的雅馬哈音樂傳播總部。在等待的時間裡,偶然瞥見旁邊有一個巨大的俄羅斯套娃。眾所周知,這種俄羅斯娃娃可以從中間分成上下兩部分,裡面裝着稍微小一點的娃娃。反覆打開,裡面裝着許多娃娃,我們忍不住想看看裡面到底有多少個,於是全部拿了出來。結果發現裡面竟然有23個娃娃,但因為我們是偷偷打開的,所以趕緊想把它們放回去,生怕被發現,緊張得直冒冷汗……
之後,採訪等活動結束後,臨走時再看那個房間,沒想到這次是谷山浩子女士在打開並排列那些套娃。原來如此,大家都會忍不住打開看看。最終我們明白了,這些套娃是為了打發時間而放置的,真是雅馬哈的貼心安排。
「正如你所見,這些娃娃們藏在這裡」
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11月29日(木)
先週から出張でローマに行っていた、奥井さんが無事に帰国。
昼に空港について、そのままジブリに出社。帰国の報告に回った後、早速、留守中に溜まったカットのチェック作業を始める。時差が8時間もあって時差ボケもある中、その姿に胸打たれる制作部。当然、観光などする時間もなかったらしい。「でも美味しい、ご飯は食べてきたよ」と嬉しそうに語る奥井さんに少しホッとする制作部であった。
「奥井さんを笑顔にさせたイタリア料理!」
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11月29日(星期四)
上周因出差前往羅馬的奧井先生順利回國。中午抵達機場後,直接前往吉卜力工作室。在完成回國報告後,他立即開始檢查因出差期間積壓的剪輯工作。儘管時差有8小時,且有時差反應,製作部對他的敬業精神感到十分感動。顯然,他也沒有時間去觀光。「不過,我吃到了美味的飯菜。」奧井先生高興地說道,這讓製作部稍微鬆了一口氣。
「讓奧井先生笑容滿面的意大利料理!」
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11月30日(金)
この日は、藤岡藤巻と大橋のぞみちゃんが歌う「崖の上のポニョ」主題歌の振り付け指導の日。振り付け指導に立ち会っていた、制作部長の渡邊さんの話しでは、可愛らしく誰でも歌って踊れる振り付けになっていたそうだ。発売が12月5日(水)に迫り、テレビやラジオ出演も多数予定されているので、是非その愛くるしい踊りを覚えて、家族みんなで踊ってみて下さい。全国の子供たちが可愛らしく踊る姿を想像すると、今から楽しみでならない。
夜は、日本テレビさんのご厚意で、「マリと子犬の物語」(12月8日公開)の試写が行なわれる。橋本晋治さんが応援シンボルキャラクター犬を制作したこともあって、実現したもの。実は、「続・三丁目の夕日」のフィルムの冒頭に予告編が入っていて、「予告編だけで泣ける」と評判だった映画である。試写に参加するスタッフには「ハンカチ2枚必要」といわれていたのだが、確かに、その評判どおりの出来だったとか。是非とも、この冬、家族でご覧下さい。
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11月30日(星期五)
這一天是藤岡藤卷和大橋望美演唱的《懸崖上的金魚姬》主題曲的舞蹈指導日。據製作部長渡邊先生介紹,舞蹈設計得非常可愛,任何人都能輕鬆跟着唱跳。歌曲將於12月5日(星期三)發行,並且安排了多次電視和廣播的宣傳活動,希望大家都能學會這可愛的舞蹈,和家人一起跳起來。想象全國孩子們可愛地跳舞的樣子,現在就已經迫不及待了。
晚上,在日本電視台的盛情邀請下,舉行了《瑪麗與小狗的故事》(12月8日上映)的試映會。由於橋本晉治先生製作了支持象徵角色的小狗,這次試映得以實現。實際上,這部電影的預告片被放在了《續·三丁目的夕陽》的開頭,被譽為「只看預告片就能讓人落淚」的電影。參加試映的工作人員被告知「需要帶兩條手帕」,果然,電影正如傳聞中那樣感人。這個冬天,請一定要和家人一起觀看。
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