文档:機甲創世紀 音樂集 Vol.2

出自宫崎骏与久石让中文百科
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星目がちなヒーローへ愛をこめて
作曲家 久石譲
向睜着星眼的英雄們傳遞愛
作曲家 久石讓
最初から申し訳ないことだが、正直なところテレビ・アニメーション(以下”アニメ”という)を、ほとんど見ていない。というよりも、テレビそのものを見る時間がない。僕の担当した番組も第1回目の放送は必ず見るが、その後は見ることが少ない。それは僕だけでなく、レコード会社のディレクター、現場のアニメーターの皆さんにしても同じではないだろうか?(と、勝手に思ってなぐさめている) したがってアニメについて語れることはあまりないのである。おわり、ジャン!……

お、まあ、いつもながら強引に終末を迎えるのだが、今回は違う。なにせ注文(御用聞きみたいだが)が、二枚目的に、だからネ、二枚目的にネ。(どういう原稿依頼の仕方ジャ)(編集部注、久石氏の二枚目とアルバムの2枚目をかけたのだが、氏は200字詰2枚のつもり)。で、さっきの話に戻るけど、はやい話が、夜の比較的早い時間帯(編集部注、「モスピーダ」は日曜日朝9時30分からの放映だが)に家にいて、テレビを見ているということは、仕事をしていないということだからネ。もう、仕事人間、ひいては日本の社会のりっぱな成人としては終わりなわけヨ。特に僕のようなフリーの人間にとっては、言うのもおぞましいが、暇=仕事がない=食べられないということだからネ。

それでさぁ、僕は見てないけどね、くどいけどホントに見てないけどネ、他のディレクターの人達はさぁ、ヤッパシ自分の番組は見てるといわないと、まずいんじゃあないの、立場あるからさぁ。(その割には…○○たりして!)

とにかく実際のところ、アニメの持っているパワーには驚いている。専門的にいうと昨今のレコード業界全体的には伸び悩みであるといわれているが、アニメだけは上昇カーブをえがいてるんですネ。(他には演歌とカラオケ・テープが好調) 最近のヒット・チャートを見てもアニメ作品が上位にランクされていたりして、これは以前には見られなかった傾向といえるんですヨ。

そして感心するのはアニメ作品の多さと複雑さ。これだけ多くの”星目がち”なヒーロー、ヒロインがいれば、名前を覚えきれないではないか、合体ロボット等にいたっては、何と何が組み合わせってどんな物になるのかパズルなみの複雑さになっていると、僕の頭はこんがらがっているのが、そこはそれ、ファンの皆さんが、それぞれご自分の感性で作品を選んで応援してくれるのでうれしくなっちゃう。

そこで、我が「モスピーダ」だが、またまた驚きました。Vol.Iはこの原稿を書いている12月20日現在、「オリコン」チャート(注、コンフィデンス誌TOP LP100)で第33位なのである。はっきりいって売れているのである。笑いがとまらないのである。アハハハ……。

この「モスピーダ」Vol.IIの音楽制作にあたっては内容的なことでの問題はほとんどなかった。タケカワ氏のテーマも番組にふさわしく、ダイナミックな曲で、アレンジも気に入っている。制作者側からの注文も「あまり子供っぽくなく、若者を中心に考えてもらって良い」ということで、気が楽だった。それからひとことでいえば、スタッフの音楽理解力が大変高いのである。(御世辞ぬきで) 我々が作った音楽をもとにストーリーを作ってしまうほどなのである。スタッフは、あの「マクロス」を制作したメンバーとほとんど同じといえば、皆さんも納得してくれるでしょう。

余談になるけれども、制作会社の竜の子プロダクションのあるところが、むかし僕が学生時代に住んでいたところで、打ち合せに時も非常にローカルな話題で盛り上がってしまった。角の喫茶店、駅前のケーキ屋さん、色っぽいおかみさんのいる料理店。赤ちょうちん……、青春してました。

ついでにもう一つ余談。しばらく前に某レコード会社を通じて、一通のファン・レターをいただいた。内容がすごい。「テクノポリス」「さすがの猿飛」から、僕のソロ・アルバムまで、ほとんど学術的といっていいような研究レポートなのである。アニメ・ファンらしい大学生からなのだが、返事を出そうと思いつつ、今だにビビって持ち歩いている次第である。

ああ、二枚目の予定あ、十枚目(編集部注、200字詰原稿10枚分)になってしまった!!

レコードをよろしく。

(CDライナーノーツより) ※当時のオリジナルLPと同一掲載
首先,非常抱歉,但事實是,我幾乎不看電視動畫(以下稱為'動畫')。更準確地說,我沒有時間看電視。即使是我負責的節目,我也只會看第一集的播出,之後很少再看。這不僅僅是我的情況,也可能是唱片公司的導演和現場動畫師的情況吧?(這樣自我安慰)。因此,我對動畫的了解非常有限。結束,呼!……

好吧,通常我會強行結束,但這次不一樣。因為訂單(雖然聽起來像是在聽別人的吩咐)是要求寫得帥氣一點。所以,就是帥氣一點咯。(這是怎樣的稿件請求)(編輯部註:久石先生的兩張帥氣和專輯的第二張有雙關意義,但他是在想200字兩張紙)(譯者註:據ChatGPT,"二枚目"是一個日本俚語,最初源自歌舞伎。在歌舞伎中,演出通常分為多個部分(幕),而"二枚目"就是第二幕,在這一幕里演員通常是英俊瀟灑的男性角色。因此,這個詞被用來形容外貌英俊、有男子氣概的男性)。回到之前的話題,簡單來說,如果你在相對較早的晚上時間(編輯部注,'MOSPEADA'(機甲創世紀)是周日早上9:30播出)在家裏看電視,那就意味着你不在工作。對於我們這種工作狂,特別是像我這樣的自由職業者,閒暇時間等於沒有工作,沒有工作則意味着沒有飯吃。

即使我沒看,我真的沒看,但其他導演們應該會看自己的節目吧,否則從他們的立場出發,可能會很尷尬。(也可能並不)

無論如何,我對動畫所具有的影響力感到驚訝。專門來說,雖然現如今整個唱片業界被認為是增長乏力,但只有動畫音樂是在呈上升趨勢(另外演歌和卡拉OK錄音帶也很好)。最近的排行榜上也有動畫音樂高居上位,這是以前從未見過的趨勢。

令我印象深刻的是動畫作品的多樣性和複雜性。有這麼多的睜着星眼的英雄和女主角,甚至記住他們的名字都很難。更不用說組合機械人了,它們的組合如何以及變成什麼都像是個複雜的拼圖,這讓我頭腦混亂。但這正是其中的樂趣,粉絲們根據自己的感性選擇作品並為之加油,這讓我非常高興。"

那麼,讓我們來談談我的'MOSPEADA',這真是令我驚訝。截至我寫這篇稿子的12月20日,Vol.I在'Oricon'榜單(註:Confidence雜誌TOP LP100)上排名第33位。說得明確點,就是它賣得很好。我笑得停不下來。哈哈哈……

在製作'MOSPEADA' Vol.II的音樂時,內容上幾乎沒有問題。武川先生的主題曲也非常適合節目,是一首動態的曲子,我也很喜歡其編曲。製作方也指示說,'不要太過孩子氣,主要考慮年輕人也可以',這讓我覺得輕鬆。簡而言之,工作人員對音樂的理解非常高。(絕非奉承)他們甚至會根據我們創作的音樂來編寫故事。如果我告訴大家,這個團隊的成員幾乎都是製作了那部'超時空要塞'的人,你們也會覺得理所當然。

再說一個題外話,製作公司龍之子Production的所在地,正好是我學生時代曾經住過的地方,所以在開會時我們總是因為一些非常本土的話題而變得非常興奮。街角的咖啡店,車站前的蛋糕店,有風情的老闆娘的餐廳。紅燈籠……那真是我的青春。

另外再多說一個題外話。不久前,我通過某個唱片公司收到了一封粉絲來信。內容非常厲害,從'テクノポリス'和'さすがの猿飛'(1982年久石讓的兩個動畫配樂作品)到我的個人專輯,幾乎可以說是一篇學術研究報告。這是來自一名看起來像是動漫粉絲的大學生,儘管我一直想回信,但至今仍然因為太震驚而帶着它到處走。

啊,原計劃是寫兩張紙,結果變成了十張紙(編輯部注,200字填充的稿件共10頁)!

請多支持唱片。

(摘自CD唱片內頁) ※與當時的原始LP相同的內容
曲名翻译:
1. ザ・ベトレイヤー
2. 若き戦士
3. 大地の風
4. 荒れ野へ
5. ドリーミー・シティー
6. SASURAI
7. 愛の涙
8. フレンズ
9. ロンリー・エラント
10. エンジェル
11. モスパダの歌
12. 軍靴の響

1. The Bet Layer 
2. Young Soldiers
3. Land Winds
4. Dead Fields
Music by Hiroshi Ogasawara; Arranged by Joe Hisaishi; Lyrics by Asa Akane; Vocal by Mine Matsuki
5. Dreamy City
6. SASURAI
7. Love Tears
8. Friends
9. Lonely Soldier
10. Angel
11. Song of Mospeada
Lyrics by Asa Akane; Vocal by Mine Matsuki
12. Soldier's Fortune
 

製作信息

作詩:阿佐茜 (4,11)
作曲:久石譲 (1~3,5~12) 小笠原寛 (4)
編曲:久石譲
歌:松本美音 (4,11)
演奏:WHILE ROCK BAND (1~3,5~10,12)