文档:野中君發吉卜力新聞/2022年

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「野中くん発 ジブリだより」2022年1月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年1月號
 皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 振り返ってみると、昨年も新型コロナウイルスに大きな影響を受けた1年でした。昨年10月より緊急事態宣言は解除されましたが、まだ元通りに物事を行える状況ではないだろうということで、スタジオでは一昨年と同様に昨年末も忘年会を行いませんでした。日常業務も宣言が出ている時とあまり対応を変えないで、可能な部署は在宅勤務やオンラインでの打ち合わせを優先して仕事をしています。三鷹の森ジブリ美術館も、運営スタイルは宣言中とあまり変えていません。もともと日時指定の予約制で、入館者数は常に上限が決まっていましたが、その人数を新型コロナ禍前よりかなり絞った数字にしており、様子を見ながら少しだけ増やしたりしている状態です。入館開始時刻も1時間毎に細かく分け、カフェも飲み物と軽食中心のメニューに。ともかく用心しながら日々仕事を続けており、スタジオは宮崎駿監督最新作「君たちはどう生きるか」を着実に制作中、ジブリ美術館は「アーヤと魔女展」を引き続き開催中と、当面は昨年と同様の状況です。

 しかし、今年はジブリにとって大きな節目となるはず。なぜならジブリパーク第1期が開園するからです。愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内に準備中のジブリパークは、全部で5つのエリアで構成されますが、そのうちの3つ、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」がこの秋オープン予定です。今後様々な情報が主に愛知方面から発信されるはずですが、スタジオジブリの公式Twitterでは昨年から、現場の様子が伝わるつぶやきを時々織り交ぜているので、そちらも注目して頂けるとさらに期待が高まりそうです。今年はジブリパークにどうぞご期待下さい。

 さて、この号が出る頃には大阪会場が終了を迎える「アニメージュとジブリ展」ですが、秋田会場が2月5日(土)から、秋田市のアトリオンでスタートします。会期は3月27日(日)まで。

 最後になりましたが、CD「アーヤと魔女 SONG BOOK ライムアベニュー13番地」がヤマハミュージックコミュニケーションズより1月26日(水)に発売予定です。武部聡志プロデュース、GLIM SPANKY、シシド・カフカ、シェリナ・ムナフ、やまもとひかる等豪華メンバーが参加。こちらもどうぞ宜しく。配信も同日より開始です。
 各位,新年快樂。今年也請多多關照。

 回顧過去,去年也是受到新冠病毒影響很大的一年。雖然從去年10月開始緊急事態宣言已經解除,但情況還沒有完全恢復到正常狀態,因此工作室和去年一樣,沒有舉辦年末的忘年會。日常業務在宣言發佈期間也沒有太大變化,可能的話,優先考慮在家辦公和在線會議。三鷹之森吉卜力美術館的運營方式在宣言期間也沒有太大變化。原本就是按時間段預約制,入場人數一直有上限,但現在這個數字比疫情前大幅減少,根據情況稍微增加一些。入場開始時間也細分為每小時一次,咖啡館的菜單也以飲料和輕食為主。總之,我們在小心謹慎地繼續日常工作,工作室正在穩步製作宮崎駿導演的最新作品《你們怎樣生活》,吉卜力美術館繼續舉辦《阿雅與魔女展》,目前的情況與去年相同。

 然而,今年對吉卜力來說應該是一個重要的里程碑。因為吉卜力公園的第一期即將開園。位於愛知縣長久手市的愛·地球博紀念公園內的吉卜力公園,總共由五個區域組成,其中三個區域——「青春之丘」、「吉卜力的大倉庫」和「咚咚森林」預計將在今年秋天開放。今後,各種信息將主要從愛知方面發佈,但吉卜力工作室的官方Twitter從去年開始就時不時地發佈一些現場情況的推文,關注這些推文可能會讓您更加期待。今年請期待吉卜力公園。

 另外,這期雜誌發佈時,大阪會場的「Animage與吉卜力展」即將結束,但秋田會場將從2月5日(周六)開始在秋田市的Atorion開幕。展期將持續到3月27日(周日)。

 最後,CD《阿雅與魔女 SONG BOOK 萊姆大道13號》將於1月26日(周三)由Yamaha Music Communications發行。由武部聰志製作,GLIM SPANKY、シシド・カフカ、Sherina Munaf、山本光等豪華成員參與。也請多多關照。同日開始數字發行。
「野中くん発 ジブリだより」2022年2月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年2月號
 スタジオジブリが発行するこの小冊子『熱風』ですが、皆様お気づきでしょうか、とうとう20年目に突入しております。奥付や裏表紙の左端に、今号は「第20巻 第2号 通巻230号」と書いてあると思いますが、『熱風』は2003年1月号が創刊号なので、先月号でちょうど20年目が始まったわけで、この「第20巻」というのが、20年目であることを表しているはずです。その間、1号も休むことなく『熱風』は発行されてきており、出版社ではない中小企業が、こういう小冊子を月刊でこれだけ発行し続けているというのはあまり例のないことではないでしょうか。例がないと言えば、アニメーション制作会社の中に出版部があるということ自体、やはりあまり例のないことのように思いますが、出版部のスタッフはこの間、メンバーは入れ替わりつつも、単行本の編集作業と並行して、毎月毎月テーマを決めて、ひたすら『熱風』の編集も続けて来たわけで、もはやある種の財産となっている感があります。この「野中くん発 ジブリだより」も、実は第2号の2003年2月号から連載が始まっているので、今号で20年目を迎えることとなりました。個人的にはあまり実感がなく、ともかく毎号題材に苦しみながら、書いてきたらいつの間にかここまで続いていたという感じです。

 と、ここまで書いてふと思い出したのですが、この「ジブリだより」、『熱風』の掲載だけでなく、もう一箇所、スタジオジブリのホームページの「最新情報」のコーナーにも、同じ文章が毎月掲載されています。2011年夏までは、原則毎日更新の「ジブリ日誌」がジブリのホームページに掲載されていたのですが、「コクリコ坂から」公開後にこの連載が終了したので、その代わりにということで、2011年10月号の分から「ジブリだより」の掲載は始まっています。今、該当ページを見返してみたら、最初の掲載分ではちゃんと『熱風』のこと、そこの連載をそのまま転載することが書いてありますが、以後の掲載では全くそれについて書かれていないので、ホームページだけ読んでいる人にとっては、なぜ毎月10日に20日以上前の状況に基づいた文章が載っているのか、不思議に思うでしょうね、きっと。そういう方はぜひ、紙媒体の小冊子『熱風』を一度手に取ってみて下さい。ホームページ内の出版部のページに入手方法等が載っています。

 というわけで、皆様20年目もどうぞよろしく。
 大家是否注意到,由吉卜力工作室發行的這本小冊子《熱風》終於迎來了第20個年頭。在版權頁和封底的左端,應該寫着「第20卷 第2號 總第230號」,因為《熱風》的創刊號是2003年1月號,所以上個月號正好是第20年的開始,這個「第20卷」應該表示的是第20年。在此期間,《熱風》一期也沒有停刊,作為一家非出版社的中小企業,能夠每月持續發行這樣的小冊子,這種情況並不多見吧。說到不多見,動畫製作公司內部設有出版部門本身,似乎也是相當罕見的事情,但出版部門的員工在這期間,雖然成員有所更替,但在進行單行本編輯工作的同時,每月確定主題,堅持不懈地繼續編輯《熱風》,這已經成了一種寶貴的財富。這個「野中君發 吉卜力通訊」實際上也是從2003年2月號的第2號開始連載的,所以這一期也迎來了第20年。個人來說,並沒有太多實感,只是每期都為題材苦惱,寫着寫着不知不覺就堅持到了現在。

 寫到這裏,我突然想起來,這個「吉卜力通訊」不僅在《熱風》上刊登,還在吉卜力工作室官網的「最新信息」欄目中每月發佈相同的文章。2011年夏天之前,吉卜力官網上原則上每天更新的「吉卜力日記」一直連載,但在《來自虞美人之坡》上映後,這個連載結束了,取而代之的是從2011年10月號開始刊登「吉卜力通訊」。現在回頭看相關頁面,最初的刊登部分確實提到了《熱風》,並說明是直接轉載自那裏的連載,但之後的刊登完全沒有提及這一點,所以只瀏覽官網的人可能會覺得奇怪,為什麼每月10日會刊登基於20多天前情況的文章。這樣的朋友,請務必親手拿起紙質的《熱風》小冊子看看。官網內出版部門的頁面獲取方法等有詳細介紹。

 因此,請大家在第20年也多多關照。
「野中くん発 ジブリだより」2022年3月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年3月號
 ジブリパークの開園日がついに明らかになりました。本年11月1日(火)です。去る1月27日(木)に現地の愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で〝「ジブリパーク」に関するメディア向け発表会〞が開催され、そこで正式に発表されたものです。

 まず、第1部では大村秀章愛知県知事と鈴木敏夫プロデューサーが登壇、続く第2部では宮崎吾朗監督がジブリパークの岡村徹也プロデューサーを聞き手として登壇し、それぞれパークについて説明。その後は吾朗監督自らの案内で建築現場の撮影会が行われ、かつてない具体性と臨場感で、パークの紹介と現状報告が行われました。また、当日はスタジオジブリ制作の、実写映像による愛知県の観光動画「風になって、遊ぼう。」(監督:中川龍太郎)のお披露目もあり、盛り沢山の内容でした。そうした中身の濃さゆえでしょうか、今までともすれば東海圏中心だったマスコミの報道も、この日については全国区で広く厚く行われたように思います。地元以外だと、この発表で初めてジブリパークを知ったという方も割といらしたようです。このように、この日の内容はとても充実していて、パークを知るのにぴったりなので、今号の『熱風』はその模様を特別収録しています。是非お読み下さい。

 特別収録のページでも改めて説明されていますが、11月1日に開園するのは全5エリアのうち第1期の3エリア。第2期の残り2つは、概ね1年後の開園を目指しています。ジブリ社内の担当部署もいよいよ忙しさが増していて、建築だけでなく展示や演示、運営面のあれこれ、物販・飲食、広報宣伝や協賛など広い分野で、愛知県や株式会社ジブリパークと連携しながら、自らの担当業務を進めています。公式サイトも2月1日(火)よりスタート。今後、入場料や開園時間など、さらに詳細が掲載されていくはずです。なお、ジブリパークは日時指定の予約制を基本とすることも先日の発表会で公表されました。皆様、開園までもうしばらくお待ち下さい。

 さて、この原稿が世に出るのは3月10日(木)の予定ですが、帝国劇場ではその頃、舞台「千と千尋の神隠し」の上演真っ最中のはずです。東京の後は、大阪、福岡、札幌、名古屋と巡演予定のこの舞台、翻案・演出のジョン・ケアードさんほか、スタッフとキャストの皆さん、製作の東宝がきっと素晴らしい舞台を作ってくれているはず。こちらも期待大です。
 吉卜力公園的開園日期終於揭曉,定於今年11月1日(星期二)。此前,1月27日(星期四)在愛·地球博紀念公園(愛知縣長久手市)舉行了「吉卜力公園媒體發佈會」,正式公佈了這一消息。

 首先,在第一部分中,愛知縣知事大村秀章和製片人鈴木敏夫登台發言;接着在第二部分中,宮崎吾朗導演與吉卜力公園的岡村徹也製片人一同登台,分別對公園進行了介紹。隨後,在吾朗導演的親自帶領下,進行了建築現場的拍攝會,以前所未有的具體性和臨場感,介紹了公園的現狀。此外,當天還首次公開了由吉卜力工作室製作的實景拍攝的愛知縣旅遊宣傳片《乘風而行,一起遊玩吧》(導演:中川龍太郎),內容豐富多樣。正因為內容如此充實,當天的媒體報道不僅限於東海地區,而是廣泛覆蓋了全國。對於非本地人來說,似乎有不少人通過這次發佈會第一次了解到吉卜力公園。因此,本期的《熱風》特別收錄了當天的盛況,請大家務必閱讀。

 在特別收錄的頁面中再次說明,11月1日開園的是五個區域中的第一期三個區域,第二期的剩餘兩個區域預計將在約一年後開園。吉卜力公司內部的相關部門也日益忙碌,不僅在建築方面,還在展示、演示、運營、商品銷售、餐飲、宣傳推廣及贊助等多個領域,與愛知縣和吉卜力公園株式會社緊密合作,推進各自的工作。官方網站已於2月1日(星期二)上線,今後將陸續公佈門票價格、開園時間等詳細信息。此外,在最近的發佈會上還宣佈,吉卜力公園將基本採用指定日期的預約制。請大家耐心等待開園。

 這篇稿件預計將於3月10日(星期四)發佈,屆時帝國劇院正在上演舞台劇《千與千尋》。東京演出結束後,該劇還將在大阪、福岡、札幌、名古屋等地巡迴演出。改編和導演的約翰·凱爾德先生以及其他工作人員和演員們,以及製作方東寶公司,一定會為我們呈現一場精彩的演出。對此我們也充滿期待。
「野中くん発 ジブリだより」2022年4月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年4月號
 ここのところ、ジブリ関連の展覧会が再び活発化しているようです。一時期、新型コロナウイルスのせいでほぼ休止状態でしたが、感染状況や行政の各種措置を踏まえつつ、運営方法も十分検討の上で、慎重に少しずつ再開し、各地で続いています。

 まず、「アニメージュとジブリ展」。この原稿が世に出る4月10日頃には、福岡アジア美術館7階の企画ギャラリーA・B・Cで開催中です。各地で大好評でしたが、福岡展は7月10日(日)までの開催です。

 4月23日(土)からは、「鈴木敏夫とジブリ展」が京都文化博物館で始まります。この展覧会、最初が2017年8月からと結構前から始まっていて、今回が6会場目ですが、展示量は大幅に増え、かつ内容が変化しています。前回は2019年夏に長崎で開催されましたが、新型コロナのせいでその後巡回は一時中断。その間、内容の見直しと増強をして、遂に再開となりました。鈴木敏夫プロデューサーを形作った、幼少期から大人になるまで読んできた8800冊の厖大な本を、鈴木の隠れ家と言うべき通称〝れんが屋〞のイメージで構成した巨大本棚で展示し、新たな目玉としています。鈴木敏夫の思考術に触れて、ジブリ誕生の秘密が分かる、奥の深いこの展覧会は、6月19日(日)までの開催です。なお、その次は7月1日(金)から東京展が始まります。東京では2019年に神田明神で1度開催していますが、その時と比べても大幅にパワーアップ。会場は寺田倉庫B&C HALL/E HALLとなります。

 そして、夏からは新たな展覧会「ジブリパークとジブリ展」が始まることも先頃発表されました。最初は長野県立美術館で7月16日(土)開始、以後愛知・熊本・兵庫・山口を巡回予定です。

 いずれの展覧会も、詳しくはそれぞれの公式サイトをご覧下さい。どうぞ宜しく。

 最後に別の話題を2つ。金曜ロードショーでは「ゴールデンウィークは、家族揃って! 2週連続スタジオジブリ」と銘打ち、4月29日(金)に「魔女の宅急便」、5月6日(金)に「崖の上のポニョ」が放送されます。そして「海がきこえる」「耳をすませば」「猫の恩返し/ギブリーズepisode2」「ゲド戦記」のデジタルリマスター版DVDが、4月20日(水)にウォルト・ディズニー・ジャパンから発売されます。こちらもそれぞれどうぞ宜しく。
 最近,吉卜力相關的展覽活動似乎再次活躍起來。由於新冠疫情的影響,曾一度幾乎處於停滯狀態,但在充分考慮感染情況和行政措施的基礎上,經過充分討論運營方式,謹慎地逐步重新開放,並在各地持續進行。

 首先,「Animage與吉卜力展」。在這篇稿件發佈的4月10日左右,正在福岡亞洲美術館7樓的企劃畫廊A·B·C舉行。雖然各地都大受歡迎,但福岡展只持續到7月10日(周日)。

 從4月23日(周六)開始,「鈴木敏夫與吉卜力展」將在京都文化博物館開幕。這個展覽最初從2017年8月開始,已經有一段時間了,這次是第六個會場,但展示量大幅增加,內容也有所變化。上一次是2019年夏天在長崎舉行,由於新冠疫情,之後的巡迴一度中斷。在此期間,對內容進行了重新審視和增強,終於重新開放。以鈴木敏夫製作人成長過程中閱讀的8800本龐大書籍為線索,以鈴木的隱秘之地「磚屋」的形象構成巨大書架展示,成為新的亮點。通過接觸鈴木敏夫的思考方式,了解吉卜力誕生的秘密,這個深奧的展覽將持續到6月19日(周日)。接下來,從7月1日(周五)開始將在東京舉行。東京曾在2019年在神田明神舉辦過一次,但相比那時,這次有了大幅提升。會場將是寺田倉庫B&C HALL/E HALL。

 此外,從夏天開始,新的展覽「吉卜力公園與吉卜力展」也於近日宣佈。最初將於7月16日(周六)在長野縣立美術館開始,之後計劃在愛知、熊本、兵庫、山口巡迴。

 關於這些展覽的詳細信息,請參閱各自的官方網站。敬請期待。

 最後,還有兩個其他話題。在「金曜ロードショー」中,以「黃金周,全家一起!連續兩周的吉卜力工作室」為主題,4月29日(周五)將播放《魔女宅急便》,5月6日(周五)將播放《懸崖上的金魚姬》。此外,《聽到濤聲》、《側耳傾聽》、《貓的報恩/Ghiblies episode2》、《地海戰記》的數字重製版DVD將於4月20日(周三)由華特迪士尼日本發行。也請多多關注。
「野中くん発 ジブリだより」2022年5月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年5月號
 5月28日(土)より、三鷹の森ジブリ美術館で新企画展示「未来少年コナン」展─漫画映画の魅力にせまる!─が始まります。「未来少年コナン」は1978年4月から10月にかけてNHK総合で放送された、全26話のテレビアニメーションシリーズ。宮崎駿監督の初監督作品であり、日本アニメーションが制作しました。

 いきなり私事で恐縮ですが、「未来少年コナン」の初放送時、私は高校3年の受験生でした。たまたま第1話を観て引き込まれ、以来、毎週欠かさず観るようになり、すっかり「コナン」の虜になりました。当時ビデオデッキはまだ一部の家庭しか保有しておらず、我が家もなかったので頭の中で反芻するしかなかったのですが、途中からカセットテープに音だけ録音し、繰り返し聴いたものです。全話の放送が終わった後は、完全に今でいう「コナンロス」状態。常時「コナン」のことが頭から離れず、よくあれで大学に受かったものです。ともかく、寄り道はしたものの、私が今ジブリに居るのは、間違いなくあのとき「コナン」に出会ったからです。アニメーション業界で、私と同じくらいか少し下の世代で、「コナン」が契機となってこの業界を目指した人は結構いると思います。一昨年、久しぶりにNHK総合で再放送されて、その魅力が世間で再認識されたのも記憶に新しいところです。

「コナン」の魅力は沢山あります。コナンを始めとする生き生きとしたキャラクターたちが、大戦争で一度滅び再生しつつある世界で、苦難を乗り越え、自らの意思で、力を合わせて生きていく姿は感動的です。また、あり得ないようなアクションを、巧みな作画と演出でリアリティを以て描き、面白さと解放感を感じさせてくれます。さらに、架空の世界でありながら、あたかもコナン達と一緒に冒険をしているかのような、臨場感と存在感。今回の企画展示では、サブタイトルにあるように、漫画映画の面白さを切り口に、この作品の魅力を紐解いていきます。会期は来年5月までの予定です。ジブリ美術館は日時指定の予約制。新型コロナウイルス対策で、チケット販売方法等が変更されることもあるので、公式サイトを随時ご確認下さい。

 最後になりましたが、ジブリパークの公式サイトでは、11月の開園にむけて新しいビジュアルや開園情報などが少しずつ掲載され始めています。ぜひそちらもご注目下さい。
 5月28日(星期六)起,三鷹之森吉卜力美術館將開始新的企劃展覽「未來少年柯南」展──探索漫畫電影的魅力!「未來少年柯南」是1978年4月至10月在NHK綜合頻道播出的全26集電視動畫系列。這是宮崎駿導演的首次執導作品,由日本動畫公司製作。

 突然提到個人經歷,實在抱歉,但在「未來少年柯南」初次播出時,我是一名高三的考生。偶然觀看了第一集後便被深深吸引,從此每周都準時觀看,完全成為了「柯南」的俘虜。當時錄像機還只有少數家庭擁有,我家也沒有,所以只能在腦海中反覆回味,後來開始用錄音帶錄下聲音,反覆聆聽。全劇播完後,完全陷入了現在所說的「柯南失落」狀態。腦海中總是離不開「柯南」,真不知道當時是怎麼考上大學的。總之,雖然走了些彎路,但如今我能在吉卜力工作,毫無疑問是因為那時遇見了「柯南」。在動畫行業中,和我同輩或稍年輕一些的人中,有不少是因為「柯南」而立志進入這個行業的。前年,NHK綜合頻道久違地重播了這部作品,其魅力再次被世人所認識,這仍記憶猶新。

「柯南」的魅力有很多。以柯南為首的生動角色們,在一個因大戰而毀滅並正在重生的世界中,克服困難,憑藉自己的意志,齊心協力生存下去的姿態令人感動。此外,通過精湛的作畫和演出,將看似不可能的動作以真實感呈現,讓人感受到趣味和解放感。再者,雖然是虛構的世界,卻仿佛與柯南他們一同冒險,充滿了臨場感和存在感。本次企劃展覽將如副標題所示,以漫畫電影的趣味為切入點,深入解析這部作品的魅力。展期預計持續到明年5月。吉卜力美術館實行日期指定預約制。由於新冠病毒防控措施,門票銷售方式等可能會有所變更,請隨時關注官方網站。

 最後,吉卜力公園的官方網站上,為了迎接11月的開園,新的視覺圖和開園信息等正在逐步發佈。請大家也多多關注。
「野中くん発 ジブリだより」2022年6月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年6月號
 ここのところ、スタジオジブリ作品の舞台に関する話題が続いています。まず、全く新たなニュースとして、イギリスの名門劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)による「となりのトトロ」舞台化が先頃明らかになりました。エグゼクティブ・プロデューサーは久石譲さんで、この舞台化はそもそも久石さんが提案し、宮﨑駿監督が〝久石さんがやるなら〞とその提案を受け入れたことで始まりました。演出は、数々のオペラ作品を手掛け、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞しているフェリム・マクダーモットさん、脚本は注目の若手脚本家トム・モートン=スミスさん。最初はロンドンのバービカン劇場で今年10月8日(土)〜来年1月21日(土)上演予定で、10月8日(土)から10月14日(金)はプレビュー期間です。製作はRSCと日本テレビの共同製作。果たしてどんな舞台になるのか、期待が高まります。

 一方日本では、2019年12月に上演され高く評価された歌舞伎版の「風の谷のナウシカ」が、本年7月に帰ってきます。前回は原作漫画全7巻を、昼の部と夜の部の2部構成ですべて舞台化したことも大いに話題になりましたが、今回は昼の部にあたる前半部分の脚本を一部手直しして、七月大歌舞伎の第三部として歌舞伎座で上演予定です。題して「風の谷のナウシカ 上の巻 ―白き魔女の戦記―」。配役も変わり、尾上菊之助さんがクシャナを、中村米吉さんがナウシカを演じます。上演期間は7月4日(月)〜7月29日(金)、6月14日(火)よりチケット発売開始予定とのことで、詳しくは公式サイトをご確認下さい。

 また、これも大好評の舞台版「千と千尋の神隠し」ですが、予定通りならば、6月22日(水)からいよいよ名古屋・御園座で始まる最終公演を、Huluが7月3日(日)、4日(月)の最終2日間、独占生配信の予定です。詳しくは公式サイトをご覧下さい。
(注:7月1日(金)に、7月3日(日)、4日(月)の公演と独占生配信について中止または変更の発表がありました。詳細は公式サイトをご確認下さい)

 さて、話変わって展覧会についてですが、現在京都文化博物館で開催中の「鈴木敏夫とスタジオジブリ展」京都展はいよいよ6月19日(日)まで。その後東京展が7月1日(金)から、天王洲 寺田倉庫 B&C HALL/E HALLで始まります。リニューアルしパワーアップした同展、有難いことに京都では大入りが続いています。どうぞご期待下さい。そして福岡アジア美術館7階 企画ギャラリーA・B・Cでは「アニメージュとジブリ展」が好評開催中。こちらもどうぞ宜しく。
最近,關于吉卜力工作室作品舞台化的消息接連不斷。首先,作為全新的消息,英國著名劇團皇家莎士比亞劇團(RSC)宣佈將舞台化《龍貓》。該舞台劇的執行製片人是久石讓,而這一舞台化的提議最初也是由久石讓提出,宮崎駿導演表示「如果是久石讓來做的話」便接受了這一提議。導演是曾執導多部歌劇作品並獲得勞倫斯·奧利弗獎的菲利姆·麥克德莫特,劇本則由備受矚目的年輕劇作家湯姆·莫頓-史密斯執筆。首演將於今年10月8日(周六)至明年1月21日(周六)在倫敦的巴比肯劇院舉行,10月8日(周六)至10月14日(周五)為預演期。該劇由RSC與日本電視台共同製作。究竟會呈現怎樣的舞台,令人充滿期待。
另一方面,在日本,2019年12月上演並廣受好評的歌舞伎版《風之谷的娜烏西卡》將於今年7月再度回歸。上一次的演出將原作漫畫全7卷分為晝場和夜場兩部分全部舞台化,引發了廣泛討論。而這次則對晝場部分的前半部分劇本進行了部分修改,作為七月大歌舞伎的第三部分在歌舞伎座上演。劇名為《風之谷的娜烏西卡 上卷 ―白之魔女的戰記―》。演員陣容也有所變化,尾上菊之助將飾演庫夏娜,中村米吉將飾演娜烏西卡。演出時間為7月4日(周一)至7月29日(周五),門票將於6月14日(周二)開始發售,詳情請查看官方網站。
此外,同樣大受歡迎的舞台劇《千與千尋》也將在6月22日(周三)於名古屋御園座開始最終公演。如果按計劃進行,Hulu將於7月3日(周日)和4日(周一)的最後兩天進行獨家直播。詳情請查看官方網站。(註:7月1日(周五)已宣佈7月3日(周日)和4日(周一)的公演及獨家直播取消或變更,詳情請查看[官方網站](https://www.tohostage.com/spirited_away/news.html))
接下來,關於展覽的消息,目前正在京都文化博物館舉辦的「鈴木敏夫與吉卜力工作室展」京都展將持續至6月19日(周日)。之後,東京展將於7月1日(周五)在天王洲寺田倉庫B&C HALL/E HALL開幕。此次展覽經過重新設計並升級,京都展期間觀眾絡繹不絕,敬請期待。此外,福岡亞洲美術館7樓企劃畫廊A·B·C正在舉辦「Animage與吉卜力展」,同樣備受好評,歡迎大家前往參觀。
「野中くん発 ジブリだより」2022年7月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年7月號
 愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(愛称:モリコロパーク)に作っているジブリパークですが、開園日が段々近づいてきました。既報のとおり、第1期の3つのエリア「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」が11月1日(火)にオープン。『熱風』のこの号が出る頃は、入れ物としての建物の工事は基本的に終わっていて、内装や演示・展示等、仕上の作業が続いているはずです。また、これらのエリアの飲食や物販の施設の準備も進んでいて、並行して、現場スタッフの採用も始まっているはずです。社内の担当部署も日に日に忙しさが増しています。

 今年に入ってから、ジブリパークの具体的な情報発表も弾みがついてきました。2月1日(火)には公式ウェブサイトがオープン。この原稿を書いている6月中旬の段階では、ジブリパークの全体図を描いたフルカラーのMAPがまず載っていて、楽しい雰囲気が伝わってきます。ジブリパークのコンセプト、各エリアの内容、営業時間やアクセス方法等と共に、先頃発表された料金も載っていて、大人の平日料金が「ジブリの大倉庫」2千円、「青春の丘」と「どんどこ森」が各千円と、まずまずの設定ではないでしょうか。このように、ジブリパークはエリアごとの料金となっていて、また、すべてエリアごとに日時指定の予約制となっています。気になるチケットの発売ですが、いよいよ8月開始予定とのこと。諸々の詳細は、公式サイト を随時ご確認下さい。●https://ghibli-park.jp/

 さて、このジブリパークの全容を一足早くお伝えしようということで、展覧会「ジブリパークとジブリ展」が7月16日(土)から長野県立美術館で始まります。ネコバスにのって、ジブリパークの世界へ。とキャッチフレーズにあるように、大人も乗れるネコバスが登場するなど、ジブリパークの総合的な紹介だけでなく、ジブリ作品を楽しめる色々な要素も用意されていますので、ぜひどうぞ。こちらも日時指定の予約制で、長野の後は愛知、熊本、兵庫、山口と全国で4会場を巡回予定。詳しくは公式サイトをご覧下さい。
●https://ghiblipark-exhibition.jp/

 展覧会については、「鈴木敏夫とジブリ展」東京展が天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで現在開催中(日時指定入場制)。また、「アニメージュとジブリ展」が広島市のNTTクレドホールで7月16日(土)から始まります。どちらもどうぞよろしく。
位於愛知縣長久手市的愛·地球博紀念公園(愛稱:莫里科羅公園)內的吉卜力公園,開園日期逐漸臨近。正如之前報道的那樣,第一期的三個區域「吉卜力大倉庫」、「青春之丘」和「咚咚森林」將於11月1日(星期二)開放。在《熱風》這一期出版時,作為容器的建築基本上已經完工,內部裝修、演示和展示等收尾工作應該正在進行中。此外,這些區域的餐飲和商品銷售設施也在準備中,同時,現場工作人員的招聘也應該開始了。公司內部的負責部門也日益忙碌。
自今年年初以來,吉卜力公園的具體信息發佈也加快了步伐。2月1日(星期二)官方網站正式上線。在撰寫這篇稿件的6月中旬階段,網站上首先刊登了吉卜力公園的全彩地圖,傳遞出愉快的氛圍。吉卜力公園的概念、各區域的內容、營業時間和交通方式等,以及最近公佈的票價也一併刊登,成人平日票價為「吉卜力大倉庫」2000日元,「青春之丘」和「咚咚森林」各1000日元,這樣的設定還算合理。吉卜力公園採用按區域收費的方式,並且所有區域都需要提前預約指定日期和時間。備受關注的票務銷售預計將於8月開始。更多詳細信息,請隨時查看[官方網站](https://ghibli-park.jp/)。●https://ghibli-park.jp/
為了提前向大家介紹吉卜力公園的全貌,展覽「吉卜力公園與吉卜力展」將於7月16日(星期六)在長野縣立美術館開幕。正如宣傳口號所說,「乘坐貓巴士,進入吉卜力公園的世界」,展覽中不僅有大人也能乘坐的貓巴士,還準備了各種可以享受吉卜力作品的元素,歡迎大家前來參觀。該展覽也採用指定日期和時間的預約制,長野之後還將在愛知、熊本、兵庫、山口等全國四個會場巡迴展出。詳情請查看[官方網站](https://ghiblipark-exhibition.jp/)。●https://ghiblipark-exhibition.jp/
關於展覽,「鈴木敏夫與吉卜力展」東京展目前正在天王洲的寺田倉庫B&C HALL/E HALL舉行(指定日期和時間入場制)。此外,「Animage與吉卜力展」將於7月16日(星期六)在廣島市的NTT Credo Hall開幕。歡迎大家前來參觀。
「野中くん発 ジブリだより」2022年8月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年8月號
請提供需要翻譯的英文內容。
「野中くん発 ジブリだより」2022年9月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年9月號
翻譯成中文,不要對內容進行解釋
「野中くん発 ジブリだより」2022年10月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年10月號
翻譯成中文,不要對內容進行解釋
「野中くん発 ジブリだより」2022年11月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年11月號
將以下內容翻譯成中文,不要對內容進行解釋。
「野中くん発 ジブリだより」2022年12月号
《野中君發 吉卜力通訊》2022年12月號
請提供需要翻譯的英文內容。