文档:Ghibli Best Stories/專輯解說

出自宫崎骏与久石让中文百科
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30年という時間
久石譲
30年的光陰
久石讓
 僕が宮崎さんと一緒に仕事をするようになって、30年という時間が過ぎた。本当は宮崎駿監督とお呼びしなければいけないのだが、彼の明るく飾らない人柄のせいか、周りの人や僕は宮崎さん、あるいはもっと親しい人は宮さんと呼んでいる。
 從我開始與宮崎先生一起工作,轉眼已經過了30年的光陰。其實應該尊稱他為宮崎駿導演才對,但或許是他開朗爽快的個性,讓身邊的人都會不甶得叫他宮崎先生、更親近一點的人甚至會以宮先生來暱稱他。
 『風の谷のナウシカ』から最新作『風立ちぬ』まで10作品、そのひとつひとつに制作上のドラマがあり、葛藤があり、真の喜びがあった。そのエピソードを語るつもりはない。が、世界中の人たちに観ていただき、音楽を聴いていただいたということは、結果として宮崎さんの作品に少しは貢献できたものとして安堵しているし、心から感謝している。
 從『風之谷』起至最新作品『風起』為止共10部作品,在製作時每部都有獨自的故事和掙扎、以及真誠的喜悅,在此我並不打算一一贅述這些插曲;但能讓世界上的人觀賞、讓音樂被聽到這件事,對宮崎先生的作品應該是多少有了些貢獻,為此我感到安心了不少,同時也打從心裏感謝著。
 このアルバムは、その30年間に僕のソロアルバムとして制作してきた中から、宮崎さんの映画のために書いた曲を集めたものである。ピアノを中心に、アルバムごとのコンセプトに即してリアレンジしたものなのでサウンドトラックとは違う。だが、どんな状況でも(オーケストラの演奏でも、ピアノ一台でも、あるいは街を歩いている子供の鼻歌でも)そこには宮崎さんがいて僕がいる。そのような強い楽曲を作れたのはもちろん僕の力だけではなく、多くの関わった人たち、特に鈴木敏夫さんの力がなければできなかったであろう。
 這張專輯中,集合了這30年的光陰中曾製作收錄在的個人專輯中、並為宮崎先生的電影所譜寫的歌曲們。收錄的歌曲是以鋼琴為主要樂器、並以專輯的概念為主軸重新混音製作的,因而和電影原聲帶中收錄的有所不同。然而無論是以何種方式詮釋(管弦樂、鋼琴獨奏、或是走在街道上的孩子哼唱的旋律)在每首歌曲中都能窺見宮崎先生和我。能完成這些深植人心的作品,當然憑我一己之力是無法辦到的,多虧了許多人士的支持參與,尤其是鈴木敏夫先生更扮演了不可或缺的角色。
 過去を振り返るのは嫌いなのでこのようなベストアルバムは作りたくはなかったが、レコード会社の強い要望で(最近ソロアルバムを作っていないので)出すのを了承した。
 由於我向來不喜歡回顧遇往,本來並不想製作像這樣的精選集,在唱片公司的強力要求之下(因為最近並沒有推出個人專輯)才決定推出。
 だが、出来上がった盤を聴いてみると、これはこれで一つの世界があり、存在していいものだと納得した。多くの関係者に感謝する。彼らがいなかったらこのアルバムは存在しなかった。
 然而,細細聆聽完成的這張專輯,發覺到它紮紮實實建構出獨自的世界,使我能夠肯定這張作品存在的價值。感謝多位相關的人員,若沒有他們就無法完成這張作品。
 そして僕はというと、ピアノの音と音の間の沈黙から30年という時間の流れにのって宮崎さんの満面の笑顔が浮かんでくるのを観てニンマリとしているのである。
 於是我,從鋼琴音符和音符之間的沉默,乘着30年光陰的河流,看見宮崎先生的臉漸漸浮出笑容而也不由得莞爾了。