|
|
|
|
|
|
|
Beijing's First Day
July 19, 2011
|
7月6日
パリに続きチャリティーコンサート最終公演の地、北京へ。
初日はチャリティー公演にあたっての記者会見。
60名を超える報道陣に囲まれての取材でした。
約一時間にわたる取材。
その内容は、翌日のTV.新聞と多くのメディアで取り上げられました。
記者会見を終え、チェックインを済ませ部屋に行くと・・・
なんとそこにはピアノが!!!
それを見た久石は
「いつでもピアノが弾けてありがたい」
と一言。
明日からのリハーサルに備え本日は、ここで就寝。
|
7月6日
继巴黎之后,慈善音乐会最终公演的地点,北京。
首日举行了关于慈善公演的记者招待会。
被超过60名记者包围进行采访。
采访持续了约一个小时。
其内容在次日的电视、报纸和众多媒体中被广泛报道。
记者招待会结束后,办理入住手续进入房间……
没想到那里竟然有一架钢琴!!!
看到这一幕的久石说:
“随时都能弹钢琴真是太好了。”
为了准备从明天开始的排练,今天就在这里就寝。
|
|
|
7月7、8日
今回演奏していただくのは中国歌劇舞劇院歌劇団のみなさん。
初日はオーケストラの練習場でリハーサル。
昨年のアジアツアー以来の北京、この挨拶は忘れません。
「ニーマンハオ。ウォーシュー、ジョーシューラン」
と言うと、団員からは拍手喝采!!
初めてのオーケストラということもあり
色々な箇所を細かくチェックしながら何度も繰り返し練習をして、初日のリハーサルは終了。
2日目は公演を行う会場「北京国家体育館」でのリハーサル。
一歩踏み込むと、その会場の大きさに圧倒され息を呑みました。
そんな中リハーサルは始まり、音響映像のチェックしつつ
次第に距離が縮まっていく久石と演奏者のみなさん。
次の日の本番を沸々と期待させる内容のリハーサルでした。

|
7月7日、8日
这次为我们演奏的是中国歌剧舞剧院歌剧团的各位。
第一天在乐团的练习场进行排练。
自去年的亚洲巡演以来再次来到北京,这个问候我不会忘记。
“你们好。我是久石让。”
一说完,团员们就报以热烈的掌声!!
因为是第一次与乐团合作,
我们仔细检查了各个部分,并反复练习多次,第一天的排练就这样结束了。
第二天是在演出场地“北京国家体育馆”进行排练。
一踏入场地,就被其巨大的规模所震撼,不禁屏住了呼吸。
在这样的环境中,排练开始了,我们一边检查音响和影像,
久石让和演奏者们之间的距离也逐渐拉近。
这次排练的内容让人对第二天的正式演出充满期待。

|
早稲田大学の学生の皆さんから感想文が届きました!
2011年07月26日
|
早稻田大学的同学们寄来了感想!
2011年07月26日
|
2011年7月2日「早稲田大学マスターズ・オブ・シネマ 映画のすべて」講座に
今年も久石譲が招かれ、映画音楽とは?から、直前に教室で上演した映画「悪人」の
音楽を例に、映画音楽を解説していきました。
今年も沢山の学生の皆さんが集まり、真剣なまなざしで講義を受けていました。
さっそく感想の声が届きましたのでこの場を借りて少しご紹介いたします。
テーマ:映画「悪人」
小林舞衣(早稲田大学 政治経済学部1年)
今回一番心に残ったのは、「2時間をどう構成していくかが映画音楽の楽しみである」というお言葉です。
映画音楽といえば、主題歌か、場面を盛り上げるような効果音的な音楽というイメージがありました。
久石さんが多く手掛けるジブリの作品でも、主題歌があり、BGM要素のある曲で構成されていると考えていました。
それゆれ、映画音楽とはすでに構成された映画の構成をより際立たせる手段であるとみなしていました。
それは正しいことなのかもしれませんが、映画に寄り添いつつも
そこにはまた、音楽として独自の構成があるのだということを学びました。
ただ盛り上げるためだけではなく、映像に新たな意味を持たせたり、
奥にある深い意味を暗示したりなど、様々な要素があるということも学びました。
これからは聞こえるがまま受け流すのではなく、意味を考えながら音楽を聴き、
映像を理解していきたいと思いました。
吉田茉愛(早稲田大学 政治経済学部1年)
「音楽は空間軸と時間軸上でつくる論理的構造」
まず驚いたのはとても論理的に物事を話す人だった事だ。
例えば、「映像を見ていると内から溢れるように自然とメロディーが浮かんでくる」
などと言われると勘違いしていたので、考えて映画音楽を造っていると知って驚いてしまったのだ。
そしてなんだか安心もした。確かに芸術的な人なのだろうけれど、それを軸に従って説明してくれ、
仕組みも教えてくれ、とても分かりやすかったし、今まで観た映画を思い出しながら
咀嚼することができたからだ。
「悪人」は音楽が良くて聞き入ってしまったけれど、
話を聞いてからもう一度観たらもっと良かった。
○○のテーマ、“救済”、繰り返すタイミングから捉えられる背景など、音楽が伝えてくる事は無意識に通じてとても多い。
24コマのイマジネーションを補っているとは、不思議で仕方無い。
自分は対位法が好きなのだと知った。とにかく奥が深い。
荻野飛雄馬(早稲田大学 法学部4年)
「映画はフィクションであると考えている、フィクションであるからこそ
希望か何かを与えられる。」
という言葉が印象に残りました。
そして、音楽がそのフィクションを強くしているものだと感じました。
現実と違うからこそ、何か元気になれるということを改めて感じました。
久石さんがクラシック映画をもっと見るべきだとおっしゃっていたので観ていきたい。
|
2011年7月2日,久石让再次受邀参加早稻田大学的“早稻田大学电影大师班:电影的一切”讲座。他从“什么是电影音乐?”这一问题出发,以刚刚在课堂上放映的电影《恶人》的音乐为例,详细讲解了电影音乐。今年也有许多学生聚集在一起,认真聆听讲座。以下是部分学生的感想。
主题:电影《恶人》
小林舞衣(早稻田大学 政治经济学部 一年级)
这次最让我印象深刻的是久石让说的那句话:“如何构建这两个小时是电影音乐的乐趣所在。”
以前我对电影音乐的印象是主题曲或用来烘托场景的效果音。即使是久石让参与的吉卜力作品,我也认为是由主题曲和带有BGM元素的音乐构成的。因此,我一直认为电影音乐只是用来突出已经构建好的电影结构的手段。
虽然这可能是正确的,但通过这次讲座,我了解到电影音乐不仅仅是依附于电影,它本身也有独立的音乐结构。我学到了电影音乐不仅仅是用来烘托气氛,还可以为影像赋予新的意义,或暗示深层次的含义。
今后,我不会再只是被动地听音乐,而是会带着思考去聆听,并尝试更好地理解影像。
吉田茉爱(早稻田大学 政治经济学部 一年级)
“音乐是在空间轴和时间轴上构建的逻辑结构。”
首先让我惊讶的是,久石让是一个非常逻辑清晰的人。比如,我曾误以为“看到影像时,旋律会自然而然地涌现出来”,但得知他是经过深思熟虑才创作电影音乐时,我感到非常惊讶。
同时,我也感到安心。虽然他是艺术家,但他会按照逻辑来解释,并告诉我们其中的机制,这让我很容易理解。通过回忆以前看过的电影,我能够更好地消化这些内容。
《恶人》的音乐非常出色,我听得入迷,但听完讲座后,我觉得如果再看一遍电影,会有更深的体会。比如,某个主题、“救赎”、重复的时机等,音乐传达的内容远比我们意识到的要多。音乐补充了24帧的想象力,这让我感到非常神奇。
我还发现自己喜欢对位法。总之,电影音乐的深度令人惊叹。
荻野飞雄马(早稻田大学 法学部 四年级)
“我认为电影是虚构的,正因为是虚构的,才能给予人们希望或其他东西。”
这句话让我印象深刻。
同时,我也感受到音乐是强化这种虚构性的重要元素。正因为电影不同于现实,才能让人感到振奋。久石让提到我们应该多看经典电影,我打算以后多看看。
|
|
|
7月25日(月)リハーサル1日目
27日に控える東京フィルハーモニー交響楽団主催の「海の日記念チャリティコンサート」のリハーサルです。
リハーサルは「ムソルグスキー(ラヴェル編)/展覧会の絵」からスタート。
久石はこの楽曲がとても好きで、コンサートのプログラムを考える度に、
候補にあがっていた楽曲です。
しかし、難しい曲だ、と懸命に楽曲を分析し、指揮の勉強をしています。
ムソルグスキー、ラヴェル、ドビュッシーと演奏者の皆さんに敬意を表したリハーサルが
順調に進んで行きました。

|
7月25日(周一)排练第一天
为27日即将举行的由东京爱乐乐团主办的“海之日纪念慈善音乐会”进行排练。排练从穆索尔斯基(拉威尔编曲)的《展览会之画》开始。久石让非常喜欢这首乐曲,每次考虑音乐会曲目时,这首乐曲都会成为候选。然而,他也意识到这是一首难度较高的曲目,因此他努力分析乐曲,并学习指挥技巧。排练顺利进行,向穆索尔斯基、拉威尔、德彪西以及所有演奏者致以敬意。

|
海の日記念チャリティコンサート
2011年07月27日
|
|
7月26日(火)リハーサル2日目
2日目の今日も順調にリハーサルが行われました。
「ラヴェル/ピアノ協奏曲」は、普段クラシックを聴かない方も、
のだめカンタービレで耳なじみかもしれません。
ピアニストの三船優子さんと打ち合せをし、
久石譲初のピアノコンチェルト指揮に挑みます。

|
7月26日(星期二)排练第二天
今天的排练也顺利进行。
《拉威尔/钢琴协奏曲》可能对于平时不听古典音乐的人来说,
通过《交响情人梦》这部作品也会感到耳熟。
与钢琴家三船优子进行了讨论,
久石让首次挑战指挥钢琴协奏曲。

|
海の日記念チャリティコンサート
2011年07月28日
|
|
7月27日(水)ゲネプロ~本番
いよいよサントリーホールで本番を迎えます。
今回、久石譲が指揮者として招かれたコンサートは
「海の日記念チャリティコンサート~がん教育の支援のために~」。日本財団が
各地で社会貢献活動をしている団体を支援し、日本社会に寄付文化を根付かせようと
昨年から助成して開催しているコンサートです。
(入場料は全額日本対がん協会の「がん教育基金」に寄付されます)
開演前に、「がん教育基金」の発足を主導した
中川恵一さん(放射線医学の第一人者)からがん教育の必要性についてなどの
プレトークがあり、会場へ集まった小中学生から大人までが耳を傾けました。
そして、開演。東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんによる爽やかな音色が
会場に響き渡りました。
ドビュッシーの小組曲からスタートです。
今回のプログラムをご紹介します。
ドビュッシー作曲(ビュッセル編)「小組曲」
ラヴェル作曲「ピアノ協奏曲」
ムソルグスキー作曲(ラヴェル編)「展覧会の絵」
ピアノ協奏曲を演奏するピアニストは三船優子さん。
フランス音楽史を代表する協奏作品をダイナミックな演奏で見事に表現されました。
協奏曲終了後、休憩前にはドビュッシーのピアノ曲「月の光」をアンコールとして披露され、大きな拍手の中ステージを後にされました。
楽屋に戻った久石も着替えながらその「月の光」を聴いていました。
そしていよいよ後半に控えるのは「展覧会の絵」です。
久石譲の解釈により紡ぎ出される演奏が、サントリーホールにどのように響き渡るのか、
そして、観客の皆さんの耳にどのように届くのでしょうか!
プロムナードからキエフの大門まで、一気駆け抜けるようなエネルギッシュな演奏が
繰り広げられました。
そして大きな拍手の中、コンサートは幕を閉じました。
「指揮者としてまだまだ駆け出し」と言って、日々反省と勉強を続けている久石譲。
観客の皆様、そして奏者の皆様に支えられながら音楽の素晴らしさを噛み締め、
音楽を追求しているようにも見えます。
3.11チャリティコンサートから休む間もなくコンサートラッシュは続きます。
来週は夏の風物詩、久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ(W.D.O.)が
8月6日(土)すみだトリフォニーホールで、7日(日)サントリーホールで開催いたします。
CDでは味わえないホールに響く生演奏の素晴らしさ、臨場感を是非コンサートで楽しんでいただけますと幸いです。
本番当日のゲネプロの写真
|
7月27日(周三)彩排~正式演出
终于迎来了在东京三得利音乐厅的正式演出。
这次,久石让受邀作为指挥的音乐会是
“海洋日纪念慈善音乐会~为了支持癌症教育~”。这是由日本财团自去年起资助举办的音乐会,旨在支持各地进行社会贡献活动的团体,并在日本社会中扎根捐赠文化。
(入场费将全额捐赠给日本抗癌协会的“癌症教育基金”)
在演出开始前,主导“癌症教育基金”成立的中川惠一(放射线医学的权威)进行了关于癌症教育必要性的预讲,吸引了从中小学生到成年人的听众。
随后,演出正式开始。东京爱乐交响乐团的成员们带来了清新的音色,充满了整个音乐厅。
音乐会从德彪西的小组曲开始。
以下是本次音乐会的节目单:
德彪西作曲(比塞尔编曲)《小组曲》
拉威尔作曲《钢琴协奏曲》
穆索尔斯基作曲(拉威尔编曲)《展览会之画》
演奏钢琴协奏曲的钢琴家是三船优子。
她以充满活力的演奏完美地展现了法国音乐史上的代表作品。协奏曲结束后,在休息前,她还作为安可演奏了德彪西的钢琴曲《月光》,在热烈的掌声中离开了舞台。
回到后台的久石让一边换衣服一边听着《月光》。
接下来,即将上演的是《展览会之画》。
久石让的诠释将如何在三得利音乐厅中回响,
以及如何传达到观众的耳中!
从《漫步》到《基辅大门》,一场充满能量的演奏一气呵成。
在热烈的掌声中,音乐会落下了帷幕。
久石让表示自己“作为指挥者还是新手”,每天都在进行反思和学习。
在观众和演奏者的支持下,他似乎正在深入体会音乐的魅力,并不断追求音乐。
从3.11慈善音乐会开始,音乐会的热潮持续不断。
下周,夏季的传统活动,久石让与世界梦乐团(W.D.O.)将于8月6日(周六)在墨田三声音乐厅,7日(周日)在三得利音乐厅举行。
希望您能在音乐会上享受到CD无法提供的现场演奏的魅力和临场感。
正式演出当天的彩排照片
|