文档:吉卜力的教科書 神隱少女

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  ジブリの教科書12 『千と千尋の神隠し』 ナビゲーター・森見登美彦 森見登美彦が選ぶ名場面

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神々の住む異世界に迷い込んだ少女・千尋の成長を描く2001年公開の本作は、日本映画の歴代興行収入記録第1位となり、世界各国でも大ヒットした。ベルリン国際映画祭の金熊賞や、アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞など、国内外で数多く受賞。世界の人々を魅了した作品を、森見登美彦、荒俣宏、姜尚中らが読み解く。
 

目錄

1 映画『千と千尋の神隠し』誕生(スタジオジブリ語物―空前のヒット作『千と千尋の神隠し』
鈴木敏夫―この映画をヒットさせていいのか確信が持てなかった
宮崎駿―不思議の町の千尋‐この映画のねらい)
2 『千と千尋の神隠し』の制作現場(「原作・脚本・監督」宮崎駿―この映画が作れて僕は幸せでした
油屋を訪れる神々たち―宮崎駿イメージボード・設定画セレクション
作画監督・安藤雅司―十歳の少女が持つ心の葛藤を描きたかった ほか)
3 作品の背景を読み解く(斎藤環―カオナシの心には誰がいるのか?
姜尚中―「千尋」が「千尋」であるために
阿部智里―千尋だった私たち ほか)
 
監督紹介
宮崎駿(みやざき・はやお)
1941年東京生まれ。学習院大学卒業後の1963年、東映動画に入社。その後いくつかのプロダクションを経て、1979年「ルパン三世 力リオストロの城」で劇場映画監督デビュー。84年には個人事務所、二馬力を設立、同年「風の谷のナウシカ」が国民的大ヒット作となる。85年、スタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「もののけ姫」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」など、子どもから大人まで幅広い支持を集める。01年の「千と千尋の神隠し」は、アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞やベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。2013年夏、約5年ぶりとなる新作「風立ちぬ」を公開、大ヒットを記録したが、同年9月に引退を発表した。