文档:幽灵公主 主题歌

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宣传文案

宮崎駿監督映画「もののけ姫」の主題歌を収録したシングル。
 

2004年再版宣传文案

宮崎駿監督映画『もののけ姫』の主題歌を収録したシングルをシングルにして再発売。
 

Media information

東宝配給アニメ映画「もののけ姫」主題歌
 
主題歌「もののけ姫」
 それは、ほんの偶然の出来事から始まったのです。
 朝、宮崎監督がジブリに向かう途中、何気なく聞いていたFMラジオから流れ出た歌声は、監督の魂を揺さぶり、ある閃きを与えたのでした。
「これが男の声!?......この歌手に、もののけ姫を歌ってもらえたら......」。
 
 カウンターテナー、米良美一(めらよしかず)さん。
 今、この名前を知っている人は、余程のクラシック通なのでしょう。しかし、今年の年末、彼の名は日本中あまねく轟いているかも知れません。
 カウンターテナーというのは、ファルセット(裏声)を使ってテノールより高い音域の声を出す男声歌手のことです。お聞きいただければわかりますが、これが男声なのか女声なのか全くわからない、不思議な声なのです。まさに変幻自在、声の魔術師といったところでしょうか。
 
 米良さんは1971年、宮崎生まれ。洗足学園大学を主席で卒業。94年第8回古楽コンクール最高位、95年第6回奏楽堂・日本歌曲コンクール第3位入賞。現在はオランダ国費留学生として、アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学ぶ傍ら、クラシックから日本歌曲、黒人霊歌、ミュージカル・ナンバーまで歌うエンターテイナーとして、日本とオランダを往復する忙しい生活を送っています。
 
 米良さんは演奏活動を始めると、直ちに「知る人ぞ知る」新進歌手として話題になりましたが、本格的に注目を受けたのは、実は海外においてでした。1995年、隠れた才能を発掘することで世界的に定評のあるスウェーデンのBISレコードは、米良さんがソリストとして参加しているアンサンブル「バッハ・コレギウム・ジャパン」の演奏活動に注目、バッハのカンタータ全曲、約200曲をCD化するという計画を決定しました。その数何と60枚!。完結は2010年という壮大なものです。
 このシリーズでの米良さんの歌唱が絶賛を博し、昨年9月に日本で発売されたCD「母の唄/日本歌曲集」は日本声楽界に衝撃を与えたばかりか、クラシックとしては異例のセールスを記録中です。
 こうしてその才能が世間の注目を集め始めたまさにその時、米良さんと「もののけ姫」は出会ったのです。これが単なる偶然といえるでしょうか?
 
 「もののけ姫」を歌うにあたり、米良さんは「“古典”ばかりでなく、自分の“今”の感性に合った“新しい”日本の歌をもっと歌っていきたいと思っていた矢先の話で、とてもうれしかった。久石さんの曲がまたすごく素敵です」と非常に意欲的でした。
 米良さんの歌う主題歌「もののけ姫」は、宮崎監督が映画「もののけ姫」の企画にあたり、イメージを書き留めていたメモを基に、常に宮崎作品の音楽を担当していただいている久石譲さんが作曲してできあがったものです。
 もともと宮崎監督は「もののけ姫」に歌を挿入するつもりはありませんでした。しかし「男性であるにも拘らず、まるで女性の声を出す」という一種“官能性”に惹かれて方針を変更、その意を受けた鈴木プロデューサーが久石さんと話し合い、映画に歌を挿入することとしたのです。
 
 歌は既に録音済み。録音当日は宮崎監督自身が立ち会いました。もともと宮崎作品のファンだった米良さんの興奮ぶりは大変なもの。
 「この歌は一体誰の視点で歌えばいいのか、悩んでいたところに、宮崎さんの方から『これはアシタカが心の中でサンに向かってささやいた歌です』とおっしゃっていただいた。宮崎さんはすごい。あの一言が、私にどう歌ったらいいのか、鮮明なイメージを与えてくれました」。
 映画では、夜明け前、アシタカが洞窟の中でサンの寝顔を見、続いて山犬モロと語り合うシーンに歌が流される予定で、米良さんがアシタカの心の内を情感豊かに歌い上げています。