文档:久石讓官網日誌/2006年12月

出自宫崎骏与久石让中文百科
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 11月 2006年12月 1月
Staff Blog 2006年12月
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香港コンサートレポート
2006年12月01日
香港演唱會報告
2006年12月01日

香港フィルハーモニーとの共演になるアジアツアー第2弾。
久石は台北から早朝の飛行機で香港入り、
そのままHong Kong Cultural Centre Concert Hallでリハーサルが行われました。
睡眠時間わずか1時間の久石からはさすがに疲労の様子も…。
リハーサルで分かったことは香港フィルのレベルの高さでした。
アメリカやヨーロッパ出身の演奏者が多く、アジアも香港だけではなくもちろん日本人を含む様々なバックグラウンドをもつ演奏者たち。
「特に金管、木管演奏者がすばらしい、ヨーロッパのオーケストラに似ている」と久石は言及していました。
11月23日の本番当日は直前リハーサルがなく、ホテルから直接会場に乗り込みそのまま本番となりました。久石もこういうのは初めてだと調整が難しそうでした。
本番の演奏もすばらしく終わり、久石も「すごく良かったんじゃないの?」と言うぐらいで、
クールな香港人がスタンディングオベーションをしたりと、地元の人たちも驚くほどのいい反応でした。 
会場は二千人の収容人数で、オーケストラの団員によると、普段のオケの公演では、6割入ればいい方ほうだそうですが、今回の公演は満員なのでとても驚いていたようです。実はリハーサル2日を1日減らしてでも、本番を2日間やりたかったそうで、又是非是非きてくださいと依頼されて、久石も嬉しそうでした。
「香港の人は社交的でユーモアに溢れていて楽しいね」と本当にこのツアーの始まりが無事終了したことに心を撫で下ろしていました。

這是與香港管弦樂團合作的亞洲巡演第二站。
久石讓從台北搭乘早班飛機抵達香港,
隨後直接前往香港文化中心音樂廳進行排練。
久石讓的睡眠時間僅有1小時,顯然有些疲憊……
排練中,久石讓感受到了香港管弦樂團的高水平。
樂團中有許多來自美國和歐洲的演奏者,也有來自亞洲各地的演奏者,包括日本人。
久石讓特別提到:「尤其是銅管和木管演奏者非常出色,與歐洲的樂團相似。」
11月23日的正式演出當天沒有進行最後的排練,久石讓直接從酒店前往會場,隨即開始演出。久石讓表示這種情況還是第一次,調整起來有些困難。
演出非常成功,久石讓也認為「非常棒」,
就連一向冷靜的香港觀眾也起立鼓掌,反應之熱烈讓當地人也感到驚訝。
會場可容納兩千人,據樂團成員透露,平常的管弦樂演出能有六成上座率就不錯了,但這次演出卻座無虛席,令人非常驚訝。實際上,久石讓原本希望減少一天的排練時間,將正式演出增加到兩天,主辦方也熱情邀請他再次來港,久石讓對此感到非常高興。
「香港人非常社交化,充滿幽默感,和他們在一起很愉快。」久石讓對這次巡演順利開始感到非常欣慰。
北京コンサートレポート
2006年12月07日
北京音樂會報告
2006年12月07日
日本に比べて北京は寒いです。昼間も氷点下に近い北京のホテルに到着し、早速記者会見が行われました。北京公演のチケットはSold out 、テレビをはじめ、雑誌、新聞、インターネットの記者が沢山取材に来ていました。 
今回共演するチャイナ・フィル・ハーモニーとは、映画『A Chinese Tall Story』、『叔母さんのポストモダン生活』のサウンドトラック録音のとき以来でしたが、コンサートは初めてでした。
リハーサルは2日間に渡り行われ、久石は指揮の振り方に気をつけていたようです。
「久石譲は明日のジョーだな」っと、冗談もでるほど“基本に忠実に”以前よりも返しの部分をより強調するようにしていました。
12月2日、保利劇場で行われたコンサートは、素晴らしい天気に恵まれ、十分な準備の中で本番に臨むことができました。けれども実際コンサートが始まってみると、初めの2曲が終わりステージ下手に戻ってきたときには、いまいち満足していない様子の久石。ステージに出て行ったときの歓声はとても大きかったのですが、曲を演奏し終わったときの観客の反応がそれほどでもなかったのです。会場の皆さんはフルオーケストラのコンサートにどう反応していいのか分からないようでした。それとも、最初の2曲の大迫力に、圧倒されてしまったのでしょうか???
コンサートが進むにつれ、次第に拍手が大きくなり、“いつもの感じ”になってきました。ピアノソロを弾き終えた頃には歓声に近くなり、2部が終わるとアンコールコールまでわき起こり、どうやら北京の方々はスロースターターのようです。結果、コンサートは大成功と言ってもいい形で終了しました。
今回の北京では、久石のファンが中国本土にもいることがとても伝わってきて、もちろん北京で食べる中華は最高!また、久石が音楽を手掛けた中国映画の関係者の方々も駆けつけてくれたりと、久石にとって非常に良い思い出になっているのではないでしょうか。
次回は上海です。乞うご期待!
與日本相比,北京非常寒冷。抵達北京時,白天的氣溫也接近冰點,酒店裡立刻舉行了記者會。北京公演的門票已經售罄,電視、雜誌、報紙和網絡記者紛紛前來採訪。
這次與China Philharmonic Orchestra的合作,是自電影《A Chinese Tall Story》和《姨媽的後現代生活》的原聲帶錄製以來的首次合作,但音樂會卻是第一次。排練進行了兩天,久石讓似乎特別注重指揮的方式。他甚至開玩笑說:「久石讓就是明天的喬啊!」他比以前更加注重細節,尤其是在返場部分。
12月2日,在保利劇院舉行的音樂會,天氣非常好,準備工作也十分充分。然而,音樂會開始後,久石讓在演奏完前兩首曲子回到後台時,似乎並不太滿意。雖然上台時的歡呼聲很大,但演奏完曲子後觀眾的反應卻並不熱烈。或許觀眾們對全管弦樂隊的音樂會還不太熟悉,或者被前兩首曲子的氣勢所震撼了?
隨着音樂會的進行,掌聲逐漸變得熱烈起來,氣氛也漸漸變得「正常」了。當久石讓彈完鋼琴獨奏時,歡呼聲已經接近高潮,第二部分結束後,觀眾們甚至開始喊安可。看來北京的觀眾們是慢熱型的。最終,音樂會以非常成功的形式結束。
這次在北京,久石讓感受到了他在中國大陸也有許多粉絲,當然,北京的中餐也非常美味!此外,一些與他合作過的中國電影的相關人士也前來捧場,這對他來說無疑是非常美好的回憶。
接下來是上海站,敬請期待!
アジアツアー、香港でのご感想いただきました!!
2006年12月14日
亞洲巡演,在香港收到了大家的感想!!
2006年12月14日
香港在住の松谷葉子さまより。
香港でのコンサートの印象を次のように語ってくださいました。
 
久石先生の指揮、演奏は本当に感動的でした。
体が身動きを忘れた物体のように曲に吸い込まれていったのは私自身初めての経験です。
 
香港ではたくさんの有名なオーケストラの演奏を聞かせてもらうことができます。しかし、あれだけこちらの人が頭一つ動かさず音と一体になっているのは見たことがありません。
香港の人はCOOLで解りやすい性格です。普通なら立派な演奏の後も帰りが混むからなどというどうでもいい理由でさっさと会場を後にします。それがあの日は驚いたことに誰一人として出て行こうという様子がありません。ましてやあの熱い止まない拍手は彼らがどれほど久石先生の演奏に感銘したかの証明でした。
  久石先生の音が奏でる快感に、指先から迸る情熱に会場が包まれた時間でした。
 
 演奏中のオーケストラの人達の表情も格別でした。満足いくだけの時間一緒に練習できなかったと伺っておりましたが、彼らは既に先生に多大な信頼を寄せていることがはっきり観てとれました。彼らも視覚や聴覚からではない大事な何かを久石先生からいただいたのだと思います。嬉しそうでした。
 
コンサートを前に神経を集中させその時に挑むことがどれだけ大変で凄いことなのか。
「誰にも頼れない、孤独との戦い」私達が与えてもらった感動はそうした底知れぬ努力と才能からいただけるものということを感じました。
 
 
松谷さま、ご感想をお寄せくださりありがとうございました。
香港での熱い熱い皆さまの思いが臨場感を伴って伝わってきます。
こんなにも温かい香港の皆さまに改めて感謝!!!いたします。
來自居住在香港的松谷葉子女士。
她這樣描述了在香港的音樂會上的感受:

久石先生的指揮和演奏真的非常感人。
我的身體仿佛忘記了移動,被音樂深深吸引,這是我第一次有這樣的體驗。

在香港,我有機會聽到許多著名樂團的演奏。但是,我從未見過觀眾如此一動不動,與音樂融為一體。
香港人通常冷靜且直接,通常在精彩的演出後,他們會因為回家的路擁擠等無關緊要的理由迅速離開會場。但那天,令我驚訝的是,沒有人表現出要離開的樣子。更不用說那持續不斷的熱烈掌聲,這證明了他們對久石先生的演奏有多麼感動。
久石先生的音樂帶來的快感,以及他指尖迸發出的熱情,讓整個會場充滿了這種氛圍。

 演奏中的樂團成員的表情也非常特別。我聽說他們沒有足夠的時間一起練習,但他們顯然對久石先生寄予了極大的信任。我認為他們也從久石先生那裡得到了超越視覺和聽覺的重要東西。他們看起來非常高興。

在音樂會前集中神經並面對挑戰是多麼艱難和了不起的事情。
「無人可依賴,與孤獨的戰鬥」我們得到的感動來自於那些深不可測的努力和才能。


松谷女士,感謝您分享您的感受。
香港的熱情和大家的感受以強烈的現場感傳達給我們。
再次感謝如此溫暖的香港的每一個人!!!
上海コンサートレポート
2006年12月21日
上海音樂會報告
2006年12月21日
アジアツアーの第4弾は上海です。
2日間のリハーサルを経て、12月15日、上海大劇院での公演の第1日目です。
上海に到着してからというもの、ずっと曇りや小雨といったあいにくの天気が続いていたのですが、この日は晴れ!スタッフの「やっと青空を見ることができましたね」の言葉に、久石は「実はけっこう晴れ男なんだよ」と嬉しそうです。
上海交響楽団との共演は初めての久石でしたが、とても真面目で、皆一生懸命指揮を見てくれると喜んでいました。そして、コンサートマスターのパンさんは、20年近く日本にいらしたことがあり、久石とは旧知の仲。そんな二人の息の合ったコラボレーションも聴き応え十分です。

さて、本番1日目のスケジュールは、ピアノを1時間強練習してから、会場入りし、15時からゲネプロ開始。リハーサルの時には遅刻者がいなかったオケでしたが、この日はところどころ空席が…。そんなハプニングにもめげずに(久石はこのアジアツアーで大概のことには驚かなくなったとも言っています!)全力投球で臨んでいました。途中、ゲネプロの合間に「本番前に疲れすぎちゃいけないな」なんて汗でびっしょりになった体を拭きながら、脱力に努めようとする姿もありました。
そして、本番は、、、一日目のお客様は金曜日の夜ということもあり、大半の方が交通渋滞にはまり大遅刻。また、会場スタッフの方が、「撮影禁止」と書かれた電光掲示板を抱えながら客席の合間を練り歩くのです。それでもなくならないフラッシュの嵐。これには、久石もスタッフも呆然。一日目にはいまいち調子を掴みかねてしまった本番でした。
久石の口からは、「悔しいな、明日はどうやってお客さんをノセていくかな~」という言葉も出るほど。
その日の夜は、上海で一番夜景がキレイで有名だというバント(外灘)のレストランにて上海料理を頂きました。美味しい料理で明日への精気を養います。
本番2日目。
実は、たくさんのツアーで各地を巡ってきた久石ですが、同じ会場で同じプログラムを同じオーケストラで演奏することは初めてのことだそうです。この日は、ゲネプロを行わず、久石はピアノの練習を約2時間に渡り行いましたが、極力本番前に体力と気力を温存することに努めているようでした。
さて、2日目の本番はというと…、お客様も満員!
とはいうものの、やっぱりお国柄の違いでしょうか、1曲目が終わった後に、遅れてきたお客様の数のすごいこと!その中の一人の女性が自分の席を探して迷ってしまう場面がありましたが、久石が「どうぞ!座るまで待ってますよ」と手で合図をすると、会場からドッと拍手が沸き起こる、なんてほんわかする場面もありました。そんな空気とは対照的に、この日の久石のパワーは今までに見たことがないほど、力強く、物凄い気迫。その勢いにオーケストラもぐいぐいと引き込まれ、会場のお客様も客席から身を乗りだして聴くほどでした。プログラムの全ての曲を演奏し終わると、「ハオ!ハオ!」「ブラボー!」というものすごい歓声と熱気に包まれ、いつまでも鳴り止むことのない拍手の中で幕を閉じることができました。
上海でも美味しい中華と美酒に酔いしれ、そして、何よりも、本当にたくさんの方が、久石の音楽を聴いていてくださることが分かり嬉しい収穫でもありました。
さて、お次は、年末の大阪・ジルベスターコンサートです!まだまだ本番は続きますよ。
次回は金洪才さんを指揮に迎え、また違ったサウンドを聴かせてくれること間違いなしです!
皆様、乞うご期待ください!
亞洲巡演的第四站是上海。
經過兩天的排練,12月15日,上海大劇院的首日演出開始了。
自從抵達上海以來,天氣一直陰雨連綿,但這一天終於放晴了!工作人員說「終於看到藍天了」,久石開心地回應道:「其實我挺能帶來晴天的呢。」
這是久石首次與上海交響樂團合作,他對樂團的認真態度和全神貫注的指揮感到非常高興。樂團的首席潘先生曾在日本生活了近20年,與久石是老朋友。兩人的默契合作也讓演出更加精彩。

首日的日程安排是:先進行一個多小時的鋼琴練習,然後進入會場,下午3點開始彩排。排練時樂團沒有遲到的人,但當天卻有一些空位……儘管如此,久石並沒有氣餒(他說在這次亞洲巡演中已經對很多事情見怪不怪了),依然全力以赴。在彩排間隙,他還擦了擦滿身的汗水,笑着說:「正式演出前可不能太累啊。」
然而,正式演出時……由於是周五晚上,大部分觀眾都因交通堵塞而遲到。會場工作人員舉着「禁止拍攝」的電子告示牌在觀眾席間穿梭,但閃光燈依然不斷。這讓久石和工作人員都感到無奈。首日的演出狀態似乎還沒完全調整好。
久石甚至感嘆道:「真不甘心啊,明天得想辦法讓觀眾更投入才行。」
當晚,他們在上海著名的外灘餐廳享用了上海菜。美味的料理為第二天的演出增添了活力。
第二天的演出。
其實,久石雖然在世界各地巡演過很多次,但在同一個場地、與同一個樂團、演奏相同的曲目還是第一次。這一天沒有彩排,久石花了大約兩個小時練習鋼琴,儘量在正式演出前保存體力和精力。
第二天的演出……觀眾爆滿!
不過,或許是因為文化差異,第一首曲子結束後,遲到的觀眾依然很多。其中一位女士在找座位時迷了路,久石用手勢示意:「請坐!我們等你。」這一幕引發了全場的熱烈掌聲。與這種溫馨氛圍形成鮮明對比的是,久石當天的表現異常有力,氣勢磅礴。樂團也被他的激情帶動,觀眾們更是全神貫注地聆聽。當所有曲目演奏完畢後,會場響起了「好!好!」「太棒了!」的歡呼聲,掌聲久久不息。
在上海,久石不僅享受了美食和美酒,更重要的是,他感受到了許多人對他的音樂的熱愛,這讓他倍感欣慰。
接下來,年末的大阪新年音樂會即將到來!演出還在繼續。
下次將由金洪才先生擔任指揮,帶來不一樣的音樂體驗!
敬請期待!