2011年12月26日
全国的に寒さが一段と厳しくなった年の瀬、北九州と大阪での公演に向けて出発です!
朝東京を発ち、福岡空港から九州交響楽団の練習場へ直行。
九州交響楽団の皆さんとは、10数年以上前にピアノで共演したことがありましたが、
今回は指揮者として初めての共演でした。
練習初日はお互いになんとなく緊張した雰囲気の中リハーサルが進行しましたが、
2日目は緊張もほぐれたのか一気にまとまりを見せ、翌日の本番を迎えることとなりました。
28日公演当日、会場でのゲネプロも順調に進行し、午後6時半、満員のお客様を迎えて開演。
▲北九州ソレイユホールゲネプロ
今回のプログラムでは、オーケストラのメンバーにソリストとしてご活躍いただく場面が多くありました。
「ラ・フォリア」ではコンサートマスター原さん、セカンドヴァイオリン大山さん、チェロ宮田さんが息の合ったアンサンブルを。
「天空の城ラピュタ」ではトランペットの本村さんが
暖かいふくよかな音色でラピュタの世界を堪能させてくれました。
全プログラムが終わっても鳴り止まないカーテンコールの中、
アンコールで「Merry Go Round」と「となりのトトロ」を演奏。
客席は更に盛り上がりを見せ、ようやく終演となりました。
終演後はすぐに新幹線で博多へ帰らなければならなかったのですが、
なんと駅のホームにまで久石のサインを求めていらっしゃるお客様が!!
北九州での公演は初めてでしたが、今後も訪れる機会があることを願います。
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2011年12月26日
在全國各地寒意漸濃的年末,我們出發前往北九州和大阪進行演出!
早上從東京出發,從福岡機場直奔九州交響樂團的練習場。
我與九州交響樂團的成員們曾在十多年前以鋼琴家的身份合作過,
但這次是作為指揮家的首次合作。
練習的第一天,大家在略顯緊張的氛圍中進行了排練,
到了第二天,緊張感似乎有所緩解,排練進展順利,為第二天的正式演出做好了準備。
28日演出當天,現場的總排練也順利進行,下午6點半,在滿座的觀眾面前正式開演。
▲北九州Soleil Hall總排練
這次演出中,有許多環節是由樂團的成員擔任獨奏。
在《La Folia》中,首席小提琴原先生、第二小提琴大山先生和大提琴宮田先生展現了默契的合奏。
在《天空之城》中,小號的本村先生用溫暖而豐滿的音色讓我們充分感受到了拉普達的世界。
即使所有曲目結束後,觀眾的掌聲依然不斷,
在安可環節中,我們演奏了《Merry Go Round》和《龍貓》。
觀眾席上的氣氛更加熱烈,最終演出圓滿結束。
演出結束後,我們必須立即乘坐新幹線返回博多,
沒想到在車站的月台上還有觀眾要求久石讓簽名!!
雖然這是第一次在北九州演出,但我希望今後還能有機會再來。
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2011年12月29日&30日、リハーサル
今年もやってきました大阪ジルベスターコンサート。
博多から新大阪へ2時間半ゆられ、そのままリハーサル会場へ。
指揮者の金洪才さんとの共演は2年振り。今回は久しぶりに、久石のピアノ率が高いコンサートになります。
▲RH:金さんとの思い出の楽曲として選曲した「Drifting in the City」などを入念にあたりました。
▲GP:コンサートマスターの岩谷さん、久石と同級生の森末さん、そして「フェルメール&エッシャー」でも演奏してくれたチェリスト向井さん等と奏でる「ラ・フォリア」。
▲GP:「ニノ国」
2011年12月31日大阪 ザ・シンフォニーホール本番
会場の通路には特設椅子が並べられ、更に立ち見席もあり。大晦日という忙しいときにも関わらず、大勢のお客様がザ・シンフォニーホールに集まって下さいました。
1曲目は宮崎駿監督の短編映画「パン種とタマゴ姫」(ジブリ美術館にて上映)に書いた「ラ・フォリア」からスタート。格調高い雰囲気の中、2011年のジルベスターは幕を開けました。
ヴィヴァルディの「ラフォリア」を素材にミニマルミュージックの手法を取り入れ、現代的なアプローチで久石が再構築したこの楽曲は、久石が「バロック音楽がどう現代に蘇るか」というチャレンジをした作品です。
続いて「坂の上の雲 第2組曲」。3年の時を経て、更に完成度を増した作品群は壮大なスケールで鳴り響きました。
後半は指揮者に金洪才さんをお招きし「二ノ国」コーナーからスタート。麻衣による「心のかけら」は会場を優しく包み込みました。
▲GP:麻衣は「Stand Alone」(「坂の上の雲」より)、「心のかけら」(「ニノ国」より)を披露
ラストは「My Favorites」コーナーです。「Drifting in the City」から「HANA-BI」「Kids Return」等々、お馴染みの楽曲を久石のピアノ満載で演奏。
しかしその時「Kids Return」を終えた久石は再びマイクを手にし、語り始めました。
「31日のジルベスターコンサートも6年続いてきました。この忙しい中、集まって下さってありがとうございます。一応、今回で最後にしようかな、って思ってます。」突然の発言に会場もどよめきました。
作曲する時間を確保する為と、今度お会いする時は新たなコンセプトを見つけて、もっとパワフルなものを見せたい。そういう状況になった時また皆さんにお会いしたい、皆さんに本当に望んでいただけるなら、またいつでも帰ってきますから。という内容でした。
そして「本当に温かい声援をありがとうございました。」と残し、関西フィルハーモニー管弦楽団の皆さん、金さんにも感謝の言葉を捧げ最後の演奏「One Summer's Day」「Oriental Wind」に向かいました。
終了後も拍手は鳴り止まず、アンコールとして「Merry-go round」「Madness」「My Neighbor TOTORO」を演奏。そして楽屋に戻っても歓声は鳴り止まず再びステージへ、そして「夢の星空」をピアノソロで演奏しました。
大勢のお客様と共に作り上げてきたジルベスターコンサートに一度ピリオドを打つことになりますが、人間は日々変わって行かねばならない、成長して行かねばならないという久石なりの考えがあっての決断です。
また必ず、皆様にお目にかかりたいと久石も思っています。その日が来るまで、どうか温かく見守っていただけますと幸いです。
▲終演後:楽屋に戻っても会場からの温かい拍手は鳴り止まず、もう一度ステージへ。皆様に心から感謝です。
Thank You Silvester in Osaka.
追伸:
北九州公演では終演後に即移動しなければならず、慌ただしく会場を後にしました。客席からプレゼントをご用意して下さったファンの皆様、その姿を久石は目にしており、大変申し訳なく思っていました。お気持ちは確かに受け取っています。ありがとうございました。
大阪公演ではとても寒い中、楽屋口でお待ちいただいたファンの皆様ありがとうございました。長らくお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。
2012年が皆様にとって飛躍の年となりますように。健康でありますように。心からお祈り申し上げます。
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2011年12月29日&30日,排練
今年的大阪跨年音樂會也如期而至。
從博多到新大阪,乘坐了兩個半小時的列車,直接前往排練場地。
與指揮家金洪才先生的合作是時隔兩年後的再次同台。這次是久違的、久石讓鋼琴比重較高的音樂會。
▲排練:與金先生共同回憶的曲目《Drifting in the City》等進行了細緻的排練。
▲排練:與音樂會首席岩谷先生、久石讓的同班同學森末先生,以及在《維米爾與埃舍爾》中也有演奏的大提琴手向井先生等共同演奏的《拉·福里亞》。
▲排練:《二之國》
2011年12月31日,大阪交響音樂廳正式演出
音樂廳的通道上擺放了特設的椅子,還有站立觀看的席位。儘管是除夕夜這樣忙碌的時刻,仍有大量觀眾聚集在交響音樂廳。
第一首曲目是宮崎駿導演的短片電影《酵母與雞蛋公主》(在吉卜力美術館上映)中的《拉·福里亞》。在莊嚴的氛圍中,2011年的跨年音樂會拉開了帷幕。
這首以維瓦爾第的《拉·福里亞》為素材,採用極簡音樂手法,久石讓以現代方式重新構建的樂曲,是他對「巴洛克音樂如何在現代復甦」這一挑戰的作品。
接下來是《坂上之雲 第二組曲》。經過三年的時光,這部作品更加成熟,以宏大的規模響徹音樂廳。
下半場,指揮家金洪才先生登場,從《二之國》環節開始。麻衣演唱的《心之碎片》溫柔地包裹了整個會場。
▲演出:麻衣演唱了《Stand Alone》(選自《坂上之雲》)和《心之碎片》(選自《二之國》)
最後是《我的最愛》環節。從《Drifting in the City》到《HANA-BI》《Kids Return》等,久石讓的鋼琴滿載着熟悉的旋律。
然而,當《Kids Return》結束後,久石讓再次拿起麥克風,開始說道:
「31日的跨年音樂會已經連續舉辦了6年。在這忙碌的時刻,感謝大家的到來。我想,這次可能是最後一次了。」這一突如其來的發言讓會場一片譁然。
為了確保作曲的時間,以及下次見面時能夠找到新的概念,展示更有力量的作品。如果到了那個時候,我希望能再次見到大家。如果大家真的希望如此,我隨時都會回來。
然後,他說:「非常感謝大家的熱情支持。」並向關西愛樂樂團的所有成員、金先生表達了感謝,隨後開始了最後的演奏《One Summer's Day》和《Oriental Wind》。
演出結束後,掌聲不斷,作為安可曲目,演奏了《Merry-go round》《Madness》《My Neighbor TOTORO》。即使回到後台,歡呼聲仍未停止,再次登上舞台,以鋼琴獨奏的形式演奏了《夢的星空》。
與眾多觀眾共同打造的跨年音樂會將暫時畫上句號,但久石讓認為,人必須不斷變化、不斷成長,這是他的決定。
久石讓也希望能夠再次與大家見面。在那一天到來之前,希望大家能夠溫暖地守護我們。
▲演出結束後:即使回到後台,會場的熱烈掌聲仍未停止,再次登上舞台。衷心感謝大家。
Thank You Silvester in Osaka.
附言:
在北九州的演出結束後,必須立即離開,匆忙離開了會場。久石讓看到了觀眾席上準備了禮物的粉絲們,感到非常抱歉。你們的心意我已經收到了。非常感謝。
在大阪的演出中,儘管天氣非常寒冷,感謝在後台門口等待的粉絲們。讓你們久等了,非常抱歉。
祝願2012年對大家來說是飛躍的一年。願大家健康。衷心祈禱。
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