文档:吉卜力日誌/1999年2月

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 1月 1999年2月 3月
我的鄰居山田君 製作日誌 目錄 
 1月 1999年2月 3月
1999年2月
1999年2月
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99.2.1(月)
 ラストの○○○○○をうまく画面に当てはめるため、高畑さんが古城くんと共にアビッドで試行錯誤を繰り返している。
 江崎さん、大森さん等が来社し、チェコ録音を前に最後の打ち合わせが行われる。高畑監督がスケジュール上チェコには行けないため、それぞれの楽曲の注意点等を江崎さんに伝える。
 シーン7-3、8-4の色打ち合わせが行われる。
99年2月1日(星期一)
 為了將最後的○○○○○完美地融入畫面,高畑先生與古城君一起在Avid上反覆進行嘗試和調整。
 江崎先生、大森先生等人來到公司,在前往捷克錄音之前進行了最後的討論。由於高畑導演在日程安排上無法前往捷克,因此他向江崎先生傳達了每首樂曲的注意事項等。
 進行了場景7-3、8-4的色彩討論。
99.2.2(火)
 若干棚に溜まりだした動画をいち早く処理すべく、神村氏がトロトロへ動画作業のお願いに出向く。
 二木さん、安藤さん作打ち。
 またまた、深夜の制作会議。議題は、内線動画作監をいかに早くするか。議論は社員の一般常識から、ジブリの構造論にいたるまで、横道にそれまくるも、なんとか方向性をまとめて終了する。
 神村氏が2月から、制作データをマックからウィンドズの桐に一本化しているが、これがなかなか上手く行かず、悪戦苦闘している。
 その神村氏のスクリーンセーバーが、先月の「背水の陣」から「がけっぷち」に変わる。それを見た高畑監督は、それを渦巻き状にして「がけっぷちに嵐が来ています」と喜んでいた。ふ~…。
99年2月2日(星期二)
 為了儘快處理積壓在若干棚中的視頻,神村先生前往トロトロ請求協助視頻工作。
 二木先生和安藤先生進行創作討論。
 又一次深夜的製作會議。議題是如何加快內線視頻的製作進度。討論從員工的一般常識到吉卜力的結構論,雖然話題不斷偏離,但最終還是勉強總結出了方向。
 神村先生從2月開始將製作數據從Mac統一到Windows的桐系統,但進展並不順利,正在苦戰。
 神村先生的屏幕保護程序從上個月的「背水之陣」變成了「懸崖邊緣」。看到這一幕的高畑導演將其改為漩渦狀,並高興地說「懸崖邊緣來了風暴」。呼~…。
99.2.3(水)
 大塚伸治さん来社。シーン3-2、CUT79~83まで打ち合わせ。
 シーン2-1の色打ち合わせが、予定の時間をかなり遅れて行われる。原因は高畑監督と鈴木プロデューサーのトップ会談。
 高橋、神村両氏がメインスタッフを会議室に集め、主に実線作監、内線作監の作業をいかにスムースに進めていくかの話し合いを行う。実線作監の小西君から作画、色打ち合わせに出ている時間が惜しいので、注意点、決定事項は後から田辺氏に聞く事にして、打ち合わせには出ず、作業時間を増やしたいと提案があり了承される。
 昨日は節分。田辺さんに「まるかぶり」(昨年の同時期日誌参照)の話をすると「ああ、もう一年たったんですね~。」と遠い目をしていた。
99年2月3日(星期三)
 大塚伸治先生來訪。討論了場景3-2,CUT79~83的內容。
 場景2-1的色彩討論比預定時間大大延遲。原因是高畑導演和鈴木製片人的高層會談。
 高橋和神村兩位先生召集主要工作人員到會議室,主要討論了如何順利進行實線作畫監督和內部作畫監督的工作。實線作畫監督小西君提出,由於作畫和色彩討論的時間寶貴,希望將注意事項和決定事項稍後向田邊先生詢問,不參加討論,以增加工作時間,這一提議得到了批准。
 昨天是節分。向田邊先生提起「まるかぶり」(參見去年同期的日記),他感慨地說:「啊,已經過去一年了啊~。」眼神中透露出遙遠的回憶。
99.2.4(木)
 ボードのカラーコピーを撮ろうと思ったら、出てきたコピーが何故かセピア色になっている。よく見てみると取り換えたばかりのフィルムの使用期限が二年も前に切れている。倉庫にあった古いものを、誰かがもったいないと思ったのか、フィルム置き場に持ってきたものらしい。
 制作では毎作品、ある部署からある部署へCUTが移動する際、必ずノートに日付や枚数をチェックしていくのだが、今回の作品では、徐々にその数が増え、コンテからプロジェクターによるラッシュまでで、チェックが64項目、ノート18冊分にものぼっている。デスク神村氏が増えすぎた項目をコンピュータ上で見やすく表にする作業に明け暮れている。
99年2月4日(星期四)
 我本想給板子拍一張彩色複印件,結果出來的複印件不知為何變成了深褐色。仔細一看,剛換的膠捲的使用期限竟然在兩年前就已經過期了。可能是倉庫里有人覺得這些舊膠捲太可惜了,就把它們放到了膠捲存放處。
 在製作過程中,每部作品從某個部門轉移到另一個部門時,都必須在筆記本上記錄日期和數量。但這次的作品,記錄的項目逐漸增加,從分鏡到投影機的樣片,檢查的項目竟然達到了64項,筆記本也用了18本。神村先生整天忙着在電腦上整理這些過多的項目,以便更清晰地查看。
99.2.5(金)
 瀬山さんが来社し、高畑監督、高橋、古城、居村等と、今後の編集作業をどうしていくかについて話し合う。
 向かいに建設中である試写室の柱の立ち上げが行われていたが、屋根の形に組み上げられた木の骨組みをクレーンで立て、それを繋いで行く工事方法に、「あんなに簡単に組み上がっちゃうの」と唖然として作業を見ていたスタッフ多数。
 二日前にT2へデジタルペイントを発注する際、色見本のデータを入れ忘れ、ジブリ-T2間を二往復した石井君だが、今日ペイントが上がったと聞いて、再びT2へ向かい、1GBのJAZを回収してきたところ、なんとケースの中身が空。「ちゃんと中身を確認してから持ってくること」と神村氏に注意を受け、再びT2へ。この1CUTで4往復。
99年2月5日(星期五)
 瀬山先生來到公司,與高畑導演、高橋、古城、居村等人討論了今後的編輯工作如何進行。
 對面正在建設的試映室的柱子正在豎立,看到用起重機將屋頂形狀的木框架豎起並連接起來的施工方法,許多工作人員都驚訝地說:「竟然這麼簡單就組裝好了。」
 兩天前向T2訂購數字繪畫時,石井君忘記了放入色樣數據,導致在吉卜力和T2之間往返了兩次。今天聽說繪畫完成了,他又去了T2,取回了1GB的JAZ,結果發現盒子裡竟然是空的。神村先生提醒他:「確認好內容再帶回來。」於是他又去了T2。這一CUT就往返了四次。
99.2.6(土)
 百瀬さんと、ボブスレー編の今後の進行計画の話し合い。外注出しやむなし、との結論に達する。
 山森氏シーン2-4、2-5、5CUT分作打ち。
 山田氏シーン13-5、8CUT分作打ち。
 杉野さん来社。三月頭からディズニーから出向で原画として参加。
 1CUT780枚の動画が上がってくる。今作品の中では最高記録。でももっと多いのがあるという噂が…。
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この後巨大CUT袋に入れ換えられた
99年2月6日(星期六)
 與百瀨先生討論了雪橇篇的後續進展計劃。最終得出結論,不得不外包。
 山森先生的場景2-4、2-5,完成了5個鏡頭的製作。
 山田先生的場景13-5,完成了8個鏡頭的製作。
 杉野先生來到公司。從三月初開始,他將作為原畫師從迪士尼借調過來參與製作。
 收到了1個鏡頭的780張動畫。這是目前作品中的最高紀錄。但據說還有更多的傳聞…
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之後被裝入了巨大的鏡頭袋中。
99.2.8(月)
 神村氏の知り合いの冨田さんが原画の手伝いに入ってくれることになり、作画打ち合わせ。ボブスレー編シーン2-2、7CUT分。
 コウノトリの資料を探しに新宿ツタヤに行くも、見つからず。結局社内でNHK「生きもの地球紀行」を録画していたスタッフからビデオを借りることに。
 居村氏が昨日床屋に行き、長く伸ばしていた髪とヒゲをバッサリと切って出勤。別人のように大変身。
99年2月8日(星期一)
 神村先生的熟人冨田先生決定來幫忙原畫,進行了作畫討論。討論了雪橇篇的場景2-2,共7個鏡頭。
 為了尋找鸛的資料去了新宿的Tsutaya,但沒有找到。最後從公司內部錄製了NHK《生物地球紀行》的同事那裡借來了錄像帶。
 居村先生昨天去了理髮店,把留長的頭髮和鬍子都剪短了,來上班時大變樣,幾乎認不出來。
99.2.9(火)
 朝9:30よりイマジカにてフィルムチェックが行われる。本編に関してはこれでほぼOKとなったが、ボブスレー編は色の問題で保留。
 七時より、糠塚さんや、コムスシフトさんのスタッフが来社し、のぼる、のの子役の打ち合わせ。高畑監督が、それぞれ事前に絞り込まれた十数名ずつのテープを聞き、のぼる7人、のの子5人に厳選。明日にもその声をアビッドに取り込み、絵と合わせ、さらに絞り込む作業を行う予定。
 山口さんの打ち合わせ。シーン7-9、CUT13から最後まで。
99年2月9日(星期二)
 早上9:30在Imagica進行膠片檢查。關於正片部分,基本上已經完成,但關於雪橇部分因色彩問題暫時保留。
 晚上7點,糠塚先生和Com Shift的工作人員來到公司,進行關於「のぼる」和「のの子」角色的討論。高畑導演事先篩選了十幾名候選人的錄音,最終嚴格挑選了7名「のぼる」和5名「のの子」的配音演員。計劃明天將這些聲音錄入Avid,與畫面同步,進一步篩選。
 與山口先生的會議。討論了場景7-9,從CUT13到最後的剪輯。
99.2.10(水)
 シーン15-6、13-7の色打ち合わせが行われる。
 神村氏が三度目になるCUT表の書き直しを完了させる。「これで最後までいけるはず」と自信を見せているが果たしてそう上手く行くかどうか。
 古城君が昨日選考された声をアビッド上で絵に合成、一通り高畑監督に見てもらう。まだ結論は出ず。
 矢野顕子さんの作曲した音楽が何曲かテープで送られてくる。早速高畑監督に聞いてもらう。
 アニメージュ等で発表された次期○ンダ○のデザインが社内で論議を呼んでいる。早速みんな紙に模写しては「これじゃヒゲだよ…」等々白熱した議論を展開中。
 近所の飲み屋がランチを始めたのだが、1000円で分厚いステーキが食える(しかも抜群に美味い)とあって早速ジブリで話題になっている。ところで最近NHKスペシャル「世紀を越えて」を見て「肉はあまり食べてはいけない」等と言い回っていた某田中氏が率先して食べに行ったため、批判を浴びている。
99年2月10日(星期三)
 今天進行了場景15-6和13-7的色彩討論。
 神村先生完成了第三次的CUT表重寫。他自信地表示:「這次應該能堅持到最後。」但真的會這麼順利嗎?
 古城君將昨天選定的聲音在Avid上與畫面合成,並請高畑導演過目。目前還沒有得出結論。
 矢野顯子作曲的幾首音樂通過磁帶送來了。我們立刻請高畑導演試聽。
 在《Animage》等雜誌上發布的下一部○ンダ○的設計在公司內部引起了熱議。大家紛紛在紙上臨摹,並展開了激烈的討論,比如「這看起來像鬍子啊…」等等。
 附近的酒館開始提供午餐,1000日元就能吃到厚切牛排(而且非常美味),這立刻在吉卜力成為了話題。不過,最近看了NHK特別節目《跨越世紀》後,一直在說「肉不能吃太多」的某位田中先生卻率先去吃了,因此受到了批評。
99.2.11(木)
 午後から雪が降り出す。あっという間に外は一面銀世界。駐車場の車の上も白く雪が積もり始める。「おお、このままいけば中央線も止まり帰れなくなる。今のうちに帰ろう」との不逞の輩が何人かいたが、そう言った途端に雪もやみ、今日も深夜までお仕事。
99年2月11日(星期四)
 下午開始下雪。轉眼間外面就變成了一片銀白的世界。停車場裡的車頂也開始積起了白雪。有幾個不安分的傢伙說:「哎呀,這樣下去中央線也會停運,回不去了。趁現在趕緊回去吧。」但話音剛落,雪就停了,今天也工作到深夜。
99.2.12(金)
 先日行われた健康診断の結果が出る。メイン、制作の中では特に大きな病気にかかった人も無く、ほっと一安心。昨年直腸に異変あり、と診断され、○○に管を通し、バリウムを○○されるという屈辱的な二次検査を強いられた某氏も今回はA判定。
 本編の○○○シーンの参考に、実際のダンスをビデオに収録することになり、吉祥寺のダンススクールへ打ち合わせに行く。スタジオは、自分の踊っている姿が見られるように片側が鏡張りになっていて、歩くだけで思わず背筋を伸ばしてしまう。打ち合わせの最中も踊りのレッスンをしている人がいて、ついついそちらを見てしまうのは「Shall we ダンス?」を見ているからか。とりあえず来週火曜日に高畑監督立ち会いのもと、プロのダンサーに踊ってもらい、それをビデオ三台で収録する予定。
99年2月12日(星期五)
 前幾天進行的健康檢查結果出來了。在製作團隊中,沒有人患上特別嚴重的疾病,大家都鬆了一口氣。去年被診斷出直腸有異常,不得不接受通過管子注入鋇劑的屈辱性二次檢查的某位同事,這次也獲得了A級評定。
 為了作為正片中某場景的參考,我們決定錄製實際的舞蹈視頻,於是前往吉祥寺的舞蹈學校進行商討。舞蹈室的一側是鏡子,可以看到自己跳舞的樣子,光是走路就不由自主地挺直了背。在商討過程中,有人在旁邊上舞蹈課,忍不住一直看過去,大概是因為看了《Shall we ダンス?》的緣故吧。總之,計劃在下周二在高畑導演的見證下,請專業舞者跳舞,並用三台攝像機進行錄製。
99.2.13(土)
 シーン4-3色打ち合わせ。
 三時からラッシュチェックが行われる。
 原画の森田さんから、初の子供(男の子)が誕生したと連絡が入る。早速近所の人たちが助産院に泊まり込んでいる森田さんの机の周りを「おめでとう」と飾り付ける。
99年2月13日(星期六)
 場景4-3色彩協調會議。
 從三點開始進行緊急檢查。
 原畫師森田先生通知我們,他的第一個孩子(男孩)出生了。附近的鄰居們立刻在森田先生工作的助產院周圍裝飾了「恭喜」的字樣。
99.2.15(月)
 朝から森田氏が赤ちゃんの写真をもって出勤。机の飾り付けに感動している。一日中赤ちゃんの写真を周りの人に見せまくり「かわいいでしょう。早くみんなも子供作った方が良いよ」と終始目尻を下げっぱなし。
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▲森田氏と赤ちゃんを抱く奥さん。それにしても赤ちゃんってどの子もかわいい。
 今年はバレンタインが日曜だったため、今日15日に会社中で義理チョコが溢れかえっている。  百瀬さん体調不良で今日はお休み。  今日は色打ち合わせの予定日であったが、ボードと動画上がりがなかなか合わずお流れ。
99年2月15日(星期一)
 早上森田先生帶着寶寶的照片來上班。他對桌子的裝飾感到非常感動。一整天他都在給周圍的人看寶寶的照片,不停地說「可愛吧,大家也早點生孩子比較好」,一直笑得合不攏嘴。
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▲森田先生和他抱着寶寶的妻子。不過,每個寶寶都很可愛。  今年情人節是星期天,所以今天15日公司里到處都是義理巧克力。  百瀨先生身體不適,今天休息。  今天是色彩討論的預定日,但由於畫板和動畫效果遲遲無法達成一致,最終取消了。
99.2.16(火)
 吉祥寺にあるダンススクールへ資料映像の収録にうかがう。
 百瀬さんが描いているボブスレー編絵コンテのうち7CUT 84.125秒分が終了する。残りは2シーンを残すのみ。
99年2月16日(星期二)
 前往吉祥寺的舞蹈學校進行資料影像的錄製。
 百瀨先生所繪製的雪車篇分鏡中,7個鏡頭共計84.125秒的部分已完成。僅剩2個場景未完成。
99.2.17(水)
 デスク神村氏が動画スタッフに、月一回回収している作業ノートを返却する際、一人一人を会議室に呼んで過去の上がり状況等を見せ「死ぬ気で描いてくれ」と最後のお願い。
 先週は作打ちが多くあった為、レイアウトは数多く上がったが原画の上がりがいまいち。うって変わって今週は原画が怒涛のごとく上がってきている。
 神村氏のウィンドウズマシンがクラッシュ。
 シーン14-3の色打ち合わせが行われる。問題もなく数分で終了。
 門屋さんと高畑監督が、のぼる役をさらに絞り込む作業を行う。結果、本命4人補欠2人となる。これらのメンバーの声を若林さんにきちんと録音してもらって最終決定に持っていく予定。
99年2月17日(星期三)
 神村先生在將每月回收一次的工作筆記本返還給動畫製作人員時,將每個人叫到會議室,展示了過去的工作進展等情況,並在最後懇求道:「請拼盡全力去畫吧。」
 由於上周有很多作畫會議,所以布局圖的數量很多,但原畫的進展卻不盡如人意。然而,這周原畫卻如潮水般湧來。
 神村先生的Windows電腦崩潰了。
 進行了場景14-3的色彩討論。沒有出現問題,幾分鐘就結束了。
 門屋先生和高畑導演進一步篩選了「のぼる」角色的候選人。結果,確定了四名主要候選人和兩名替補。計劃讓若林先生為這些成員錄製聲音,以便最終做出決定。
99.2.18(木)
 昨日から踊りのシーンの資料用にビデオレンタル屋のはしご。夜、選び出したいくつかの映像を高畑監督に見てもらう。
 神村氏のウインドウズの調子が全く良くならないため、完全に初期化し、一からやり直しをはかっている。
 神村氏は京都アニメの出向としてジブリに来ているので、近くにマンションを借りて住んでいるが、京都から突然「アニメを勉強している若者をあずかってくれ」との連絡とともに、オーストリア人が上京、マンションに居候をすることになる
99年2月18日(星期四)
 從昨天開始,為了尋找舞蹈場景的參考資料,我跑了好幾家錄像租賃店。晚上,我挑選了幾段影像給高畑導演看。
 神村先生的Windows系統狀態一直不好,所以決定完全初始化,從頭開始重新設置。
 神村先生是作為京都動畫的派遣人員來到吉卜力的,他在附近租了公寓住。突然,京都那邊聯繫他說「有個正在學習動畫的年輕人需要照顧」,於是一個奧地利人來到東京,暫時住在他的公寓裡。
99.2.19(金)
 12時から、若林さん、井上さん、伊藤さんが来社し、音響打ち合わせが行われる。まず出来上がっているライカリールを見てもらい、今回の音響をシステムも含めて6チャンネルをどう使っていくのか、という全体像が話し合われる。その後、絵の作業の遅れてからくる、音響作業のスケジュールについて、例えば、どの時点で定尺が必要なのか(なるべく後に延ばしたい高畑監督との戦いになる)、等具体的なことが話し合われる。
 7時からテレセンにてのぼる、のの子役候補者の録音が行われる。稲城、門屋両名が立ち会う。
99年2月19日(星期五)
 從12點開始,若林先生、井上先生和伊藤先生來到公司,進行了音響的討論。首先,他們觀看了已經完成的萊卡膠片,並討論了這次音響系統將如何使用6個通道的整體方案。隨後,由於繪畫工作的延遲,討論了音響工作的時間安排,例如在哪個時間點需要定尺(這將成為與希望儘可能推遲的高畑導演之間的較量),以及其他具體事項。
 從7點開始在電視中心進行了《のぼる》和《のの子》角色候選人的錄音。稻城和門屋兩位先生出席了錄音。
99.2.20(土)
 4時からラッシュチェックが行われる。そこで一時は決着がついたと思われていたプロジェクターの色問題が再び再燃。各方面で頭を抱える者続出。
 今月は、内輪動画強化月間。そのせいもあるがここ数日内線輪郭線動画の流れが凄い。20カット程一気に流れている。更にラフ原画の上がりも27カットとかなりアップ(と言いつつも映画を終わらせるためにはまだ少ないけど)している。制作としてはそこそこ嬉しい。と神村氏。しかし宮崎監督がよく言っていた「安心するな」を肝に銘じつつ映画が完成するまで緊張感を維持しなければ。
 昨日に引き続きのぼる、のの子役候補の録音が行われる。終了後すぐにDATをジブリに持ち帰り、昨日分も含め、アビッドで絵と合わせ高畑監督に見てもらう。結果、最終決定は月曜日にもう一度みてからということになるが、高畑監督の考えはほぼ固まる。
99年2月20日(星期六)
 從4點開始進行了緊急檢查。原本以為已經解決的投影儀顏色問題再次引發熱議,各方人士紛紛感到頭疼。
 本月是內部視頻強化月。因此,最近幾天內部輪廓線視頻的流動非常頻繁,大約有20個鏡頭一次性流出。此外,粗略原畫的完成數量也達到了27個,雖然相對於完成電影來說還遠遠不夠,但製作團隊對此感到相當高興。神村先生表示,儘管如此,我們必須牢記宮崎導演常說的「不要放鬆警惕」,在電影完成之前保持緊張感。
 昨天繼續進行登和野野子角色候選人的錄音。結束後立即將DAT帶回吉卜力,包括昨天的部分,使用Avid將畫面與聲音同步,請高畑導演過目。結果,最終決定將在周一再次確認,但高畑導演的想法已經基本確定。
99.2.22(月)
 朝11時から制作会議が行われる。相変わらず暗い話題ばかり。
 アビッドにて、土曜日から寝かせていたのぼる、のの子役の声をもう一度高畑監督に聞いてもらう。土曜日と考えは変わらず。鈴木プロデューサーが一日出っ放しなので、報告がてら明日朝一に二人の声を聴いてもらうことに。
 夜12時ごろ、ちょうど帰り際東小金井駅に着いた古城君から、またしても人身事故が起こりダイヤがめちゃくちゃ、との連絡が入る。12時過ぎに帰ろうとしていた何人かがそれによる遅れに引っ掛かる。それにしても古城君が遅く帰る度に中央線のダイヤが乱れているような気がする…。
99年2月22日(星期一)
 早上11點開始進行製作會議。依然充滿了沉重的話題。
 在Avid上,讓高畑導演再次聽了從周六開始錄製的「のぼる」和「のの子」角色的聲音。與周六的想法沒有變化。由於鈴木製片人一整天都在外,決定明天一早向他匯報並請他聽兩人的聲音。
 晚上12點左右,正準備回家的古城君到達東小金井站時,又發生了人身事故,導致列車時刻表大亂。原本打算12點過後回家的幾個人因此被耽擱了。不過,每次古城君晚歸時,總覺得中央線的時刻表都會被打亂……。
99.2.23(火)
 制作石井君が、11歳のころ集英社のある作家にファンレターを出したところ、ジャンプコミックスに写真入りで紹介されたことを告白。早速居村氏が近くの古本屋でその本を手に入れ、コピーしたページを貼り出していた。
 4月には新人が入社してくるが、各部署とも人の入るスペースが非常に少ない。高橋、川端、神村氏らと机のレイアウトを考える会議が行われる。それにしても狭い…。
99年2月23日(星期二)
 製作部的石井君坦白說,他在11歲時曾給集英社的某位作家寫過粉絲信,結果被《Jump Comics》以照片形式刊登出來。居村先生立刻在附近的舊書店找到了那本書,並將複印的頁面貼了出來。
 4月份將有新人入職,但各部門的可用空間都非常有限。高橋、川端和神村先生等人召開了會議,討論辦公桌的布局。即便如此,空間還是太狹窄了……
99.2.24(水)
 最近すっかり演助状態で帰りが午前様になっていた居村氏がついに風邪でダウン。と言いつつ、ものが溜まっているため出社を強要。でもつらそうなので処理が終わったら早く帰ってもらうことに。
 昨日、日本テレビで放映された映画「シ○○ア○○急」を見た人間がかなり多かったのだが、時間も遅かったので、ある場所で終わったと思いどんでん返しのラストを見ずに寝てしまった人も多く、ラストシーンについての議論がかみ合わない。それにしてもこんなに議論が盛り上がった映画は久しぶりか。
99年2月24日(星期三)
 最近一直處於忙碌狀態,經常工作到凌晨才回家的居村先生終於因為感冒倒下了。儘管如此,由於工作積壓,還是強迫他來公司上班。不過看他很痛苦的樣子,決定等他處理完工作後讓他早點回家。
 昨天,很多人在日本電視台觀看了電影《シ○○ア○○急》,但由於時間已經很晚,很多人以為電影在某個地方就結束了,沒有看到最後的反轉結局就睡覺了,導致大家對最後場景的討論無法達成一致。不過,能引起如此熱烈討論的電影已經很久沒見了。
99.2.25(木)
 新宿ツタヤにて、○○○の資料用ビデオ漁り。ピックアップして高畑監督に見せたところ「今までの中でこれが一番参考になりますね」との感想。
 門屋さんにお願いして日本テレビのライブラリーからスズメバチの資料を入手。
 原画の割り振りと今後のスケジュールについての確認の話し合いが行われる。
 今週ラフ原画が、コンスタントに1日6~7カット上がっている。この調子で行くと過去最高の上がり数になる!?。
99年2月25日(星期四)
 在新宿的Tsutaya尋找○○○的資料視頻。挑選後給高畑導演看,他表示「這是目前為止最有參考價值的」。
 請門屋先生幫忙從日本電視台的圖書館獲取了關於大黃蜂的資料。
 進行了關於原畫分配和未來日程的確認討論。
 本周的粗略原畫每天穩定地完成了6到7個鏡頭。如果保持這個速度,可能會創下歷史最高的完成量!?
99.2.26(金)
 倉田さん作打ち。シーン7-8、4CUT分。
 昨日この調子なら最高の上がりに…と書いたら今日は2CUTしか上がってこない。書かなきゃ良かった…。
 内線動画が予想以上に上がってくるため、実線動画上がりの供給が間に合わなくなってきている。美術のボードがある程度出来たところで内線作業に入れるよう、美術の二人と相談。
 神村、居村両氏が久しぶりに三鷹の某牛丼屋へ行ったところ、620円で「しゃぶしゃぶ」のメニューが。試しに注文してみたところ、なんとコンロと鍋まで出てくる本格派。二人はジブリに帰って来てからも興奮さめやらぬ感じであったが、余り安くし過ぎてつぶれないよう祈るばかり。
 稲城さんがクラシックパートの音楽録音のためチェコへ出発。いいなーと思ったら機内泊を入れて三泊四日のスケジュール。これはつらい。
99年2月26日(星期五)
 今天和倉田先生進行了製作會議。討論了場景7-8,共4個鏡頭。
 昨天還覺得如果保持這個進度的話,最後會完成得很好…結果今天只完成了2個鏡頭。早知道就不寫那句話了…
 由於內部動畫的製作進度超出預期,實際動畫的供應開始跟不上。和美術部門的兩位討論了,等美術板完成到一定程度後,就可以開始內部作業。
 神村和居村兩位先生久違地去了三鷹的一家牛肉飯店,發現那裡有620日元的「涮涮鍋」菜單。試着點了一份,沒想到連爐子和鍋都端上來了,非常正宗。兩人回到吉卜力後還興奮不已,但只希望他們不要因為價格太低而倒閉。
 稻城先生為了古典部分的音樂錄音,出發去了捷克。一開始還覺得挺羨慕的,結果發現是包括機上住宿在內的三天四夜行程。這真是辛苦。
99.2.27(土)
 ラッシュチェックが行われる。
 コミックボックス三好氏が、スイスで日本学を学びながら、アニメーション作品のディストリビューターをしているスイス人青年を連れて来社。日本語も話せるし、日本のアニメの事もよく知っている。
 予告編に使う1CUT1360枚のCUTが、動画チェックを終え仕上げへ降りる。
 明日は床掃除により午後までジブリが使えないため、原画マン数人が朝四時位までお仕事。
99年2月27日(星期六)
 進行了拉什檢查。
 Comic Box的三好先生帶來了一位在瑞士學習日本學的同時,從事動畫作品發行的瑞士青年來訪公司。他不僅會說日語,還對日本動畫非常了解。
 用於預告片的1CUT1360張的CUT,已經完成了動畫檢查,進入了最後的製作階段。
 由於明天要進行地板清潔,吉卜力工作室在下午之前無法使用,因此幾位原畫師工作到凌晨四點左右。