文档:龙猫 萤火虫之墓 宣传手册/26-27
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•清太と節子の見た“八月十五日”の空と海はこの上なくきれいだった 対談・野坂昭如 ► |
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高畑 勲×野坂昭如 清太と節子の見た“八月十五日”の空と海はこの上なくきれいだった ► |
特別収録1 『火垂るの墓』と現代の子供たち |
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高畑勲 |
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戦火のなかの兄・清太は、まるで現代の少年がタイムス リップしたかのよう——現代を照射する物語としての 魅力を力強く打ち出した八七年当時の記者発表用資料。 |
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池のほとりの横穴に、十四歳の少年が四歳の妹を連れ、ふたりきりで住んでいる。七輪ひとつと布団・蚊帳をもちこみ、冒険ごっこかママゴトか、枯木を拾って飯を炊き、塩気が足りぬと海水を |
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もしいま、突然戦争がはじまり、日本が戦火に見舞われたら、両親を失った子供たちはどう生きるのだろうか。大人たちは他人の子供たちにどう接するのだろうか。 「 |
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何はともあれたくましく力強く生き抜くことが至上であった戦後の復興から高度成長への時代「火垂るの墓」の哀切さに心うたれても、そのあまりの悲惨な結末を認めたがらない人々がいた。 しかしいま「火垂るの墓」は強烈な光を放ち、現代を照らしだして私たちをおびえさせる。戦後四十年を通じて、現代ほど清太の生き方死にざまを人ごととは思えず、共感し得る時代はない。 いまこそ、この物語を映像化したい。 私たちはアニメーションで、困難に雄々しく立ち向かい、状況を切りひらき、たくましく生き抜く素晴らしい少年少女ばかりを描いて来た。しかし、現実には決して切りひらくことの出来ない状況がある。それは戦場と化した街や村であり、「修羅と化す人の心である。そこで死ななければならないのは心やさしい現代の若者であり、私たちの半分である。アニメーションで勇気やたくましさを描くことはもちろん大切であるが、まず人と人がどうつながるかについて思卜をはせることができる作品もまた必要であろう。 |
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