文档:吉卜力日誌/2004年1月

出自宫崎骏与久石让中文百科
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 12月 2004年1月 2月
2004年1月
2004年1月
1月5日(月)
 明けましておめでとうございます。本年もジブリをよろしくお願いします。と言う事で、遂に、「ハウル」公開の年になってしまいました。今日は仕事始めなので、1stのバーにスタッフに集まってもらい、宮崎さんから新年の挨拶と、今年の意気込み?を話して貰いました。どうあがいても、半年後には、完成させなければならないので、これからが本当に正念場です。スタッフ一同気を引き締めて頑張ります。
1月5日(星期一)
 新年快樂。今年也請多多關照吉卜力。就這樣,終於到了《霍爾的移動城堡》上映的年份。今天是新年開工的第一天,我們讓所有員工聚集在1st酒吧,宮崎先生向大家致以新年的問候,並講述了今年的決心?無論如何,半年後我們必須完成這部電影,所以從現在開始才是真正的關鍵時刻。全體員工都會繃緊神經,努力奮鬥。
1月6日(火)
 昨日から、背景が結構なペースで上がってきています。制作にとっては、うれしい事です。年末頃から薄くなり始めた作監上がり棚も、ほんの少しだけ溜まってきました。しかし、現状はすべてにおいて大幅に予定ラインを下回っているので、これからの巻き返しをどうするかが、大きな問題です。
1月6日(星期二)
 從昨天開始,背景的進度有了顯著的提升,這對製作來說是一件令人高興的事。從年底開始逐漸減少的作監完成部分也稍微積累了一些。然而,目前所有方面都大幅低於預定計劃,因此如何挽回進度將是一個重大問題。
1月7日(水)
 今年初めてのジブリミーティングが行われる。その席で、鈴木さんから「ハウル」は、まだコンテが上がっていない。尺的にも時間的にも厳しい状況であると説明がありました。確かにここに来てコンテが完成していないのは、本当に厳しい状況です。
1月7日(星期三)
 今年第一次的吉卜力會議舉行。在會上,鈴木先生解釋說,《霍爾的移動城堡》的分鏡還沒有完成,無論是從長度還是時間上來看,情況都非常緊張。確實,到了這個時候分鏡還沒有完成,情況確實非常嚴峻。
1月8日(木)
 来月早々に「ハウル」第一回目のカッティングが控えている為、現在作業中の物の行方と作業状況の確認をした上で、演助さんを交えて、今後の対策会議を行う。状況によっては、制作でも動画等を撮り込む為、カットの漏れが無いかを今週中にもう一度確認する事に。
1月8日(星期四)
 由於下月初即將進行《霍爾的移動城堡》第一次剪輯,我們在確認了當前工作的進展和狀況後,與助理導演一起召開了關於未來對策的會議。根據情況,製作團隊也可能需要拍攝一些動畫片段,因此我們決定在本周內再次確認是否有遺漏的剪輯部分。
1月9日(金)
 今年、第一回目のラッシュチェックが行われる。今回は、リテークが少々。宮崎監督の言う通り、どうしても気になるとこが。デジタルになると解像度がフィルムと比べると良いので、以前なら気にならない所も、一度気にするとどうしようもない。デジタルは、便利で不便?
1月9日(星期五)
 今年第一次的緊急檢查開始了。這次有一些需要重拍的部分。正如宮崎導演所說,有些地方無論如何都會讓人在意。數位化後,解析度比膠片要好,所以以前不會在意的地方,一旦在意起來就沒辦法了。數位化是方便還是不便呢?
1月10日(土)
 今年最初の週末。予想通りに、帳尻合わせに上がってくる原画。第一週としては、良いのだが、今後もこのペースでは、OUT。何か良い案はないのだろうが・・・。
1月10日(星期六)
 今年的第一個周末。正如所料,為了平衡帳目而提交的原畫。作為第一周來說,還算不錯,但如果今後繼續保持這個速度,就不行了。難道沒有什麼好辦法嗎……。
1月13日(火)
 本日は、ジブリ恒例「鏡開き」。正月前にスタジオ内のあちこちに、飾っていた餅を集めて、ぜんざいを作りました。今年のぜんざいは、なぜか切ない。
 本日、手元に溜めていたのか、週頭なのに、原画が大量に上がる。制作一同嬉しい悲鳴。
1月13日(星期二)
 今天是吉卜力工作室的傳統活動「鏡開日」。在正月前,我們收集了在工作室各處裝飾的年糕,製作了紅豆年糕湯。不知道為什麼,今年的紅豆年糕湯讓人感到一絲傷感。
 今天,手頭積壓的工作似乎一下子涌了上來,雖然是周初,但原畫卻大量提交。製作團隊雖然高興,但也發出了苦笑的嘆息。
1月14日(水)
 昨日あんなに原画が上がったので、今日は・・・。今週末を楽しみにしよう。
 ここ暫くの日誌を読み返すと、呪文の様に「絵コンテが。」と書かれている。しかし、事実コンテが無ければ全ては、前に進まない。「絵コンテ」下さい。(千尋風)
1月14日(星期三)
 昨天原畫進展得那麼順利,所以今天……就期待這個周末吧。
 回顧最近幾天的日誌,發現像咒語一樣寫著「分鏡啊。」但是,事實上如果沒有分鏡,一切都無法推進。請給我「分鏡」。(千尋風)
1月15日(木)
 一時、物が底を付きそうな状況の為、回転が悪かった動画だが、ここに来てようやく本来の状態に戻りつつある。今日も、ほぼ予定通りに動画が上がってきた。これで何とか、作画全体に勢いがつけばいいのだが。
1月15日(星期四)
 由於物資即將耗盡,視頻的更新速度一度受到影響,但現在終於逐漸恢復到正常狀態。今天,視頻也幾乎按計劃上傳了。希望這樣能夠為整個製作過程帶來一些動力。
1月16日(金)
 定例のラッシュチェック。今回は、40カットを越える量。久々に見ごたえ在りました。これからこのペースでチェックをしていかないと・・・。
 待ちに待った絵コンテが遂に完成。いやー待ちました、総カット数も1400カットを切り、これで残りのカット数も整理出来る。予想以上にカット数が伸びなかったので思わず「ほっ。」としてしまいました。
1月16日(星期五)
 進行了例行的鏡頭檢查。這次超過了40個鏡頭,久違地看到了值得一看的內容。從現在開始必須保持這個節奏進行檢查……
 期待已久的分鏡終於完成了。真是等了好久啊,總鏡頭數也控制在了1400個以內,這樣一來剩下的鏡頭數也能整理清楚了。鏡頭數沒有像預期那樣增加,不由得鬆了一口氣。
1月17日(土)
 今年初めて?の雪が降りました。いやー本当に寒いです。絵コンテが終わった事は、当然スタッフの知る事になり、雰囲気的にも少しずつ盛り上がりかけているようです。
 今日も社内の原画さんが手持ちを終わらせたので、早速作打ちを行いました。
1月17日(星期六)
 今年第一次下雪了。哎呀,真是冷啊。分鏡已經完成的消息當然也傳到了工作人員那裡,氣氛似乎也漸漸開始熱鬧起來。
 今天公司內部的原畫師也完成了手頭的工作,所以我們立刻進行了製作會議。
1月20日(火)
 今日は、ジブリの健康診断の日。男性陣は、基本的に午後からなのだが、朝7時からは何も口に出来ない。水・タバコもだめ。禁断症状の出てくる人が数名。私もその一人だが、何かを我慢するというのは、こんなにも辛いものなのかとしみじみ思いました。
 今、何かと話題の牛丼。制作では、まさに「うまい、やすい、はやい」の三拍子で重宝していたのだが・・・。ここ暫く、ご無沙汰だったので、健康診断も無事終わった事だしと早速、食べに行くことに。更に、夜は、昨日から始まった新メニュー「豚めし」と健康診断が終わったとたん極端な方に走り出す始末。これで結果が悪ければまさに、自業自得。
1月20日(星期二)
 今天是吉卜力的健康檢查日。男性成員基本上是從下午開始,但從早上7點起就不能進食任何東西。水和煙也不行。有幾個人出現了戒斷症狀。我也是其中之一,深切地感受到忍耐某件事原來是如此痛苦。
 現在,牛肉蓋飯成了熱門話題。在製作過程中,它確實以「美味、便宜、快速」三要素而備受青睞……但最近一直沒機會吃,既然健康檢查也順利結束了,就立刻決定去吃。而且,晚上還嘗試了昨天開始的新菜單「豬肉飯」,健康檢查一結束就立刻走向了極端。如果結果不好,那真是自作自受。
1月21日(水)
 いよいよ、来月頭に迫って来たカッティング。素材等の準備の為に、制作の居村・斎藤・伊藤の3名が急遽、制作の部屋にセッティングされた、動画チェックマシーン相手に奮闘中。
 昨日の健康診断の事だが、食生活及び生活習慣に根本的に問題のある神村氏がここ数年、常にオールA。ジブリの健康診断の信憑性を限りなく無くしていると、管理部の島宮さんから怒られる。「今年こそは、きちんとした結果を出しなさい。」と言われたのだが、「きちんとした結果」って?
1月21日(星期三)
 終於,下月初即將到來的剪輯工作迫在眉睫。為了準備素材等,製作部門的居村、齋藤、伊藤三人緊急在製作房間內設置的動畫檢查機器前奮戰。
 關於昨天的健康檢查,飲食和生活習慣存在根本問題的神村先生這幾年來一直保持全A。管理部門的島宮小姐對此非常生氣,認為這幾乎讓吉卜力的健康檢查失去了可信度。「今年一定要拿出像樣的結果。」她說道,但「像樣的結果」究竟是什麼呢?
1月22日(木)
 追い込みの為に、美術に机を増設したのだが、その為に、出版部と共有していたテーブルを一旦倉庫に仕舞う事になる。4人が食事をとれるくらいの大きさの机なのだが、埃対策の為に、ごみ袋を巻いたので、運ぶ時にすべることすべること。(あ、この言葉今の時期禁句?)
 本来年末の大掃除の時に、片付けていた傘立。今回は、年明けから今日まで、管理部が整理をしていた。壊れた傘が相当数出て来たので、それは纏めて不燃ごみにそれ以外の傘は、普通に使えるのだが・・・。しかし毎度の事ながら、どうして毎年毎年、こんなに使わない上に持ち主の無い、「置き傘」が出るのだろうと不思議に思う。
1月22日(星期四)
 為了趕工,我們在美術室增設了桌子,因此需要將原本與出版部共用的桌子暫時收進倉庫。這張桌子大約可以容納四個人用餐,但為了防止灰塵,我們用垃圾袋包裹了它,搬運時滑來滑去。(啊,這個詞現在是不是禁忌?)
 原本在年末大掃除時已經整理好的傘架,這次從新年開始到今天,管理部門一直在整理。結果發現了很多壞掉的傘,於是將它們集中處理為不可燃垃圾,其餘的傘雖然還能正常使用……但每次都會想,為什麼每年都會有這麼多既沒人用又找不到主人的「棄傘」呢?真是讓人感到不可思議。
1月23日(金)
 定例のラッシュチェックが行われる。今回は、リテークも含めると50カットを越える量。カットが多いとリテークも増えるのか?いつもより少し多めのリテークが出ました。
 ラッシュチェック後、撮影の奥井さんと仕上げ・デジタル関係を一人で見てくれている、望月さんとで2週間後に迫ったカッティングの打ち合わせを行う。
1月23日(星期五)
 進行了例行的樣片檢查。這次包括重拍在內,超過了50個鏡頭。鏡頭數量多的話,重拍也會增加嗎?這次的重拍比平時稍微多了一些。
 樣片檢查後,與負責拍攝的奧井先生和獨自負責後期製作及數字處理的望月先生一起,就兩周後即將進行的剪輯工作進行了討論。
1月26日(月)
 ジブリは、先週の土曜がお休みだった為、今日、その反動か、原画・動画が纏めて上がってくる。制作的には嬉しいのだが、その反動が何時来るのだろうと早くも悪い事を考えている。
1月26日(星期一)
 由於上周六休息,吉卜力工作室今天似乎迎來了反彈,原畫和動畫作品紛紛提交。雖然從製作的角度來看這是件好事,但我已經開始擔心這種反彈何時會到來,心裡不禁有些不安。
1月27日(火)
 社内原画さんがほぼ順調に上がって来ている。今日で手持ちのカットが終わる人が2人。明日は、追加の作打ちです。
 駄菓子の新製品に人一番弱い制作部。昨日今日と連日、朝、コンビニに寄って、新しい駄菓子を購入。朝一番から、品評会?
1月27日(星期二)
 社內的原畫師們基本上都順利完成了任務。今天有兩個人完成了手頭的分鏡。明天將進行追加的作畫會議。
 製作部對新推出的零食毫無抵抗力。昨天和今天連續兩天,早上都順路去便利店買了新零食。一大早就開始品評會?
1月28日(水)
 作画は、コンスタントに上がっているのだが、「千尋」と比べると、ここに来て、ほぼ、似たようなUP数になってきている。このままだと、「千尋」再びの気が。
 昨日手持ちの終わった原画さんが、朝一から、作打ち。残りあと僅かなのだが。
1月28日(星期三)
 作畫進度一直在穩步提升,但與《神隱少女》相比,現在幾乎達到了相似的上升速度。照這樣下去,感覺《神隱少女》的情況可能會再次出現。
 昨天,手頭的原畫師從早上開始就一直在進行作畫討論。雖然剩下的工作已經不多了。
1月29日(木)
 原画の描き方、上がりの渡し方は、個人個人で違うのです。今日、いつも纏めて上げてくる原画さんから、カットが纏まって上がってきました。毎度の事ながら、すごいです。
 又も、動画さんが作監さんに追いつく勢いです。追いつく前に、何とか対策を考えないと。
1月29日(星期四)
 每個人畫原畫的方式和提交的方式都不同。今天,一位總是集中提交原畫的同事,把一批鏡頭集中交了上來。每次都是這樣,真是厲害。
 動畫師們又快要趕上作畫監督的進度了。在趕上之前,得想辦法採取一些措施才行。
1月30日(金)
 定例のラッシュチェック。今回でようやく600カットの大台に乗りました。しかし、まだ半分も上がっていません。先は、まだ長い。
 社員及び、社員の家族の方にどうやら「インフルエンザ」が流行っているようです。これからが本当の追い込み、帰ったら「うがい」夜は、暖かくして適度の湿度の中で寝てください。体に気をつけて頑張っていきましょう。
1月30日(星期五)
 進行了例行的檢查工作。這次終於突破了600個檢查點的大關。然而,這還不到總數的一半。前方的路還很長。
 公司員工及其家屬中似乎正在流行「流感」。接下來是真正的衝刺階段,回家後請記得「漱口」,晚上要保持溫暖並在適宜的濕度中入睡。請大家注意身體,繼續加油。
1月31日(土)
 今日で1月も終わり。早い早すぎる、カレンダーを帰り際に捲りながら、ふと辛くなる。
 カッティング用の線撮り素材を、制作伊藤君が、作っているのだが、どうやらかなりの凝り性のようで、納得行くまで、妥協せずに作っている。
1月31日(星期六)
 今天1月也結束了。時間過得太快了,臨走前翻看日曆時,突然感到一陣心酸。
 製作伊藤君正在製作剪輯用的線拍素材,他似乎是個相當執著的人,不做到滿意絕不妥協。