文档:風之谷 原聲帶/專輯解說

出自宫崎骏与久石让中文百科
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美しい自然とナウシカ
美麗的自然與娜烏西卡
 美しい自然がまだ残っているから「自然を大切にしよう!」「自然破壊を食いとめよう!」と人々は声を大にして叫んでいる。美しい自然が完全に破壊されてしまったとき、人々は何と叫ぶのか?
 因為美麗的自然仍然存在,所以人們大聲疾呼:「要珍惜自然!」「要阻止自然破壞!」當美麗的自然完全被破壞時,人們又會喊什麼呢?
 映画「風の谷のナウシカ」で宮崎駿が設定した未来の地球の自然-腐海は美しさのかけらも残っていない世界だ。それどころか、有毒の瘴気を発する菌類の広大な森として描かれ、人々が立ち入ることすら許されない。おまけにそこには美しい小鳥のさえずりのかわりに、王蟲とかウシアブという気持ちの悪い巨大な蟲たちを棲まわせている。この蟲たちを、そして腐海を、この時代に生きる人々は、当然のことだが忌み嫌い「自然を大切にしよう!」などとは叫ばない。
 在宮崎駿的電影《風之谷》中,他設定的未來地球的自然環境——腐海,是一個毫無美麗可言的世界。不僅如此,腐海被描繪成一個散發著有毒瘴氣的巨大真菌森林,人們甚至被禁止進入。更糟糕的是,那裡沒有美麗的小鳥鳴叫,而是棲息著令人毛骨悚然的巨大蟲類,如王蟲和牛虻。生活在這個時代的人們理所當然地厭惡這些蟲類和腐海,自然不會高喊「要珍惜自然!」這樣的口號。
 だが、野心からこの腐海を焼き払い世界をわがものにしようと企む愚者がこの時代にも登場する。自然を征服し科学文明で繁栄をきわめようという現代人に通じるタイプである。ただ、現代とちがうのは、この時代に於いて腐海を焼き払うことは人類の絶滅を意味していたことである。
 然而,在這個時代,也出現了因野心而企圖燒毀腐海、將世界據為己有的愚者。他們與那些試圖征服自然、通過科學文明追求繁榮的現代人如出一轍。唯一不同的是,在這個時代,燒毀腐海意味著人類的滅絕。
 -ナウシカは人々の無謀なもくろみに絶望する。彼女だけがそのことに直感で気づいていた。ナウシカは身を躍らせ、メーヴェに飛び乗る。そのとき、奇跡が起こる。そして、人々の忌み嫌う、この腐海という名の自然と調和して生きていかない限り、人類の未来はないことをナウシカは人々に指し示す。もしかしたらその未来は、人類が生き永らえるのは、ほんの短い期間だけなのかもしれないというのに。
 ——娜烏西卡對人們的魯莽計劃感到絕望。只有她憑直覺察覺到了這一點。娜烏西卡縱身一躍,跳上了滑翔翼梅維。就在那時,奇蹟發生了。她向人們指出,除非與這片被人們厭惡的、名為腐海的自然和諧共處,否則人類將沒有未來。或許那個未來,人類能夠生存的時間,只是短暫的片刻而已。
 人間が生きてゆけるのはほんの少しだけなのか、それとも未来永劫につづくものなのかこの映画は語らない。作者自身、まだその答がわかっていないのだ。やがて再開されるだろう連載のなかで、作者自身、その答をさがすのだろう。
 人類是否只能生存短暫的一瞬,還是能夠延續到永恆的未來,這部電影並沒有給出答案。作者自己,也尚未找到這個答案。在即將重新開始的連載中,作者自己或許會尋找這個答案吧。
 それはともかく、前半がかなりたのしげな映画だっただけに、この映画のラスト、宮崎駿の叫びは悲痛である。
 暫且不論其他,正因為電影的前半部分相當愉快,這部電影的結尾,宮崎駿的呼喊顯得尤為悲痛。