文档:久石让官网日志/2001年12月

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2001/12:DEC
2001年12月
2001/12/29/Sat.
ワンダーの締め日。午後一より、ヴィデオの映像を見ながら来年の企画についての打ち合わせをこなす。その後オフィスへ直行し、2日間のホールレコーディングのラフ編集に立ち合う。新年早々に最後のレコーディングを行う予定だが、すでにおおまかな曲順も決まり始める。途中で毎年恒例の打ち上げ会。スタジオのロビーにてワンダーグループの全員と酒を酌み交わし、今年1年を振り返る。みんなの顔が少し赤くなり始めた頃、「編集完了しました!」の声。久石 譲のニューアルバム(まだ完成してはいないけれど)をスタッフ全員が一歩お先に御拝聴。完成度の高い、洗練されたピアノの調べを聴きながら久石さんとワンダーの2001年が締めくくられる。
2001/12/28/Fri.
先日に引き続き3度目のホールレコーディング。ゆっくり体を休めるつもりだったが「チョット飲み過ぎちゃったよ」と久石さん。本日のプログラム、実はかなりハードな楽曲のオンパレード。ファンの方には馴染み深い曲なのだが、リアレンジされていてテクニック的にもヴァージョンアップしている。「予定では3曲だけど2曲が限界では?」とスタッフの誰もが考えていたのだが・・・ホール撤収1時間前から3曲目を録り始めるといったハードスケジュールになったものの、素晴らしいサウンドが完成する。既に指も腕も限界まできていた久石さん、「なんでウチの仕事は毎回ハードなんだ?作曲家によう言っとけ!」と笑いながら一言。年末で大賑わいの居酒屋にて、今年最後の大仕事を冷たいビールで締める。
2001/12/27/Thu.
2度目のホールレコーディング。昨日のリハーサル、少し根を詰め過ぎたせいか腕がパンパンに張っているとのこと。元々がオーケストラ用の楽曲だった本日のレコーディングプログラム、体力勝負といった感もあるためテンションを崩さずスムーズにいきたいところ。ゆったりしたメロディからアグレッシブな展開を見せる曲、しっとりとしながらも広がりと深みのある和声を奏でる曲、そして古くからのファンには懐かしい曲。以上3曲を午後一から9時まで、殆ど休むまもなく弾き続けたが、レコーディング自体は非常にイイ感じでまとまり、やつれながらも笑顔の絶えない久石さんであった。
2001/12/26/Wed.
レコーディングを前日にひかえ、リハーサルを行う。通常のスタジオレコーディングを行い、ダイナミックスやニュアンス、テンポなど、マイクをとおした時のサウンドを最終チェックしていく。「前日だからあまり弾き過ぎてもいけないんだよね」と言いつつも、いざピアノにむかえばあくなき探求心が沸きあがってしまう。腕の痛みだけでなく肩こりや腰痛を抱え、必ずしも万全ではない体調の久石さん。「ツアーの時とはまた違ったキツさがあるよ」とニガ笑いしながら最終調整を続ける。
2001/12/25/Mon.
レコーディングのための準備に余念がない久石さん。午前中から休むことなく夕方までピアノを弾き続け、「御近所に迷惑かけちゃいけないから」と夜はオフィスへ移動し、スタジオのピアノで練習をする。ツアーではないので曲数は少ないものの、ピアノ一本で全てを表現しなくてはならない。細かいニュアンスをいかに出すか、タッチや指使いの研究が夜遅くまで続けられる。
2001/12/21/Fri.
東京に初雪が降った今日、久石さんは終日ピアノの練習に励む。リアレンジした楽曲は高度なテクニックを要求されるらしく、練習内容もかなりハードな様子。夕方にはオフィスに来て再びピアノにむかうが、腕に痛みが生じ早々に切り上げる。
2001/12/20/Thu.
朝のラジオ生出演を終えるとその足でオフィスに戻り、久しぶりにゆっくりと昼食(とは言っても出前なのだが)のハズだったが・・・少しでも時間があるとアレンジの作業を行う久石さん。途中、取材やアルバムジャケットの打ち合わせ、映画の試写などが入ったため腰を落ち着けて作業するまでには至らず。帰宅ラッシュが始まる頃には再びオフィスに戻り、スタジオのピアノで新リアレンジした曲を練習する。
2001/12/19/Wed.
午前中は病院にて診察を受ける。「この際ですからいろいろ検査しちゃいましょう」とのことで何度か足を運ぶことになりそう。「頑張ってね~!」と看護婦さん達の声援を受けながらオフィスに戻り、再びニューアルバムのアレンジ。年末のレコーディングまで残り時間もわずか、部屋から一歩も出ずにアレンジすること8時間!!その脅威的な集中力にはスタッフも驚きを隠せない。朝と比べると顔もやつれてしまったが、1日で3曲のアレンジが完成する。
2001/12/18/Tue.
ニューアルバムのアレンジ作業に入る。「ついこの間までCMやっていたからね、今日は頭を切り替えるための作業って感じかな」とシンセにむかう。夕方からは「カルテット」ヴィデオ・DVD発売のプロモーションで、雑誌の取材が行われる。その後、久しぶりに映画の試写会へ。
2001/12/17/Mon.
CMのレコーディング。15秒と30秒の2タイプをレコーディングするのだが、やはりピアノは難しい様子。「テクニックがもろ丸見えになっちゃうからな~、これはキツイよ!」とニガ笑いの久石さん。ピアノが無事に終了すると、次に弾き始めたのは・・・なんとチェンバロ!「ピアノよりも鍵盤の幅が細いから同じメロディを弾いてても指使いをかえなきゃいけないんだよね。それでも隣の鍵盤を触っちゃている気がしてさ、困ったな~」とボヤきながらのレコーディング。細かいフレーズが少なかったのでピアノほど苦労はせずに済ませるが、ニガ笑いの連続であった。その後の弦、木管のレコーディングは順調に進み、インパクトのあるサウンドが完成。ちなみにこのCM、来年早々にもOAされるとか。
2001/12/15/Sat.
再びスタジオにてCMの音楽制作。映像に合わせて曲のタイミングを変更する。「昨日のバージョンと今日のバージョン、どっちがいいかね~」とスタッフにも意見を聞く久石さん。音楽をシンクさせながら何度も映像を見直した結果、「よし!これでいこう!!」とようやくゴーサインが出る。通常はスコアをプリントアウトし、それを写譜屋に出してパート譜を作るのだが、今回は新しいソフトを使ってパート譜も自前で完成。プリントしたてのピアノ譜を見て「やべぇ、これ結構むずかしいぞ!週末は気合い入れてさらわないと・・・」と早めに家路につく。
2001/12/14/Fri.
別件のCM制作。「この映像を見た時から決めていたんだ」とピアノメインのフーガを創り上げる。その後弦や木管を付け加え、クラシック調ながらインパクトの強いサウンドが完成。「これでいけると思うけど・・・ちょっと音が多すぎるかな?」とやや納得がいかない様子。「今日はメロディを完成させたから細かいところまで冷静にはなれないんだよな~」ということで、最終チェックを明日行うこととなる。
2001/12/13/Thu.
CMのレコーディング。15秒と30秒の2パターンを創り上げた今回、時間的には短い楽曲だが、生ピアノはもちろんのことストリングスやエスニック系の楽器なども入り、非常に凝った編成である。一番のポイントとなった楽器は○○○○。「これって絶対夏を感じさせる楽器なんだけど、妙に合うんだよね~」と久石さんもお気に入り。この音を聴くとスタッフもついつい「うふっ」と笑ってしまう。ちなみにこのCMは来年OA予定とのこと。
2001/12/12/Wed.
新作映画のラッシュを見る。来年の仕事なのだが「いや~これは難しい!まいったな~いろいろ考えておかないと大変だぞ!!」と頭を悩ませる久石さん。その後オフィスにて別件の映像打ち合わせ。来年にむけた新たな企画が検討された様子。これは乞う御期待である。盛り上がる打ち合わせを抜け出し、車に飛び乗って向かうは行き付けの病院。今年最後の問診となるはずであったが、大事をとって後日検査をするとのこと。「ツアー行ったわよ!良かったわ~」と看護婦に声を掛けられながら再び車に飛び乗ってオフィスに戻る。本日最後のスケジュールは最新アルバムのジャケット打ち合わせ。いくつかあるサンプルをスタッフ全員に見せて「お前はどれがいい?えっ?それ!?そうきたか~」と意見を聞く。
2001/12/11/Tue.
石井竜也氏のツアーにゲスト出演するため一路名古屋へ。ツアー初日ということで緊張気味だという石井竜也氏であったが、久石さんもソワソワと落ち着かない様子。「つい先日自分のツアーが終わったばかりでしょ。前回はオーケストラだったけど今日は歌だからピアノの弾き方も全然違うし、気持ちの持っていき方も違うんだよね。」とのこと。それでもいざステージに立ってしまえばいつも通りの久石さん。石井竜也氏とのトークでも積極的に話しを振って、なんとも楽しい雰囲気。石井氏のリクエストで「風のとおり道」をピアノソロで弾き、そのまま「君をのせて」の演奏。歌のフレーズを時にはケアし時にはリードし、素晴らしいサウンドを創り上げる。「こんなに歌のうまい人と一緒に仕事が出来て幸せだよ!いやいや楽しいね~」と笑顔の久石さんであった。
2001/12/10/Mon.
CMの音楽制作。いくつかのパターンをすでに創り上げている久石さん、クライアントの返事を待ってから最後の詰めの作業を行う。完成した曲はなんともほのぼのとした軽やかな曲で、聴いているとついつい「ウフフ・・・」と笑みがこぼれてしまう。スタジオの作業が一段落した後は、スタジオのピアノで明日の練習に励む。
2001/12/09/Sun.
今週行われる石井竜也氏のツアーにゲスト出演することになった久石さん、ツアーの興奮冷め遣らぬうちに再びオケとのリハーサルに参加する。石井さんとの歌合わせも順調に進み、小1時間ほどで終了。その後はオフィスに戻り、CMの音楽打ち合わせを行う。
2001/12/07/Fri.
東京公演。今年のツアーもいよいよ最後。緊張の面持ちの久石さんだが「今日で終わりか・・・なんだか淋しいもんだね」と名残惜しそう。相模大野ですでに本番をこなしているだけあって、新日本フィルとの演奏はバッチリのはずだったが・・・前半最後の曲では「やべ~ちょっと気合いを入れ過ぎた!」と乱れてしまったところもアリ。「今日は最後だからエモーショナルにいこう!って決めたんだ。後半はいくだけいくよ!!」とコメント。言葉通りに始まった後半、途中から指がかなり痛み始めた様子だったが、なんとか最後までもつ。たくさんの花束とスタンディングオーベーションに見送られ、ついに今年のツアーも終了。楽屋乾杯には袴田吉彦さんや大森南朋さん、石井竜也さんなどもいらっしゃり大いに盛り上がる。その後、久石さん行き付けのお店へとなだれ込んだ打ち上げは収まることを知らず、朝日が昇り始める頃まで続いた。
2001/12/06/Thu.
新日本フィルとのリハーサル。ツアー最後を締めくくる東京公演だけに久石さんもオケをやや緊張気味の様子。「じゃ、始めましょうか」と久石さんがピアノに座ったとたん、なんとオケが「ハッピーバースデー」を演奏して下さる。「うわ~嬉しいな!ありがとうございます!!」と大喜びの久石さん。これで固い雰囲気が溶け、リハーサルは非常にいい感じで行われる。
2001/12/05/Wed.
久々のCM制作の打ち合わせをした後、都内ホテルにて行われた「千と千尋の神隠し・満員御礼パーティー」に出席。宮崎監督や夏木マリさんらと共にステージに立ち「制作に携わったスタッフの一員として、こんなにたくさんのお客さんに観てもらえるということは嬉しいですね」とコメント。「ボクも映画創ったんですけど・・・全然ダメでした。千と千尋のカルテットってタイトルにしたらお客さん入ったかもな」とのジョークに会場は大いに沸く。
2001/12/04/Tue.
午後からスタジオに入って某CM曲のデモアレンジを行う。かなりスピーディーに仕上がる。その後コンサートのためのピアノ練習をスタジオブースに入って行う。
2001/12/03/Mon.
本日午後、佐賀より帰京。その足で、12月11日に名古屋で行われる石井竜也氏のゲスト打ち合わせを石井さんとワンダーシティで行う。やはりちょっとお疲れに様子だが、その後、東京最終公演に向けて、ピアノの練習に励む。いつもより少し早めに切り上げ帰路についた。
2001/12/02/Sun.
今日の佐賀公演も大成功に終わり、大満足の久石さん。「もしかすると今日までの7公演で、一番の演奏だったかも!」という発言も。夕食も大変盛り上がり、和食を食べた後、ラーメン「一蘭」へ。お腹いっぱいと言いながら、ホテルのバーで仕上げの一杯! 指揮者、曽我氏と大いに盛り上がった一日でした。
2001/12/01
午前中に福岡に入り、今回指揮をして下さる曽我氏と九州交響楽団とのリハーサルを行う。明日は佐賀でのコンサートである。