文档:吉卜力日志/2004年11月

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2004年11月
2004年11月
11月1日(月)
 今日から11月です。「ハウルの動く城」の公開の月です。公開の月だけに、色々な取材が入って、広報は大忙しです。本来なら7月頃に見かける状況なので、ちょっと不思議です。
11月2日(火)
 爆発!!と言っても、車でもなく、コンピューターでもありません。実は、この間のレクリエーションの時に制作の神村氏が、「温泉卵」のおもちゃなる物を見つけて、周囲の反対を押し切って購入し、会社で常に手に持っていたのだが、今日ついに爆発しました。ゴム製で中に水が入っていたので、辺り一面水浸し。また、御岳山に行かねば。
11月4日(木)
 恐らく最後になるであろう、いや最後にしたい外注原画の作打ちに出かける。一応今月一杯までと言う事なのだが・・・。あー早く次の絵コンテが欲しい。テレビ・ビデオ・映画に限らず、この絵コンテ待ちの状態が一番堪える。
11月5日(金)
 制作に待望の、NEW進行車がやってくる。いやーやっぱり新車いい!!しかし、この感動確か今まで使っていた車が来た時もあったはず。一体何時からこの感動が無くなったのだろう?「今度は、一日でも長く持たせなければ」と、思うそばから「誰が最初に傷を付けるんだろう」等、いきなり不謹慎な発言が。因みに一番最初に傷を付けるヤツは、決まっています。それは、ジブリ周辺にいる猫です。

 以前から何度も注意していたが、一向に直らない神村氏の食生活。そこで宮崎さんから提案がでました。「でかいタッパー一杯の野菜の煮物を持って来て、それを食べ終えなければ、外食禁止」と言う恐ろしい提案が。取りあえず明日から実行するようにとの事。さてそんなことで神村氏の食生活いや体質は、変わるのだろうか。乞うご期待。
11月6日(土)
 美術館作品の2本目の絵コンテ完成。早速大量コピーをして各部署に配布。その後すぐに、宮崎さんから作画スタッフに作品の説明が行われました。制作の気分は、「今直ぐにでも作打ちをー」なのですが、処理打ちが終わっていないので月曜以降にお預け。

 制作の神村氏が、昨日の提案通りにでかいタッパー一杯に野菜の煮物を持って出社。宮崎さんも出社するなり、持って来ているかを確認しに来た。さてその煮物だが昼の食事の時間に神村氏は半ばやけくそで一気食い。その後「これで自由だ」と喜んでコンビニへ。この提案良かったのか悪かったのか? ところがそれを聞いた宮崎監督、夕方、制作のスケジュール表に「一気食い禁止」と書いとりました。
11月8日(月)
 先週末に2本目の絵コンテが上がったので、早速作打ち。ただ、まだ前のコンテも全て作打ちが終わった訳ではないので、午前と午後に分けることに。朝の11時から昼休みを入れて、夕方4時まで宮崎さんは、みっちり打ち合わせ。これで、いよいよ本格的に動いて来た感じになりました。しかし、残りの1本は、何時上がるのだろう・・・。
11月9日(火)
 今日は、午後から昨日打ち合わせが出来なかった処理打ちを行いました。前回の処理打ちが長かったので、今回も長いだろうと思っていたら、ものの20分位で終わりました。今回の美術館作品は、作品ごとに色々処理方法が違うので、残りの1本は、さてどの位かかるのだろう。

 ジブリで進行車の次に働き者のカラーコピー機。やはり、酷使がたたり、どうも調子が悪い。そこで新しい機種を入れようと、某メーカーにお願いして、何枚かの試しコピーをしに都心まで出かけました。テストは無事終了し、なるべく早く戻ろうと首都高速を使ったのだが、事故渋滞で全く動かず、途中で一般道に下りても同じく動かずで、戻って来たのは夕方遅く。思いっきり裏目にでました。
11月10日(水)
 以前の美術館作品と違い、今回は、段階的に上がってくるコンテを待ち、さらに外注原画が終わるのを待って、順番に作打ちを行う為、少々スケジュールが・・・。しかし、目安となるスケジュール表は、当然必要となる。それも早急に。制作陣は、今日もカレンダーとにらめっこをしています。今日明日中に決定せねば。

 ついに第一弾のレイアウトが来ました。これから続々来ることを願います。
11月11日(木)
 ジブリ制作の入り口付近が、最近危険です。この間、階段の手摺を支える支柱が1本外れ、危険なので張り紙をしていたのですが、今日、同じ入り口付近で、雨漏り発生?よくよく調べると、どうやら結露らしい事が判明。今まで何も無かったのに。今、制作の入り口には、注意の張り紙が2枚あります。どうかこれ以上増えませんように。
11月12日(金)
 今日も、美術館作品のレイアウトが上がってくる。順調?な滑り出しなのだろうか?

 ジブリの制作駐車場は、当然毎日車の出入りがあります。しかし、その停め方が問題。急いでいるのは解るのだが、左右どちらかに極端に寄せて停める人も。時々注意していたが、一向に直らないので、今日、強制的に白線を引きました。これで、駄目なら・・・。
11月13日(土)
 厄年。男女共にある年齢毎に災いが来る?と言われている年齢なのだが、今年前厄の制作渡辺氏、本当にやばいです。まず車が雨漏りし、その修理費に・・・。さらに、体の調子が悪いので整体の先生に診て貰ったら「謎の首の捻挫」。そして今日眼鏡を拭いていたら、真っ二つになり急遽新しいフレームを買うことに。このままでは本厄の来年一体どんな事になるのやら。
11月15日(月)
 朝から雨。当然傘を差して出勤してきたのだが、途中で傘が何かに引っかかったのでちょっと強引に傘を引っ張ったら、何と傘の柄が見事に真っ二つ。幸い緊急用に折りたたみの傘が有ったので無事に出社出来たのだが、こんな事は初めてです。何か不吉なことの前ぶれか。

 定例の制作会議。先週で無事、美術館作品2本共作打ちが終わった事が報告される。
11月16日(火)
 夕方から、渡辺・望月・神村の3氏が「ハウル」の取材を受ける。「ハウル」の製作過程の色々な話をしたのだが、最後に完成フィルムを見た感想は、と聞かれ「最初からの過程を全て見ているので、純粋に見れませんでした・・・。」と。これってやっぱり職業病なのでしょか。
11月17日(水)
 美術館作品の参考の為に、某ファミリーレストランへ取材に。そこで、資料用に無理を言ってある物を購入。早速持ち帰って、ビデオで撮影。これで作品にグッとリアル感が出るでしょう。しかし、その分作画さんの負担が大きくなったりして。
11月18日(木)
 ほぼ順調に美術館作品のレイアウトが上がってくる。チェックの方も速く、朝方に上がった物は、早ければ夕方か夜には原画さんの手元に戻っている。今後もこのペースを維持していきたい。

 「○○の科学」の録音再生蓄音機を神村氏が購入。夜早速、居村氏が組み立て実験。見事に録音再生され、「こんな簡単な装置で、出来るんだ。」と制作一同驚く。
11月19日(金)
 ジブリは明日から社員旅行。今日は、皆余り遅くまで残らずに、さっさと帰宅。しかし、会社の前にチケットを落として帰ったり、机にチケットを置いたまま帰ったりと・・・。明日、本当に大丈夫なのだろうか。
11月24日(水)
 社員旅行も無事終わり、いよいよ本格的に美術館作品に入っていきます。後は、残りのコンテが早く上がれば良いのだが。

 今月購入した進行車、今日見てみると後ろがベッコリ凹んでいる。犯人は、解っているのだが・・・。(ヒント:とっても偉い人です)

 「千尋」から使用していたカラーコピー機が本日引退となり、新しい機械が設置されました。今度の機械は何時までもつかなぁ。使い方が悪いのでは無く、使用頻度がすごいんです。念のため。
11月25日(木)
 今週の土曜日は、ジブリはお休み。何としてもそれまでに最後の絵コンテを完成させて作打ちを行いたいと思っていた所、宮崎さん自ら26日に作打ちをすると宣言。しかし、今日はコンテが上がりませんでした。ただ帰り際に「後は、ラストと秒数だけ。」と言い残したので明日のお昼にはコンテが貰えるだろう。いよいよ作打ちだー。
11月26日(金)
 予告通りに昼前に秒数の入った絵コンテを貰いました。しかし、最後のシーンがもう少し時間がかかるとの事。それでも大半は、完成しているので早速コピーをして、午後一から作打ちを行いました。絵コンテ完成まで後○○日。
11月29日(月)
 社内で結構「ゴホ・ゴホ」している人を見かけるようになったので、早速加湿器を倉庫から取り出す。倉庫に入れる時に一通り掃除はしたのだが、よく見るとカルキが大量にこびり付いている。マイナスドライバーでゴシゴシやったが埒があかないので、ポット洗浄剤を購入。クエン酸100%とそうで無い物2種類を買い、とりあえず2個実験してみる。一晩浸けておかねばならないので明日が楽しみ。
11月30日(火)
 美術館作品の一つ登場する物を探すのだが、これが中々見つからない。どうやら時期外れのようです。

 昨日の実験結果は、「どちらも同じ」という事で、早速大量に有る加湿器に洗浄剤を次々に入れていく。しかしこのカルキどうにかならない物か。