文档:吉卜力日誌/2002年6月

出自宫崎骏与久石让中文百科
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6.1(土)
 東京テレビセンターで、池脇さんの追加アフレコ。こちらはちゃんとブースがあるので、もう腹の音を抑えるグーピタは必要なし。台詞は一カットだけだったので、あっという間に終了。
 朝から、差替えたラッシュを赤坂のスタジオと東宝のスタジオに手分けして持って行く。明日も音関係のスタッフが作業を行う為、斎藤君と今井君が徹夜で線撮りの素材作りを行う。
6月1日(星期六)
 在東京電視中心,進行了池脅先生的追加配音。這裡因為有專門的錄音棚,所以不需要再擔心肚子發出聲音而使用腹帶。台詞只有一段,所以很快就完成了。
 從早上開始,我們分別將替換好的樣片送到赤坂的攝影棚和東寶的攝影棚。因為明天音效相關的工作人員還要繼續工作,齋藤君和今井君通宵製作線描素材。
6.2(日)
 昨夜上がった撮影上がりと動画上がりをアビッドに取り込み、ビデオ出しして音響スタッフに持っていく。
 音楽の5.1CHトラックダウン作業が先日から続いていたが、2時頃から監督チェックが行われる。無事終了。
6月2日(星期日)
 昨晚完成的拍攝素材和視頻素材被導入到Avid系統中,並輸出視頻文件,隨後交給音響團隊。
 自前幾天以來,一直在進行音樂的5.1聲道混音工作,今天從2點左右開始進行導演的審核。最終順利完成。
6.3(月)
 高坂希太郎氏がマッドハウスで制作を進めている黒田硫黄氏の「アンダルシアの夏」のスタッフ勧誘説明会が行われる。自転車は乗るのは楽しいが描くのは大変と思うのだが、高坂氏は「いやいやパターン化すれば以外に簡単」と言葉巧み。そう言うわりにはキャラ表を見ると、派手な柄のジャージはもとより、カンパやシマノの描き分けまでしなければならない。やっぱり大変そう。でも興味ありげな人多数。
6月3日(月)
 高坂希太郎氏在MADHOUSE製作的黑田硫黃作品《安達盧西亞的夏天》舉行了工作人員招募說明會。雖然覺得騎自行車很有趣,但畫起來卻很麻煩,高坂氏卻巧妙地表示:「不不,只要模式化後其實意外地簡單。」話雖如此,但看到角色表後,發現不僅需要畫出華麗的運動服,還要區分Campagnolo和Shimano的細節。果然還是看起來很麻煩。不過,似乎有很多人對此感興趣。
6.4(火)
 「千と千尋の神隠し」公開を控えて韓国から24人もの記者団が取材に訪れる。広報やなぜか担当となった渡辺氏は、あまりの人数の多さにてんてこ舞い。取材と言いつつ記念写真を撮っていたりして、結構アットホームな雰囲気の訪問となっていた。
 本日深夜、DRからの最後の動画がアップ。残りは2カット兼用1袋のみ。ここ数日一気にカットが上がってきたので、今度は動画チェックの棚に山積み。坂本さん以下、5人のチェックがフル回転。
 ラッシュチェックが行われる。
6月4日(星期二)
 在《千與千尋》即將上映之際,來自韓國的24名記者團前來採訪。負責宣傳的渡邊先生(不知為何也負責此事)因為人數眾多而忙得不可開交。雖然說是採訪,但大家還拍了紀念照片,整個訪問過程充滿了溫馨的氛圍。
 今天深夜,DR上傳了最後的視頻。剩下的只有2個鏡頭共用1個袋子。這幾天鏡頭一下子多了起來,所以現在視頻檢查的架子上堆滿了待審的視頻。坂本先生和其他四位檢查人員正在全力工作。
 快速檢查正在進行中。
6.5(水)
 外注さんから最後の二カット兼用がアップ。これで動画作業がすべて終了。動画チェックは今週中にアップ予定。
6月5日(水)
 外包人員上傳了最後兩個兼用鏡頭。至此,視頻製作工作全部完成。視頻檢查預計將在本周內上傳。
6.6(木)
 昨日で無事「猫の恩返し」の動画作業も終わり、後は、動画検査を待つのみ。そこで一村・田中・神村の3人で「うなぎ」を食べようということになり(?)、一村氏推薦の「うなぎ」屋へ。前回、雨の中食べに行ったところ、無情にも閉まっていた為、今度こそと 期待をして自転車で行くと、予想通り、閉まっている。一同迷ったあげく、前回と同じラーメン屋へ。同じ席に同じ面子で座って食べるラーメンの虚しいこと。
6月6日(木)
 昨天順利完成了《貓的恩返し》的視頻製作,接下來只需等待視頻檢查。於是,一村、田中、神村三人決定一起去吃鰻魚(?),前往一村推薦的鰻魚店。上次冒着雨去的時候,無情地關門了,這次滿懷期待地騎自行車去,結果不出所料,還是關門了。大家猶豫了一番,最終去了上次那家拉麵店。同樣的座位,同樣的人,吃着同樣的拉麵,真是空虛啊。
6.7(金)
 ラッシュチェックが行われる。今日はテイクワンが約70カット。あともう一息だ。
 溜まってきた「○○バス」のラッシュチェックを3時から行う。
 昨日、食べられなかった、「うなぎ」を今度こそと、一村・神村両氏が昼間から食べに行く。3度目の正直で無事念願の「うなぎ」を食す。帰って来た神村氏は、「美味い」を連発している。
6月7日(星期五)
 今天進行了鏡頭檢查。今天大約檢查了70個鏡頭。還差一點就完成了。
 從3點開始,對積壓的「○○巴士」鏡頭進行檢查。
 昨天沒能吃到的「鰻魚」,這次終於如願以償,一村和神村兩位先生從中午就去吃了。第三次終於成功,順利吃到了心心念念的「鰻魚」。回來的神村先生一直不停地說「好吃」。
6.8(土)
 深夜ついに動画チェックがアップ。
 今日も次々と仕上あがりが上がってくる。検査も必死のチェック。
6月8日(星期六)
 深夜終於上傳了視頻檢查。
 今天也陸續有作品完成。檢查也在拼命進行中。
6.9(日)
 夜、全ての色指定が終了。昨日までで動画チェックに完全に追いついていたため、さしたる問題も無く終了。ささやかながら、会議室にてピザパーティ。もちろんテレビのサッカー観戦付き。
6月9日(星期日)
 晚上,所有的顏色指定工作完成。由於截至昨天已經完全趕上了視頻檢查的進度,因此沒有遇到任何大問題,順利結束。雖然規模不大,但在會議室舉行了披薩派對。當然,還一起觀看了電視上的足球比賽。
6.10(月)
 昨日、今日で約30カットの仕上上がりが上がってくる。う~ん早い。12日最終撮影INが見えてきたぞ。鶴岡氏、撮出し頑張ってくれい。
 撮影もどんどん入れているため、ラッシュチェックも毎日行われている。
6月10日(星期一)
 昨天和今天大約完成了30個鏡頭的剪輯。嗯,真快啊。12日的最終拍攝已經近在眼前了。鶴岡先生,拍攝加油啊。
 由於拍攝進度不斷推進,每天的樣片檢查也在進行中。
6.11(火)
 撮影をスムーズに行うため、T2スタジオまで森田監督に毎日通ってもらっている。質問、チェック攻めにあっているようだが、このおかげでリテーク数が激減している。
 本日もラッシュチェックが行われる。これで残り100カットを切る。撮影入れは残り18カットになる。
6月11日(星期二)
 為了讓拍攝順利進行,我們每天都請森田導演到T2工作室。雖然他似乎被各種問題和檢查所困擾,但這也使得重拍次數大幅減少。
 今天也進行了樣片檢查。這樣一來,剩下的鏡頭數量將少於100個。實際拍攝的鏡頭只剩下18個。
6.12(水)
 昨夜最後の仕上がDRからアップ。そのカットを含め、鶴岡氏がアフター・エフェクト上でカットを組み立て、残り全ての未撮カットをT2へ。撮入れ終了。
 今日もラッシュチェック。残カットがどんどん減っていく。ところで今週から上がったカットをイマジカへのフィルムレコーディング出しも行われている。
6月12日(星期三)
 昨晚最後的完成品從DR上傳。包括這個鏡頭在內,鶴岡先生在After Effects上完成了鏡頭的組合,剩下的所有未拍攝鏡頭都交給了T2。拍攝工作已經結束。
 今天也進行了樣片檢查。剩餘的鏡頭正在逐漸減少。另外,從本周開始,已經完成的鏡頭也被送往Imagica進行膠片錄製。
6.13(木)
 東京テレビセンターにて、森田監督、鈴木P等が集まり、音楽、効果音を簡易的に入れたビデオを上映して音響のチェックが行われる。緊張した面持ちでチェックに望んだ森田監督だが、想像以上に素晴らしい音響にホッとした様子。
6月13日(星期四)
 在東京電視中心,森田導演、鈴木製片等人聚集在一起,觀看了加入了簡易音樂和音效的視頻,進行了音響的檢查。森田導演帶着緊張的表情進行檢查,但看到音響效果比想象中還要出色,他露出了放心的神情。
6.14(金)
 昨日はラッシュチェックが出来なかったため、今日は12時と18時の二度のラッシュチェックが行われる。なんとT2スタジオの頑張りにより予定より早く18時のラッシュで、本撮テイク1のチェックがすべて終了。
6月14日(星期五)
 由於昨天未能進行樣片檢查,今天分別在12點和18點進行了兩次樣片檢查。令人驚喜的是,在T2工作室的努力下,比原計劃提前在18點的樣片檢查中完成了所有本拍攝第一鏡頭的檢查。
6.15(土)
 夕方昨日出たリテークのラッシュチェックが行われる。が、3カットリテークが出たため、高橋賢太郎さんがすぐにスタジオにとって返し、リテーク作業。夜12時頃森田監督と助監の鶴岡氏がT2スタジオへ赴き、モニター上でチェック、OKとなる。そのまますぐにジブリへ戻り、イマジカへフィルムレコーディング出しをする。フー。ということは、明日は数ヶ月ぶりで休んでも良いってことか。
6月15日(星期六)
 傍晚進行了昨天拍攝的鏡頭重拍檢查。由於有三個鏡頭需要重拍,高橋賢太郎先生立即返回工作室進行重拍工作。晚上12點左右,森田導演和助理導演鶴岡先生前往T2工作室,在監視器上進行檢查,確認通過。之後立即返回吉卜力,將膠片送到Imagica進行錄音。呼。這麼說來,明天可以休息一下,這是幾個月來的第一次。
6.17(月)
 絵が上がったことと、久しぶりに休んだことで、朝からメインスタッフの機嫌がすこぶる良い。といいつつ、音響作業は佳境なので、こちらは必死の作業が続いている。
 IGで製作されている某劇場用作品の説明会が行われ、監督の某氏も熱海から出社の途中ジブリに立ち寄り、製作意図や見所を語る。
6月17日(星期一)
 由於畫作已經完成,加上久違地休息了一下,從早上開始,主要工作人員的心情就特別好。雖然這麼說,但音響工作正處於關鍵階段,所以我們這邊還在拼命地工作。
 在IG製作的一部劇場版作品的說明會舉行了,導演某先生從熱海出發來公司的途中順便來到吉卜力,講述了製作意圖和看點。
6.18(火)
 朝からベーカムで鶴岡氏と三笠氏がラッシュチェックを行うが、数カットリテークが発覚、慌てて修正を加えたデータをT2スタジオへ。今度は午後からイマジカから上がってきつつあるフィルムをチェック。ここでも数カットデータミスが発覚。再フィルムレコーディングとなる。
6月18日(星期二)
 早上,貝克漢姆與鶴岡先生、三笠先生一起進行鏡頭檢查,發現有幾處鏡頭需要重拍,急忙將修正後的數據送往T2工作室。下午,開始檢查從Imagica送來的膠片,又發現了幾處數據錯誤,需要進行重新膠片錄製。
6.19(水)
 今日もフィルムレコーディング上がりがあり、ラッシュチェックが行われるが、再びリテークが出る。なかなかなくならないの~。
6月19日(星期三)
 今天也有膠片錄音完成,進行了樣片檢查,但再次出現了需要重拍的部分。真是難以消除啊~。
6.20(木)
 今日もフィルムのラッシュチェックが行われるが再びリテーク。とりあえず今日あがった分を差し替えし、明日のラフMIX試写に備える。
 ラッシュフィルムをテレセンへ運ぶ。
6月20日(星期四)
 今天也進行了膠片樣片的檢查,但再次需要重拍。暫且將今天完成的部分替換掉,為明天的粗剪混音試映做準備。
 將膠片樣片運送到電視中心。
6.21(金)
 午後6時より東京テレビセンターにてラフMIX試写が行われる。これは、台詞、音楽、効果音をほぼチャンネル別に割り振りし、フィルムの映像に合わせて、監督チェックを行うこと。台詞、音楽、効果音、それぞれのレベルが難しく、効果音、音楽を上げると、台詞がきこえなくなるし、音楽を下げると音楽による盛り上げが薄くなるし、森田監督も頭を抱える場面が多数。
6月21日(星期五)
 下午6點開始在東京電視中心進行粗混試映。這是將台詞、音樂、音效大致按聲道分配,並與影片畫面同步,由導演進行檢查的過程。台詞、音樂、音效各自的音量調整非常困難,提高音效和音樂會導致台詞聽不清,降低音樂又會使影片的氛圍減弱,森田導演也多次為此感到頭疼。
6.22(土)
 朝からイマジカにてフィルムのオールラッシュを行う。その後会議室にてイマジカのスタッフとフィルムの色の相談。ところで今日は本来フィルムの色を見る場だったのだが、なぜかここでも絵のリテークが発覚、慌ててジブリに戻り素材のチェック。再レコーディングとなる。
6月22日(星期六)
 早上在Imagica進行膠片的全片試映。之後在會議室與Imagica的工作人員討論膠片的色彩。本來今天應該是看膠片色彩的場合,但不知為何又發現了需要重繪的畫面,急忙趕回吉卜力檢查素材。結果需要重新進行錄音。
6.23(日)
 先日のラフミックス試写を元に、朝11時から東京テレビセンター407スタジオにてファイナルミックスが始まる。若林さん以下、音響スタッフが、1ロール目から順番に音のバランスを整えていき、森田監督をチェックして、完成形の音を落とし込んでいく作業だ。今日は順調に作業が進み、2ロール分が終了したのが午後4時半頃。みんな「もう帰っていいの?」と不信げ。
 明日からの原版組みに備え、テレセンで使っていたラッシュフィルム2ロール分を回収し瀬山編集へ。
6月23日(星期日)
 基於前幾天的粗剪試映,從早上11點開始在東京電視中心407工作室進行最終混音。以若林先生為首的音響團隊,從第一卷開始依次調整音效的平衡,經過森田導演的檢查,將完成後的音效錄入。今天工作進展順利,下午4點半左右完成了兩卷的混音。大家都有些不敢相信地問:「現在就可以回去了嗎?」
 為了準備明天開始的原始版本剪輯,回收了在電視中心使用的兩卷粗剪膠片,送往瀬山編輯室。
6.24(月)
 昨日に続きファイナルミックス二日目。今日は3,4ロールのファイナル。無事終了し、ラッシュを瀬山編集へ。
6月24日(星期一)
 繼昨天之後,今天是最終混音的第二天。今天完成了第3、4卷的最終混音。順利結束後,將樣片送往瀬山編輯處。
6.25(火)
 ファイナルミックス最終日。緊張する作業が続く中、なぜか管理部の島宮部長がやってきた。なんでも昼に出前で取る予定の元祖親子丼を食べに来たとか。たかが親子丼に何を…、と思っていたが、食べてびっくり。これが本当の親子丼だったのか、と感激の涙を流す。
 午後7時頃ついにファイナルミックス終了。準備していたビールと日本酒でお疲れ様の乾杯を行う。引き続きテレビセンターが用意してくれたオードブルを食べながらの宴会に突入。しかも大画面にプロジェクターでサッカー中継を映写。うーん最高。
6月25日(星期二)
 今天是最終混音的最後一天。在緊張的作業過程中,管理部的島宮部長突然來了。原來他是為了中午預定要點的元祖親子丼而來的。我本來覺得不過是一碗親子丼,有什麼大不了的,但一吃下去,真是大吃一驚。這才是真正的親子丼啊,感動得流下了眼淚。
 下午7點左右,最終混音終於結束了。我們準備了啤酒和日本酒,舉杯慶祝。接着,我們進入了由電視中心準備的冷盤宴會。而且,大屏幕上還投影了足球比賽的直播。真是太棒了。
6.26(水)
 今日は森田監督の誕生日。広報部鵜飼さんが「お魚クッキー」とシフォンケーキを用意。ちゃんと生クリームもかけて広報部で簡単なパーティを行う。ところで通りかかった何人かに「森田監督の誕生日です。食べていきませんか?」と声をかけたのだが、「おめでとうございます」と声は出すものの、その目は森田監督ではなく、おいしそうなシフォンケーキに。食い気には勝てないようで。
6月26日(星期三)
 今天是森田導演的生日。公關部的鵜飼先生準備了「小魚餅乾」和戚風蛋糕。還特意加了鮮奶油,在公關部舉辦了一個簡單的派對。順便,我們向路過的一些人打招呼說:「今天是森田導演的生日,要不要來吃點?」雖然他們都說「恭喜」,但他們的目光並不是看向森田導演,而是盯着那看起來美味的戚風蛋糕。看來食慾是無法戰勝的。