文档:吉卜力日誌/2010年4月

出自宫崎骏与久石让中文百科
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 3月 2010年4月 5月
2010年04月
2010年04月
4月1日(木)
今日から4月。新年度です。
オリーブガーデンさんが花一杯で、明日から始まる桜祭りの準備に忙しい様子。
天気がよければ良いのですが。
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「並べられた花がキレイですね」 午後12時から、新人17名の入所式がありました!!!! ジブリの1スタBARは、ワイワイガヤガヤ新しい仲間を楽しみにしているスタッフたちで、埋め尽くされました!!! 大勢のスタッフに囲まれた新人たち。さぞかし、緊張したことでしょう♪ これから始まるジブリ生活。何でも吸収していく勢いで、いろいろチャレンジしてください◎ 一緒に、頑張りましょう♪♪♪
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「新入社員がスーツを着るのは、この日だけ?」
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「こんなに大勢のスタッフに歓迎されたら、緊張しますね・・。汗。」 豚屋の屋根に舟が乗った?と聞きつけ見に行くと、、。
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風見鶏ならぬ、船が一艘、屋根に設置されていました。
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「さっそく、新入社員と風見鶏」
4月1日(木)
從今天開始進入4月,新年度開始了。
橄欖花園裡鮮花盛開,大家正忙着為明天開始的櫻花節做準備。
希望天氣能好起來。
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「擺放的花真漂亮啊」 下午12點,舉行了17名新人的入職儀式!!!! 吉卜力的1號BAR里,擠滿了期待新夥伴加入的員工們,熱鬧非凡!!! 被眾多員工包圍的新人們,想必一定很緊張吧♪ 即將開始的吉卜力生活,希望大家以吸收一切的勢頭,勇敢挑戰各種事物◎ 讓我們一起加油吧♪♪♪
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「新員工穿西裝,只有這一天嗎?」
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「被這麼多員工歡迎,真是緊張啊…。汗。」 聽說豬屋的屋頂上放了一艘船?於是去看了一下,,。
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不是風向標,而是一艘船被安置在屋頂上。
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「立刻,新員工和風向標」
4月2日(金)
今日は、待ちに待ったお花見弁当が支給される日です。みんなで花見に行こう!
と思っていたのにが、何故か天気が悪い。。。
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「みんなで寂しく室内でお弁当」
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「桜堤団地はようやく満開みたいなんですが、ご覧のように花見の天気ではなく」 作画のOさんとNさんは、自分たちが使用していた加湿器に、びっしりとこびりついた カルキを見事、落とすことに成功したため、先週の土曜日から、他の加湿器も同じような方法を取れば、絶対綺麗になるはず!と、意欲満々で作業を始めました☆
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朝一で、こすっては、少しずつ少しずつ落としていく、お二人。 手を傷めないように、気をつけてくださいね!と気が気でないサンキチ・・・。 そして、内心、制作に任せて、仕事をして欲しいなぁ~(笑)と思っていたら・・・。 「大丈夫、ちょっとやったら、すぐ仕事に戻るから☆」と笑顔で応えるお二人。笑。 それを聞いて安心するサンキチ・・・。笑。 どうやら、ちょっとした、ストレス解消になっているようです◎笑◎
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「最初は、こんなにびっしりと付いていました・・・」
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「だけど、洗い、擦り続けていたら・・じょじょに落ちてきて・・・」
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「ここまで、綺麗になりました。が、あと一息・・・!!」
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「洗浄剤を濃い目に使用して・・・。次こそは綺麗になぁ~れ☆」
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「うわわわわわ。おしい!!!でも、大分、綺麗になりました!」 まだまだ納得いくまで、掃除は続くようです・・・笑。 やっぱり、綺麗になっていく過程を見られるのは、楽しいですね☆ 作画のOさん、Nさん、ありがとうございます♪
4月2日(星期五)
今天是期待已久的賞花便當發放的日子。本來打算大家一起去看櫻花的,但不知為何天氣不好。。。
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「大家寂寞地在室內吃便當」
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「櫻堤住宅區的櫻花終於盛開了,但正如你所見,天氣不適合賞花」 作畫的O先生和N先生成功地將他們使用的加濕器上厚厚的污垢清理乾淨了,因此從上周六開始,他們滿懷熱情地開始用同樣的方法清理其他加濕器,相信一定會變得很乾淨!☆
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一大早,他們就開始一點一點地擦拭,慢慢地清理。三吉擔心他們會傷到手,心裡很不安……而且,他心裡想着,希望他們能專注於製作工作~(笑)……。 「沒關係,稍微弄一下,馬上就回去工作☆」兩人笑着回答。笑。 聽到這句話,三吉放心了……笑。 看來,這似乎成了他們的一種減壓方式◎笑◎
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「一開始,污垢是這麼厚……」
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「但是,繼續洗和擦……污垢逐漸脫落了……」
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「現在已經變得這麼幹淨了。不過,還差一點……!!」
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「使用濃度更高的清潔劑……這次一定要變得乾淨☆」
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「哇哇哇。可惜!!!不過,已經變得很乾淨了!」 看來他們還會繼續清理,直到滿意為止……笑。 果然,看着東西逐漸變乾淨的過程,真是讓人開心呢☆ 作畫的O先生、N先生,謝謝你們♪
4月3日(土)
只今の美術部の背景UPトータル数は・・・・【783cut】んっ???
これは!!!!!!!!!!「ナヤミ(7・8・3)悩み・・・。」ではないですかぁぁぁぁぁぁぁ。
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いかん、いかん!と、早くカットを上げて、数字を変えてください!と頼む制作サンキチ。 すると、なんと言うことでしょう。 早々と本日中に3カット上がってきたではないですか!!!!(驚) 「やったぁ!」と喜んでいたのも、つかの間・・・・。 【786cut】んっ???もしや!!!!!!「ナヤム(7・8・6)悩む・・・。」ではないですかぁぁぁぁ。
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いかん、いかん!と、どうにかならないものかとオドオドしているサンキチ・・・苦笑。 すると、1時間後、救いの1cutが上がってきました☆ これで、【787cut】おっ!!! 「ナヤまナイ(7・8・7)悩まない・・・。」ちょっと、苦しいが・・(笑)
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これで、悩まないで週末を迎えることができ、ホット一安心する美術監督のお二人と サンキチでした。(笑)
4月3日(星期六)
目前美術部的背景UP總數是……【783cut】嗯???
這不是!!!!!!!!!!「ナヤミ(7・8・3)煩惱……」嗎?
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不行,不行!我趕緊請求製作桑吉快點增加cut數,改變這個數字! 結果,你猜怎麼着。 今天之內竟然迅速增加了3個cut!!!!(驚訝) 「太好了!」我正高興着,但轉眼間…… 【786cut】嗯???難道!!!!!!「ナヤム(7・8・6)煩惱……」嗎?
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不行,不行!我有些慌張,不知道該怎麼辦,桑吉……苦笑。 然後,一小時後,救命的1個cut增加了☆ 這樣一來,【787cut】哦!!! 「ナヤまナイ(7・8・7)不煩惱……」雖然有點勉強……(笑)
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這樣一來,可以無憂無慮地迎接周末,美術監督的兩位和桑吉都鬆了一口氣。(笑)
4月5日(月)
桜が先週末から満開なのに、天気がパッとしない...。今朝も雨です。
ブルーマンデーで、今週も始まりです。
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「ご覧のように」 「アリエッティ」は宣伝の方針で、しばらくマロには制作に制作してもらって、完成までインタビューなどはお断わりしています。ナゾの新人監督ということで、写真も出していないので、今日、マロから本人手製のぬいぐるみをわたされました。
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「ぼくの代わりに使ってください」
4月5日(星期一)
櫻花從上周末開始就滿開了,但天氣卻不怎麼好……今天早上也下雨了。
又是一個憂鬱的星期一,新的一周開始了。
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「正如你所見」 「阿莉埃蒂」在宣傳方針上,暫時讓麻呂專心製作,直到完成之前都拒絕接受採訪。因為是神秘的新人導演,連照片都沒有公開,所以今天麻呂給了我一個他自己手工製作的玩偶。
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「請用它來代替我」
4月6日(火)
今日は、昨日とは打って変わってお天気が良くなりました。関係者一同、ホッとしました。今日は、セシルさんの取材デーだったのです。
場所は、日比谷公園の中の施設を借り切って行なわれました。緑の中のセシルさんは、まるで妖精のようでした。
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「ただ今、インタビュー中」
4月6日(星期二)
今天,與昨天截然不同,天氣變得非常好。所有相關人員都鬆了一口氣。今天是塞西爾小姐的採訪日。
地點選在了日比谷公園內的一個設施,整個場地都被我們包了下來。在綠意盎然的公園中,塞西爾小姐宛如一位精靈。
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「現在正在採訪中」
4月7日(水)
今日はまた雨となりました。ただ、セシルさん、今日は渋谷と銀座のCDショップにご挨拶周りです。そう、本日は、「借りぐらしのアリエッティ」の主題歌CDとイメージ歌集アルバムの発売日なのです。
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「セシルさんのサインも見られます。お早めに店頭へどうぞ」
4月7日(星期三)
今天又下雨了。不過,塞西爾小姐今天要去澀谷和銀座的CD店打招呼。是的,今天是《借東西的小人阿莉埃蒂》的主題歌CD和印象歌集專輯的發售日。
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「還可以看到塞西爾小姐的簽名,請儘早到店哦。」
4月8日(木)
またまた天気が良くなりました。桜も最後の見ごろを迎えています。
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「青空に桜。今日が見納めか」 気がつくとスタジオの木々に新芽が出できてました。あっという間にこんもりとした茂みになってしまうのでしょう。
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「新緑の季節は目の前です」 スタジオジブリは、 隠し事の無いオープンな会社です。 当然、弁当も然り。
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「新婚"LOVE"弁当」
4月8日(星期四)
天氣又變好了。櫻花也迎來了最後的觀賞期。
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「藍天與櫻花。今天可能是最後的觀賞機會了。」 不經意間,工作室的樹木已經長出了新芽。轉眼間就會變成茂密的灌木叢吧。
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「新綠的季節就在眼前。」 吉卜力工作室, 是一個沒有秘密的開放公司。 當然,便當也是如此。
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「新婚'LOVE'便當」
4月9日(金)
アリエッティ追い込みの時期
体調を崩すスタッフが増えてきました。
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「これ飲んでください」
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「これも飲んでください」
4月9日(星期五)
阿莉埃蒂的衝刺階段
身體狀況不佳的工作人員增加了。
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「請喝這個」
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「也請喝這個」
4月10日(土)
舘野さんが、土曜出勤のみんなにポトフを作ってくださいました。
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「厚切りハム!」
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「はい、出来ました。」 作画のコウサカさんがイタリアからハムとサラミの入手に成功し、広報オミの元にはおいしいチーズが届いたため、美術部主催でハム×チーズパーティを開催しました。作業が順調に進行している美術では、すでに先週から手持ちカットが終了してきている人も。 そんなわけで、おつかれ!と労いあう会となりました。
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「なんだか、ぜいたくな気分!」
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「野菜や果物もいろいろそろってます」
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「おいしいものを食べる幸せ」
4月10日(星期六)
舘野女士為周六出勤的大家做了法式燉菜。
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「厚切火腿!」
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「好了,完成了。」 作畫的コウサカ先生成功從意大利帶回了火腿和薩拉米,公關部的オミ也收到了美味的奶酪,因此美術部主辦了一場火腿×奶酪派對。在美術部,工作進展順利,有些人甚至已經在上周完成了手頭的任務。 因此,大家聚在一起互相慰勞,說聲「辛苦了!」
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「感覺有點奢侈!」
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「蔬菜和水果也準備了很多」
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「享受美食的幸福」
4月12日(月)
桜もずいぶん散ってしまいました。先週に続きまた、ブルーマンデーです。本当に、今年は天候不順です。
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「毎週雨です」 夕方、イマジカで次回の美術館の企画展示で使われる映像の初号試写が行なわれるので見に行く広報部員たち。展示ではフィルムボックスという小さなスクリーンでしか見られないので、イマジカの大スクリーンで見られるのは、とても贅沢でした。5月からの企画展示をお楽しみに。
4月12日(星期一)
櫻花已經凋落了不少。繼上周之後,又是一個憂鬱的星期一。今年的天氣確實不太正常。
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「每周都在下雨。」 傍晚,宣傳部的成員們前往Imagica觀看下次美術館企劃展覽中使用的影像的初號試映。由於展覽中只能在名為「Film Box」的小屏幕上觀看,所以在Imagica的大屏幕上觀看顯得非常奢侈。敬請期待從5月開始的企劃展覽。
4月13日(火)
夕方、制作業務の西方君が「あっ」というので、窓の外を見ると、山鳩がすぐ目の前の木に留まっている。みんなで集まって覗いたり、写真を撮ったりしたのだが、一向に逃げる様子はない。ここに巣を作るのか?ちょっと楽しみです。
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「山鳩のつぶらな瞳がかわいいです」
4月13日(星期二)
傍晚,製作部門的西方君突然「啊」了一聲,我們看向窗外,發現一隻山鳩正停在眼前的一棵樹上。大家紛紛圍過來觀察,還拍了照片,但它絲毫沒有要飛走的意思。難道它要在這裡築巢嗎?真是有點期待呢。
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「山鳩那圓溜溜的眼睛真可愛。」
4月14日(水)
3階のPD室に行ってみると、タムチンと東宝の上田さんが話していたのだけれど、なんだか、足元がまぶしいファッションです。目にも鮮やかな紫のタムチンと、真っ青の上田さん。記念に写真をいただきました。
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「どこで買ったのでしょう」 またまた夕方、制作業務の西方君が「あっ」というので、窓の外を見ると、おととい見つけた山鳩がつがいになっている。またもや、みんなで集まって覗いたり、写真を撮ったりしたのだが、やはり一向に逃げる様子はない。ここに本当に巣を作るのか?ますます楽しみです。
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「本当は2羽で寄り添っている瞬間もあったのですよ」 作画の小西賢一さんが、修学旅行で東京に来た中学生に"指名"で取材を受ける。依頼を受けたときも、「なぜ、僕なんだろう...?」と疑問に思っていた小西さん。そう、制作している人間が"指名"を受けることはとても珍しいのだ。そして当日、取材慣れしていない小西さんは、 「えっと...、、何からしゃべったらいいんだろう?ねぇねぇ、どうして僕なんです か??」 7名の中学生にドワッと囲まれ...とにかく緊張しまくりだった。最初は、訪れた中学生たちも、ちょっぴりおとなしい。が、会話も少しずつ弾み、終盤はすっかり和やかなムードに。そこで「サインください!」と色紙を差し出しおねだりされる小西さん。
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すっかりノリに乗った小西さんは、自分がこれまで手がけてきた作品のキャラクターが大勢登場するという超大作の色紙を40分かけて完成させたのであった...。
4月14日(星期三)
我去了三樓的PD室,看到塔姆欽和東寶的上田先生正在聊天,但他們的腳下穿着非常耀眼的時尚。塔姆欽穿着鮮艷的紫色,而上田先生則是深藍色。我得到了一張紀念照片。
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「這是在哪裡買的呢?」 傍晚時分,製作部門的西方君突然「啊」了一聲,我們看向窗外,發現前天看到的那隻山鳩已經成雙成對了。大家又聚在一起觀察並拍照,但它們似乎完全沒有要飛走的意思。它們真的會在這裡築巢嗎?我越來越期待了。
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「其實它們也有兩隻依偎在一起的瞬間。」 作畫的小西賢一先生被來東京修學旅行的中學生「指名」接受採訪。接到請求時,小西先生還在疑惑:「為什麼會是我呢?」是的,製作人員被「指名」是非常罕見的。當天,不習慣採訪的小西先生被七名中學生團團圍住,緊張得不得了。一開始,來訪的中學生們也有些拘謹,但隨着對話的進行,氣氛逐漸變得輕鬆。最後,他們甚至向小西先生請求籤名。
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完全進入狀態的小西先生花了40分鐘完成了一幅包含他過去作品眾多角色的超大作色紙。
4月15日(木)
今週末からスタートする「小さなルーヴル美術館」展in軽井沢の準備もいよいよ大詰め。この展覧会は2008年に三鷹の森ジブリ美術館で展示されたものをグレードアップし再構成したものなのです。監修は映画「キル・ビルVol.1」「THE有頂天ホテル」「ヴィヨンの妻 桜桃タンポポ」など多くの話題作で美術監督を務めた種田陽平氏。あの伝統と格式あるルーヴル美術館の作品をなんとぎゅっと縮小してしまい、遊び心たっぷりに展示演出されています。 

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「取材に快く応じてくれる種田さん。仕事には毅然と、しかし普段は優しいオーラがタップリ。種田ファン増殖中・・・!!」
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「照明チェック中のルーヴル美術館のクラリスさんと種田さん。決して妥協はしない。互いにプロです」
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「ジブリ美術館中島館長と種田さん。オープンに向けて熱く討論」
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「名画「モナリザ」が床に放置?」
4月15日(星期四)
本周末即將在輕井澤開幕的「小小盧浮宮美術館」展覽的準備工作也進入了最後階段。這個展覽是2008年在三鷹之森吉卜力美術館展示的升級版,並進行了重新設計。展覽的監修是曾擔任電影《殺死比爾Vol.1》、《THE有頂天酒店》、《維庸之妻 櫻桃蒲公英》等多部熱門作品美術指導的種田陽平先生。他將傳統與莊嚴的盧浮宮美術館的作品縮小,並以充滿趣味的方式進行展示。

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「種田先生愉快地接受了採訪。工作中他堅定果斷,但平時卻充滿了溫柔的氣質。種田粉絲正在增加中……!!」
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「正在檢查照明的盧浮宮美術館的克拉麗絲女士和種田先生。他們絕不妥協,彼此都是專業人士。」
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「吉卜力美術館的中島館長和種田先生。為了展覽的開幕,他們熱烈討論。」
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「名畫《蒙娜麗莎》被放在地板上?」
4月16日(金)
午後から、2012年の企画の展示のミーティングがジブリの会議室で行なわれる。面白かったのは、15人出席していたのだけれど、その中の14人までが40代以上の男性だったということ。この会議のことを聞きつけて、わざわざ志願して参加した人が何名もいて、その関心の高さがうかがえる。内容は、まだ発表できないのですが、40代男性が燃える(萌える?)展示といったら...。ひとりだけ参加していたPD室の伊平さんだけが、終始無言でうつむいていたのが印象的でした。

4月というのに、午後から降り始めた雨が、夜には雪に変わる。なんでも、41年ぶりの記録なのだとか。夜中には、畑や屋根が真っ白になり始めて、みるみる銀世界に。数年前に公開された「4月の雪」という映画では、「どんなに舞い降いても積もることがない4月の雪のように・・・」という意味があったらしてのだが、実際に積もることもあるんですね。
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「降りしきっています」
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「車も真っ白」
4月16日(星期五)
下午,在吉卜力的會議室舉行了2012年企劃展示的會議。有趣的是,出席的15人中,有14人是40歲以上的男性。聽說這次會議後,有好幾個人特意自願參加,可見他們的興趣之高。雖然內容還不能公開,但說到讓40歲男性燃起熱情(或萌發興趣?)的展示……唯一參加的PD室的伊平先生,全程沉默低頭,給人留下了深刻印象。

雖然是4月,但下午開始下的雨到了晚上變成了雪。據說這是41年來的記錄。到了半夜,田地和屋頂開始變得雪白,轉眼間變成了銀色的世界。幾年前上映的電影《4月的雪》中有一句台詞:「就像無論怎麼飄落也不會堆積的4月的雪一樣……」但實際上,雪也是會堆積的。
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「雪下得很大」
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「車也全白了」
4月17日(土)
雪も、朝で上がって、ルーヴル美術館展の初日を見に出かける広報部員。雪の積もった軽井沢(というか御代田です)は、素敵でした。真っ白な浅間山と青空と白樺並木。それだけでも来た甲斐がありました。
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「こんな素敵なところです」
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「10月24日まで開催中。是非、見に来てください」
4月17日(星期六)
雪在早晨停了,宣傳部的成員們出發去參觀盧浮宮美術館展覽的開幕日。積雪覆蓋的輕井澤(實際上是御代田)非常美麗。純白的淺間山、藍天和白樺樹林。光是這些就讓人覺得不虛此行。
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「這裡真是個好地方」
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「展覽將持續到10月24日。請一定要來看看」
4月18日(日)
スタジオジブリ・レイアウト展@徳島も無事に最終日を迎えました。最後は、3000人以上のお客さんに来ていただき、本当にありがとうございました。
年間2万人の入館者数の美術館で、なんと目標5万人超を達成できました!
閉館後は、展示チームも撤収に徳島入り。来週からは続いて名古屋会場の設営に入ります。
4月18日(星期日)
在德島舉辦的吉卜力工作室布局展順利迎來了最後一天。非常感謝最後一天有超過3000名觀眾前來參觀。
在一個年參觀人數為2萬的美術館中,我們竟然超過了5萬人的目標!
閉館後,展覽團隊也前往德島進行撤展工作。從下周開始,我們將繼續投入名古屋會場的布展工作。
4月19日(月)
制作部の吉川さん、今日も、ナイスな洋服を着ています。笑。
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4月19日(星期一)
製作部的吉川先生,今天也穿着很不錯的衣服呢。笑。
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4月20日(火)
3スタの前に真っ赤な花が咲きました。本当に目にも鮮やかです。何という花かはわかりませんが。ただ、第5スタジオが建つと日もあたりにくくなります。はたして、来年も咲いてくれるのでしょうか。
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4月20日(星期二)
在3號攝影棚前,一朵鮮紅的花盛開了。真是鮮艷奪目。雖然我不知道這是什麼花。只是,隨着第5攝影棚的建成,陽光也變得難以照射到這裡。明年它還會開花嗎?
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4月21日(水)
久しぶりに天気の良い一日です。お昼に1スタの外壁を見ると、新緑が目にも鮮やかで、アリエッティの制作が進むとともに、ツタも増えてきたようです。このツタを上るアリエッティにとっては、立派なロッククライミングだなあと思います。
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「もう少し茂らないとダメですね」 お昼ごろ、「借りぐらしのアリエッティ」の試作段階の商品?がメインスタッフに お披露目されました。 すると、「キャー!!! これ欲しい☆☆」と黄色い歓声がきこえ、その声に続々と 他のスタッフも集まってきました!!!! さぁさぁ。どんな商品なのでしょうか???  皆様、お楽しみに・・・・☆☆☆☆☆
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4月21日(星期三)
久違的好天氣。中午看到1號工作室的外牆,新綠格外鮮艷,隨着《借東西的小人阿莉埃蒂》製作的推進,藤蔓似乎也增多了。對於要爬上這些藤蔓的阿莉埃蒂來說,這簡直就是一場壯觀的攀岩吧。
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「還得再茂盛一些才行呢。」 中午時分,《借東西的小人阿莉埃蒂》試製階段的商品?向主要工作人員展示了出來。 結果,「哇!!!這個好想要☆☆」的歡呼聲此起彼伏,其他工作人員也紛紛圍了過來!!!! 來來來,到底是什麼樣的商品呢???大家敬請期待・・・・☆☆☆☆☆
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4月22日(木)
この季節になると、スタジオの窓から、必ず花水木が顔を出します。
白い花びらが陽を受けて、眩しく輝きだすのです。
そんな春の陽気を感じながら、突然、美術監督のお二人が、
【美監 心の俳句】を詠み始めたのでした。笑。

「この時期は 尻に火がつく  花水木」武重光源 心の俳句。
「春うらら 革靴ぬいで あぐらかく」吉田五雲 心の俳句。
やっぱり、壊れてきていますね【汗】


出版部の北沢さんがジブリを去ることになりました。あと何度かはいらっしゃるのですが、とりあずということで、別れの乾杯が行なわれました。北沢さんというと、ジブリの良心のような人だったので、これからのジブリがちょっと心配になります。でも、新しい仕事、頑張ってください。
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「武田さんからの餞別の椅子のミニチュアセットです」
4月22日(星期四)
每到這個季節,工作室的窗外總會探出山茱萸的身影。
白色的花瓣在陽光下閃耀,顯得格外耀眼。
在感受着這春天氣息的同時,美術監督的兩位突然開始吟誦起【美監 心的俳句】,真是讓人忍俊不禁。
「這個時期 屁股着火 山茱萸」——武重光源 心的俳句。
「春光明媚 脫下皮鞋 盤腿而坐」——吉田五雲 心的俳句。
果然,他們已經開始有點不對勁了【汗】。
出版部的北澤先生即將離開吉卜力。雖然還會再來幾次,但為了表示告別,大家舉行了乾杯儀式。說到北澤先生,他就像是吉卜力的良心一樣,所以對未來的吉卜力有些擔心。不過,希望他在新的工作中繼續加油。
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「這是武田先生送的餞別禮物——椅子的迷你模型套裝。」
4月23日(金)
某出版社の敏腕編集長(とは言っても女性です)Eさんが来社する、ということで、
朝からワクワク?する広報部員。スタジオジブリの新作公開時にはムック本が何冊か出版されるのですが、そのうちの一冊を手がけてくださいます。かれこれ10年近いお付き合いになりますが、編集長なのに動きがや話し方がものすごーーーくテンション"低ッ"なEさん。出会ったときから変わらぬ黒髪のローングヘア。不思議な魅力を持つ女性なのです。そんなEさんは新作公開が近づくと出社されるのですが、2つ楽しみにしていることがあります。
1つは、ファッション。前回は確か、オールREDでございました。
「今日は、どんな色かな~?」はい!オールBLACKでした。
2つめは、手土産。初めてお会いしたとき、手土産を持って「フフフ...なつくかと思って...ヘヘッ」それですっかりなついてしまった...広報部員。
また良いムック本を作ってください。ヨロシクお願いします!
4月23日(星期五)
某出版社的資深編輯長(雖然是女性)E女士來訪,從早上開始就興奮不已的公關部員。每當吉卜力工作室的新作上映時,都會出版幾本特輯書,其中一本就是由她負責的。我們已經有近十年的交情了,雖然是編輯長,但她的動作和說話方式都非常「低調」的E女士。從初次見面到現在,她一直保持着不變的黑髮長發。她是一位充滿神秘魅力的女性。每當新作即將上映時,E女士就會來公司,而我有兩件期待的事情。
第一件是她的時尚。上次她穿的是全紅色。
「今天會是什麼顏色呢?」是的!今天她穿的是全黑色。
第二件是她的禮物。第一次見面時,她帶着禮物說:「呵呵……想着要討好你……嘿嘿。」就這樣,我完全被她征服了……公關部員。
請繼續製作出優秀的特輯書。拜託了!
4月24日(土)
今日は、一足早く制作休暇に入った美術部のSさんからの差し入れが、作画に届きました!
早速、皆で食べてみることに・・・。
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皮も、焼くと美味しいとのことなので、レンジでチンしてみたところ・・・ グリルで焼かなかった分、匂いはさほど出ないと思いきや・・・ 思いっきり、スタジオ中に北海道の香りが漂い、各部署から「魚だ、魚だ!」との声が 上がる始末・・・。笑。それほど、このお土産は、スゴイものでした【笑】 Sさんありがとう◎美味しかったです◎
4月24日(星期六)
今天,美術部的S同學提前進入了製作假期,她送來的慰問品送到了作畫部門!
大家立刻決定一起品嘗……
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聽說皮烤了也很好吃,於是我們試着用微波爐加熱了一下…… 本以為沒有用烤架烤,味道不會太濃,結果…… 整個工作室都瀰漫着北海道的香氣,各個部門都傳來「是魚,是魚!」的聲音…… 真是讓人哭笑不得【笑】。這份禮物真是太厲害了【笑】 謝謝S同學◎非常美味◎
4月26日(月)
ようやく、暖かくなってきました。ウシコも屋上でくつろいでいます。屋上の草木も青々としてきて、小人が登場しそう。
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「やっぱり、あの映画の一場面みたいです」 今日、とても人気があるタレントさんがスタジオに取材で来るらしいという情報を聞きつけて、一部のスタッフがソワソワしている。とある若手女子スタッフたちは、不自然に一スタのバーの一角を陣取って、長い打ち合わせをしていたのだとか。思いは届いたのだろうか。
4月26日(星期一)
天氣漸漸暖和起來了。阿波也開始在屋頂上悠閒自得的休息了。屋頂上的花草樹木開始變綠了,小矮人好像也要登場了。
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真的好像某個電影的一個場景呀! 聽說,今天好像非常受歡迎的大齋先生要來吉卜力工作室接受採訪。一些工作人員聽到這些這一消息之後,就開始坐不住了。某些女工作人員,就開始不自覺的占領了工作室的一角,不停地說話聊天什麼的。不知道大齋先生能知道她們的想法嗎?
4月27日(火)
朝から、小金井一帯がものものしい雰囲気。緊張感が漂っている。おまけに、天気も怪しい。そんな中、明日からR4とR5のカッティングだということで、緊急ラッシュ上映が行なわれる。物語の終わりのほうのカットも登場し始めて、いよいよ制作も大詰めという気分が感じられる。

ところで、作画部、今日のおやつかりんとう
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4月27日(星期二)
從早上開始,小金井一帶氣氛壓抑,洋溢着緊迫感。又加上,天氣也很怪異。在此期間,因為明天就要開始進行R4和R5的剪輯工作、所以進行了緊急放映。故事完結部分,也開始剪輯了,終於感受到了製作最後階段的激動心情。
對了,這是今天作畫部工作人員做的點心花林糖。
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4月28日(水)
あえて、今日もかりんとう
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4月28日(星期三)
今天特意又做了花林糖。
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4月29日(木)
今日は休日出勤
朝から高麗人参酒を気付けにがんばってます
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「右はかりんとう」
4月29日(星期四)
今天是周末上班。
從早晨開始,高麗人參酒就在努力提醒着人們要保持清醒。
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右邊是花林糖
4月30日(金)
早くも扇風機登場しました
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「尋常ではないスタッフの熱気」 この時期になると、仕上げ側入り口のバラが咲き始めます。ただ、今年は、寒さの影響か、少し遅れ気味のようです。この花が咲くと、大事なことを思い出します。そうなんです。いよいよ、「アリエッティ」のアフレコが始まるのです。
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「まだ、2輪。咲きそろう頃には、いよいよ制作も大詰めです」
4月30日(星期五)
雖然早了點,電風扇還是登場了。
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工作人員們的工作熱情還真不尋常啊 每年這個時候,入口的玫瑰就開始開了。也許是今年比較冷的緣故吧,好像花開的比往年有點晚。看到玫瑰開了,我突然想到了一件重要的事情。啊,對了。阿麗埃蒂的錄音工作就要開始了。
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還有最後兩輪。在玫瑰開花的時候,也到了阿麗埃蒂的製作最後階段