中日新聞 ジブリパーク・ジブリ特集 2023年3月
|
|
|
ジブリパークで働こう 総合職の正社員を募集、7月に若干名を採用
2023年3月11日 05時02分 (3月11日 16時13分更新)
|
吉卜力公園招聘 綜合職位正式員工若干名 7月入職
2023年3月11日 05時02分 (3月11日 16時13分更新)
|
開園したジブリパークの「どんどこ森」エリア(2022年11月01日撮影)
|
開園的吉卜力公園「どんどこ森」區域(2022年11月01日拍攝)
|
今秋以降に第2期エリアが開園するジブリパーク(愛知県長久手市)は、パーク運営などに従事する総合職の正社員を募集している。応募は4月6日まで。7月1日に若干名を採用する予定。
資格は45歳未満で、学歴や経験を問わない。パーク運営の企画立案やスタッフのマネジメント、店舗の運営や商品管理などを担ってもらう。
求める人物像として「ジブリパークの仕事に興味がある方」「チームワークを大切にできる方」などを挙げている。選考では、サービス施設での業務経験者、小売店舗でのマネジャー経験者などを優遇する。詳細はウェブサイトへ。
【ジブリパークの最新ニュースはこちら】
|
吉卜力公園(位於愛知縣長久手市)計劃在今年秋季之後開放第二期區域,現正招聘從事公園運營等工作的綜合職位正式員工。報名截止日期為4月6日,預計將在7月1日錄用若干名員工。
應聘資格為45歲以下,不限學歷和經驗。工作內容包括公園運營的策劃、員工管理、店鋪運營和商品管理等。
理想的應聘者應「對吉卜力公園的工作感興趣」並「重視團隊合作」。在選拔過程中,將優先考慮有服務設施工作經驗或零售店鋪管理經驗的人員。詳細信息請訪問網站。
關于吉卜力公園的最新新聞,請點擊此處。
|
|
ジブリパーク、オフィシャルパートナーに聞く(20)豊島
2023年3月11日 05時08分 (3月11日 05時08分更新)
|
吉卜力公園,官方合作夥伴訪談(20)豐島
2023年3月11日 05時08分 (3月11日 05時08分更新)
|
会社の取り組みについて話す豊島の豊島半七社長=名古屋市中区錦で
|
公司舉措的討論中的豐島公司豐島半七社長=名古屋市中區錦
|
|
|
繊維商社の豊島(名古屋市)は、世界各地の原料、生地買い付けから衣料品、雑貨の企画、生産までを手がける。
持続可能な開発目標(SDGs)に注目が集まる以前から、環境負荷の少ない素材の普及に取り組んできた。
現在は、海岸に漂着したペットボトルをリサイクルした繊維製品や食品廃棄物を染料として再活用する「フードテキスタイル」などを展開する。
一方、生産農場や紡績工場までを特定できる有機栽培の「オーガニックコットン」の普及にも尽力。信頼ある商品を届ける。
豊島半七社長(67)は「サステナブル(持続可能)やトレーサブル(追跡可能)に責任を持つ会社でありたい」と説明。「わが社の姿勢はジブリパークの理念にも通じる」と話す。
商品の価格が少し高くなっても、社の姿勢を形にした提案を続けることが大切だと確信している。
「自分だけなら少々環境が破壊されても逃げ切れるかもしれない。でも、若い人の未来を考えたら、今できることをやっていかなければいけない」
(織田龍穂)
|
纖維貿易公司豐島(位於名古屋市)從全球各地的原料、面料採購到服裝、雜貨的策劃、生產都一手包辦。在可持續發展目標(SDGs)受到關注之前,該公司就已經致力於推廣環保材料。目前,豐島正在推廣使用海岸上漂浮的塑料瓶回收製成的纖維製品,以及將食品廢棄物再利用為染料的「食品紡織品」等。同時,公司也在大力推廣可以追溯到生產農場和紡紗工廠的有機棉「有機棉」,以提供值得信賴的商品。豐島半七社長(67歲)表示:「我們希望成為一家對可持續性和可追溯性負責的公司。我們的態度與吉卜力公園的理念相通。」他堅信,即使商品價格稍高,繼續提出體現公司態度的建議也是非常重要的。「如果只是我自己,即使環境受到一些破壞,也許還能逃脫。但是,考慮到年輕人的未來,我們必須做現在能做的事情。」(織田龍穂)
|
豊島 1841(天保12)年、「綿屋半七」として創業。1942年に現在の社名となった。綿花や羊毛などの素材から、原糸、テキスタイル、製品まで、卸売りや輸出入を手がける。従業員数は約580人。2022年6月期の売上高は1920億円。本店は愛知県一宮市。
|
豐島公司於1841年(天保12年)以「綿屋半七」之名創立,1942年改為現名。該公司從棉花、羊毛等原材料到原紗、紡織品、成品,從事批發和進出口業務。員工人數約為580人,2022年6月期的銷售額為1920億日元。總部位於愛知縣一宮市。
|
|
|
|
|
|
|
11月1日に開園したジブリパーク(愛知県長久手市)のオフィシャルパートナーに22の企業・団体が名乗りを上げた。パークの理念にも重なる持続可能な社会の実現に向けた企業の思いや活動を紹介する。(今回で最終回です)
|
11月1日開園的吉卜力公園(位於愛知縣長久手市)宣佈了22家企業及團體成為其官方合作夥伴。這些企業為實現可持續社會的理念和活動與公園的理念相契合,本文將介紹這些企業的想法和行動。(本次為最終回)
|
|
|
|
ジブリパーク、オリヲン座の上映作「コロの大さんぽ」に
2023年3月31日 05時05分 (3月31日 05時05分更新)
|
吉卜力公園,オリヲン座上映作品《コロ的大散步》
2023年3月31日 05時05分 (3月31日 05時05分更新)
|
「コロの大さんぽ」の一場面©2001 Studio Ghibli
|
《千與千尋》中的一幕©2001 Studio Ghibli
|
ジブリパークのメインエリア「ジブリの大倉庫」内の映像展示室「オリヲン座」で上映される短編映画が4月から「コロの大さんぽ」に変わる。
昨年11月の開園後、二つ目の上映作となる。背景画はそれまでのジブリ作品と違い、色鉛筆を主に使って描いたそう。宮崎駿監督が脚本も手がけた。
|
吉卜力公園的主要區域「吉卜力大倉庫」內的影像展示室「Oriwo座」將從4月起更換上映的短片電影為《小珂的大散步》。這是自去年11月開園以來的第二部上映作品。據悉,該片的背景畫與以往的吉卜力作品不同,主要使用了彩色鉛筆進行繪製。宮崎駿導演也親自參與了劇本的創作。
|
|
|
|
|
|
NYタイムズがジブリパークを絶賛 特集記事を掲載
2023年3月31日 05時05分 (3月31日 20時04分更新)
|
《紐約時報》盛讚吉卜力公園 刊登專題文章
2023年3月31日 05時05分 (3月31日 20時04分更新)
|
|
|
米大手紙ニューヨーク・タイムズは2月24日、記者がジブリパークを訪ねた特集記事を1面などに掲載した=写真。自然を切り開いて造られた従来型のテーマパークと異なり、周囲の森に溶け込んだ設計を「人々をジブリの想像上の世界にいざない、現実として体感させる場所だ」と称賛した。
記事は、愛・地球博記念公園内にあるパークが、「騒がない礼儀正しい客人」のように調和していると表現し、米ディズニーワールドなどとは一線を画す存在であると強調する。
「サツキとメイの家」は、トトロの模型などをあえて置かない工夫が来場者の想像力を高めると指摘。「ジブリの大倉庫」についても、「動きを生み出すのは訪問者だ」というスタジオジブリの宮崎吾朗監督の言葉を引きつつ、派手なアトラクションなしに人々が主体的に楽しめる仕掛けになっていることを伝えた。
来場が予約制で、一般的なテーマパークと比べて料金が「笑ってしまうほど安い」ことも紹介し、誰もがゆとりをもって訪問できる魅力にも触れている。
(ニューヨーク・杉藤貴浩)
【ジブリパークの最新ニュース】
【関連記事】ジブリパークの見どころは? 青春の丘・大倉庫・どんどこ森の魅力を深掘り
|
美國大報《紐約時報》於2月24日刊登了一篇記者探訪吉卜力公園的專題報道,並配以照片。報道稱讚該公園的設計與周圍森林融為一體,不同於傳統的主題公園,而是「將人們帶入吉卜力的想像世界,並讓他們親身體驗現實」。
文章描述位於愛·地球博紀念公園內的吉卜力公園,如同「安靜而有禮貌的客人」般和諧,強調其與美國迪士尼世界等主題公園截然不同。
報道指出,「小月和小梅的家」特意不放置龍貓模型等,以增強遊客的想像力。關於「吉卜力大倉庫」,文章引用了吉卜力工作室宮崎吾朗導演的話,「活動的創造者是遊客」,並傳達了即使沒有華麗的遊樂設施,人們也能主動享受其中的樂趣。
此外,報道還介紹了吉卜力公園採用預約制,與一般主題公園相比,門票價格「便宜得令人發笑」,並提到其讓每個人都能輕鬆訪問的魅力。
(紐約·杉藤貴浩)
【吉卜力公園的最新消息】
【相關報道】吉卜力公園的看點是什麼?深入挖掘青春之丘·大倉庫·咚咚森林的魅力
|
|
幻のボトルに垣間見た”裏設定” 酒マニア記者のジブリパーク「地球屋」ガイド
2023年3月31日 05時05分 (11月2日 16時47分更新)
|
在幻之瓶中窺見的「隱藏設定」 酒迷記者的吉卜力公園「地球屋」指南
2023年3月31日 05時05分 (11月2日 16時47分更新)
|
ジブリパーク「青春の丘」にある「地球屋」前に置かれた自転車=愛知県長久手市で
|
吉卜力公園「青春之丘」中的「地球屋」前放置的自行車=位於愛知縣長久手市
|
あるときはアンティーク店、あるときはバイオリン工房。しかしてその正体は、おじいさんが気ままに暮らす郊外の一軒家―。ジブリパーク「青春の丘」にある「地球屋」は、スタジオジブリの映画「耳をすませば」に登場する建物を表現しており、“生活のにおい”もリアルだ。今回は、酒をこよなく愛する本紙記者の大山弘(34)が、この屋敷の主・西司朗の生活ぶりを推理してみた。
|
有時是古董店,有時是小提琴工坊。然而其真實面貌,是爺爺隨心所欲生活的郊外獨棟房屋——吉卜力公園「青春之丘」中的「地球屋」,再現了吉卜力工作室電影《夢幻街少女》中出現的建築,連「生活的氣息」也真實可感。這次,酷愛美酒的本報記者大山弘(34歲)嘗試推理了這座宅邸的主人西司朗的生活狀態。
|
|
|
正面玄関をくぐり、木馬やからくり時計のある一角を横目にズンズン奥へ進んで、大きな窓に面したリビングへ。ソファ脇のサイドボードをのぞくと、中には高級そうなフランス産ブランデーと一緒に、風変わりな酒瓶が入っていた。
背の低い横長の瓶の上には2人の男性が並んで座り、それぞれバイオリンとチェロを演奏するオブジェが置かれている。いかにも音楽好きの心をつかみそうなデザイン。ラベルには「Suntory Whisky Royal」と書かれているが、レギュラーの「サントリーウイスキーローヤル」とは似ても似つかない。
|
穿過正門,瞥了一眼有木馬和機關鐘的一角,徑直向里走,來到面向大窗戶的客廳。瞥見沙發旁的邊櫃,裏面除了看起來高檔的法國產白蘭地,還有一個奇特的酒瓶。
矮而橫長的瓶子上,坐着兩個並肩的男性,分別演奏着小提琴和大提琴的裝飾品。這設計顯然能抓住音樂愛好者的心。標籤上寫着「Suntory Whisky Royal」,但與常規的「三得利威士忌皇家」毫無相似之處。
|
「地球屋」のサイドボードに飾られているサントリーローヤルの限定ボトル
|
|
サントリーの広報に問い合わせると、1週間かけて詳細を調べてくれた。何でも、このボトルは1989年秋、複数の洋酒セットを頒布会形式で販売した際の限定品だとか。価格は1本あたり5000円。秋らしく、音楽をイメージしたのだろう。担当者も「こんなボトルがあるのは知らなかった」と驚き、「販売から30年以上たつのにボトルの状態も良い。こんなすてきな場所に飾られているのは光栄」と喜んでいた。
他の部屋にも、さまざまな洋酒が並んでいた。2階キッチンの棚には、見慣れた形の「サントリーローヤル」と、フレンチブランデーの「シャモイ」、スコッチウイスキーの「ディンプル」と、通好みの銘柄が。一階のバイオリン工房では、楽器の脇の机に弦楽器をかたどった洋酒のボトルがあった。かたわらには、ロックグラスさえある。
とにかく、この家には酒が多い。キッチンから瓶を持ってきて晩酌に一杯。来客があればサイドボードを開けて一杯。音楽仲間との演奏ついでにまた一杯と、ゆっくり楽しんだのだろうか。お酒が好き。でも節度はある。論語の「矩(のり)を踰えず」と言ったところか。
映画「耳をすませば」は、主人公が中学生ということもあり、登場人物が酒をたしなむようなシーンはほぼ見られない。しかし、パークを訪れれば、スクリーンには現れない「裏設定」を自由に想像できる。皆さんも興味の向くまま探検してみては。きっと、自分なりの発見があるはずだ。
|
我聯繫了Suntory的公關部門,他們花了一周時間詳細調查了這件事。原來,這個瓶子是1989年秋天,以分發會形式銷售的多款洋酒套裝中的限量品。每瓶的價格是5000日元。可能是為了體現秋天的氛圍,設計靈感來自音樂。負責人也驚訝地說:「我都不知道有這樣的瓶子。」他還高興地表示:「雖然已經銷售了30多年,但瓶子的狀態依然很好。能放在這麼漂亮的地方展示,真是我們的榮幸。」
其他房間裏也擺放着各種各樣的洋酒。二樓廚房的架子上,有熟悉的「Suntory Royal」、法國白蘭地「Chamois」、蘇格蘭威士忌「Dimple」等深受行家喜愛的品牌。一樓的提琴工作室里,樂器旁邊的桌子上放着一個以弦樂器為造型的洋酒瓶,旁邊甚至還有威士忌杯。
總之,這間房子裏有很多酒。從廚房拿瓶酒來小酌一杯,有客人來訪時打開酒櫃喝一杯,和音樂夥伴一起演奏時再來一杯,大概就是這樣悠閒地享受生活吧。喜歡酒,但懂得節制。正如《論語》中所說的「不逾矩」。
電影《夢幻街少女》的主人公是中學生,所以幾乎沒有出現角色飲酒的場景。然而,如果你來到這個公園,可以自由想像電影中沒有展現的「隱藏設定」。大家也可以根據自己的興趣去探索,相信一定會有屬於自己的發現。
|
|
|
地球屋の玄関脇に止められた自転車も私、大山を興奮させた。特に、映画「耳をすませば」の天沢聖司が乗りこなした設定であろう一台の、ある一点に、だ。
|
地球屋門旁停着的自行車也讓我,大山,興奮不已。特別是其中一輛,應該是電影《夢幻街少女》中天澤聖司騎的那輛,讓我格外激動。
|
「地球屋」前に止められた自転車に付いている変速レバー
|
|
ハンドル部分からペダルの根元へ伸びるフレームに付けられた、金属製の小さなレバー。変速ギアとワイヤで結ばれているのだが、これを操作してギアチェンジする際、ハンドルから片手を離す必要がある。
ロードバイク用の変速レバーは、1990年ごろにブレーキと一体化した部品が登場。地球屋前で見つけたこのタイプは、今ではよほどこだわりのある人でないと使わない。15年ほど前、学生時代にスポーツ自転車を乗り回し各地を旅した私だが、この変速機を使ったことはなかった。
「耳をすませば」の公開は95年。新型の普及が始まったころなのかもしれない。聖司をはじめ、当時の中学生男子は片手運転でバランスを取りながら、変速機を操作して坂道を上ったのだろうか。ジブリパークで自転車の技術の進歩にまで思いをはせるとは、意外だった。
|
從車把延伸到踏板根部的車架上安裝的金屬小槓桿。它與變速齒輪和鋼絲相連,但在操作它進行換擋時,需要從車把上騰出一隻手。
公路自行車的變速杆在1990年左右出現了與剎車一體化的部件。在地球屋前發現的這種類型,如今除非是非常講究的人,否則不會使用。大約15年前,我在學生時代騎着運動自行車四處旅行,但從未使用過這種變速器。
《夢幻街少女》的上映是在1995年。也許那時新型變速器剛開始普及。聖司和當時的中學生男孩們,是否在單手駕駛保持平衡的同時,操作變速器上坡呢?在吉卜力公園裏,竟然會想到自行車技術的進步,真是出乎意料。
|
ちょっとした展示物にまでこだわっている地球屋を、趣味、好みという個人的フィルターを介して深めに観察したら―。来月は、音楽好きの記者の発見をお届けします。
|
通過個人興趣和喜好的濾鏡,深入觀察那些對小小展品都充滿執着的地球屋——下個月,我們將帶來一位熱愛音樂的記者的發現。
|
|
|