文档:吉卜力日誌/1997年5月

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 4月 1997年5月 6月
幽靈公主 製作日誌 目錄 
 4月 1997年5月 6月
1997年5月
1997年5月
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97.5.1(木)
 明日のカッティングに向け、今日の6時イマジカ入れがデッドライン。4時に素材が全て完成し、撮影に降りるが、いつもなら本当にぎりぎりまで作業を続ける演助の伊藤君は「こんなに順調に作業が終わるはずがない、何か忘れているに違いない」と社内を考え込みながらうろうろ。結局フィルムは無事イマジカへ全て送られる。
 D1パートまでの差し替え分をオムニバスへ返却。
 ツバメの巣では、雛が順調に育っている。因みにずらしてあるとはいえ車のフロント部分が若干巣の下に来ているマーチは、ツバメの糞だらけ。
97年5月1日(星期四)
 為了明天的剪輯工作,今天6點是向Imagica提交素材的截止時間。4點時所有素材都已完成,準備進入拍攝階段。通常都會工作到最後一刻的助理導演伊藤君卻一邊在辦公室里踱步,一邊思考着:「工作不可能這麼順利就完成,一定是忘了什麼。」最終,膠片順利全部送到了Imagica。
 將D1部分的替換素材返還給了Omnibus。
 在燕子窩裏,雛鳥正在順利成長。順便一提,雖然車的位置有所調整,但March車的前部還是稍微位於燕子窩下方,結果車上滿是燕子的糞便。
97.5.2(金)
 D2パートのカッティング。全編の総尺128分3秒5コマ。
 動画も残り4CUTとなり、ほとんどの動画スタッフは明日から制作休暇。
 美術スタッフが3階で、自作タイ風カレーや焼き鳥で簡単な打ち上げ。
97年5月2日(星期五)
 D2部分的剪輯工作。全片總時長為128分3秒5幀。
 視頻部分也只剩下4個鏡頭,大多數視頻工作人員從明天開始進入製作假期。
 美術工作人員在3樓,用自製的泰式咖喱和烤雞肉簡單慶祝。
97.5.3(土)
 昼から、西桐氏と共に残りのCUTのなかで最も大変な360フレーム300枚のマシンがけを始める。同じ動画からまったくずれていないセルを3枚ずつかけなければならないものもある。しかし思うように写ってくれない。2分間に1枚程度のペースでしかかけられない。しょうがないのでゴールデンウィーク中にもかかわらず、マシンメンテのプロ村尾さんに来てもらい、マシンを線に合わせて調整してもらう。写りが格段に良くなる。さすが。ところで村尾さんは、今日38度の熱を出して寝込んでいたとか。申し訳ない。
 深夜12時すぎ、最後の動画がアップ。
97年5月3日(星期六)
 從白天開始,我和西桐先生一起開始處理剩下的鏡頭中最困難的360幀300張的機器處理工作。有些鏡頭需要將完全沒有偏移的賽璐珞片每三張一組進行處理。然而,效果並不如預期。我們只能以每兩分鐘一張的速度進行。無奈之下,儘管是黃金周期間,我們還是請來了機器維護專家村尾先生,讓他來調整機器使其對準線條。效果立刻大幅提升。真是厲害。不過,聽說村尾先生今天發燒到38度,本來是在家休息的。真是抱歉。
 深夜12點過後,最後的動畫終於上傳完成。
97.5.4(日)
 今日も再び360フレームのマシンがけ。8時終了を目指してかけ始めるが、続けてかけているとすぐマシンが加熱して、カーボンが浮いたり、極端に写りが悪くなる。昨日、「明日も写らなかったら電話して」と言って帰って行った村尾さんに再びTEL。夜10時すぎからは、演助の有富君も参加し、ようやくかけ終わったのが深夜1時半。
 動画チェックが全て終了。
 宮崎監督が早速机の周りをかたずけ始める。膨大に溜まったCDを借りたものと自分のものに分け、自分のものは「御自由にお持ちください」の貼紙を付けて大放出。ところがよく見るとその中に私の貸したCDが何枚も…。あわてて既に持って行った人からも自分のCDを回収。
97年5月4日(星期日)
 今天再次進行360幀的機器處理。目標是8點完成,開始處理時,機器很快就過熱了,導致碳粉浮起,畫面質量急劇下降。昨天,村尾先生說「如果明天還是不行就打電話給我」,於是再次給他打了電話。晚上10點過後,演助的有富君也加入了,終於在凌晨1點半完成了處理。
 動畫檢查全部完成。
 宮崎導演立刻開始整理桌子周圍。他將堆積如山的CD分為借來的和自己的,自己的CD貼上「請隨意取用」的標籤,大量分發。然而仔細一看,發現其中有幾張是我借給他的CD……急忙從已經拿走的人那裏回收自己的CD。
97.5.5(月)
 朝から、守屋、森の両名が、昨日かけ終わった大判マシンのチェック。「頼むからずれていないでくれ」との祈りが通じたか、今日のところはずれはなし。チェックは1日では終わらず、明日も続けられる。
97年5月5日(星期一)
 從早上開始,守屋和森兩人對昨天完成的大幅面印刷機進行檢查。祈禱着「拜託千萬不要有偏差」,或許祈禱奏效了,今天沒有發現偏差。檢查一天內無法完成,明天將繼續進行。
97.5.6(火)
 待機中のメインスタッフは、宮崎監督も含め例の大判CUTのマスク塗り。
 望月さんがついに隣駅の武蔵小金井駅前に引っ越し。早速深夜までお仕事。
97年5月6日(星期二)
 待機中的主要工作人員,包括宮崎導演在內,都在進行大尺寸CUT的遮罩塗色工作。
 望月先生終於搬到了鄰近的武藏小金井站前。立刻工作到深夜。
97.5.7(水)
 色指定が全て終了。夜スタジオキリーに最後のCUTを入れる。
 0号試写までの最終スケジュールが完成。
 作監作業を終え、待機中の高坂氏は、「ツール・ド・信州」に向け毎日50キロ以上のトレーニングをしている。一方、宮崎監督に「いつもリタイアの言い訳ばかり探しているのだろう」とからかわれている、某制作デスクは、先日自転車で転倒し、肋骨を痛めてしまったため、宮崎監督に「リタイアの事ばかり考えているから転倒するのだ」と再び格好の攻撃目標となっている。
97年5月7日(星期三)
 色指定全部完成。晚上在Studio Kiri進行最後的CUT插入。
 到0號試映為止的最終日程表已經完成。
 作監工作結束後,正在待命的高坂先生為了「環信州自行車賽」每天進行50公里以上的訓練。另一方面,某製作負責人被宮崎導演調侃道「總是在找退出的藉口吧」,前幾天因為騎自行車摔倒,肋骨受傷,再次成為宮崎導演攻擊的目標,被說「總是想着退出才會摔倒的」。
97.5.8(木)
 ロール7.8.9の差し替え。次の差し替えは15日の予定。
 瀬山編集に川端氏と出向き、最終スケジュールを見ながら原版組みの打ち合わせ。
 「野中くん」「よねちゃん」に引き続き、鈴木プロデューサーが創作したニュー・キャラクター「室井さん」。新橋の出版社によく似た人がおり、その人は「もののけ姫」担当でもあるらしい…
アシタカ
鈴木プロデューサー画
97年5月8日(星期四)
 替換了7、8、9卷的內容。下一次替換預計在15日。
 與川端先生一同前往瀬山編輯處,根據最終日程安排進行原版編排的討論。
 繼「野中君」和「よねちゃん」之後,鈴木製作人創作的新角色「室井先生」。在新橋的出版社有一位與他非常相似的人,據說那個人也是負責《幽靈公主》的……
阿西達卡
鈴木製作人繪製
97.5.9(金)
 特効入れのCUTががんがん上がってくる。残りCUTの8割り方に特効が有るため、特効はこれからが修羅場。
 次号のアニメージュがジブリに送られてくるが、「野中くん」の漫画が最近イジメに入っていると思うのは私だけだろうか?
 合間をぬって使用済みの原画や線撮り素材の整理を始めるが、量が膨大である。だてに2年もやってた訳ではない。
97年5月9日(星期五)
 特效鏡頭的剪輯工作正在如火如荼地進行。剩下的剪輯中大約有80%需要加入特效,因此特效部分接下來將進入最艱難的階段。
 下一期的《Animage》雜誌即將送到吉卜力,但我覺得「野中君」的漫畫最近似乎開始涉及欺凌題材,不知道是不是只有我這麼認為?
 在工作的間隙,我開始整理使用過的原畫和線拍素材,但數量非常龐大。畢竟我們不是白白做了兩年的。
97.5.10(土)
 MITスタジオにてD2パートのアフレコ。朝10時からスタートしたが、夜11時までかかってしまう。
97年5月10日(星期六)
 在MIT工作室進行了D2部分的配音錄製。從早上10點開始,一直持續到晚上11點才結束。
97.5.11(日)
 宮崎監督はお休み。
 デジタルペイント班は今日も必死の作業を続けているが、それを手伝っているデイビッドは、英語がぺらぺらな為、シリコンのヘルプ機能(当然英語で書いてある)を使って、石井君も知らない裏技を開拓しながら色を塗っている。
97年5月11日(星期日)
 宮崎導演今天休息。
 數字繪畫班今天也在拼命工作,幫忙的大衛因為英語非常流利,所以利用矽谷的幫助功能(當然是英文寫的),開發出連石井君都不知道的快捷鍵,一邊塗色。
97.5.12(月)
 ツバメの巣が崩れた。残っていた卵は落ちて割れ、ツバメは何処かに行ってしまった。昨年のように猫がやったのか、自然に崩れたのかは定かではないが、なんにしても後味は良くない。
 作画からの簡単なリテークが1CUTあり。
97年5月12日(星期一)
 燕子的巢塌了。剩下的蛋掉下來摔碎了,燕子也不知飛到哪裏去了。不知道是像去年那樣被貓弄的,還是自然倒塌的,但無論如何,心情都不太好。
 作畫方面有一處簡單的重拍鏡頭。
97.5.13(火)
 10日分ほど溜まってしまった制作実績表を一気につける。
 外注に出した仕上げの残り枚数が、まだ5,000枚ほどある。ただし、1CUTあたりの平均枚数が130枚を超えているため、CUT数にするとあと40CUTも無い。もうすぐだ。
97年5月13日(星期二)
 一口氣填寫了積攢了大約10天的製作進度表。
 外包的剩餘完成數量還有大約5,000張。不過,由於每個鏡頭的平均張數超過了130張,所以按鏡頭數計算,剩下的還不到40個鏡頭。就快完成了。
97.5.14(水)
 今日のガヤでアフレコが終了。ガヤ録りということでマスコミはそれほど来ていなかったが、「もののけ姫」とは関係の無い某広告代理店H報堂の藤巻氏(「まりちゃんず」のボーカルでもある)が何故かアフレコに加わる。鈴木プロデューサーは「これで同社取り扱いのCFで「もののけ姫」を宣伝してもらおう」と画策している。
 ついでに鈴木プロデューサーも「耳をすませば」の南老人に続き、アフレコに参加。役は秘密。本人曰く「もっとちゃんとした役じゃないとだめだ」と言いながらもまんざらでもない様子。
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左がH報堂の藤巻氏。右が音響監督の若林氏と鈴木プロデューサー。
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アフレコ後の打ち上げ
 明日の差し替えに向け、イマジカに持ち込み、回収。  スタジオMと片山さんが手持ち終了。  コミックボックスの三好氏以下3人が来社し、「もののけ姫」特集号の取材について打ち合わせ。公開前の7月10日には出したいという…。私の予想は1月遅れ。
97年5月14日(星期三)
 今天的群雜錄音結束了。因為是群雜錄音,所以媒體沒有來太多,但不知為何,與《幽靈公主》無關的某廣告代理公司H報堂的藤卷先生(也是「まりちゃんず」的主唱)也參加了錄音。鈴木製作人策劃着「這樣就能讓他們公司在處理的廣告中宣傳《幽靈公主》了」。
 順便,鈴木製作人也繼《夢幻街少女》中的南老人之後,參加了錄音。角色保密。他本人說「如果不是更正式的角色可不行」,但看起來並不完全排斥。
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左邊是H報堂的藤卷先生。右邊是音響監督若林先生和鈴木製作人。
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錄音後的聚會  為了明天的替換,帶到Imagica並回收。  Studio M和片山先生的工作結束了。  Comic Box的三好先生等三人來到公司,討論了《幽靈公主》特輯號的採訪。希望在公開前的7月10日出版……我的預測是晚一個月。
97.5.15(木)
 差し替え前のラッシュチェックが行われるが、一気に40CUT以上のチェックをしようとしたため宮崎監督に「こんなにいっぺんにやってはチェックしづらいだろう」と怒られる。
 ロール5~9まで差し替え。
 明後日放送予定の「ウルトラ○ンティ○」の演出が実相寺昭雄と聞いて、興奮して夜も眠れない者が社内に数人いる。
97年5月15日(星期四)
 在進行替換前的快速檢查時,由於一次性檢查了超過40個鏡頭,宮崎監督生氣地說:「一下子檢查這麼多,很難仔細確認吧。」
 替換了從第5卷到第9卷的膠片。
 聽說後天即將播出的《奧特○蒂○》的導演是實相寺昭雄,公司里有幾個人興奮得晚上都睡不着覺。
97.5.16(金)
 仕上げを手伝ってもらっていた東映動画が作業終了。
 美術の黒田氏が体調不良でお休み。残る背景は大丈夫なのか?
 H報堂藤巻氏、今人気のキティちゃんの人形焼きを片手に来社。15日のアフレコの様子について聞いてみた。

・・・・ どんな役だったんですか。 藤巻氏・ わからないけど、武士とか農民。 ・・・・ 出来はどうでした。 藤巻氏・ ちょっと不満。やり直したかったが、他にも待っている人がいるのでできなかった。まあ、点数にして60点ぐらいかな。 ・・・・ 鈴木さんのアフレコはどうでした。 藤巻氏・ 鈴木さんのおかげで「もののけ姫」はダメになった。だって「たたりじゃ~」だよ。 ※鈴木さんのセリフらしい。 鈴木氏・ 何言ってんの。僕の役は侍の中でも立派な侍で、監督に是非やってくれと言われてやったんだよ。 藤巻氏・ 立派って言ったって、「たたりじゃ~」なんていう侍いる? 下っぱだよ。 ※鈴木さんの役柄は、ほかの人たちが声を当ててみたが、なかなか合わず、それでは最後に鈴木さんに、ということになったらしい。 鈴木氏・ 最初、「ウォーとかウァーとか言ってください」って言われたんだけど、セリフがなきゃ嫌だと言ったら、じゃ「たたりだ~」にしようということになったんだ。僕役作りもしたんだよ。ただ、「たたりだ~」じゃつまらないから、初めどもって「た、たたりだ~」にしたんだ。そしたら、若林さんに「どもらないで普通にやってください。」と言われちゃってさあ。タエ子ちゃんの気持ちがよくわかったよ。役者と監督の対立というかさ。 ※詳しくは「おもひでぽろぽろ」をごらんください。 ・・・・ 藤巻さんはどんなセリフだったんですか。 藤巻氏・ サンが跳ぶシーンで「跳んだ」と5人ぐらいで言うところと、侍の役で「くそう、浅野のなんとか……」忘れたけど、そういうセリフだった。 鈴木氏・ セリフ忘れるなんて大した役じゃなかったからだ。 藤巻氏・ 鈴木さんのセリフは、完成したら聞こえないよ。でも、僕のセリフは消せないシーンだからね。 ・・・・ クレジットに名前が入るんですか。 鈴木氏・ (小声で)入らない、入らない。 藤巻氏・ 友情出演ということにしといて下さい。 ※一部編集しています。
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藤巻氏と鈴木プロデューサーの描いたイラスト。このイラストは鈴木さんのコレクションに加えられることに。
 「鈴木さんのアフレコはどうですか」の質問から、口を挟む間もなく話がエキサイトしていった。一部編集してあるが、この場の雰囲気は十分すぎるほど伝わると思う。  今年の夏「もののけ姫」を観る人は、「跳んだ」「くそう! 浅野の~」「たたりじゃ~」というセリフには注意しよう。
97年5月16日(星期五)
 協助完成製作的東映動畫公司已經結束了工作。
 美術部的黑田先生因身體不適請假。剩下的背景工作沒問題嗎?
 H報堂的藤卷先生帶着現在很受歡迎的凱蒂貓人形燒來到公司。我們詢問了15日配音的情況。

……是什麼樣的角色呢? 藤卷先生:不太清楚,大概是武士或農民之類的。 ……表現如何? 藤卷先生:有點不滿意。本來想重來,但還有其他人在等着,所以沒能重做。大概60分左右吧。 ……鈴木先生的配音怎麼樣? 藤卷先生:多虧了鈴木先生,《幽靈公主》變得不行了。因為他說的是「詛咒啊~」。 ※似乎是鈴木先生的台詞。 鈴木先生:你在說什麼啊?我的角色可是武士中很出色的一個,導演特別讓我來配的。 藤卷先生:說是出色,但哪有武士會說「詛咒啊~」?根本是個小角色。 ※鈴木先生的角色,其他人試過配音,但都不太合適,最後才決定讓鈴木先生來配。 鈴木先生:一開始他們讓我說「哇~」之類的,但我說沒有台詞的話我不干,於是他們就決定讓我說「詛咒啊~」。我還特意設計了角色呢。只是覺得只說「詛咒啊~」太無聊了,所以一開始結巴了一下,說成「詛、詛咒啊~」。結果若林先生說「別結巴,正常說」。我完全理解了タエ子ちゃん的心情。這就是演員和導演之間的對立吧。 ※詳情請參考《歲月的童話》。 ……藤卷先生的台詞是什麼呢? 藤卷先生:在珊跳躍的場景中,有大約五個人一起說「跳了」,還有武士的台詞「可惡,淺野的什麼……」我忘了,大概是這樣的台詞。 鈴木先生:連台詞都忘了,說明不是什麼重要的角色。 藤卷先生:鈴木先生的台詞,完成後可能都聽不到。但我的台詞可是無法剪掉的場景。 ……會在片尾字幕中出現名字嗎? 鈴木先生:(小聲)不會,不會。 藤卷先生:就當是友情出演吧。 ※部分內容經過編輯。
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藤卷先生和鈴木製作人畫的插圖。這些插圖將被加入鈴木先生的收藏中。  從「鈴木先生的配音怎麼樣」這個問題開始,對話就變得非常熱烈,幾乎沒有插話的餘地。雖然部分內容經過編輯,但現場的氣氛已經足夠傳達出來了。  今年夏天觀看《幽靈公主》的人,請留意「跳了」、「可惡!淺野的~」、「詛咒啊~」這些台詞。
97.5.17(土)
 宮崎監督はアバコスタジオでオーケストラ録りの立ち会い。
 デジタルペイントのDRが作業終了。
1997年5月17日(星期六)
 宮崎導演在阿巴科工作室參與了管弦樂錄音。
 數字繪製的DR工作完成。
97.5.18(日)
 デジタルペイント、CG部と撮影部が出社。デジタルペイントの社内作業はほぼ終了。あとは石井君の後処理と、合成作業のみ。
97年5月18日(星期日)
 數字繪畫、CG部門和攝影部門上班。數字繪畫的社內工作基本完成。剩下的只有石井君的後續處理和合成工作。
97.5.19(月)
 若林さんから「アカデミーリーダー」が欲しい、と連絡をもらうが、聞いたことがないので奥井さんや川端さんに質問するも、二人とも知らないという。イマジカに問い合わせたところ、なんのことはないフィルムの頭につく劇場用のリーダーのことだった。
 遅れている黒田さんの美監作業は、なんとか今週一杯で完成しそう。これ以上遅れるとまずいぞ。
 コミックボックスが安藤氏のインタビューに来ると言って夜まで連絡無し。安藤氏はかなりむっとしていた。結局明日に延期。
97年5月19日(星期一)
 若林先生聯繫我,說想要「Academy Leader」,但我從未聽說過,於是向奧井先生和川端先生詢問,結果他們也都不知道。後來向Imagika公司諮詢,才知道原來只是膠片開頭用於劇場的引導片。
 黑田先生的美術監督工作一直拖延,但總算有望在本周內完成。如果再拖延下去就麻煩了。
 Comic Box公司說今天要來採訪安藤先生,但直到晚上都沒有聯繫。安藤先生對此相當不滿。最終採訪被推遲到明天。
97.5.20(火)
 例の360フレームの、完成セルから起こすリスマスクを150枚程マキプロに発注。
 今日から作画が、制作休暇を終え出社。テレコムの作品「スーパーマン」を手伝うための準備に入る。作監は芳尾氏。明日打ち合わせの予定。
 宮崎監督が次作研究中の高畑監督に机を譲ると宣言。さっそく机に「本日よりここはパクさんの席になりました」と貼紙を出す。
97年5月20日(星期二)
 關於那360幀的,從完成原畫中提取的修正線稿,向Maki Production訂購了約150張。
 今天開始,作畫人員結束製作假期回到公司。開始為協助Telecom的作品《超人》做準備。作畫監督是芳尾先生。預計明天進行討論。
 宮崎導演宣佈將他的工作枱讓給正在研究下一部作品的高畑導演。隨即在工作枱上貼出「從今天起這裏是朴先生的座位」的告示。
97.5.21(水)
 11時より会議室において職場委員会が行われる。徳間書店との合併等、ジブリの今後についての話題が中心。
 スタジオアドに絵の具を取りに行くが、思ったより量が多く、シビックシャトルにぎゅうぎゅう詰めにしてなんとか積めたものの、車がシャコタン状態となる。この状態で関越自動車道を爆走。
 ロール5~9まで差し替え。夜8時すぎにオムニバスにラッシュを返却すべくジブリを出るが、またまた中央線で人身事故の為電車がストップ。またかい。
 会議室にてスーパーマンの打ち合わせ。午後2時から夜10時頃までかかる。
97年5月21日(星期三)
 上午11點開始在會議室舉行職場委員會會議。主要討論了與德間書店的合併以及吉卜力未來的相關話題。
 去Studio Ad取顏料,但數量比預想的要多,雖然勉強塞進了Civic Shuttle,但車子變得像低底盤車一樣。在這種狀態下在關越高速公路上飛馳。
 替換了第5到9卷的膠片。晚上8點多離開吉卜力,準備將樣片返還給Omnibus,但中央線又因為人身事故導致電車停運。又來這一套。
 在會議室進行《超人》的討論會。從下午2點一直持續到晚上10點左右。
97.5.22(木)
 高畑監督からジョン・ハブリーの作品が見たいとの命を受け、アヌシーへ行く直前の片山雅博氏からビデオを借りる。
 今日から宮崎監督は、音楽のトラックダウンにワンダーシティに行く予定であったが、向こうの準備が整わなかった為、明日からに延期。
97年5月22日(星期四)
 接到高畑導演的指示,想要觀看約翰·哈布利的作品,於是向即將前往安納西的片山雅博先生借了錄像帶。
 宮崎導演原計劃從今天開始去Wonder City進行音樂的音軌錄製,但由於那邊的準備工作尚未完成,因此推遲到明天開始。
97.5.23(金)
 今日も音楽トラックダウンが延期となる。宮崎監督はやることが無くなったため近所を散歩。
 作業が終了したIMスタジオから絵の具を回収。
 制作・田中と制作業務望月氏がお金を出し合い、おやきと御手洗(「みたらし」であって「おてあらい」ではない)団子を山盛りで買ってくる。御手洗団子の定義について若干議論アリ。
97年5月23日(星期五)
 今天音樂錄製再次延期。宮崎導演因為無事可做,便在附近散步。
 從已經完成工作的IM工作室回收了顏料。
 製作人田中與製作業務負責人望月先生一起湊錢,買來了大量的おやき和御手洗(是「みたらし」而不是「おてあらい」)糰子。關於御手洗糰子的定義,大家進行了一些討論。
97.5.24(土)
 スタジオキリーで作業中の、仕上げ最後の3CUTが、予定より3日早く、27日(火)にアップ予定。
 引っ越したばかりの望月氏だが、隣のビルの飛び降り騒ぎで朝早くたたき起こされる。警察と消防隊は、小金井街道を通行止めにして道路にエアバックまで敷いて説得していたとか。
 制作の居村君が自転車で通勤途中、車と接触、顎と膝を強打し、救急車で病院に運ばれる。骨には異常が無かったものの顎を数針縫う怪我。
 ラッシュチェックが行われる。
 5時よりワンダーシティにて宮崎監督立ち会いのもと音楽トラックダウン。
97年5月24日(星期六)
 在Studio Kiri進行的工作中,最後的3個CUT的完成比原計劃提前了3天,預計將在27日(星期二)上傳。
 剛剛搬家的望月先生,因為隔壁大樓有人跳樓的騷動,一大早就被吵醒。警察和消防隊封鎖了小金井街道,甚至在道路上鋪設了氣墊進行勸說。
 製作部的居村君在騎自行車上班途中與汽車發生碰撞,下巴和膝蓋受到重擊,被救護車送往醫院。雖然骨頭沒有異常,但下巴縫了幾針。
 進行了Rush Check。
 從5點開始,在Wonder City,宮崎導演在場的情況下進行了音樂軌道的最終確認。
97.5.25(日)
 宮崎監督はテレセンでプリミックスの立ち会い。
 撮影の残りが22CUTとなる。その残りは、ほとんど特効待ち。
97年5月25日(星期日)
 宮崎導演在電視台參與了預混音的工作。
 拍攝還剩下22個鏡頭。剩下的部分幾乎都在等待特效處理。
97.5.26(月)
 宮崎監督は今日もテレセン。
 仕上げの残りがあと1CUTとなる。
 動画は今週もエヴァンゲリオンのお手伝い。
97年5月26日(星期一)
 宮崎導演今天也在テレセン(工作室)。
 剩下的工作只剩下1個鏡頭了。
 動畫部門這周也在幫忙製作《新世紀福音戰士》。
97.5.27(火)
 スタジオキリーから、最後の仕上げ上がりを引き上げる。
 今日もテレセンでのプリミックスに立ち会う予定だった宮崎監督だが、中止になったため、急遽鍼へ。
 明日の差し替えに向け、イマジカに持ち込み、回収。
 谷藤氏と福留君の社内の特効作業が終了。あとは外の榊原さんと谷口さんが持っている3CUTのみ。谷藤さんと相談し、全体がなんとか木曜日いっぱいに上がるように、谷口さんから若干枚数を引き上げることに。
 ということで、こぼれるデジタルの数CUT以外は、今月いっぱいに差し替えられる段取りがつく。
 作画からの直しが1CUTあり。
97年5月27日(星期二)
 從Studio Kiri取回了最後的修正部分。
 原本今天宮崎導演也計劃參加Telecom的預混音,但由於取消了,所以臨時去了針灸。
 為了明天的替換工作,將素材帶到了Imagica並取回。
 谷藤先生和福留君的公司內部特效工作已經完成。剩下的只有外部的榊原先生和谷口先生負責的3個鏡頭。與谷藤先生商量後,決定從谷口先生那裏稍微減少一些工作量,以確保整體能在周四之前完成。
 這樣一來,除了少數幾個數字鏡頭外,本月的替換工作已經安排妥當。
 還有一鏡需要從原畫進行修改。
97.5.28(水)
 ラッシュチェックあり。いくつか素材を作り直したり、背景に手を入れなければならないリテークが出る。
 テレセンで全編のラフミックス試写が行われる。その後差し替えの為、ラッシュを瀬山編集に持ち込む。
 夜、瀬山さんからTEL、CUT1,323を次のCUTとのアクションのタイミング上9コマほど切りたいという。音響作業の関係上、尺を変えることが可能かどうか若林さんに問い合わせるも、既に帰宅した後。明日朝一で宮崎監督も含めて相談。
97年5月28日(星期三)
 進行了鏡頭檢查。需要重新製作一些素材,並對背景進行修改的鏡頭出現了。
 在電視台進行了全片的粗剪試映。之後為了替換,將鏡頭帶到了瀬山編輯處。
 晚上,接到瀬山先生的電話,希望將CUT1,323在與下一個CUT的動作銜接上剪掉約9幀。由於音響工作的關係,詢問若林先生是否可以改變長度,但他已經回家了。明天一早將與宮崎導演一起商量。
97.5.29(木)
 尺の問題については、若林さんが「スケジュール的に問題が起きる可能性がある」と心配しながらもなんとか了承してくれる。
 残りの特効2CUTが上がる。ところが夜になってそのうち1つにリテークが発覚。谷藤氏と榊原氏に手伝ってもらい、なんとか日にちが変わらないうちに直しきる。
 タイトルのオプチカル出しについて川端氏と瀬山氏が相談。
 撮出しの残りがあと1CUTとなる。
97年5月29日(星期四)
 關於尺的問題,若林先生雖然擔心「可能會在日程上出現問題」,但還是設法同意了。
 剩下的特效2CUT完成了。然而到了晚上,發現其中1CUT需要重拍。在谷藤先生和榊原先生的幫助下,終於在日期變更前完成了修改。
 川端先生和瀬山先生就標題的光學處理進行了討論。
 剩下的拍攝部分只剩下1CUT了。
97.5.30(金)
 朝、若林さんから、宮崎監督の指示で口パクがずれてるものをリテークにすることになったとTEL有り。夕方リストが到着予定。
 リストを見てみると、約30CUT程ある。とにかく宮崎監督がテレセンから帰ってくる前に、問題のCUTを撮済み置き場からひっぱり出して、伊藤氏がシートのチェックを開始する。
 本撮最後のCUTを撮入れ。
 深夜リテーク分を撮入れ。
97年5月30日(星期五)
 早上接到若林先生的電話,宮崎導演指示將口型對不上的部分進行重拍。預計傍晚會收到重拍清單。
 看了清單後,發現大約有30個鏡頭需要重拍。總之,在宮崎導演從電視台回來之前,我們將有問題的鏡頭從已拍攝的素材中找出來,伊藤先生開始檢查分鏡表。
 完成了正式拍攝的最後一個鏡頭。
 深夜完成了重拍部分的拍攝。
97.5.31(土)
 11時よりラッシュチェックあり。宮崎監督はテレセンへ行く前にチェック済み。
 上がったラッシュを再び差し替え。
 スタジオキリーの岩切氏が挨拶に来社。予定より早く上げてもらった私はひたすら頭を下げまくる。
 CG室の作業が全て終了。CGルームにてシャンペンで乾杯。
97年5月31日(星期六)
 11點開始進行樣片檢查。宮崎監督在去電視台之前已經檢查完畢。
 對已完成的樣片再次進行替換。
 Studio Killy的岩切先生來公司拜訪。由於比預定時間提前完成,我不斷地鞠躬致謝。
 CG室的工作全部完成。在CG室用香檳乾杯慶祝。