文档:吉卜力日誌/2002年10月

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2002年10月
2002年10月
10月から当分の間、スタッフが交代で、社内や身の回りに起きた出来ことを書き綴っていきます。まずは、Tプロデューサーからスタートです。
從10月開始,我們將輪流由員工撰寫公司內部及身邊發生的事情。首先,由T製作人開始。
10月1日(火)
 様々なしがらみによって、当年とって42歳、スポーツ歴0という私が、160キロを自転車で走るという「ツールド信州2002」に無謀にも参加することとなってしまった。これから、1週間にわたって、その挑戦と(もしかしたら、いやかなりの確率で)挫折の経緯を報告したいと思う。(T)

ツールへの道 その一

 「宮崎カントクからの厳しい言葉」

 とりあえず、9月下旬の京都社員旅行に愛車BD-1をわざわざ持参。ひとり琵琶湖に向かい、約40キロの湖4分の1周に挑戦。夕暮れと戦いながら、何とか走りきる。宿に帰り、夕食時に、「これならツールド信州も万全」と吹きまくる。実際は、この段階で、尻は痛いは、腕はしびれるは、でけっこうボロボロだったのだが。ただし、僕もこのあたりは、しゃれのつもりであった。まあ、最後の10キロを走るとか、何か適当にお茶を濁すつもりだったのだ。ところが・・・。「Tさんが出るって!? (絶句)どうせすぐにリタイヤでしょう」旅行後、どこからともなく、M監督のこのようなコメントがきこえてきた。期待通り、そんなことでいいのか。監督自身が言っているではないか。「男の子はやるときはやるんだ」と。ここに至り、「出るからには何とか完走を」という欲望が、むくむくと頭をもたげてきたのだった。
10月1日(星期二)
 由於各種原因,當年42歲、沒有任何運動經歷的我,竟然魯莽地決定參加「環信州2002」自行車賽,全程160公里。接下來,我將用一周的時間,向大家報告這次挑戰的經過(或許,不,很有可能)以及挫折的經歷。(T)

通往環信州之路 其一

 「宮崎監督的嚴厲話語」

 首先,我在9月下旬的京都員工旅行中特意帶上了我的愛車BD-1。獨自一人前往琵琶湖,挑戰了約40公里的四分之一湖周騎行。在夕陽的餘暉中,我勉強完成了騎行。回到住處,晚餐時我吹噓道:「這樣的話,環信州也沒問題了。」實際上,此時我的屁股已經痛得不行,手臂也麻木了,整個人已經相當疲憊。不過,我當時也只是在開玩笑。想着最後10公里隨便應付一下就行了。然而……「T先生要參加?!(無語)反正很快就會退賽吧。」旅行結束後,不知從哪裏傳來了M監督的這番評論。正如他所料,這樣真的可以嗎?監督自己不是說過嗎?「男孩子該做的時候就要做。」至此,「既然要參加,就要想辦法完成全程」的欲望在我心中逐漸萌生。
10月3日(水)~4日(金)
 ツールへの道 その二  まず形から入る(前編)

 さっそく、BD-1購入のきっかけを作った首謀者であるCに厳命をくだす。「お金には糸目をつけないから、完走に必要な機材を用意しろ」と。結果としてとりあえず、以下のようなモノモノを買いそろえさせた。

 1.妙に高価なサドル
 「これなら、男の大事な部分も大丈夫です」とのコメントつき。本当だろうか。

 2.メカニカルなペダル
 スキーでもないのに「ビンディング」というのが付いている。こんなので走っていて、こけたら、かえって危ないような気がする。

 3.歩くとガチャガチャいうクツ
 2.と組み合わせて使うものらしい。非常に歩きにくい。リタイヤして電車で帰る場合は問題になりそう。

 4.穿くのがためらわれるようなパンツ
 お尻にパッドが入っているので、お尻がいたくならないという触れ込み。普段はとても穿けないデザイン。

 5.指の抜けている手袋
 BD-1のグリップは結構ゴツゴツしていて手が痛かったので、これは素直によいと思った。

 6.走りながら水を飲むためのボトル
 水分の補給が大事とのこと。ただ、僕のBD-1には付けるところがないので、工夫が必要である。

 7.その他の工具とそれを入れるサドルバッグ

 タイヤレバーとか6角レンチとかいろいろ。荷物は極力減らして、カバンは持たずに、サドルバッグというのに全部入れたほうがよいらしいので、それも買う。

 締めてン万円の出費だった。自転車とはなんとお金がかかるものか、と改めてびっくりする。この金食い虫ぶりは、どこかパソコンにも通じるものがある。なお、ここだけの秘密だが、上に掲げたまっとうな機材以外に、実は個人的に準備している「秘密兵器」がある。それは、「ハンディGPS」というもので、これまたン万円する非常に高価なものなのだ。現在位置が確実にわかる、ということで、遅れに遅れてひとりでの走行になった場合に、威力を発揮する予定である。てなことをやっているうちに、本番まであと1週間になってしまった。だんだん不安がつのる。

 以下次号
10月3日(周三)~4日(周五)
 通往工具之路 其二  先從外形入手(前篇)

 立刻向促成我購買BD-1的始作俑者C下達了嚴令:「不要在乎錢,準備好完賽所需的裝備。」結果,暫且讓他幫我購置了以下這些東西。

 1.異常昂貴的坐墊
 附帶評論說:「這樣,男人的重要部位也沒問題。」真的嗎?

 2.機械式踏板
 雖然不是滑雪,卻帶有「綁定裝置」。用這種東西騎行時,如果摔倒,反而感覺更危險。

 3.走路時會發出咔嗒聲的鞋子
 似乎是與2.搭配使用的。非常難走。如果退賽坐電車回家,可能會有問題。

 4.讓人猶豫是否要穿的褲子
 因為臀部有墊子,所以宣傳說不會讓臀部疼痛。平時根本沒法穿的設計。

 5.露指手套
 BD-1的握把相當粗糙,手會痛,所以這個我覺得確實不錯。

 6.騎行時喝水的水瓶
 據說補充水分很重要。只是,我的BD-1沒有地方裝,所以需要想辦法。

 7.其他工具及裝它們的鞍包

 輪胎撬棒、六角扳手等各種工具。據說行李要儘量精簡,不要帶包,最好都裝進鞍包里,所以也買了。

 總共花費了幾萬日元。再次驚嘆自行車竟然如此燒錢。這種燒錢的程度,某種程度上與電腦有相似之處。另外,這裏有個秘密,除了上面列出的正經裝備外,其實我個人還準備了一個「秘密武器」。那就是「手持GPS」,這也是一個價值幾萬日元的高價物品。因為它能準確知道當前位置,所以預計在落後很多、獨自騎行時,會發揮巨大作用。就在做這些事情的過程中,離正式比賽只剩下一周了。不安感逐漸加劇。

 下期待續
10月5日(土)
 ツールへの道 その三  緊張のブリーフィング

 今日は、ジブリのバーで、ツールド信州の事前打ち合わせが行われた。何となく、参加者全員が集まるのかと思っていたら、これは「ジブリチーム」のブリーフィングなのである。

 チーム単位で参加するものだ、ということをそれまで寡聞にして理解していなかった。しかも、チームは、出走者とクルマで伴走するサポートメンバーとで構成されるという本格的なもの。(編注 出走15名 サポート10名 車両6台。ちなみに、ツール全体の出走予定者は約80人)

 種々の議題が、チームリーダーのI-1くんとサポート隊チーフのI-2さんを中心にテキパキと処理されていく。きいているうちにだんだんと緊張が高まってきた。どう考えても、みんな仕事よりも力が入っている。ちゃんと走らないと大変なことになりそうな気がしてきた。

 最後に、初参加の3人だけでI-1くんからコースの説明を受ける。他にも初参加がいるのでちょっと安心したのだが、実は他のお二人というのが、どう考えても自分よりはるかに自転車キャリアがあることが判明。ゴール付近の地形とかを詳細にきいている。ラストスパートがどうのとか。こっちは、そもそもスタート地点までたどりつけるのか、とか序盤の(文字通り)山場である大垂水峠を登れるのかとかを心配しているのに。

 後でサポート隊員として参加する制作のHくんにきいたら、サポート部隊の間では「(どん尻を走るであろう)Tさんをどう扱うか」というテーマで大激論が戦わされたらしい。心配されるのはありがたいような心外なような。とにかく、もはや「冗談でした。やっぱり出ません」なんて言ったら絶対に許されない情勢である。

 閑話休題。サポート隊チーフのI-2さんは、本職はCGのエンジニアで普段は正直言ってそんなに目立つ人ではない。ところが、このブリーフィングでは、立派なブックレットを作ってくるわ、クルマや人員の振り分けなどの詳細なサポートプランは練ってくるわ、あれこれ意見対立はさばくはと大活躍であった。こういう、仕事に直接関係のないイベントによって人の新たな面が見えてくるのだなあ、と認識を新たにした。いや、感心している場合ではない。
10月5日(周六)
 通往ツール之路 其三  緊張的簡報會

 今天在吉卜力的酒吧里,舉行了ツールド信州的事前會議。我原本以為所有參與者都會到場,結果發現這只是「吉卜力團隊」的簡報會。

 之前我孤陋寡聞,不知道這是以團隊為單位參加的。而且,團隊由參賽者和開車伴行的支持成員組成,非常正式。(編者註:參賽者15名,支持成員10名,車輛6台。順便一提,整個ツール的預計參賽者約為80人)

 各種議題在團隊領隊I-1君和支持隊隊長I-2女士的主持下迅速處理。聽着聽着,我逐漸感到緊張起來。怎麼看,大家都比工作還要投入。我開始覺得,如果不認真騎行的話,可能會出大問題。

 最後,只有我們三個初次參加的人接受了I-1君關於路線的說明。雖然發現還有其他初次參加者讓我稍微安心了一些,但實際上另外兩位顯然比我有更多的自行車經驗。他們詳細詢問了終點附近的地形等問題,比如最後的衝刺如何。而我卻在擔心自己能否到達起點,以及能否爬過一開始的(字面意義上的)難關——大垂水峠。

 後來我問了作為支持隊員參加的製作的H君,聽說在支持部隊中,關於「(可能會落在最後的)T先生該如何處理」這個話題引發了激烈的討論。被人擔心既讓我感激又有些意外。總之,現在已經不可能說「開玩笑的,我還是不參加了」這種話了。

 閒話休提。支持隊隊長I-2女士的本職工作是CG工程師,平時說實話並不那麼引人注目。但在這場簡報會上,她不僅準備了精美的小冊子,還制定了詳細的車輛和人員分配等支持計劃,處理了各種意見分歧,表現得非常出色。通過這種與工作無直接關係的活動,我重新認識到人的新一面。不過,現在可不是感慨的時候。
10月6日(日)
 ツールへの道 その四  大垂水峠試走 つのる不安

 昨日のコース説明や、ホームページ上に披露されている過去の出走者のコメントなどを見るだに、どう考えても最大の難所は「大垂水峠」であることは間違いない。体力の問題はもちろんあるが、それ以上に愛車BD-1のギヤ比がこの峠に通用するかも非常に心配になってきた。

 そこで、休日を利用して、大垂水を試走してみることにした。といっても、体力がないので、輪行で高尾山口まで行き(ここは、折り畳み自転車の面目躍如)峠だけを走るという軟弱なプラン。ちなみに、届いたばかりの新兵器・ハンディGPSも試用してみる。

 詳細は省くが、本当にきつかった。BD-1は8段変速で、通常は上の2-3個のギアしか使わないのだが、あっというまに一番軽いギアに落とすことになった。それでも何度も降りて押そうと思ったが、GPSの高度表示を見ながらあと○メートル」と自分にいいきかせて、じりじりと登る。

 実際は、30分程度のものだったが、永遠に続く苦行に思えた。「ここから神奈川県だよーん」という表示が見えた時には、アムンゼンが南極に到着した、とかヒラリーがエベレストに登頂した時とかに感じたのと同じくらいの感動があった(いや、大げさじゃなく)。

 恥ずかしいがデータをまとめてみると、高尾山口駅から向こう側の相模湖駅まで、正味11.8キロをちょうど45分で走った計算になる。これが速いか遅いかはまったくわからない。が、とにかく越えられた、というのでひとつ自信がついたのは事実。また、GPSも思いのほか有効であることがわかった。目的地までの距離と高度がリアルタイムで把握できるのは、精神衛生にかなり寄与する。

で、調子に乗って、少し長距離も走ってみようと、またまた輪行で日野駅まで行き、そこから川崎まで多摩川沿いに、40キロほど走る。これはこれで、道が途中で途切れて、BD-1を担いで土手を上ったり降りたりするなど、大変な思いをしたのだが、愚痴になるので詳細は省く。

 問題を感じたのは、走行スピードである。とにかく、次々と他の自転車に抜かれるのだ。風が強いせいもあるとは思うが、いくら何でも、スピードが出てない気がする。GPSを付けたので、速度もわかるのだが、後でチェックしてみると、走行中の平均が15キロ、休憩時間も入れた総平均だと12キロくらいであった。

 もちろん、峠でへばっていたせいもあるのだが、何となくBD-1の走行性能にも問題があるような疑惑が生まれてきた。だいたい平均12キロだとすると、ツール160キロを走るのに13時間以上かかる計算になり、とても夕暮れまでの完走には間に合わないではないか。
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これがドイツr&m社のBD-1だ。
10月6日(日)
 通往ツール之路 其四  大垂水峠試騎 加劇的不安

 從昨天的路線說明以及網站上披露的過去參賽者的評論來看,毫無疑問,最大的難關就是「大垂水峠」。體力問題固然存在,但更讓我擔心的是我的愛車BD-1的齒輪比是否能夠應對這個峠。

 於是,我決定利用假期去試騎大垂水。不過,由於體力有限,我選擇了先乘坐火車到高尾山口(摺疊自行車的優勢在這裏體現得淋漓盡致),然後只騎峠部分的軟弱計劃。順便,我還試用了剛到的新裝備——手持GPS。

 詳細過程就不贅述了,但真的非常艱難。BD-1有8個變速檔,平時我只會用到上面的2-3個檔位,但這次很快就不得不降到最輕的檔位。即便如此,我還是多次想下車推着走,但看着GPS上的高度顯示,我告訴自己「還有○米」,然後一點一點地往上爬。

 實際上,整個過程只用了大約30分鐘,但感覺像是永無止境的苦行。當我看到「從這裏進入神奈川縣」的標誌時,那種感動不亞於阿蒙森到達南極或希拉里登上珠穆朗瑪峰(不,這並不誇張)。

 雖然有點不好意思,但總結一下數據,從高尾山口站到對面的相模湖站,總共11.8公里,我用了正好45分鐘。我不知道這是快還是慢,但至少我成功越過了峠,這讓我有了一些信心。另外,GPS的效果也出乎意料地好。能夠實時掌握到目的地的距離和高度,對心理狀態有很大的幫助。

於是,我趁熱打鐵,決定再騎一段長距離。我又一次乘坐火車到日野站,然後沿着多摩川騎到川崎,大約40公里。這段路途中,道路中斷,我不得不扛着BD-1上下堤壩,經歷了不少辛苦,但為了避免抱怨,詳細就不多說了。

 讓我感到問題的是騎行速度。不管怎樣,我不斷被其他自行車超越。雖然可能有一部分原因是風大,但我覺得速度確實不夠快。由於裝了GPS,我可以看到速度,後來檢查發現,騎行中的平均速度是15公里/小時,包括休息時間在內的總平均速度大約是12公里/小時。

 當然,這可能是因為在峠上已經筋疲力盡,但我開始懷疑BD-1的騎行性能是否也有問題。如果平均速度只有12公里/小時,那麼完成160公里的ツール需要13個小時以上,根本不可能在黃昏前完成。
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這就是德國r&m公司的BD-1。
10月7日(月)
 ツールへの道 その五  まず形から入る(後編)

 翌日、早速Cをつかまえて問いただす。「BD-1の走行性能に問題はないのか」と。その返事は「もちろんありますよ。まあ、高級ロードレーサーに比べれば1.5倍くらいきついでしょうねえ。Tさんは何て無謀なことをするんだろうと不思議でした」

 そういうことはもっと早く言え。

 なんとなく、BD-1のような小径車でもギア比次第で、普通の自転車と同様に走れるものと信じ込んでいたのだが、自転車には、ジャイロ効果というのがあり、車輪が大きければ大きいほど、慣性の力でラクに走れるのだそうだ。小径は直進安定性に欠けるので、神経も使うので疲れる、との由。

 「とにかく、ちょっと確認しましょう」とCが言うので、ジブリの前でテストをする。

 ひとつ、意外な事実が判明。実は、タイヤの空気が抜け気味で、昨日の走りにくさはそのせいではないか、とのこと。ぱんぱんに空気を入れて走ってみると、確かに昨日よりは軽く走れるような気がする。ただ、試しに、広報のNのプジョー製マウンテンバイクとかを乗ってみると、速度というより直進安定性ではやはり、大分上だなあ、とも思う。

 とか何とかやっているうちに、次々と野次馬が集まってくる。

 サポート経験者の制作のKくんがやたらと力をこめて言ってくる。「この自転車で出るのは絶対反対です。見るからに不安定じゃないですか。笹子トンネルでふらついたら、トラックに轢かれちゃいますよ」

 途中リタイヤ経験者で今回は出走回避した美術館のMなども「そうそう、笹子は怖いですねえ」とか無責任に不安をあおる。

 もともと、今回のツール参加は、弾みで買ってしまったBD-1を何かに役立てたい、という不純な意図から始まったもの。BD-1で出ないとすると本末転倒の極みになるのだが。しかし、すでに賽は投げられている。「金に糸目はつけない。どんな手を使っても完走する」という方針があるではないか。

 不良債権処理に次々と公的資金をつぎ込むというのはこういう状況か、と思いながらも、決断してCに命じた。「何でもいいから、BD-1より高速性能があり、軽いギアもついている自転車を買ってこい」と。

 ツール本番まで、あと一週間を切った。
10月7日(周一)
 通往環法之路 其五  先從外形入手(後篇)

 第二天,我立刻抓住C並質問他:「BD-1的騎行性能沒有問題嗎?」他的回答是:「當然有問題。嗯,和高級公路車相比,大概要費力1.5倍吧。我當時還覺得T先生真是做了件魯莽的事情呢。」

 這種事情應該早點說啊。

 我原本一直以為,像BD-1這樣的小輪車,只要齒輪比合適,就能和普通自行車一樣騎行。但事實上,自行車有一種叫做陀螺效應的現象,車輪越大,慣性力越強,騎行起來就越輕鬆。小輪車在直線穩定性上有所欠缺,需要更多的注意力,所以容易讓人感到疲勞。

 「總之,我們先確認一下吧。」C說道,於是我們在吉卜力工作室前進行了測試。

 結果發現了一個意外的事實。原來,輪胎的氣壓有些不足,昨天的騎行困難可能就是這個原因。我們把輪胎充得滿滿的,試着騎了一下,確實感覺比昨天輕鬆了一些。不過,試騎了一下宣傳部的N的標緻山地車,雖然速度上差別不大,但在直線穩定性上,確實還是好很多。

 就在我們做這些測試的時候,圍觀的人越來越多。

 有支援經驗的製作部的K君非常用力地說道:「我絕對反對用這輛自行車參賽。看起來就不穩定啊。如果在笹子隧道里搖晃的話,會被卡車撞到的。」

 曾經在中途退賽、這次選擇不參賽的美術館的M也在一旁不負責任地煽動不安:「是啊是啊,笹子隧道真的很可怕。」

 其實,我這次參加環法的初衷,是想利用一時衝動買下的BD-1做點什麼。如果不用BD-1參賽,那就本末倒置了。但是,骰子已經擲出去了。我們不是有「不惜一切代價,無論如何都要完賽」的方針嗎?

 雖然心裏想着這就像不斷往不良債權里注入公共資金一樣,但我還是下定決心,命令C:「不管怎樣,去買一輛比BD-1性能更好、齒輪更輕的自行車來。」

 距離環法正式比賽開始,只剩下不到一周的時間了。
10月8日(火)
ツールへの道 その六  まず形から入る(後編 承前)

 と、Cに命じたら、30分とたたないうちに「出物がありましたぜ」と情報を持ってくる。

 仕事は遅いくせに、こういう時はやたらと素早いのである。

 で、そのモノとは、「ジャイアント」というメーカーの「メッセンジャーバイク」とかいう種類(FCR-2)で、定価で8万円ほど。パーツをあれこれ付け替えて、値引きとかも考慮すると、全部で10万円くらいで収まるだろう、とCは言う。自分が行きつけの自転車屋に頼むので、何とか水曜までには手に入るとの由。

 メッセンジャーバイクというのは、基本はロードレーサーなのだが、ハンドルをストレートタイプのモノにして乗りやすさを改善、街乗りにも使えるようにした新しい種類の自転車だとか。

 ただ、ホームページで見る限り、非常にデザインがださい。フレームに「GIANT」というロゴがでかでかと入っているのもみっともないし、カラーリングも黒とオレンジとかでハデハデ。愛車BD-1のドイツ合理主義が隅々まで行き届いた機能的デザインとは比べるべくもない。

 「そんなこと言ったって、アニメーターのEさんも愛用のメーカーなんですよ」とCは主張するが、Eさんは「鋼鉄ジーグ」が好きなくらいだからなあ(意味不明)。そもそも、我が軍の宿命のライバルと一字違いではないか。(編注 T氏はタイガースファン)

 いろいろごねるが、時間がないので他には選択肢はない、と説得され、購入を決意した。後は、待つだけだ。
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FCR-2。値段が手ごろなわりにはカーボンフォークまで付いている。これをツール用に改造した。
10月8日(周二)
通往工具之路 其六 先從外形入手(後篇 承前)

 於是,我命令C去調查,結果不到30分鐘,他就帶着信息回來了:「有貨了。」

 平時工作拖拖拉拉,這種時候倒是異常迅速。

 他說的那輛車是「Giant」這個品牌的一款「Messenger Bike」(FCR-2),定價大約8萬日元。C說,如果更換一些零件,再加上折扣,總共大概10萬日元就能搞定。他常去的那家自行車店答應幫忙,應該能在周三之前拿到。

 Messenger Bike基本上是一種公路賽車,但改用了直把,提升了騎行的舒適度,是一種適合城市騎行的新型自行車。

 不過,從官網上的圖片來看,設計實在有點土。車架上大大的「GIANT」標誌顯得很俗氣,配色也是黑橙相間,過於花哨。與我那輛BD-1的德國功能主義設計相比,簡直天壤之別。

 C堅持說:「話雖如此,動畫師E先生也是這個品牌的忠實用戶呢。」但E先生可是喜歡《鋼鐵吉克》的人啊(意義不明)。而且,這個品牌的名字和我們宿命中的對手只差一個字。(編者註:T先生是老虎隊的粉絲)

 雖然我各種抱怨,但時間緊迫,沒有其他選擇,最終被說服,決定購買。接下來,就只剩下等待了。
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FCR-2。價格適中,還配備了碳纖維前叉。我們把它改造成了工具車。
10月9日(水)
ツールへの道 その七  有用なアドバイスなど

 新車が届くまではヒマである。

 情報が広まったせいで、いろんなアドバイスをしてくれる人も出現する。

 「よこしまな心を捨てて、自分の心臓の鼓動に謙虚に耳をすませるのが大事ですよ」とは、M-2監督。何を言いだすのかと思ったら、なんと彼は、中学・高校と長距離走の選手だったとか。(卓球の選手だったというA監督といい、アニメ監督には元スポーツマンが多いのかしら)。「スタートとラストスパートは何とかなるものなので、中盤を無心に『惰性』のような感じで走ると完走できますよ」と、貴重なアドバイスをもらう。

 脚本家のNいわく、「BD-1で出るっていう話だったので、心配してたんですよ。小径は下りが不安定で危険ですからねえ」。彼は、優勝候補のひとりでもある。「自転車を替えるんだったら大丈夫。完走できますよ。あと心配があるとしたらお尻の痛みだけですかねえ」との由。お尻には、特性のクリームを塗るとよいとのことで、たくさん持っているから貸します、と親切な申し出も受ける。しかし、先日購入したパンツは、直に穿けとのことで、しかもクリームまで塗れ、というわけで、何かゾッとしない話である。

 とにかく、体力のほうは、もはやどうこう言っても仕方がないので、今後は情報収集と分析に力を入れていこうと思う。

 コース図を入手し、ギアの使い方や、速度の目安などを考え始める。何しろ、自動車のラリーとかに比べると、走行中にドライバーとナビとエンジン(!)の一人3役をこなさなければならないので、事前の準備が肝要である。
10月9日(周三)
通往工具之路 其七 有用的建議等

 在新車到來之前,我有很多空閒時間。

 由於信息傳播開來,出現了許多給我提供建議的人。

 M-2導演說:「重要的是要拋棄邪念,謙虛地傾聽自己心臟的跳動。」我還在想他在說什麼,原來他中學和高中時是長跑選手。(A導演是乒乓球選手,動畫導演中似乎有很多前運動員)。他給了我寶貴的建議:「起跑和最後的衝刺總能應付過去,所以中段要像『慣性』一樣無心地跑,這樣就能完成比賽。」

 編劇N說:「聽說你要用BD-1參賽,我有點擔心。因為小徑下坡時不穩定,很危險。」他也是奪冠熱門之一。「如果你換了自行車就沒問題。你能完成比賽的。唯一需要擔心的可能就是屁股疼。」他還好心地建議我塗上特製的藥膏,並說他有很多可以借給我。不過,前幾天買的褲子,他建議直接穿,還要塗藥膏,這讓我有點不寒而慄。

 總之,體力方面已經無法改變,今後我打算把精力放在信息收集和分析上。

 我拿到了路線圖,開始考慮齒輪的使用方法和速度的參考標準。畢竟,與汽車拉力賽相比,比賽中我必須一人分飾三角——司機、導航員和引擎(!),所以事前的準備至關重要。
10月10日(木)
ツールへの道 その八  誕生! ツールスペシャルT-1

 今日は、新車が届く日。

 自転車というのは、完成品で売っているものかと思っていたら、バラした形で届き、店の人が組み立て調整してから売るモノらしい。

 というわけで、店のほうの作業が終わるまでじりじりと連絡を待つ。

 夜も遅くなり、新車が完成したとの連絡が入る。三鷹駅北口徒歩5分のサイクルハウスIまで、さっそく取りに行く。

 現物は、前にホームページで見た印象とは大分違う。かなりシャープな感じで、「ださい」とか書いたのは撤回する。Eさん、すみません。

 Cと店長のIさんが、あれこれと知恵を絞ってくれて、大幅なパーツ交換がなされている。最大のポイントは、ギア。オリジナルは前2枚後ろ8段の16段変速だったが、これを前3枚後ろ9段の27段変速に改造してある。坂道から高速巡航まで、ワイドにカバーする、というもの。ホイールは、Cの家に余っていた「Tさんにはこれでももったいない」マビックのコスモスに変更。ハンドルバーもポジションを考えて若干楽なものに変更してある。タイヤは、BD-1の半分位の幅しかなく、確かに路面抵抗は低そうだ。サドルやペダルも、先週買ってBD-1に付けていたものと取り替えてある。

 ふたりが口を揃えて「これぞ、ツールド信州完走スペシャルである」と断言する。

 名前を付けなければならないので、少し省略したうえで故事にならい「ツールスペシャルT-1」とした。

 順序が逆になるが、BD-1が「T-2」、そして近い将来、より高速指向の本格ロードレーサーを入手した場合には「T-3」と名付ける予定である。(意味が分かる人はメールください)

 なお、サイクルハウスIでは、ついでに、I店長お勧めの「手がしびれない」という「ゲル入りグローブ」、持ち運び用のポンプ、替えのチューブなども購入する。結構な出費だが、もはや金銭感覚がまひしているので何とも思わない。

 深夜ではあったが、短時間の試走に出かける。確かに、軽い。特に、漕ぐのをやめた場合に、惰性で走る距離がBD-1よりずいぶん長いようだ。また、BD-1では事実上不可能だった、手放し運転も可能。直進安定性はかなり高いと見た。

 坂の実力を確認したいが、近くにいくらなんでも峠はない。そこで、自転車でわたれる歩道橋のスロープを何度か上り下りしてチェックをする。だいたい、50メートル走って5メートル上がる形だったので、パーセントに直すと10%相当の坂ということになる。ギアを最後まで使い切らなくても、何とか上れたので、ギア比的にはかなり余裕がありそうだ。

 後は、当日までに、新しいマシンにどこまで慣れることができるかが、最大の課題だ。
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これがツール完走スペシャルT-1号だ。
10月10日(星期四)
通往工具之路 其八 誕生!工具特別版T-1
今天是新車到貨的日子。
我一直以為自行車是作為成品出售的,沒想到是以拆解的形式送達,然後由店員組裝調整後再出售。
因此,我焦急地等待店裏的工作完成,直到晚上很晚才接到新車完成的通知。我立刻前往距離三鷹站北口步行5分鐘的Cycle House I取車。
實物與之前在網頁上看到的印象大不相同。感覺非常銳利,我收回之前說它「土氣」的話。E先生,對不起。
C和店長I先生絞盡腦汁,進行了大幅度的零件更換。最大的亮點是齒輪。原裝是前2後8的16速變速,現在改造成了前3後9的27速變速。從爬坡到高速巡航,都能廣泛覆蓋。輪轂換成了C家裏多餘的「T先生用這個都可惜了」的Mavic Cosmos。考慮到騎行姿勢,把手也換成了稍微舒適一些的。輪胎只有BD-1的一半寬,確實看起來路面阻力更低。鞍座和踏板也換成了上周買來裝在BD-1上的那些。
兩人異口同聲地斷言:「這才是環信州完賽特別版。」
必須給它起個名字,稍微簡化後,按照典故命名為「工具特別版T-1」。
順序有點顛倒,BD-1是「T-2」,而在不久的將來,如果入手更高速的專業公路賽車,計劃命名為「T-3」。(明白意思的人請發郵件給我)
順便在Cycle House I購買了I店長推薦的「不會讓手麻木」的「凝膠手套」、便攜式打氣筒、備用內胎等。雖然花費不少,但已經對金錢麻木了,所以沒什麼感覺。
雖然是深夜,但還是出去試騎了一會兒。確實很輕。特別是停止踩踏後,慣性滑行的距離比BD-1長得多。而且,BD-1實際上無法實現的放手騎行也成為了可能。直線穩定性看起來相當高。
想確認爬坡能力,但附近沒有合適的山路。於是,我多次上下自行車可以通行的人行天橋斜坡進行測試。大約騎行50米,上升5米,換算成百分比就是10%的坡度。即使沒有用到最低檔,也能勉強爬上去,看來齒輪比相當充裕。
接下來,最大的挑戰就是在比賽前能多快適應這台新機器。
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這就是環信州完賽特別版T-1號。
10月11日(金)
ツールへの道 その九  決戦前夜

 本番が近づいてきた。

 会う人ごとに、心配されたり激励されたりする。

 ここまで来たら、人事を尽くして天命を待つ、と言いたいところだが、最後まであれこれとあがくつもりだ。

 新車・T-1をサイクルハウスIに持ち込み、最後の点検をお願いする。

 ついでに、完走に向けての秘訣をI店長にきく。

 「とにかく、無理をしないこと。重いギアは無理に踏まない。水や食事はこまめにとる」と至極まっとうなことを言われる。なお、前走者を風よけとして活用するかどうかについては、「前を走る人が下手な人だと、かえって危険。マイペースで走ることを勧める」とのことだった。

 さらに、今日の作業としては、コースのチェックを行った。GPSと連携してつかえるフリーの地図ソフトというのを入手したので、その上で、ルートを設定し、GPSに転送する。非常にめんどうな作業だったが、コース全体をおさらいすることになったので、結果的にはよかった。

 今のところ、走り方は次のように考えている。速く走ることは一切考えず、11時間半を完全に使い切って完走を目指す作戦である。

 コースの全長・・・・・160キロ

 内訳をごく大ざっぱなデータ分析の結果、以下のように規定した。

 きつい登り・・・・・65キロ

 平地と緩やかな登り・・・・・75キロ

 強い下り・・・・・20キロ

 きつい登りは、時速10キロ、平地と緩やかな登りは時速25キロ、強い下りは時速40キロ(!)そして、休憩を1時間に一回5分間、トータルで1時間と見るとこれでちょうど11時間で完走という計算になる。実際には、種々のロスもありうるので、きつい登りというジャンルに入れた部分をトータルでもう少し速いペースで走らないと、完走は難しいと思われる。

 つまり、大垂水や笹子の一番上以外は、時速10キロと言わず、15キロくらいは何とかしないといけない。あと、下りは安全走行のつもりだったが、新型マシンの力を信じて、極力ハイペースで走ることにする。

 コースをチェックしてみて、結局、ほとんどが登りのきついコースだと改めて感じた。

 現実的に考えると、自分の脚力では完走を口にすること自体がおこがましいように思えてきた。いろいろ手を尽くしてきたが、やはり非常に厳しい戦いが予想される。

 と、絶望ばかりしているわけにはいかない。

 まだ買う物や準備することが残っている。明日は決戦前日なので、仕事は一切せず、ツールの準備に専念することにする。

 パンク修理セット、自転車専用の上着、ヘルメットなどを購入する予定。

 また、T-1に水のボトルやカギの装着を行う。

 そして、例のクツ(SPDと言うらしい)の調整を丁寧にやらなければならない。というのは、ビンディングで足をペダルに固定するのは力の伝達では極めて有効だが、調整が悪いと、膝を痛めてしまう、という恐ろしい話をきいたからだ。

 さらに、チューブ交換の練習、そして、例のパンツを穿いての完熟走行をこなすわけで、果たして1日で終わるかどうかわからないような作業量である。

 本番前の書き込みはこれが最後となる。

 結果は来週ここで報告させてもらうが、ぜひ、いい結果をお知らせできれば、と思う。

「ネバー、ネバー、ネバー、サレンダー」の精神で全力を尽くす所存である。
10月11日(星期五)
通往工具之路 其九 決戰前夜

 正式比賽即將來臨。

 遇到的每個人都在為我擔心或鼓勵我。

 到了這個地步,雖然想說「盡人事,聽天命」,但我還是打算堅持到最後,不放棄任何努力。

 我把新車T-1帶到Cycle House I,請他們進行最後的檢查。

 順便向I店長請教完賽的秘訣。

 他說:「總之,不要勉強自己。不要強行踩重檔。水和食物要適時補充。」這些都是非常中肯的建議。關於是否利用前車作為擋風,他說:「如果前面的人技術不好,反而會危險。建議按照自己的節奏騎行。」

 此外,今天的任務還包括檢查賽道。我獲得了一個可以與GPS配合使用的免費地圖軟件,在上面設定路線並傳輸到GPS。雖然這是一項非常繁瑣的工作,但結果很好,因為我可以複習整個賽道。

 目前,我的騎行策略如下:完全不考慮快速騎行,而是充分利用11個半小時,目標是完賽。

 賽道全長……160公里

 根據粗略的數據分析,我將賽道分為以下幾部分:

 陡峭的上坡……65公里

 平地和緩坡……75公里

 陡峭的下坡……20公里

 陡峭的上坡時速為10公里,平地和緩坡時速為25公里,陡峭的下坡時速為40公里(!)。假設每騎行一小時休息5分鐘,總共休息1小時,這樣正好可以在11小時內完賽。實際上,可能會有各種損失,所以如果不以更快的速度騎行那些被歸類為陡峭上坡的部分,完賽可能會很困難。

 也就是說,除了大垂水和笹子的最高點外,其他地方的時速不能只是10公里,必須設法達到15公里左右。此外,下坡時我原本打算安全騎行,但現在決定相信新車的性能,儘量以高速騎行。

 檢查賽道後,我再次感受到,幾乎整個賽道都是陡峭的上坡。

 從現實角度來看,以我的腿力,談論完賽似乎有些自不量力。雖然我已經盡了各種努力,但預計這將是一場非常艱難的戰鬥。

 不過,我不能一直沉浸在絕望中。

 還有一些東西需要購買和準備。明天是決戰前一天,我決定不工作,專心準備工具。

 我計劃購買爆胎修理工具、自行車專用上衣、頭盔等。

 此外,我還要在T-1上安裝水瓶和鑰匙。

 然後,我必須仔細調整那雙鞋(據說叫SPD)。因為聽說用綁帶將腳固定在踏板上在力量傳遞上非常有效,但如果調整不好,可能會傷到膝蓋,這聽起來很可怕。

 此外,我還要練習更換內胎,並穿着那條褲子進行完整的騎行訓練。這些工作量不知道一天內能否完成。

 這是正式比賽前的最後一次更新。

 結果將在下周在這裏報告,希望我能帶來好消息。

我打算以「永不、永不、永不放棄」的精神全力以赴。
10月16日(水)
ツールへの道 とりあえず最終回

 というわけで、お騒がせしたが、無事ツールド信州も終了した。

 読まされるほうは迷惑かもしれないが、せっかくなので最後にツール当日の模様をくどくどと報告させてもらいたい。

 ちなみに、例のハンディGPSには、走行ログを取る機能があった。パソコンでそのデータを閲覧できたので、時刻や距離、速度等できるだけ計算してレポートに入れておいた。ただし、衛星をロストしていた時間(トンネルとか電池交換の間とか)があったりして、それほど正確なデータではないので、あくまで概算・目安と思ってほしい。計算上の端数も適当に処理してしまっている。

 なお、走行中は、細かいデータはほとんど見る余裕がなかったが、GPSで表示される「移動平均速度」と「全体平均速度」は常に気にしていた。前者は走っている間の正味の平均速度。後者は休憩時間で静止している時間も含めた全体の平均速度である。今回は、160キロを11時間で走る計算だから(強制終了となるのは夕方5時半の予定であるから、実際のタイムリミットまでは11時間半あるが、余裕を見て考えた)、「全体平均速度」は最終的には時速約15キロをクリアしていなければいけない。後半バテることも考慮して、少なくとも「全体平均速度」が16キロを割らないように、という意識で走っていた。

 1.スタートから大垂水峠経由相模湖まで~まだまだ余裕あり

 ジブリを5時15分発。みんなは、スタート地点の稲城大橋までウォーミングアップを兼ねて自走するのだが、こちらは少しでも体力を温存するため、広報の西岡のクルマに愛車T-1を積み込んでの出発である。

 途中、西岡のクルマにはカーナビがあるにもかかわらず、道が分からず、なかなか稲城大橋に着かない。6時のスタートぎりぎりでたどり着く。いきなり不吉な出足だが、とりあえず間に合ったのでよしとしよう。

 記念撮影の後、適当に集団を作って、1分おきにスタートする段取り。2分遅れというグループで6時2分に出る。比較的早いスタートである。

 多摩川沿いの道を25キロ前後の速度で走行。日野橋を渡るあたりで、妙に足が軽く、30キロくらいまで加速、そこまで形成していたグループを抜け出して、先へ出てしまう。これは、後を考えると愚かな行為であった。というのは、八王子近辺の三叉路で、道に迷ってしまったのである。後から考えると道なりに右に行けばよいだけだったのだが、一人での走行になっていたため、妙な勘違いをしてしまって、しばらく時間をつぶしてしまった。

 とはいっても、ロスしたのは5分ほどで、その後は、国道20号に沿って順調に走行。高尾山口駅付近で、最初の休憩を取るつもりだったが、ロスを挽回するため飛ばすことにする。井上さんと大山くんのサポート1号車の前も通過する。ちなみに、笹子峠までの要所要所にジブリチームのサポートカーが待っており、選手の通過をチェックしている。行方不明者を出さないためのシステムである。

心配していた大垂水峠はきついことはきつかったが、それなりに登って、7時50分に峠に到着する。

 さて、ここまでの32.2キロを1時間47分。全体平均速度は18.05キロ。途中のロスがあったものの、まあまあの数字である。高尾山口から峠までの登り部分だけの平均を取ると、約5.3キロを25分で登った計算になり、時速12.7キロ。登りは時速10キロと思っていたので、上々の成績と言えよう。

 2.大月から笹子峠~だらだら続く登りに疲労困憊

 大垂水峠で一休みしてから下りに入る。これがまた実に速い。メーター上は時速40キロ以上が軽く出る。前回T-2で試走したときに比べると、安定性も段違いである。ここで新車に替えた効果を痛感した。

 坂を下ってしばらく進み、8時5分、JRの相模湖駅で休憩にする。試走したときに寄った場所だったので馴染みがあったからだが、道を外れているので実は時間的にはロスである。とはいえ、おおむね順調な走行だったため妙に余裕ができ、日焼け止めクリームを塗るなどの身支度をしたり装備の確認をしたりして、長めの休憩となった。

 相模湖駅を8時18分に出発。国道20号に復帰したところで、広報の西岡と出版の筒井さんのサポート2号車の前を通過。ジブリチームの中では、高松くんがまだ来ていないとか。スタート前は、当然どん尻を走ることになると思っていたので、上々の気分である。(ただし、高松くんは練習で足を怪我していたのを押しての参加ということで、実は全然自慢にはならないことを後で知った)

 ここから先は、試走をしていないので、未知の領域である。アップダウンはあるものの、まずまず快調なペース。しかし、大月を過ぎて先へ先へと進むと、だんだんと「ダウン」よりも「アップ」のほうが増えて来た。いつのまにやら、笹子峠に向かう登りに入っていったのである。

 心構えが出来ていなかったせいもあるが、じわじわと足が辛くなってくる。ギアはどんどん使い切り、いちばん軽いギアにしてもまだ苦しい状態が延々と続く。いまどこを走っているのかもわからない。笹子川という表記があちこちに出てくるので笹子峠に迫っているのではないかと想像するだけ。GPSで確認すればよいのだが、一度止まると二度と走り出せないような気がしてきて、とにかくカタツムリのように進み続ける。

 と、そこに見知ったプジョーの影が。川端と鳥羽が待つサポート車である。もうろうとした気分で、「笹子トンネルってどこなんだ」と問いただす。「あと200メートルくらいですよ。あの角を曲がったらすぐです」と言われて、全身の力が抜けた。もし、まだまだ先だ、と言われたらその場でリタイヤしていたかもしれない。
 気を取り直して、鳥羽からどらやきをもらって食べる。鳥羽は「いいペースですね。完走は固いでしょう」と励ましてくれる。が常に冷静な川端は「いや、最後の登りがきついから、この先の下りでかなり時間を稼がないとダメですよ」と厳しくも正しい忠告してくれる。

 ちなみに、この地点への到着は、11時ちょうど。相模湖駅からの約50キロをなんだかんだと2時間半以上ノンストップで走っていた計算だ。

 さて、ここまでの総計で82.5キロ。つまり全体の半分は来たわけである。総所要時間は4時間58分であるから、単純に倍すれば10時間で走り切れる計算であり、完走は十分にねらえる状況であった。だいぶペースは落ちたものの、全体平均速度は、時速16.6キロと予定をかろうじてクリアしている。

 また、笹子峠に向かう登り16キロほどだけのデータだと、時速12キロであった。ギアを一番軽くして時速6キロくらいで走っていた記憶が強いのだが、平均をとるとこんなもののようだ。

 3.甲府盆地~T-1の面目躍如、下りを飛ばせるだけ飛ばすが・・・

 川端の助言を受けたこともあり、笹子トンネルから甲府盆地にかけては、とにかく飛ばしに飛ばした。トンネルの中は確かに怖かったが、気分が張っているので、あまり気にならない。また、その後の下りは、かなり大胆に走ってみた。瞬間最高速は時速55.1キロという信じがたい数字が残っている。(ただし、脚本家のNこと野崎などは70キロで走っていたというから全然大したことはないが)

 坂を下ると、甲府盆地である。
本当は、12時になったら食事休憩をとろうと思っていたのだが、走れるうちに走っておこうという気分が働いて、「せっかくここまできたのだからブドウ狩りでもしたいもの」などと思いながらも、ずるずると走り続ける。(結局、ちゃんとした食事休憩はとらず、この後はサポートからもらったバナナを一本と、コンビニで買ったアンマンを食べただけだった)また甲府市街に入ると、マナーの悪い自動車がいたりして、なかなかペースが上がらないのでイライラしたりもする。

 とか何とかいっているうちに韮崎が近づく。ここから国道20号線を離れて県道17号に入るというわけで、全コースを通じて唯一といっていい大きな分岐である。ところが、ここで見事に道を間違えてしまった。一本早く曲がってしまったために、秋祭りの喧噪にぶつかってしまったのである。このあたりでは、何台か他のチームの人たちといっしょになったのだが、「自転車を押していけば何とか通過できるのではないか」と相談して進むものの、ブラスバンドの大群に前を阻まれて、あえなく後戻りするハメになってしまった。

 と、この時点で、時刻は午後1時13分。笹子トンネルの入り口から下りを経て韮崎までの41.4キロは、2時間13分で通過したことになる。最後で大きなロスをしたのが響き、この区間の平均時速は18.61キロと、それほど伸びていない。

 ただし、総計では、123.9キロを7時間11分。全体平均速度は17.25キロ。かなりの挽回をしたと言える。

 このあたりでは、実は「けっこういいタイムで完走できるかも」という欲が出てきていた。が、そんなに甘いものではない、ということを後でたっぷり思い知ることになる。

 4.県道17号線~地獄のハイウェイ(いや、冗談じゃなく)

 この区間では、CG部泉津井くん&デジペ斉藤嬢の黄色い新型ミニに何度か出会い心強い応援をもらったが、最初のほうで会った時には「Tさん、笹子からこっちでずいぶん挽回しましたね」と泉津井くんに言われた。確かにその通りだったようで、先を行っていたチームの何人かに追いついたりしたから、前の区間を飛ばした効果は確かにあったようだ。

 しかし、待ち受けていた県道17号線は、登り、登り、また登り、というわけで、思い出すのもおぞましい最悪の区間であった。高所を走るので、なまじ景色がよいのがまた恨めしい。

 精神的には、事前情報にまどわされていた面も強い。「大垂水が完走に向けての最初にして最大の関門」とか「実は、笹子峠の登りがいちばんきつい」とか言われていたため、この二つを何とか乗り切り、甲府盆地を比較的順調にこなしたために、甘く見ていた面があるかもしれない。

 とにかく辛い。Cこと田中やサイクルハウスIの店長に言われた「重いペダルを踏むより、軽いギアでくるくる回したほうが長持ちする」という言葉を信じて、とにかくギアを落とせるだけ落として、じりじりと進む。歩いたほうが早いような気がするが、実は、時速6キロでも歩きより速いということを知っていたので、とにかくねばり強く踏み続けた。
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地獄のハイウェイをひた走るTプロデューサー  細かく書いても仕方がないので、いくつかのエピソードのみ書き連ねる。  ジブリチームのメンバーである美術の福留くんにこの区間では何度か出会った。というのは、彼は3段変速しかついていない折り畳み自転車で参戦しており、平地はそこそこ走れるものの、「きつい登りは押して上がる」というものすごい作戦で走っていたのだ。登りで追い抜き、平地で抜かされる、みたいな熾烈なデッドヒートを繰り広げた。  しかし、彼はこの状態でとにもかくにも完走したのだから、たんへんなど根性である。出走直前に小径車を捨ててロードバイクに乗り換えた軟弱な自分とはえらい違いである。  午後2時。韮崎からゴールまでの中間地点で、豚の旗を振る謎の一群に遭遇、と思ったら、ゴールで待っているはずの宮崎監督その人であった。先にゴールした田中他を引き連れて、途中までチームの激励に来てくれたのである。「ここまで来ただけでも快挙だ。後はゆっくり走ってください」と言われて、非常に元気づけられた。これがなかったら、リタイヤは間違いないところだった。  そして、ゴールまで、あと数キロを残して、これまた先にゴールしていた野崎が、自分の自転車で迎えに来てくれた。そして、最後まで、エスコートしてくれたのである。これは、本当に心強かった。とにかく、GPSも地図も見る気力はまったく残っていなかったので、彼が、「この坂を上りきれば、後はたいしたことないですよ」とか「ここは、無理しないで足を休めて」とか「次の角を曲がればゴールまで後少しです」とか指示してくれ、何も考えずにその通り走れて助かった。  ゴール前の坂は、非常にきついときいていたので、実は、「もし完走できたとしても、ここは押して歩こう」と思っていた。しかし、Nの激励で、ギアを落としただけで、何とか登り切る。  最後は、チームリーダーの稲村くんや伝説の常勝チャンプの高坂さんなども併走してくれて、なんとかゴールすることができた。
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感動のゴール。多くの人が祝福の声をかけてくれた。  5.リザルト他  ここまで書いたところで、リザルトが届いた。   56位 9時間47分13秒  というのが私の結果である。チーム単位では、本文中に書いた高松くんと福留くんより早くゴールできたので、下から3番目ということになる。(ジブリチームは全員完走の快挙である。チームのトップは野崎で、全体の優勝は高坂さん)  総合計距離はGPSによると153.726キロと思ったより短かった。総全体平均速度は、時速15.69キロ(GPSによる所要時間は9時間47分59秒)ということになる。因みに累計標高は登り2435m、下り1551mであった。  韮崎から17号を経てゴールまでの区間で言うと、ここだけで、2時間36分。距離は、29.8キロの計算になるので、区間の速度としては、時速11.44キロである。  全区間でダントツの遅さだが、ほとんどが登りでありへろへろだったことを考えると、よくもあま乗り切ったとも言える。  で、とにかく、完走したわけで、宮崎監督をはじめ、多くの人々から勝算の言葉をいただき、望外の喜びである。  勝因は、いくつかあるが、まず「完走できた」ということに関しては、これは、サポート部隊を始めとした、みなさんの応援のおかげとしかいいようがない。特に、最後の区間で併走してくれた野崎には心から感謝している。 自転車は、精神力というのが、本当に大きい。少なくとも、一人でただ155キロを走ろうとしたら、絶対に途中で断念していたはず。みんなに走らされた、という感が強い。  また、元々、11時間半をぎりぎりまで使うつもりだったわけだが、思ったよりタイムがよかったことに関しては、これはもっぱら自転車本体に代表される機材の力による。この件に関しては、田中とサイクルハウスIの店長に心から感謝をしたい。  単純に言って、下りや平地で思ったより速度を出せたということである。登りだけならT-2でも似たようなタイムだっただろうが、トータルでは時間ぎれになっていた可能性が高いといえる。  作戦がちとも「金力」の勝利とも言えるかもしれない。  6.蛇足のようなまとめ  「への道」を締めくくるにあたって、ツールに参戦して思ったことを蛇足かもしれないが書いておく。  「ツールド信州」というのは、ようするに「ツールドフランス」を真似した「ごっこ遊び」である。優勝したから、あるいは完走したから、と言って何か金銭が貰えるわけでもない。  単なる「お遊び」に、ジブリチームに限らず参加している大の大人全員が、周到な準備をして、すくなからずの投資もして、どう見ても「仕事」以上にたいへんな力を入れるわけである。  人生を豊かにするのは「遊び」じゃないのか。 「遊び」は実は「仕事」よりもずっと大切なのではないか。  ゴールの後の食事で、乾杯の挨拶をしろと言われたので、半分冗談で「こんなことをやっていると、アニメ界の生産性が落ちるのではないか」と述べたら、宮崎監督が真剣な顔で「そんなことはない!!」と叫んでいたのが印象的だった。  ちなみに、10時間走ったことによる具体的な成果は、右手の指がしびれて動かなくなったことと、両足の左側が強烈な日焼けでひりひりする、という2点であった。期待していたダイエット効果はまったくなく、体重は出走前と変化しなかった。  田中曰く「現在は、軽い脂肪が燃えて、重い筋肉が生成中であるため、ダイエット効果はありません。ただし、筋肉が付いてしまえば基礎代謝が猛烈に上がるので、自転車に乗っていれば痩せます」とのこと。  来年度の参戦は未定であるが、もし可能なら、40歳台の同世代どうしでチームを組んで走ってみたいと思っている。  「頂上決戦!真夜中の誘惑にうち勝てるか?」  今日から約一週間にわたり、《僕》のダイエット記録を綴る日誌が始まります。《僕》といわれても誰なんだ、あんた、と言われそうだが、《僕》は僕であり、身に覚えのある《あなた》とも言えます。これは記録を綴る僕が《僕》に同調するように、読み手である《あなた》も《僕》に同調することによってダイエットの本質を解き明かすべく物語なのです。  先程、身に覚えのある《あなた》と言ったが、《僕》の身に覚えのあるキーワードを列挙することにする。年齢-40才近く。身長-170cmより低い。体重-72kg。日々の運動歴-皆無。喫煙者。珈琲愛好者。油もの好き。ジャンクフード好き。ラーメン好き。甘いモノ好き。虫歯の治療中。  さあ、ここまで挙げたところでも《僕》に同調している《あなた》も多いはずです。さて、この一週間、このワールド・ワイド・ウェッブの一片に記録するのは《僕》の食生活とワークアウト、そして体重です。ダイエットをライフワークにしている《僕》にとって、一時的且つ過激なダイエットは信条に反するところでもあるが、それではあまりにも平坦な物語となってしまうため、今週だけは少し無理をすることにして記録しようと思う。さらに記録するべきものは、例えば食生活のメニューも当然だが、その食しているときの気持ちなども克明に記録できればと思っている。そう、これはダイエットの本質を解き明かす《僕》と《あなた》の物語だからです。
10月16日(周三)
通往工具之路 暫且最終回
就這樣,雖然給大家添了不少麻煩,但信州自行車賽也順利結束了。
對於被逼着閱讀的人來說可能很煩,但難得的機會,最後讓我詳細報告一下比賽當天的情景。
順便說一下,那個手持GPS有記錄行駛日誌的功能。因為可以在電腦上查看數據,所以儘可能地把時間、距離、速度等計算出來並寫進了報告裏。不過,由於有丟失衛星信號的時間(比如在隧道里或者換電池的時候),所以數據並不是很準確,希望大家只把它當作一個大概的參考。計算中的小數部分也隨意處理了。
另外,在騎行過程中,幾乎沒有時間看詳細的數據,但GPS顯示的「移動平均速度」和「整體平均速度」我一直很在意。前者是騎行期間的實際平均速度,後者是包括休息時間在內的整體平均速度。這次計劃用11小時騎完160公里(因為強制結束時間是下午5點半,實際的時間限制是11個半小時,但為了留有餘地,所以這麼計算),所以「整體平均速度」最終必須達到每小時15公里。考慮到後半程可能會疲勞,所以我一直保持着「整體平均速度」不低於16公里的意識。
1. 從起點到大垂水峠經相模湖~還很有餘力
5點15分從吉卜力出發。大家是兼作熱身,自己騎到起點的稻城大橋,但為了儘量保存體力,我讓宣傳部的西岡的車載着我的愛車T-1出發。
途中,儘管西岡的車上有導航,但還是迷了路,遲遲到不了稻城大橋。終於在6點,勉強趕到了起點。雖然一開始就不太順利,但總算趕上了,就這樣吧。
紀念照拍完後,大家隨意組隊,每隔一分鐘出發一次。我所在的組晚了2分鐘,6點02分出發。算是比較早的出發了。
沿着多摩川的道路以每小時25公里左右的速度騎行。在日野橋附近,腳感異常輕鬆,加速到了30公里左右,甩開了之前形成的隊伍,衝到了前面。現在回想起來,這是個愚蠢的行為。因為在八王子附近的三岔路口,我迷路了。後來想想,只要沿着路向右走就行了,但因為是一個人騎行,產生了奇怪的錯覺,浪費了不少時間。
不過,損失的時間只有5分鐘左右,之後沿着國道20號順利騎行。原本打算在高尾山口站附近第一次休息,但為了挽回損失的時間,決定繼續前進。還超過了井上和大山的1號支援車。順便說一下,在笹子峠的各個關鍵點都有吉卜力團隊的支援車在等待,檢查選手的通過情況。這是為了防止有人失蹤的系統。
擔心的大垂水峠雖然很陡,但還是順利登頂,7點50分到達峠頂。
那麼,到這裏的32.2公里用了1小時47分鐘。整體平均速度是每小時18.05公里。雖然途中有損失,但還算不錯。如果只算從高尾山口到峠頂的爬坡部分,大約5.3公里用了25分鐘,平均速度是每小時12.7公里。原本以為爬坡速度是每小時10公里,所以這個成績可以說是相當不錯了。
2. 從大月到笹子峠~漫長的爬坡讓人疲憊不堪
在大垂水峠稍作休息後開始下坡。這次下坡速度非常快。儀表上輕鬆超過每小時40公里。和上次試騎T-2時相比,穩定性也完全不同。在這裏深刻體會到了換新車的好處。
下坡後繼續前進,8點05分在JR相模湖站休息。因為試騎時來過這裏,所以很熟悉,但其實偏離了路線,時間上是有損失的。不過,由於整體騎行順利,反而有了餘裕,塗了防曬霜,檢查了裝備,休息時間比較長。
8點18分從相模湖站出發。回到國道20號後,超過了宣傳部的西岡和出版部的筒井的2號支援車。吉卜力團隊中,高松還沒到。出發前當然以為會落在最後,所以心情很好。(不過,後來才知道高松是帶傷參賽,其實沒什麼好得意的)
從這裏開始,因為沒有試騎過,所以是未知的領域。雖然有起伏,但總體節奏還不錯。然而,過了大月後,逐漸「上坡」比「下坡」多了起來。不知不覺中,進入了通往笹子峠的爬坡路段。
可能是因為沒有心理準備,腳漸漸感到吃力。齒輪一個個用完,即使換到最輕的齒輪,依然感到痛苦,這種情況持續了很久。現在騎到哪裏也不知道。到處看到「笹子川」的標誌,只能想像是不是快到笹子峠了。雖然可以用GPS確認,但一旦停下來,感覺就再也騎不動了,只能像蝸牛一樣繼續前進。
就在這時,看到了熟悉的標緻車的影子。是川端和鳥羽等待的支援車。我迷迷糊糊地問:「笹子隧道在哪裏?」他們回答:「還有200米左右,轉過那個彎就到了。」聽到這句話,全身的力氣都泄了。如果他們說還有很遠,我可能當場就退賽了。
重新振作精神,從鳥羽那裏拿了銅鑼燒吃。鳥羽鼓勵我說:「節奏不錯,完賽應該沒問題吧。」但一向冷靜的川端嚴厲而正確地提醒我:「不,最後的爬坡很陡,如果不在接下來的下坡中爭取時間,就不行了。」
順便說一下,到達這個地點的時間正好是11點。從相模湖站出發,大約50公里的路程,竟然不間斷地騎行了兩個半小時以上。
到目前為止,總里程已經達到了82.5公里。也就是說,已經完成了一半的路程。總耗時是4小時58分鐘,所以簡單計算一下,如果按照這個速度,10個小時內應該可以完成全程,完賽的可能性非常大。雖然速度有所下降,但整體平均速度還是勉強達到了每小時16.6公里,符合預期。
另外,從笹子峠的16公里爬坡數據來看,平均速度是每小時12公里。雖然我記得當時把檔位調到最輕,速度大概只有每小時6公里,但平均下來就是這個水平。
3. 甲府盆地~T-1的精彩表現,下坡能飛多快就飛多快……
接受了川端的建議後,從笹子隧道到甲府盆地這段路,我儘可能地加速。隧道里確實有點嚇人,但因為心情緊張,所以也沒太在意。之後的下降路段,我也大膽地加速了。記錄顯示,瞬間最高速度達到了難以置信的每小時55.1公里。(不過,據說編劇N,也就是野崎,曾經以70公里的速度騎行,所以這也不算太厲害。)
下坡後,就到了甲府盆地。原本打算在12點的時候休息吃飯,但想着能騎的時候儘量多騎,所以雖然心裏想着「既然已經到這裏了,不如去摘葡萄」,但還是繼續騎了下去。(結果,之後並沒有正經吃飯,只吃了一根支援隊給的香蕉和在便利店買的饅頭。)進入甲府市區後,遇到了一些不守規矩的汽車,導致速度一直提不上去,讓人有些煩躁。
就在這樣一邊騎一邊抱怨的時候,韮崎已經近在眼前。從這裏開始,我們要離開國道20號線,進入縣道17號線,這是整個路線中唯一一個重要的分岔口。然而,我在這裏卻走錯了路。因為提前一個路口轉彎,結果撞上了秋祭的熱鬧場面。當時附近還有其他幾支隊伍,我們商量着「推着自行車應該能過去吧」,但被一大群樂隊擋住了去路,最後不得不原路返回。
這時,時間已經是下午1點13分。從笹子隧道入口下坡到韮崎的41.4公里,總共用了2小時13分鐘。由於最後一段路浪費了不少時間,這段路的平均速度只有每小時18.61公里,並沒有太大提升。
不過,總里程已經達到了123.9公里,耗時7小時11分鐘。整體平均速度是每小時17.25公里,可以說已經挽回了不少時間。
到了這裏,我其實已經開始有了「或許能以不錯的時間完賽」的念頭。但後來我才意識到,事情並沒有那麼簡單。
4. 縣道17號線~地獄高速公路(不,這不是玩笑)
在這段路上,我多次遇到了CG部的泉津井和數碼繪畫的齊藤小姐,他們開着黃色的新款迷你車,給了我很大的鼓勵。第一次遇到他們時,泉津井對我說:「T先生,從笹子到這裏,你追回了不少時間。」確實如此,我追上了前面幾支隊伍,看來之前加速的效果還是很明顯的。
然而,等待我的縣道17號線卻是一段爬坡、爬坡、再爬坡的路程,回想起來都覺得可怕。雖然因為在高處騎行,景色還不錯,但這反而讓人更加懊惱。
在心理上,我也被之前的信息誤導了。有人說「大垂水是完賽的第一個也是最大的難關」,也有人說「其實笹子峠的爬坡才是最難的」,所以我在克服了這兩個難關,並且順利通過了甲府盆地後,可能有些掉以輕心。
總之,這段路非常痛苦。我聽從了C(田中)和自行車店I店長的建議:「與其用力踩重檔,不如用輕檔慢慢轉,這樣能堅持得更久。」所以我儘可能地降低檔位,一點一點地前進。雖然感覺走路可能更快,但我知道即使每小時6公里也比走路快,所以還是堅持了下來。
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T製作人在地獄高速公路上奮力騎行 詳細寫下來也沒什麼意義,所以只記錄幾個片段。 在這段路上,我多次遇到了吉卜力團隊的美術成員福留。他騎的是一輛只有3檔變速的摺疊自行車,平地上還能勉強騎行,但遇到陡坡時,他採取了「推車上坡」的極端策略。我們在這段路上展開了激烈的拉鋸戰,爬坡時我超過他,平地上他又超過我。 不過,他最終以這種方式完賽,真是非常有毅力。相比之下,我在比賽前放棄了小輪車,換上了公路車,顯得非常軟弱。 下午2點,在韮崎到終點的中間路段,我遇到了一群揮舞着豬旗的神秘人,結果發現竟然是應該在終點等我們的宮崎導演。他帶着已經完賽的田中等人,特意來到中途為我們加油打氣。「能騎到這裏已經是壯舉了,剩下的路慢慢騎吧。」這句話讓我備受鼓舞。如果沒有這次鼓勵,我肯定會選擇退賽。 然後,在距離終點還有幾公里的時候,已經完賽的野崎騎着自己的自行車來迎接我,並一路護送我到終點。這讓我感到非常安心。當時我已經完全沒有力氣看GPS和地圖了,他告訴我「爬上這個坡,後面就沒什麼難的了」、「這裏不用勉強,休息一下」、「轉過下一個彎,離終點就不遠了」,我只需要按照他的指示騎行,什麼都不用想,真是幫了大忙。 終點前的坡道,聽說非常陡峭,所以我其實想着「就算能完賽,這裏也要推着走」。然而,在N的鼓勵下,我僅僅降低了檔位,就勉強爬了上去。 最後,團隊領隊的稻村君和傳奇常勝冠軍高坂先生等人也一起陪我跑,終於成功到達了終點。
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感動的終點。許多人送上了祝福的聲音。 5. 結果及其他 寫到這裏時,結果已經出來了。   56位 9小時47分13秒 這就是我的成績。在團隊中,我比文中提到的高松君和福留君更早到達終點,所以是倒數第三名。(吉卜力團隊全員完賽,取得了輝煌的成績。團隊的領頭是野崎,整體冠軍是高坂先生) 根據GPS,總距離是153.726公里,比預想的要短。整體平均速度是每小時15.69公里(根據GPS,總用時為9小時47分59秒)。順便說一下,累計爬升高度是2435米,下降高度是1551米。 從韮崎經過17號公路到終點的這段路程,僅此一段就用了2小時36分鐘。距離是29.8公里,所以這段的平均速度是每小時11.44公里。 在整個賽段中,這是最慢的一段,但考慮到幾乎都是上坡,而且我已經筋疲力盡,可以說還是勉強撐過來了。 總之,我完賽了,得到了宮崎導演等許多人的祝賀,感到無比的喜悅。 成功的原因有很多,但首先關於「能夠完賽」這一點,這完全要歸功於包括支援部隊在內的大家的支持。特別是最後一段陪我一起跑的野崎,我由衷地感謝他。自行車運動,精神力量真的非常重要。至少,如果是一個人獨自騎行155公里,我肯定會在中途放棄。感覺是被大家推着跑完的。 另外,原本我打算用盡11個半小時,但成績比預想的要好,這完全要歸功於以自行車為代表的裝備的力量。關於這一點,我要由衷地感謝田中和Cycle House I的店長。 簡單來說,就是在下坡和平地上比預想的要快。如果只有上坡,T-2可能也會有類似的成績,但總體來說,很可能會超時。 可以說,這是「策略」和「財力」的勝利。 6. 蛇足般的總結 在結束「通往終點的路」時,我想寫一下參加這次比賽後的感想,雖然可能是多餘的。 「信州環賽」其實就是模仿「環法自行車賽」的「過家家遊戲」。即使贏了,或者完賽了,也不會得到什麼金錢獎勵。 僅僅是一個「遊戲」,不僅是吉卜力團隊,所有參加的大人們都做了周密的準備,投入了不少資金,怎麼看都比「工作」還要認真。 豐富人生的,難道不是「遊戲」嗎? 「遊戲」其實比「工作」更重要。 在終點後的聚餐上,我被要求做乾杯致辭,於是半開玩笑地說「做這種事情,動畫界的生產力會不會下降啊」,宮崎導演卻一臉嚴肅地喊道「絕對不會!」,這讓我印象深刻。 順便說一下,騎了10個小時的具體成果是,右手的指頭麻木得動不了,以及雙腿左側被強烈曬傷,火辣辣的。期待的減肥效果完全沒有,體重和出發前一樣。 田中告訴我:「現在,輕的脂肪在燃燒,重的肌肉正在生成,所以沒有減肥效果。不過,一旦肌肉增加,基礎代謝會大幅提升,只要繼續騎自行車,就會瘦下來。」 明年的參賽還未定,但如果可能的話,我想和40多歲的同齡人組隊一起跑。 「巔峰對決!能否戰勝深夜的誘惑?」 從今天開始,大約一周的時間裏,我將記錄《我》的減肥日記。雖然你可能會說「《我》是誰啊」,但《我》就是我,也可以說是你。這是通過記錄《我》的日記,讓讀者《你》也同步《我》,從而揭示減肥本質的故事。 剛才說到了《你》的共鳴,現在我要列舉一些《我》的關鍵詞。年齡-接近40歲。身高-不到170cm。體重-72kg。日常運動-完全沒有。吸煙者。咖啡愛好者。喜歡油膩食物。喜歡垃圾食品。喜歡拉麵。喜歡甜食。正在治療蛀牙。 好了,列舉到這裏,應該有很多《你》已經和《我》產生了共鳴。那麼,這一周,我將在這個世界的一角記錄《我》的飲食、鍛煉和體重。對於將減肥作為終身事業的《我》來說,短暫且極端的減肥是違背信條的,但那樣的話故事就太平淡了,所以這周我打算稍微勉強一下,記錄下來。此外,除了飲食菜單,我還想詳細記錄進食時的心情。是的,這是揭示減肥本質的《我》和《你》的故事。
10月28日(月)
 朝食:三色(野菜・ハム・ポテト)サンドウィッチ。

 《僕》程の体重をして寝起きの良い人などいるだろうか。当然のように記憶の薄いままの朝食をとっている。時々、朝食をとったかどうかも怪しい状態なので、今後の朝食記録は気を付けなければならない。
午前中~お昼:珈琲2杯。

 たまたまお昼の時間に打合せを入れたために固形物をとることができなかった。ただ、今日から始まる日誌の事を考えると、不思議とお腹の空く気分は薄らいでいた。
午後~夕刻:KAGOME野菜生活100ゼリー

 最近お気に入りの食物。虫歯の治療の為、固いモノが食べられないときにコンビニで見つけたもの。但し満腹感や満足感は皆無。自己暗示に近い食物。

晩:無し。

 晩飯時に○村氏より連雀通り沿いのラーメン屋の誘いがあったが、日誌初日からラーメンというのもどうかと思い、断腸の思いで断る。

 ワークアウト:エアロバイク。(BGM:ジノ・バネリ「Powerful People」総尺40分)ちなみにエアロバイクは《僕》の奥様の持ち物をこっそり拝借したもの。

ワークアウトは時間を決めて行うのがきわめて辛いため、1枚お気に入りのアルバムを聴いている間だけ行うことにした。

この日の体重:72kg
10月28日(星期一)
 早餐:三色(蔬菜、火腿、土豆)三明治。

 像我這樣體重的人,早上起床精神好的人應該不多吧?當然,我像往常一樣在記憶模糊的狀態下吃了早餐。有時候,我甚至不確定自己是否吃了早餐,所以今後的早餐記錄必須小心。
上午~中午:兩杯咖啡。

 因為碰巧在中午安排了會議,所以沒能吃固體食物。不過,想到今天開始寫日誌,奇怪的是飢餓感似乎減輕了。
下午~傍晚:KAGOME蔬菜生活100果凍。

 最近喜歡的食物。因為治療蛀牙,不能吃硬的東西時在便利店發現的。不過,完全沒有飽腹感和滿足感。是一種近乎自我暗示的食物。

晚餐:無。

 晚飯時,○村先生邀請我去沿連雀通的拉麵店,但覺得日誌第一天就吃拉麵不太合適,於是忍痛拒絕了。

 鍛煉:動感單車。(背景音樂:吉諾·巴內利《Powerful People》總時長40分鐘)順便說一下,動感單車是我偷偷借用我妻子的。

因為定時鍛煉非常痛苦,所以我決定只在聽一張喜歡的專輯時進行鍛煉。

這天的體重:72公斤
10月29日(火)
 朝食:ピーナッツバターのパン半分。ミルク1杯。珈琲1杯。

 寝起きで殆ど記憶のないまま食した。ただ、薄い記憶のなかでピーナッツバターはいかがなモノかと思い、半分でやめることに。
午前中~お昼:珈琲2杯。大戸屋のお弁当カジキマグロのネギ味噌焼きとひじきご飯(626kcal)

 肉中心の食事習慣を改め、魚中心の食事を心掛けた。一緒にお弁当を注文した○宮局長のお弁当が900kcal以上だったので、《僕》は心の中で少しだけがんばっているという満足感を味合うことができた。

 午後~夕刻:中国緑茶1本。

 午後に3スタ地下に置く棚の運搬整理をしたが、これもワークアウトと呼ぶべきか。
晩:キムチハウスの韓国風豆腐鍋定食(+3品の付け合わせとご飯1杯)

 先週末、ブエナの人から“鍋ダイエット”なるものが存在することを知り、閃いたのが韓国鍋料理療法。基本的に低カロリーの鍋料理にカプサイシン効果が加わるという優れもの。365日×3食、この韓国鍋を食べ続けたら本当に痩せるのではないかと幻想を抱きつつ、残さず平らげた。

 ワークアウト:エアロバイク(BGM:カーティス・メイフィールド「something to believe in」総尺40分)

 晩飯のカプサイシン効果なのか、1曲目が終わらない内に汗が出はじめた。

 この日の体重:71.5kg
10月29日(星期二)
 早餐:半片花生醬麵包。一杯牛奶。一杯咖啡。

 剛起床時幾乎沒有什麼記憶就吃了。只是在模糊的記憶中覺得花生醬可能不太好,所以只吃了一半。
上午到中午:兩杯咖啡。大戸屋的便當,烤鰹魚蔥味噌和羊棲菜飯(626千卡)。

 改變了以肉為主的飲食習慣,努力以魚為主。一起點便當的○宮局長的便當超過900千卡,所以《我》在心裏感到一點滿足感,覺得自己在努力。

 下午到傍晚:一瓶中國綠茶。

 下午搬運整理了3號地下室的架子,這也可以算作是鍛煉吧。
晚餐:泡菜之家的韓式豆腐鍋套餐(+3種配菜和一碗飯)

 上周末,從布埃納的人那裏得知有「鍋減肥」這種東西,於是想到了韓式鍋料理療法。基本上是低卡路里的鍋料理加上辣椒素的效果。幻想着如果365天×3餐都吃這種韓式鍋,真的會瘦下來,於是全部吃完了。

 鍛煉:動感單車(背景音樂:柯蒂斯·梅菲爾德「something to believe in」總時長40分鐘)

 可能是晚餐的辣椒素效果,第一首歌還沒結束就開始出汗了。

 這天的體重:71.5公斤
10月30日(水)
 朝食:おでんとご飯半杯。おでんの中身は、ちくわ1本、大根1切れ、ばくだん1個。午前中~お昼:珈琲2杯。とんかつまい泉の雪弁当

 言い訳に聞こえるかも知れないが、このお弁当はお昼の時間を挟んだ長い打合せに出されたモノで、食べざるを得なかったと言うか何というか、とにかく全部平らげた。ただし、食べている途中から“今日はこれで食事は終わりか”と思い寂しくなった。

 午後~夕刻:珈琲2杯ちなみに珈琲は砂糖もミルクも入れないブラックで飲んでいる。

 晩:無し

 ワークアウト:エアロバイク(BGM:ノラ・ジョーンズ「come away with me」総尺45分)

お昼の弁当を気にしつついつもより5分長いCDを選んだ。またエアロバイクをこぐ前にミルキーのビスケットを1個食した。これは《僕》の奥様のアドバイスで、運動の前に少しだけ糖分を採ると脂肪が燃焼し易くなるそうで、それを信じて食した。この日の体重:71kg。不思議に毎日0.5kg減っている。
10月30日(周三)
 早餐:關東煮和半碗米飯。關東煮的內容有:一根竹輪、一片蘿蔔、一個魚丸。上午到中午:兩杯咖啡。豬排飯「まい泉」的雪便當。

 雖然聽起來可能像藉口,但這個便當是在跨越午餐時間的長時間會議中提供的,不得不吃,或者說,總之全部吃完了。不過,在吃的過程中,我開始想「今天就這樣結束了嗎」,感到有些寂寞。

 下午到傍晚:兩杯咖啡。順便說一下,咖啡是不加糖和牛奶的黑咖啡。

 晚餐:無

 鍛煉:動感單車(背景音樂:諾拉·瓊斯的《come away with me》,總時長45分鐘)

在擔心午餐便當的同時,我選擇了一張比平時長5分鐘的CD。在騎動感單車之前,我還吃了一個Milky的餅乾。這是「我」的妻子的建議,據說運動前攝取一點糖分有助於脂肪燃燒,所以我信以為真地吃了。這天的體重:71公斤。奇怪的是,每天減了0.5公斤。
10月31日(木)
 朝食:ハムチーズ・マフィン1個。ミルク1杯。午前中~お昼:珈琲1杯。ウーロン茶1本。笹かまぼこ1個。

 そろそろ減量の追い込みをする気分が出てきたので、今日は食事でも少し無理する事にした。

 午後:ウーロン茶1本。晩:鰹のマリネ1切れ。韓国風豆腐サラダ半分。グレープフルーツジュース1杯。

 空腹時に外出をする際、一番鬼門となるのがコンビニだと判った。たばこを買うために入ったが、菓子パンやら肉まんなどが目の前に現れ、つい手を出してしまいたい衝動に駆られた。しばらくはコンビニから遠ざかることにする。

 ワークアウト:エアロバイク(BGM:キャロル・ベイヤー・セイガー「sometimes late at night」総尺42分)

 始める前にヴァーム(アミノ酸)を1袋飲んだ。どうやらこのアミノ酸というものは、運動前や運動後に飲むと運動後もしばらく脂肪を燃焼させ続ける代物らしく、夜にアミノ酸+運動をすれば、その後、寝ている間も脂肪を燃焼させてくれるという、とても効率の良い状況を体内に作りだしてくれるモノと言えよう。しばらくはこのアミノ酸の力も借りることにする。

 この日の体重:70.5kg。ウーン、やはり0.5kgの減少。
10月31日(星期四)
 早餐:火腿芝士鬆餅1個,牛奶1杯。上午至中午:咖啡1杯,烏龍茶1瓶,竹輪1個。

 感覺是時候開始加緊減肥了,所以今天決定在飲食上稍微克制一下。

 下午:烏龍茶1瓶。晚餐:鰹魚醃漬1片,韓式豆腐沙拉半份,葡萄柚汁1杯。

 發現空腹時外出,最危險的地方就是便利店。雖然只是進去買煙,但看到眼前的甜麵包和肉包,差點忍不住想買。決定暫時遠離便利店。

 鍛煉:動感單車(背景音樂:卡羅爾·拜爾·塞格爾《sometimes late at night》,總時長42分鐘)

 開始前喝了一袋氨基酸。據說這種氨基酸在運動前或運動後飲用,可以在運動後繼續燃燒脂肪一段時間。如果在晚上進行氨基酸+運動,即使在睡覺時也能繼續燃燒脂肪,可以說是一種非常高效的方式。決定暫時藉助這種氨基酸的力量。

 今天的體重:70.5公斤。嗯,果然減少了0.5公斤。