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6月1日(金)
本日は試写室の都合もあり、一日繰り下げで、ベル部の練習がありました。実は、大変嬉しいことに先々週、美術館から譜面台が5台ほど届きました♪私たちにはもったいないほどの、とても立派な譜面台に一同大喜びでございます!身も心も引き締まる想いです。
また、ベル部の名前とコスチュームも考え中!35個のネーミング候補が上がりました!どれもユニークな名前ばかりでしたが、果たしてどの名前になるのか?来週ぐらいには、明らかになりそうです。
「美術館の方々、本当にありがとうございます。大切に使わせていただきます。」
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6月1日(星期五)
由於試映室的安排,今天的貝爾部練習推遲了一天。其實,非常令人高興的是,上上周我們從美術館收到了大約5個譜架♪這些譜架非常漂亮,對我們來說簡直是太奢侈了,大家都非常高興!感覺身心都得到了提升。
此外,我們還在考慮貝爾部的名字和服裝!已經提出了35個命名候選!每個名字都非常獨特,但最終會選哪個呢?大概下周就會揭曉了。
「美術館的各位,真的非常感謝。我們會好好使用的。」
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6月2日(土)
<ジブリに入って感じたこと その3>
美的センスの良いスタッフが多いこと。
自分なりの好きなデザインがはっきりしており、洋服や小物類など、とてもオシャレな方が多いなぁというのが印象です。全部署のジブリスタッフの方々を見ていて感じることは山ほどありますが、特に思うことは、
①時間の使い方が本当にうまいこと!
②オンとオフの切り替え方が素早いこと!
③集中力が並外れていること!
④自分で自分の力をコントロールできること!
⑤何よりも、自分自身をちゃんと分かっていること!
つまり、どうすればいつまでも持続して集中できるのか、ということを個々に知っている方々が多いということです。私も、是非ともこれらを見習わせていただきたく存じます。
◆☆今回限りかもしれない?!スタッフの私服を大公開☆◆
「頭からつま先まで光るセンス☆
和とジーンズのコラボでさりげないお洒落を演出◎」
「不思議なデザインで光るセンス☆
アジアンチックで爽やかな白がポイント高く演出◎」
本当は、もっともっと紹介したいスタッフは沢山おりますが・・・
全員とはいかず残念です・・・。
<こちら広報部から>
宮崎吾朗監督の講演会が同志社女子大学で行なわれる。2時間の講演会は、「ゲド戦記」の話あり、家庭などのプライベートな話ありの充実した内容で、参加者の満足度も高かったように思う。ただ、女子大での講演ということで、出席者は99パーセントが女子。記録用に写真を撮ろうかと思ったが、変な人と間違えられると困るので同行した広報の永見さんにお願いする...。
「立派な演台のため、座ると顔が隠れてしまうため2時間立ったままだった。お疲れ様でした」
あと、特別に先行して「ゲドを読む。」の単行本を配布したのだが、みんな熱心に読んでいてくれたので、ちょっと嬉しく思う。女子大ということで、好きな色を選ばせると赤とピンクが大人気で、青や、特に黒は全く人気がなかった。6日に全国で配布が開始されても、赤やピンクをゲットするのはかなり難しいかもしれませんね。
「実際に本が出回るとなると、反応が気になります!」
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6月2日(星期六)
<進入吉卜力後的感受 其三>
這裏有很多審美品味很好的員工。
他們都有自己明確喜歡的設計風格,無論是服裝還是小物件,很多人都非常時尚。觀察吉卜力所有部門的員工,我有很多感受,尤其是以下幾點:
①時間管理非常出色!
②工作與休息的切換非常迅速!
③集中力超乎尋常!
④能夠很好地控制自己的能力!
⑤最重要的是,他們都非常了解自己!
也就是說,很多人都知道如何保持持久的專注力。我也非常希望向他們學習。
◆☆可能是唯一一次?!公開員工的私服☆◆
「從頭到腳都散發着時尚感☆
和風與牛仔褲的搭配,展現出不經意的時尚◎」
「獨特的設計展現出時尚感☆
亞洲風格與清爽的白色搭配,效果非常出色◎」
其實還有很多員工想介紹,但無法一一展示,真是遺憾……
<來自公關部>
宮崎吾朗導演在同志社女子大學舉行了演講會。兩個小時的演講內容豐富,既有關於《地海傳說》的討論,也有家庭等私人話題,參與者似乎都非常滿意。不過,由於是在女子大學演講,99%的出席者都是女性。我本想拍照記錄,但擔心被誤認為是奇怪的人,所以請同行的公關部永見小姐幫忙……
「因為講台很高,坐下後臉會被擋住,所以導演站了兩個小時。辛苦了」
此外,我們還特別提前分發了《讀地海》的單行本,看到大家都很認真地閱讀,我感到非常高興。因為是女子大學,讓大家選擇喜歡的顏色時,紅色和粉色非常受歡迎,而藍色,尤其是黑色則完全不受歡迎。6日開始全國發行後,想要拿到紅色或粉色可能會相當困難。
「實際發行後,大家的反應令人期待!」
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6月4日(月)
早くも1年の半分近くが経ってしまった。やはり長編映画を作り始めると半年、一年なんてアッという間に感じてしまいます。とはいえこの間、スタッフ全員が一生懸命日々の作業を積み重ねているおかげで、映像も少しずつ出来上がってきています。しかし、絵コンテがすべて出来ていないために、全体のどれだけ進んでいるかは未知のままなのです。絵コンテは、今年の初めにCパートが完成して以来、続きがなかなか出来上がってきません。監督は相当苦しんでいるようです。もちろん、急かしたところで出来上がるものでもなく、ただひたすら待ち続けるしかないのですが、後のスケジュールを考えると不安になるのも事実です。絵コンテ完成はいつになるのやら・・・。
「すっかり6月ですね。ジブリにも紫陽花咲きました。梅雨入りは遅れてますが...」
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6月4日(星期一)
不知不覺間,一年已經過去了一半。果然,開始製作長篇電影後,半年、一年的時間感覺轉瞬即逝。不過,在這期間,多虧了全體工作人員每天辛勤工作,影像也一點點地完成了。然而,由於分鏡還沒有全部完成,整體進展到哪一步仍然是個未知數。自從今年年初C部分完成後,分鏡的後續部分遲遲沒有進展。導演似乎相當苦惱。當然,即使催促也無法立刻完成,只能耐心等待,但考慮到後續的日程安排,確實讓人感到不安。分鏡到底什麼時候才能完成呢……
「已經是六月了。吉卜力工作室的紫陽花也開了。雖然梅雨季節來得有點晚……」
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6月5日(火)
昨晩に制作・渡辺のパソコンのハードディスクが突然クラッシュしてしまい、システム管理にお願いをしてハードディスクの入れ替えをしてもらう。外出先から戻ってみると無事パソコンは動いており大方のデータも戻っていたので、早速、メールを起動させてみたところ、なんと2週間前までのメールしか残っておらず、アドレスも予定表も消えたままなのだ。システム管理の北川内さんに聞いてみると、以前のハードディスクはかなり損傷?が激しくすべてのデータを救出するのは困難を極めるとのこと。バックアップを何も取っていない渡辺は明日のスケジュールさえ記憶しておらず途方にくれていたところ、何とかしてみましょう、と北川内さんが救出作業に入ってくれ、悪戦苦闘の末に過去のメールと予定表を救い出してくれたのです。いや、本当に助かりました。ありがとうございます。この電脳社会において持つべきものは優秀なシステム管理者ですね、本当に。
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6月5日(星期二)
昨晚,製作部的渡邊的電腦硬盤突然崩潰,於是請系統管理部門幫忙更換硬盤。從外面回來後,發現電腦已經正常運行,大部分數據也恢復了,於是立刻啟動郵件查看,結果發現只有兩周前的郵件還在,地址簿和日程表都消失了。詢問系統管理的北川內先生,得知之前的硬盤損壞嚴重,要救出所有數據非常困難。渡邊沒有備份任何數據,連明天的日程都記不清了,正感到無助時,北川內先生說「我來試試看」,並開始了數據救援工作。經過一番苦戰,終於救出了過去的郵件和日程表。真是幫了大忙,非常感謝。在這個電腦社會中,擁有一個優秀的系統管理員真是太重要了,真的。
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6月6日(水)
昨年から今年にかけてジブリのスタッフが手伝っていた高坂希太郎監督の「茄子2・スーツケースの渡り鳥」が完成し、そのスタッフ試写が社内で行われました。誤解のないように言いますと、完成はもっと以前にしていたのですが、ジブリは「ポニョ」の制作に入っていたため、案内された試写会に参加できなかったのです。そのため「茄子2」のプロデューサーにわがままを言い、社内で出来るように手配してくれたのです。豊○さん、ありがとうございます。この作品はDVDでの発売になるとのことです。詳細はまだ決まっていないそうですが、発売の折にはぜひ購入して観てください。高坂さんはじめ、スタッフ皆さん、お疲れ様でした。(CGを効果的に使って描かれる自転車レースが迫力満点でした。なぜだか、ルパンが好きな人には是非観て欲しいという噂も...)
「ゲドを読む。」の配布開始日ということで、新宿紀伊国屋書店前に関係者が集まる。朝日新聞や日本テレビも取材に来ていたのだが、何せ摂氏27度近くもある夏日だったために、とにかく暑い。スタッフもすっかり脱水症状気味で、日陰を求めてウロウロ。そんな中、黄色いTシャツで頑張っていただいたスタッフや書店の皆さん、本当にありがとうございました。おかげで、新聞やテレビで大きく紹介していただけました。準備していた1万部の「ゲドを読む。」は夕方には無くなってしまったそうです。皆さんの手元にも無事、渡ったでしょうか?
「紀伊国屋店頭の様子。本当に頭が下がります。」
PD室の白木さんが、「きゃー」と騒いでいる。何かと思ったら、「大変です。6月6日の6時にヤマハさんがいらっしゃいます!」つまり白木さんは、6が三つ並んだ“666”を恐れているらしいのだ。またまた、「きゃーきゃー」というのでなんだろうと思ったら、「さらに、6人でいらっしゃいます!!」とのこと。「でも、安心です。6が4つだから“ムシ”しましょう!」との新解釈が飛び出し、自ら納得していたようだった。いつも明るい白木さんである。
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6月6日(星期三)
從去年到今年,吉卜力的工作人員一直在協助高坂希太郎導演的《茄子2·行李箱的候鳥》的製作,今天在公司內部舉行了員工試映會。為了避免誤解,我要說明一下,其實影片早就完成了,但因為吉卜力正在製作《崖上的波兒》,所以沒能參加之前安排的試映會。因此,我們向《茄子2》的製片人提出了任性的要求,最終安排在公司內部進行了試映。豐○先生,非常感謝。據悉,這部作品將以DVD形式發行。雖然具體細節還未確定,但發行時請務必購買觀看。高坂導演以及所有工作人員,辛苦了。(CG技術有效運用的自行車比賽場景非常震撼。不知道為什麼,有傳言說喜歡《魯邦三世》的人一定要看這部電影……)
今天是《閱讀格德》的發放日,相關人員聚集在新宿紀伊國屋書店前。朝日新聞和日本電視台也來採訪,但由於氣溫接近27攝氏度的夏日,天氣非常炎熱。工作人員也幾乎脫水,四處尋找陰涼處。在這樣的情況下,穿着黃色T恤的工作人員和書店的各位,真的非常感謝。多虧了你們,報紙和電視都進行了大幅報道。據說準備的一萬份《閱讀格德》在傍晚前就全部發完了。大家是否都順利拿到了呢?
「紀伊國屋書店前的場景。真的非常感激。」
PD室的白木小姐突然尖叫起來。原來是「大事不好,6月6日的6點,雅馬哈的人要來!」也就是說,白木小姐似乎對三個6連在一起的「666」感到恐懼。接着她又尖叫起來,原來是「而且,他們來了6個人!!」不過,她突然提出了新的解釋:「不過,放心了,因為有四個6,所以可以『無視』了!」她似乎自己說服了自己。白木小姐總是這麼開朗。
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6月7日(木)
ネタがないときのネコ頼みのようになってきましたが、郵便物の番をするウシコです。
「日光の“眠り猫”ではありません。念のため」
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6月7日(星期四)
似乎在沒有話題的時候,總是會依賴貓咪,今天負責看守郵件的也是貓咪ウシコ。
「這不是日光東照宮的『眠貓』。特此說明。」
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6月8日(金)
ひっそりと東京・六本木の国立新美術館内のショップ内で展開されている「宮崎吾朗の内側」という写真展示を広報部のタムチンが見に行く。展示内容はともかく、そこで「ゲドを読む。」が配布中だったので、「たくさん残ってるなー」と2冊持って行こうとしたら、後ろから「お客さま、1冊にしてください」と呼び止められてしまったらしい。たとえジブリの社員であっても、ひとり一冊は守ってください。たくさんの人に渡るように、ご協力お願いします。
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6月8日(星期五)
公關部的Tamchin悄悄前往位於東京六本木的國立新美術館內的商店,參觀了名為「宮崎吾朗的內側」的攝影展。展示內容暫且不論,那裏正在分發《閱讀格德》一書,Tamchin看到「還有很多呢」,便想拿兩本,結果被後面的人叫住:「客人,請只拿一本。」看來即使是吉卜力的員工,也要遵守一人一本的規定。為了讓更多人能夠拿到,請大家配合。
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6月9日(土)
作画で飼っているナマズくんの水槽がムーディーになりました。とはいっても照明ではなく水そのものが青くなっているのですが、実は、薬のせいなのです。最近、新しい水槽に移したときに水も取り替えたのですが、なかなかその水に馴染めずに苦しがっていたのです。このままでは衰弱してしまうので、作画の田中さんが薬を買ってきて入れてくれたという次第。これで少しは落ち着いて過ごせると良いのですが・・・。
「確かに、ムーディーです」
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6月9日(星期六)
作畫部門養的鲶魚君的水缸變得很有情調了。雖然這麼說,但並不是因為燈光,而是水本身變成了藍色。其實,這是因為藥物的緣故。最近,當它被轉移到新水缸時,水也換了,但它一直無法適應新水,顯得很痛苦。如果這樣下去,它可能會衰弱,所以作畫部門的田中先生買了藥並加入了水中。希望這樣能讓它稍微平靜一些……
「確實,很有情調。」
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6月11日(月)
制作サンキチより来週末に行われる炊き出しの告知が掲示板に張り出される。今回のメニューは素麺と混ぜご飯との事!!まだまだ先の話だが、炊き出し番長のサンキチは道具を揃えたり、予算を立てたり、材料のリストを作ったりと忙しそう。スタッフ約100人分の材料を考えるのはなかなか大変なんです。
「スタッフの皆様当日はお腹をすかせてお待ち下さい」
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6月11日(星期一)
製作部的三吉在公告板上貼出了下周末將舉行的賑災活動的通知。這次的菜單是素麵和拌飯!!雖然還有一段時間,但作為賑災活動負責人的三吉已經開始忙碌起來,準備工具、制定預算、列出材料清單等等。考慮到大約100名工作人員的材料,這確實是一項相當艱巨的任務。
「各位工作人員,請當天餓着肚子等待哦」
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6月12日(火)
今日は週いちの制作会議の日・・・の予定だったのだが、制作部の長、渡邊が多忙の為なかなか会議をする時間が取れない状況が続いています。
制作会議とは、各自担当の仕事の状況や今後の問題などの解決策を話し合い、互いの情報を確認の意味で交換する大切な会議です。当然今は「ポニョ」の話がメイン。各部の担当者が先週の上がりの状況等話し合い、数字に絶望感を覚えながら公開予定日を目指し作業を進めなくてはいけません。この会議、公開日が近づくにつれて明るい話はどんどん影を潜めていきます・・公開は約1年後!現在の進行状況を見ると年末には間違いなく制作会議は修羅の場となりそうです(笑)
勿論そうならないよう進行しなくてはならないのですが・・・。
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6月12日(星期二)
今天是每周一次的製作會議的日子……原本是這樣計劃的,但由於製作部的負責人渡邊非常忙碌,導致會議一直無法如期舉行。
製作會議是一個非常重要的會議,大家會討論各自負責的工作進展以及未來的問題解決方案,並互相交換信息以確認情況。當然,現在會議的主要內容是《波妞》。各部門的負責人會討論上周的進展情況,雖然看到數字時感到絕望,但大家還是必須朝着預定的上映日期努力推進工作。隨着上映日期的臨近,這個會議中的好消息會越來越少……距離上映還有大約一年!從目前的進展來看,到了年底,製作會議肯定會變成一場修羅場(笑)。
當然,我們必須努力不讓這種情況發生……。
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6月13日(水)
サイドをこすってしまったため修理に出しているプレマシーの代車として借りている車を、スタッフがまたまた運転中にこすってしまう。プレマシーの修理は終わったのだが、それと引き換えにこすってしまった代車を返却するのはあまりにも申し訳が無く・・・しかし、寛大な目で見て下さったマツダのディーラーの方々、本当に申し訳ございませんでした。
修理の終えたプレマシーを持ってきて下さり、ぶつけてしまった代車を乗って帰る姿を見守る制作スタッフ一同!本当に頭が上がりません。
梅雨時の風物詩、“びわ”の差し入れが鈴木さんのもとへ届けられる。それも、ご覧のような立派なびわ。こんな見事なびわは、殆んどのスタッフが食べたことない。ツヤといい大きさといい、本当に見事。食べると、ジューシーで本当に美味しかった。ただ、「昨日、千疋屋で買って帰ったら、一箱6300円でした!もちろん、進物用ですけど...」とあっけらかんと即座に答えた、広報永見さんだけは、食べたことがあるに違いないというもっぱらの噂です。
「イバラード時間のHP打ち合わせ中に差し入れられた枇杷」
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6月13日(星期三)
由於之前擦傷了側面,我們將普瑞馬送去修理,並借了一輛代步車。然而,工作人員在駕駛這輛代步車時又擦傷了它。雖然普瑞馬的修理已經完成,但將擦傷了的代步車歸還實在讓人感到非常抱歉……不過,萬事得經銷商的工作人員以寬容的態度對待了這件事,我們真的非常感激。
修理好的普瑞馬被送來了,我們製作團隊的全體成員目送着工作人員駕駛着被擦傷了的代步車離開,真的感到非常慚愧。
梅雨季節的風物詩——「枇杷」被送到了鈴木先生那裏。而且,是像大家看到的這樣漂亮的枇杷。這樣出色的枇杷,大多數工作人員都沒有吃過。無論是光澤還是大小,都非常出色。吃起來多汁,非常美味。不過,公關永見小姐立刻輕鬆地回答:「昨天在千疋屋買了一箱回家,一箱要6300日元!當然,是作為禮物買的……」大家都猜測她一定吃過這樣的枇杷。
「在伊巴拉德時間的HP會議中送來的枇杷」
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6月14日(木)
関東地方もようやく梅雨入り。平年よりずいぶん遅いらしい。アジサイの花もこころなしか嬉しそうである。ただ、明日からはしばらく雨は降らないらしくて、ちょっと水不足が心配な今年の梅雨なのである。
今日はベル部の練習日。いつものメンバーが時間になるとおもむろに席を離れて練習場所の試写室に向かう中、制作部の渡邊さんは何故かギターを持って試写室に向かっている。
ベル部にギター?
当然の疑問だが何やら渡邊さんのギターソロの前奏から入る曲を練習中との事。不思議な組み合わせだが、どのような曲になるのか楽しみである。
「ベル部の練習風景!手前がベル部の面々。奥にギター演奏中の渡邊さんが」
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6月14日(星期四)
關東地區終於進入了梅雨季節。似乎比往年要晚很多。繡球花也似乎顯得格外高興。不過,從明天開始,似乎暫時不會下雨,今年的梅雨季節讓人有點擔心水資源不足。
今天是鈴部的練習日。像往常一樣,成員們到了時間便慢慢離開座位,前往練習室的試映室。然而,製作部的渡邊先生卻不知為何拿着結他走向試映室。
鈴部需要結他?
這當然是個疑問,但據說他們正在練習一首以渡邊先生的結他獨奏前奏開始的曲子。雖然是個奇妙的組合,但很期待這首曲子會是什麼樣子。
「鈴部的練習場景!前面是鈴部的成員們。後面是正在彈結他的渡邊先生。」
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6月15日(金)
案の定、今日は良い天気。昨日の雨で空気の汚れが洗い流されたせいか、空が青く、緑がまぶしい。1スタ屋上の植物も元気に育っていて、なんだか、里山みたいに見えませんか?
「どこかの野山ではないのです。空中庭園です」
今日は作画部で使用している鉛筆の在庫整理をする。
ジブリで使っている鉛筆は文房具売り場に置いてあるような普通の鉛筆ですが、普通の鉛筆と色鉛筆、合わせると相当な種類の鉛筆が有ります。ご覧のように、HBの鉛筆から6Bの非常に濃い鉛筆まであり、色鉛筆も様々な色を取り揃えています。
普通、学校や会社では、HBやBの鉛筆が多く使われているのではないでしょうか?
ジブリの原画マンは自分の使いやすい濃さの鉛筆を使います。クリンナップ(清書)をする動画マンは基本2B~4Bの鉛筆を使用しています。
色鉛筆は同じ色でも軟質と硬質があります。こちらも基本使いやすい方を使いますが軟質を使う人が多いです。動画ではキャラクターのカゲの部分など指定の有る箇所については指定された色鉛筆を使わなければいけません。鉛筆達と長く付き合っているアニメーターは自分の使いやすいように鉛筆を何本も繋げて自分の描きやすいサイズまで大きくしたり様々な工夫をしています。まさしく職人芸ですね!
今日をもって、1年半の出向を終えて、某国際的企業に戻ることになった広報部、永見さんの送別セレモニーを3スタで催す。永見さんの持って生まれた明るいキャラクターのおかげで、3スタはいつも笑い声に溢れた楽しい部署となりました。「ゲド戦記」公開の目まぐるしい日々も、永見さんのおかげで見事に乗り切れたし、殺気立ち勝ちなスタジオの雰囲気も随分救われたように思います。これからも、某国際的企業とのお付き合いは続きますので、いつでも遊びに来てください。
「お花とプレゼントをもらって嬉しそう。長い間、ありがとうございました!」
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6月15日(星期五)
果然,今天是個好天氣。也許是昨天的雨洗去了空氣中的污濁,天空湛藍,綠意耀眼。1號工作室屋頂的植物也茁壯成長,看起來是不是有點像鄉下的山野呢?
「這不是哪裏的山野,而是空中庭園。」
今天整理作畫部使用的鉛筆庫存。
吉卜力使用的鉛筆是文具店裏常見的普通鉛筆,但普通鉛筆和彩色鉛筆加在一起,種類相當多。如圖所示,從HB鉛筆到6B的非常濃的鉛筆都有,彩色鉛筆也備有各種顏色。
通常,學校或公司里,HB或B鉛筆用得比較多吧?
吉卜力的原畫師會使用自己覺得合適的濃淡的鉛筆。負責清稿的動畫師基本使用2B到4B的鉛筆。
彩色鉛筆即使是同一顏色,也有軟質和硬質的區別。基本上也是使用自己覺得好用的,但使用軟質的人較多。在動畫中,對於角色陰影等有指定要求的部分,必須使用指定的彩色鉛筆。與鉛筆長期打交道的動畫師們會根據自己的使用習慣,將多支鉛筆連接起來,調整到自己覺得合適的尺寸,進行各種改進。這真是工匠的技藝啊!
今天,結束了為期一年半的借調,即將回到某國際企業的公關部永見小姐的送別儀式在3號工作室舉行。多虧了永見小姐與生俱來的開朗性格,3號工作室總是充滿了笑聲,成為了一個愉快的部門。在《地海傳說》上映的忙碌日子裏,也多虧了永見小姐,我們順利度過了難關,工作室原本緊張的氣氛也得到了很大的緩解。今後,我們與某國際企業的合作還會繼續,所以請隨時來玩。
「收到花和禮物,看起來很高興。長期以來,非常感謝!」
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6月16日(土)
水槽の方に目をやると毎回同じ場所で怪しげな行動をしているナマズ君。
外に出ると意外に大きいナマズ君!
毎回同じポジションに!
いったい何がそこにあるのか気になります。
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6月16日(星期六)
每次看向水槽時,總能看到鲶魚君在同一個地方做出可疑的舉動。
走到外面一看,鲶魚君竟然意外地大!
每次都待在同一個位置!
真讓人好奇那裏到底有什麼。
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6月18日(月)
早いもので「ポニョ」が作画INして約8ヶ月が過ぎました。
もう少しで制作期間は折り返しを迎えます。
現状の実績は、
レイアウト...(663cut)
原画......(409cut)
作監......(301cut)
動画......(258cut)
美術......(331cut)
仕上げ.....(181cut)
撮影......(153cut)
これから熱く苦しい夏本番。夏バテと中弛みが出やすく、スタジオの生産性も下降気味になりやすい季節です。この時期「まだ半分以上も制作期間があるし」と思っていると追い込みの時に地獄絵図が待っています。ここから追い込みを迎える初冬までが作品の質とスケジュールを左右する最重要シーズンです。この時期、酷暑に負けないスタジオのムード作りが制作の一番の仕事だと思っています。
実は、先週の土曜日から広報部の“うっきゃあ”こと西村さんが産休明けで復帰している。今日は、久々に広報部全員が揃ったということで、広報部打ち合わせを行なう。この一年、いろいろ出入りがあった広報部なのだが、結局は以前と同じメンツが揃ったわけで、しばらくはまた楽しくやっていきたいと改めて思う。“うっきゃあ”復帰おめでとう。またよろしくお願いします。
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6月18日(星期一)
時間過得真快,《崖上的波兒》(ポニョ)已經進入作畫階段約8個月了。製作周期即將過半。目前的進展如下:
分鏡.....(663卡)
原畫.....(409卡)
作畫監督...(301卡)
動畫.....(258卡)
美術.....(331卡)
上色.....(181卡)
攝影.....(153卡)
接下來將迎來炎熱而艱苦的盛夏。這個季節容易出現疲勞和鬆懈,工作室的生產力也容易下降。如果現在想着「還有一大半的製作時間」,到了衝刺階段就會陷入地獄般的困境。從現在到初冬的衝刺階段,是決定作品質量和進度的最關鍵時期。我認為,在這個時期,最重要的任務就是確保工作室在酷暑中保持積極的工作氛圍。
實際上,從上周六開始,宣傳部的「うっきゃあ」——西村女士已經結束產假回歸了。今天,宣傳部的全體成員久違地聚齊了,我們進行了宣傳部的會議。這一年裏,宣傳部的人員有些變動,但最終又回到了原來的陣容,我再次感到,接下來我們可以繼續愉快地合作了。恭喜「うっきゃあ」回歸,再次請多多關照。
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6月19日(火)
この日、橋本晋治さんの絵本「ゆっちゅとめっぴとほしのゆうえんち」に関する北日本放送の取材がまとめて行なわれる。出版部の田居さんや発売元のゴマブックスの鈴木さんの取材のほか、仕掛け人であるジブリの鈴木さんの取材もご覧のように行なわれた。田居さんには前日の夜、「明日は取材ですね。おめかししてきてください」となんとなくプレッシャーをかけてみたのだが、「上半身しか写らないわよね」といってなにやら考え込んでいた田居さん、果たして今日のお洒落はどんなだったのだろう。また、鈴木さんは、いつもの様子で、ぶっつけでインタビューをこなしていたのだが、最後には、「今度は映像化するお金を出してください」とTV局に対してちゃっかりおねだりするのを忘れない鈴木さんなのであった。
「僕は、制作ワタナベです」
~たまにはウシコ~
「屋上に上がってきたウシコ。ペットボトルはネコよけじゃないの?」
「微妙な距離をとってお昼寝。やっぱり苦手なのかも...」
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6月19日(星期二)
這一天,北日本放送對橋本晉治先生的繪本《ゆっちゅとめっぴとほしのゆうえんち》進行了集中採訪。除了對出版部的田居先生和發行方Goma Books的鈴木先生的採訪外,還進行了對策劃人吉卜力的鈴木先生的採訪。前一天晚上,我半開玩笑地對田居先生說:「明天有採訪哦,記得打扮得漂亮點。」結果田居先生若有所思地說:「反正只拍上半身吧。」不知道他今天到底打扮得怎麼樣呢?另外,鈴木先生一如既往地從容應對採訪,最後還不忘對電視台提出要求:「下次請出錢幫我們拍成影像吧。」
「我是製作部的渡邊。」
~偶爾出現的牛子~
「牛子跑到屋頂上來了。那個塑料瓶是用來防貓的嗎?」
「保持着微妙的距離在午睡。果然還是不太喜歡吧……」
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6月20日(水)
本日、プロダクションI・Gから押井守監督の次回作「スカイ・クロラ」の制作発表が行なわれる。実は、この「スカイ・クロラ」のプロデューサーはジブリで長年、プロデュサー補や制作部をしていた石井くんが務めている。「ゲド戦記」で沢山の苦労を共にし、熱い制作観をぶつけあった間柄なので今も度々食事に行き、お互いの近況を話し合っている。今回、「スカイ・クロラ」は若者を、「崖の上のポニョ」は子供をメインターゲットに据えているので、自然と話も今の世の中の話になる事が多い。押井さんも宮崎さんも互いに転機と考える作品が、2008年にどの様な形で劇場公開されお客さんの支持を受けるのか、今からとても楽しみです。
この日の夜、井上直久さんが監督を務めた「イバラード時間」のホームページ(http://iblardjikan.jp)が開設される。井上さんの画に音楽とCGとアニメーションが加わりとても奥深いものになったこの作品。実は、この「イバラード時間」のアニメーションのキャラクターの色は、なんと井上さん自身が色指定をしているのです。
この色指定の作業で、井上さんは従来のアニメーションとは違った色指定をされている。本来、色指定とは色の整合性つまりそのキャラクターについていておかしくない色を指定するのが大前提。しかし、井上さんの色指定はわざと部分部分で暴れる色(本来ありえない色)を配色するというものでした。
以下はその一例です。
女の子のスカートや足の部分が、明るい色(ノーマル色)と暗い色(影色)にわかれています。その二つの色を分けている線の色にご注目下さい。本来この線は、暗い色(影色)と同色にして線を目立たないようにする事を前提に描かれた線です。ですが、この線の色を井上さんは全く異なる色で色指定しています。キャラクターだけのこの画をみると違和感を感じますが、井上さんが描いた画の上にキャラクターを乗せると、これが見事に画と調和のとれたイバラードの世界の住人になります。逆に従来のやりかたで色指定をすると井上さんの画の上ではキャラクターが浮いてしまい、井上さんの画の上に乗せただけの女の子になってしまいます。この色指定のデータが井上さんから送られて来た時の作画監督の小西さんの驚嘆がそれを物語っていました。
是非、皆様にホームページを訪れると共にご家庭でイバラードの住人になったキャラクター達をみて欲しいと思います!!
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6月20日(星期三)
今天,Production I.G宣佈了押井守導演的下一部作品《天空之鴉》(「スカイ・クロラ」)的製作消息。實際上,這部《天空之鴉》的製片人是由曾在吉卜力長期擔任製片助理和製作部工作的石井君擔任的。我們在《地海傳說》中一起經歷了許多艱辛,並激烈地交流了製作理念,因此至今我們仍經常一起吃飯,互相分享近況。這次,《天空之鴉》以年輕人為主要目標,而《崖上的波兒》則以兒童為主要目標,因此我們自然更多地談論當今社會的情況。無論是押井先生還是宮崎先生,他們都認為這部作品是彼此的轉折點,2008年這些作品將以何種形式在影院上映並獲得觀眾的支持,現在就已經讓人非常期待了。
當晚,井上直久先生執導的《伊巴拉德時間》(「イバラード時間」)的官方網站(http://iblardjikan.jp)正式上線。這部作品在井上先生的畫作基礎上加入了音樂、CG和動畫,變得非常深邃。實際上,這部《伊巴拉德時間》的動畫角色顏色是由井上先生親自指定的。井上先生在顏色指定上採用了與傳統動畫不同的方法。通常,顏色指定是為了確保顏色的協調性,即為角色指定不會顯得突兀的顏色。然而,井上先生卻在部分區域故意使用了「暴走」的顏色(即通常不會使用的顏色)。
以下是一個例子:
女孩的裙子和腿部被分為明亮的顏色(正常色)和暗色(陰影色)。請注意分隔這兩種顏色的線條的顏色。通常,這條線會與暗色(陰影色)相同,以使線條不那麼顯眼。然而,井上先生卻為這條線指定了完全不同的顏色。單獨看這個角色的畫面時,可能會感到不協調,但當這個角色被放置在井上先生繪製的背景上時,它卻完美地融入了伊巴拉德的世界,成為了其中的居民。相反,如果按照傳統方法進行顏色指定,角色在井上先生的畫作上會顯得突兀,僅僅是一個被放置在背景上的女孩。當井上先生發送這些顏色指定數據時,作畫監督小西先生的驚嘆充分說明了這一點。
希望大家能夠訪問官方網站,並在家中欣賞這些成為伊巴拉德居民的角色的風采!!
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6月21日(木)
スタジオジブリは時々、いろいろな理由から自分たちの作品ではない映画を応援することがある。今年の夏についていうと、「特攻TOKKO」というドキュメンタリー映画を応援している。この作品は、ジブリが大変お世話になっているリンダ・ホーグランドさんという女性がプロデュースと脚本を担当しているのだ。リンダさんはジブリ作品の英語版の翻訳の仕事や海外キャンペーンに出かけた時の通訳などで活躍している大変アグレッシブな女性。よって、鈴木プロデューサーから「宣伝に協力せよ」という特命が広報に下り、こうして今日は配給・宣伝を行なっているシネカノンさんを訪ねたのだった。
行ってみて驚いたのは、シネカノンさんは、これまたジブリ美術館ライブラリーチームが大変お世話になっている渋谷ブックファーストの対面のビルにあり(今年の夏も絵本のディスプレイが予定されています)、「アズールとアスマール」上映のシネマアンジェリカもそう遠くない。なんだか不思議な縁のつながりを感じる訪問だった。
~ここから少しだけ宣伝です~
みなさん、「特攻TOKKO」という映画は一見の価値ありです。特に、若い人たちには、戦争の真実を知ってもらうために、是非、ご覧になることをお薦めします。「アズールとアスマール」と同じ、7月21日公開です。
最後に鈴木さんの「特攻TOKKO」に対するコメントを紹介します。
「特攻と聞いて、今さらながらと思ったが、映画を見て驚いた。これまで、いろんな特攻の”生き残り”を見てきたが、こんなジジィたちには初めて出会った。 ふたりで出撃したけど、途中で飛行機がだめになったので、「もう帰ろうか」「大賛成、帰ろう、帰ろう」と相棒と話し合い、からくも生還して戦後を生き抜いた男たち。 よくぞ、現代に、こういうジジイたちを見つけたものだと、この映画のスタッフの努力と献身に頭が下がった。」
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6月21日(星期四)
吉卜力工作室有時會因各種原因支持一些並非他們自己製作的電影。今年夏天,他們正在支持一部名為《特攻TOKKO》的紀錄片電影。這部電影由吉卜力非常熟悉的琳達·霍格蘭女士擔任製片和編劇。琳達女士在吉卜力作品的英文版翻譯以及海外宣傳活動中的口譯工作中表現出色,是一位非常積極的女性。因此,鈴木製片人下達了「協助宣傳」的特別命令給公關部門,於是今天我們拜訪了負責發行和宣傳的Cine Canon公司。
令人驚訝的是,Cine Canon公司位於澀谷Book First書店對面的建築中,而吉卜力美術館圖書館團隊也經常光顧這家書店(今年夏天還計劃在那裏展示繪本)。此外,上映《阿祖爾與阿斯瑪爾》的Cinema Angelica影院也不遠。這次訪問讓人感受到一種奇妙的緣分。
~這裏稍微宣傳一下~
大家,《特攻TOKKO》這部電影非常值得一看。特別是對於年輕人來說,為了了解戰爭的真相,我強烈推薦大家觀看。這部電影與《阿祖爾與阿斯瑪爾》一樣,將於7月21日上映。
最後,我想介紹一下鈴木先生對《特攻TOKKO》的評論:
「聽到『特攻』這個詞時,我覺得現在再提這個已經有些過時了,但看完電影後我感到非常驚訝。雖然我之前見過許多特攻的『倖存者』,但像這樣的老爺爺們還是第一次見到。他們兩人一起出擊,但中途飛機出了問題,於是他們商量着『要不我們回去吧?』『完全同意,回去吧,回去吧』,最終僥倖生還並活過了戰後。能夠在這個時代找到這樣的老爺爺們,我對電影工作人員的努力和奉獻深感敬佩。」
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6月22日(金)
「崖の上のポニョ」のラッシュが行われる。ここまでAパートのカットがほとんどを占めていたラッシュもBパートのカットが増えてきていて、制作序盤にみられる細かな調整の為のリテークもここ最近はほとんど無くなり、作業が本格的な生産体制に入ってきている事を実感します。それにしてもラッシュでは、ポニョの屈託の無い無邪気さに日々の疲れを吹き飛ばしてもらえるのでラッシュ後はなぜかとても元気になります。制作しているスタッフでさえ魅了され癒されてしまうポニョというキャラクター・・・おそるべしです。
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6月22日(星期五)
今天進行了《崖上的波兒》的拉片會。到目前為止,拉片會中A部分的鏡頭佔據了大部分,但最近B部分的鏡頭也逐漸增多。製作初期常見的為了細微調整而進行的重拍最近也幾乎沒有了,我切實感受到製作已經進入了正式的生產階段。不過,在拉片會上,波妞那無憂無慮的天真無邪總能讓我一掃日常的疲憊,拉片會後不知為何總是感到非常精神。連製作人員都被波妞這個角色所吸引和治癒……真是令人驚嘆。
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6月23日(土)
今日は、制作部による炊き出しの日。炊き出しメニューはそうめんと混ぜご飯で、炊き出し番長は日誌でお馴染みのサンキチ。炊き出し初の麺類に悪戦苦闘しながらもとても賑やかな炊き出しになりました。
今年は猛暑の上を行く酷暑という事でスタッフが夏バテしない様、山盛りに薬味を入れて食べてもらいました。差し入れで貰ったスイカもお目見えして、夏先取りの味にスタッフも大満足した様です。
「これだけの大人数が麺をすする音は爽快です!」
「きれいに無くなりました!奥に居るのはカントク。おにぎり作っているのか?」
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6月23日(星期六)
今天是製作部負責的炊事日。炊事菜單是素麵和拌飯,炊事班長是日誌中大家熟悉的桑吉。雖然首次嘗試麵條類食物讓大家費了不少勁,但炊事活動還是非常熱鬧。由於今年是比酷暑還要炎熱的天氣,為了讓工作人員不至於中暑,我們特意在食物中加入了大量的調味料。大家帶來的西瓜也登場了,提前品嘗到夏天的味道,工作人員們似乎都非常滿意。
「這麼多人一起吃麵的聲音真是爽快!」
「全都吃光了!後面的是導演嗎?他在做飯糰嗎?」
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6月25日(月)
今朝から天気はすぐれず、空は雨模様。梅雨は気まぐれに、働いたり休んだりを繰り返しています。
そんな不安定な空模様を吹き飛ばすかのように、原画の稲村さんが、お友達さんから戴いたというキュウリやらトマトやらダイコンなどを、持ってきてくださいました!早速、氷水に新鮮なキュウリを入れて、そのままお味噌でいただくことに。みずみずしいキュウリと味噌がマッチして、皆さん満足そうでした◎
「生キュウリ、最高!皆の手が伸びます。」
そして、そして、宝石のように美しい、さくらんぼも届きました!ありがとうございます◎
「あまくて、あまくて、とっても美味しいさくらんぼ♪」
下の写真はというと、先日の炊き出しに出されたスイカの皮で、漬物にしているスタッフが・・・
ピカ○ュウが重石の代わりだそうです〔笑〕
「美味しくできたかな?」
この日、海外事業局の武田さんが主催している英語教室、通称“ミキNOVA”主催の片塰さんの送別会が催される。片塰さんは、ジブリのCG部を支えてくれたジブリの達人の一人だったのだが、このたび、惜しくもジブリから旅立つことになったのだ。送別会の場所は、大奮発してあの中華の名店、「南国酒家」。フカヒレや北京ダックも出てくる豪華コースだ。今日の会の中心の片塰さんは、ひげのせいもあって、まるで、将軍様のよう。「将軍様、飲み物はいかがなさいますか?」「将軍様、デザートはよろしいですか?」などと、とにかく将軍ネタで盛り上がった一夜であった。将軍様、本日の宴、満足されましたでしょうか?
「メニューを吟味する将軍様と女官の様子」
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6月25日(星期一)
今天早上天氣就不太好,天空陰沉沉的,像是要下雨。梅雨季節就是這樣,時而工作,時而休息,反覆無常。
仿佛要吹散這不安定的天氣,原畫師稻村先生帶來了朋友送的黃瓜、番茄、蘿蔔等蔬菜!我們立刻把新鮮的黃瓜放進冰水裏,直接蘸着味噌吃。多汁的黃瓜和味噌搭配得恰到好處,大家都吃得很滿足◎
「生黃瓜,太棒了!大家都伸手去拿。」
然後,還有像寶石一樣美麗的櫻桃也送到了!非常感謝◎
「甜甜的,甜甜的,非常美味的櫻桃♪」
下面的照片是,前幾天在炊事活動中剩下的西瓜皮,有工作人員正在用它做醃菜……
皮卡○丘代替了重石〔笑〕
「醃得好吃嗎?」
這天,海外事業局的武田先生主辦的英語教室,俗稱「Miki NOVA」的主辦者片塰先生的送別會舉行了。片塰先生是支撐吉卜力CG部門的吉卜力達人之一,但這次,他不得不遺憾地離開吉卜力。送別會的地點是大手筆的中華名店「南國酒家」。有魚翅和北京烤鴨的豪華套餐。今天的主角片塰先生,因為鬍子的緣故,看起來就像將軍一樣。「將軍大人,您要喝點什麼?」「將軍大人,您要甜點嗎?」等等,總之這一晚大家都圍繞着將軍的話題熱鬧非凡。將軍大人,今天的宴會您滿意嗎?
「將軍和女官在仔細研究菜單的樣子」
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6月26日(火)
役者に演技を付ける原画さん。一つ、一つの微妙な動きの差で、キャラクターの性格は一気に変化します。
ほんのわずかな腕の上げ下げであったり、動きの早さであったりと、そのちょっとした違いが、実は大きな影響を与えているのです。演技を付けることは大変難しいことですが、しっくりくる動きや表情などを付けることができたときの喜びは、それはそれは大きなものです。
幸運なことに、ある原画さんが試行錯誤している過程を垣間見られたことによって、その面白みを知ることができました。(キャラクターのちょっとした身体の傾きによって、その人物をたくましく見せたり、優しく見せたり。)
そして、その原画さんは、納得のいく動作と表情を付けることができるまで、じっくりと向き合っていました。キャラクターの性格をしっかりと理解していなければできない、難しいお仕事だと改めて感じました。
「何度も動きを確認する原画さん、納得するまでとことんやります!」
海外事業局の武田さんが、“恐竜の卵”を入手して、育て始めた。「もうすぐしたら、私の恐竜が嫌いな奴らを全部ガブ飲みしてくれるから!」と楽しみにしていたのだが、運悪く海外出張に出なければならなく、後ろ髪を引かれる思いで、ジブリをあとにする。後は、制作業務の長澤さんにゆだね、写真をとって報告するように言い残して旅立つ武田さんだった。
「孵化が始まる。ご覧のように、ナガコは職務を全うしております」
この日の夕方、映画監督の岩井俊二さんがジブリを訪ねる。久しぶりのジブリの様子(映画「式日」主演以来の縁なのです)で社内を見学していたところ、偶然、高畑監督に出くわす。そう、この二人は知る日とぞ知る、“親戚”関係に当たるのです(どういう関係かはよく知らないのだが...)。高畑監督を尊敬している岩井さんも嬉しそう。高畑監督も楽しそうに、出たばかりの自著「漫画映画の志」を渡して嬉しそうだった。
「貴重なツーショットです」
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6月26日(星期二)
為角色添加表演的原畫師。每一個微妙的動作差異,都會讓角色的性格瞬間發生變化。無論是手臂的輕微抬起或放下,還是動作的快慢,這些小小的差異實際上都會產生巨大的影響。添加表演是非常困難的工作,但當能夠找到合適的動作和表情時,那種喜悅是無與倫比的。幸運的是,我有機會看到一位原畫師在反覆嘗試的過程中,逐漸體會到其中的趣味。(通過角色身體的輕微傾斜,可以讓角色看起來更強壯或更溫柔。)這位原畫師一直耐心地調整,直到找到令人滿意的動作和表情。我再次感受到,這是一項必須深刻理解角色性格才能完成的艱巨工作。
「原畫師反覆確認動作,直到完全滿意為止!」
海外事業局的武田先生得到了一顆「恐龍蛋」,並開始孵化它。「很快,我的恐龍就會把那些討厭的傢伙都吃掉!」他滿懷期待,但不幸的是,他必須出差海外,只能依依不捨地離開吉卜力。他將後續工作交給了製作業務的長澤先生,並囑咐他拍照匯報情況後,便踏上了旅程。
「孵化開始了。正如你所見,長澤先生正在盡職盡責。」
當天傍晚,電影導演岩井俊二先生來到吉卜力。他久違地參觀了吉卜力(自從主演電影《式日》以來),偶然遇到了高畑導演。沒錯,這兩位是眾所周知的「親戚」關係(雖然具體是什麼關係我也不太清楚……)。岩井先生對高畑導演充滿敬意,顯得非常高興。高畑導演也愉快地遞上了他剛出版的新書《漫畫電影的志向》,顯得十分開心。
「這是一張珍貴的合影。」
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6月27日(水)
ジブリのトイレに健康器具が仲間入りしました。管理部の方々がスタッフの健康を考えて設置してくださいました〔涙〕ありがとうございます!!
この器具は、ふくらはぎやアキレス腱を伸ばしてくれるものなのです!
1日1~2回、1分間程度台に乗るだけで、ふくらはぎを鍛えることができ、眠気まですっきりさせてしまうというすぐれもの◎
しかも凄いのは、4段階まで角の大きさを変えられるので、お好みの角度でふくらはぎを伸ばし放題♪という点です。
この器具は大人気で、トイレの度に利用しているスタッフをよく見かけます。お陰で来年の健康診断では、今年より成績の良いスタッフが増えることでしょう☆
「そうそう、姿勢を正してね◎」
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6月27日(星期三)
吉卜力的廁所里新增了健康器材。管理部的同事們考慮到大家的健康,特意為我們安裝了這些器材〔淚〕非常感謝!!
這些器材可以幫助拉伸小腿和跟腱!
每天只需1到2次,每次在器材上站1分鐘左右,就能鍛煉小腿,還能消除困意,真是太好了◎
更厲害的是,器材的角度可以調節到4個不同的高度,可以根據自己的喜好隨意拉伸小腿♪
這些器材非常受歡迎,經常看到員工們每次上廁所時都會使用。多虧了這些器材,明年的健康檢查中,成績比今年更好的員工一定會增加☆
「對對,姿勢要端正哦◎」
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6月28日(木)
ようやく、ベル部の名前が決まりました!
大健闘の末決まったネーミングは『HABU』です。
『HABU』とは、ハンドベル部のハと部で『ハブ』です。
極めて最小限に略した名前になりました〔笑〕
また、ハブはハブでも、少し伸ばした言い方にすると「ハーブ」となるため、部員の名前をハーブのコードネームで呼び合うことにもなりました。
例えば・・部長はパセリ、部員はどくだみちゃん・レモングラスちゃん・バジルくんなど個性派揃いです〔笑〕
今では仲間が11人に増えたため、きっと11種類のハーブがいい匂い(音色)を出してくれることでしょう。どんな料理(演奏)になるのか楽しみです。
「これが、HABUマークです♪」
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6月28日(星期四)
終於,手鈴部的名字決定了!
經過一番努力,最終決定的名字是『HABU』。
『HABU』是由手鈴部的「ハ」和「部」組成的「ハブ」。
這是一個極其簡略的名字〔笑〕
另外,雖然發音是「ハブ」,但如果稍微拉長一點發音,就會變成「ハーブ」(香草),因此部員們決定用香草的代號來互相稱呼。
例如……部長是歐芹,部員們則是魚腥草醬、檸檬草醬、羅勒君等,個性十足〔笑〕
現在部員已經增加到11人,相信11種香草會散發出美妙的香氣(音色)。很期待會做出什麼樣的料理(演奏)。
「這就是HABU的標誌♪」
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6月29日(金)
本日も、23カットのラッシュがありました。今回の作品は、色味が全体的にほんわかしていて優しさで溢れているなぁと個人的に感じています。
そして、何と言ってもキャラクターに色を付ける「色彩設計」のお仕事は本当に凄い!
登場する全てのキャラクターの適切な色がどれなのかを探り当て、尚且つ、誰もがその色こそがそのキャラクターにぴったりだと納得します。
そのような重要な役割を成し遂げてくださるのが、ジブリで絶大な信頼を寄せられている保田さんなのです!
今作品のポニョでも保田さんの色魔法が存分に発揮されています。気が遠くなるような生き物一つ一つの個性をしっかりと理解しているからこそ、にじみ出せる奥深い世界が、そこには広がっています。そして、その色を正確に仕上げてくださる仕上げ部のスタッフのお陰で、やっとキャラクターに色が付くのです。動画の動きももちろんですが、ぜひとも『色』にも注目していただきたいと思います。
育休を取っていた、机さん、西村さんのダブル復帰、退職したはずの西方さんの出戻り復帰、某国際的企業から出向で来て下さっていた永見さんの任期満了に伴い、三鷹市にある「馳走屋」で歓送迎会が行われました。
懐かしい顔ぶれが揃うのは嬉しいことですが、一方で親しくなった方とお別れしなければならないのはとても残念です。お世話になった永見さんに、野中局長より花束が贈呈されました。
用意したのは、なんとバラ30本!
当初は100本で計画していたのですが、幹事である広報部の伊藤くんが綿密な調査をしたところ、「お持ち帰り」が不可能な重量であることがわかり、泣く泣く断念しました。
永見さん、あなたには広報部のみならず、スタッフ一同感謝しています。一年半の出向、お疲れ様でした。ありがとうございました。そして復帰組のお三方、特に母となったお二人は、家庭との両立が大変だと思いますが、これからまた一緒に頑張って行きましょう。 (以上、ナガコ筆)
ちなみに予断ですが、永見さんはこの日のために一時間半も並んで、今話題の“あのドーナツ”を買ってきてくれました。並ぶ根性のない私たちにとって何よりのお返し、大盛り上がりでした。
「本当に盛り上がっている!? ちなみにドーナツをデリバってるのは宮坂さんです。店員ではありませんが、何か?」
というわけで、6月も終わります。今年もいよいよ折り返し地点に来てしまったというわけです。ポニョの完成まで、ついに一年を切ろうとしています。果たして!?
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6月29日(星期五)
今天也有23個鏡頭的樣片。我個人覺得這次的作品整體色調柔和,充滿了溫暖的感覺。
而且,最重要的是為角色上色的「色彩設計」工作真的非常厲害!
他們需要找到每個登場角色最適合的顏色,並且讓所有人都覺得那個顏色就是最適合那個角色的。
在吉卜力,這個重要任務是由備受信賴的保田先生完成的!
在這次的《崖上的波兒》中,保田先生的色彩魔法也得到了充分的發揮。正是因為他對每一個生物的特性有着深刻的理解,才能展現出如此深邃的世界。而最終為角色上色的工作則由後期製作部的員工完成,他們確保了顏色的準確性。除了動畫的動作,我也希望大家能多關注一下「色彩」。
因為育休結束的機先生和西村先生的雙重回崗,以及原本已經退休的西方先生的再次回歸,還有從某國際企業借調來的永見先生任期結束,我們在三鷹市的「馳走屋」舉行了歡迎和送別會。
看到熟悉的面孔齊聚一堂是件令人高興的事,但另一方面,不得不與已經熟悉的人告別也讓人感到非常遺憾。野中局長向永見先生贈送了花束。
準備的竟然是30朵玫瑰!
原本計劃是100朵,但經過宣傳部的伊藤君的詳細調查,發現「帶回家」的重量是不可能的,只好無奈放棄。
永見先生,不僅宣傳部,全體員工都感謝您。一年半的借調,辛苦了。謝謝您。還有回歸的三位,特別是已經成為母親的兩位,雖然兼顧家庭和工作會很辛苦,但讓我們一起繼續努力吧。(以上,由長谷川撰寫)
順便提一下,永見先生為了這一天,排了一個半小時的隊,買來了現在很火的「那個甜甜圈」。對於我們這些沒有耐心排隊的人來說,這是最好的回報,大家都非常興奮。
「真的非常興奮!順便說一下,送甜甜圈的是宮坂先生。雖然不是店員,但有什麼問題嗎?」
就這樣,六月也結束了。今年也終於到了轉折點。《崖上的波兒》的完成,終於只剩下不到一年的時間了。到底會怎樣呢!?
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