文档:吉卜力日誌/2004年10月

出自宫崎骏与久石让中文百科
跳至導覽 跳至搜尋
 主頁面 吉卜力日誌 目錄 
 9月 2004年10月 11月
2004年10月
2004年10月
10月1日(金)
 日頃の不摂生が祟ったのか、神村氏がダウン。スケジュール表に書かれた食べ物を見て、当然だと皆が思う中、宮崎さんが、「どうも周期が有る様だ。28日周期で、大食いになる。」「神村喰慈周期28日説」を唱え、バイオリズム表よろしくスケジュール表に書き込んでいました。
10月1日(星期五)
 可能是因為平時生活不規律,神村先生倒下了。大家看到日程表上寫的食物,都覺得這是理所當然的,而宮崎先生卻說:「似乎是有周期的。每28天就會有一次暴飲暴食。」他提出了「神村喰慈周期28天說」,並像生物節律表一樣將其寫入了日程表中。
10月2日(土)
 昨日休んだ神村氏が出勤。早速宮崎さんに「昨日、何を食った。」と聞かれ、「何も食べれませんでした。」と言うと、「ほら、やっぱり、周期説は正しい。」と喜んでいましたが、神村氏自体は「???」の状態でした。
 いよいよ来週に迫った自転車同好会の為、関係者が試写室に集まり、ミーティング。しかし、天気予報がいまいち芳しくない。2回連続で、中止の可能性も。雨乞いならぬ晴れ乞いをせねば。
10月2日(星期六)
 昨天請假的神村先生今天來上班了。剛一上班,宮崎小姐就問他:「昨天吃了什麼?」神村先生回答:「什麼都沒吃。」宮崎小姐聽後高興地說:「看吧,果然周期說是對的。」然而,神村先生自己卻是一臉「???」的狀態。
 為了即將在下周舉行的自行車同好會,相關人員聚集在試映室開會。不過,天氣預報並不樂觀,連續兩次活動都有可能取消。看來我們得祈禱天晴,而不是求雨了。
10月4日(月)
 そろそろ美術館の絵コンテが上がってくる予定なのだが・・・音信不通状態。じっと状況を見守る制作陣。時間だけが、ただただ過ぎ去るのみ。
10月4日(星期一)
 美術館的分鏡圖應該差不多要交上來了,但是……目前音信全無。製作團隊只能靜靜地觀察情況。時間就這樣一分一秒地流逝。
10月5日(火)
 美術館のコンテが完成するまで、外注原画作業を続けているのだが、このままでは手空きになる為、引き続き外注原画作業を取る事に。作打ちの日取りを確認し、スタッフに連絡。まさに綱渡り状態。
10月5日(星期二)
 美術館的企劃完成之前,一直在進行外包原畫的工作,但這樣下去會空閒下來,所以決定繼續承接外包原畫的工作。確認了製作會議的日期,並聯繫了工作人員。現在真是如履薄冰的狀態。
10月6日(水)
 某スタジオの作打ちをすることになったのだが、人数が多すぎたので、こちらからスタッフを迎えに行き、ジブリで作打ちを行う。帰りの車の中で、スタジオの喫煙問題が出て「どこも同じ問題を抱えているのだと妙に感心する。因みに私は、喫煙者です。
10月6日(星期三)
 原本決定在某工作室進行作畫討論,但由於人數過多,我們決定去接工作人員,並在吉卜力進行作畫討論。在回程的車裡,提到了工作室的吸菸問題,我不禁感嘆「哪裡都面臨著同樣的問題」。順便一提,我是一名吸菸者。
10月7日(木)
 明日は、ジブリ恒例の防災訓練。今年の炊き出しは、各部署対抗のカレーとなりましたので、昼から各部署の代表が決められた金額内での買い出しに出かける。明日は、どんなカレーが出来上がるか楽しみです。
10月7日(星期四)
 明天是吉卜力工作室例行的防災訓練。今年的炊事活動是各部門對抗的咖喱比賽,所以從中午開始,各部門的代表將在規定的預算內外出採購。明天會做出什麼樣的咖喱呢?真是令人期待。
10月8日(金)
 朝から、釜を設置して、薪を使っての炊き出し準備。そして、12時から防災訓練開始。しかし、生憎の雨の為予定していたバケツリレーは、中止。いつもの様に消火器での模擬消火だけになりました。非常用電源として2台買っていた発電機は、1台が完全に動かず修理へ。やはり日頃の点検は、きちんとせねばと思う1日でした。
 3stの改造の為、遅れに遅れていた、制作の荷物を雨の中運ぶことに。今日は、1日肉体労働。
10月8日(星期五)
 早上開始,我們設置了鍋灶,準備用木柴進行炊事。然後,從12點開始進行防災訓練。然而,由於不巧下雨,原計劃的水桶接力被取消了。和往常一樣,只進行了使用滅火器的模擬滅火。作為備用電源購買的兩台發電機中,有一台完全無法啟動,需要送去修理。今天讓我深刻意識到,平時的檢查工作必須認真進行。
 由於3樓的改造工作一再拖延,我們不得不在雨中搬運製作所需的物品。今天一整天都在進行體力勞動。
10月9日(土)
 朝からの台風情報で、台風22号が東京を直撃する恐れがある為、今日は、昼までで作業終了。基本的に全員13時には、退社となりました。おかげで、誰も台風の被害に遭う事も無く無事帰宅。明日は、ツール・ド・信州です。今晩中に確実に通過しますように。
10月9日(星期六)
 由於早上發布的颱風信息顯示,颱風22號有可能直接襲擊東京,因此今天的工作在中午前結束。基本上所有員工都在13點前下班。多虧如此,沒有人受到颱風的影響,大家都安全回家。明天是「ツール・ド・信州」活動。希望颱風今晚能順利通過。
10月12日(火)
 朝一から、先週運び出した荷物を倉庫に入れる。幸い曇り空の為、想像以上の過酷さは無かった。
 昼過ぎに制作が待ちに待った絵コンテが完成。早速、コピーをして、スタッフに配る。明日は、処理打ち合わせです。ようやく動き始めた感じがしてきました。
10月12日(星期二)
 早上開始,將上周搬出的行李放入倉庫。幸好是陰天,所以沒有想像中那麼辛苦。
 下午,期待已久的分鏡終於完成了。立刻複印並分發給工作人員。明天將進行處理會議。終於感覺開始有進展了。
10月13日(水)
 制作が出社すると、宮崎さんから「昨日上がった絵コンテの直しがある」と言われる。制作一同、「ひょっとして大直しか」とびくびくして待っていたが、少々尺とカットが伸びて終了。ほっとする。
10月13日(星期三)
 製作人員到公司後,宮崎先生告訴他們:「昨天提交的分鏡需要修改。」大家心裡都在擔心:「該不會要大改吧?」結果只是稍微延長了一些鏡頭和剪輯,修改就結束了。大家鬆了一口氣。
10月14日(木)
 午後から先日上がった絵コンテの処理打ち合わせ。毎回作品ごとに、処理の仕方等々を相談しながら作業に入っているが、今回も処理方法で、色々相談があった為か、4時間近くかかりました。うーんどんな作品になるのだろう。
10月14日(星期四)
 下午開始進行前幾天完成的分鏡圖的處理討論。每次製作作品時,我們都會在處理方式等方面進行商討後再開始工作。這次也因為處理方法的討論較多,花了將近4個小時。嗯,不知道最終會呈現出怎樣的作品呢。
10月15日(金)
 昨日処理打ち合わせが終わったので、早速手空きの原画さんから、作打ちに入る。さすがに作打ちまで入ると、いよいよ本格的に作品が動き出してきたんだと実感する。
 作品が動き出すということは、当然それに沿ったスケジュールが必要になる。そこで、午後からスケジュールについてちょっと相談事を・・・。
10月15日(星期五)
 昨天處理完會議後,立刻從有空的原畫師開始進入製作階段。果然一旦進入製作階段,就能真切感受到作品終於正式啟動了。
 作品啟動後,當然需要相應的日程安排。於是,下午開始就日程安排進行了一些討論……。
10月16日(土)
 今日は、ジブリの第二回目のレクリエーション。御岳山に登る。景色が前回より格段に良いので、精神的には楽だったが、肉体的にはさらにきつくなっている。このまま続くと、何回後には富士山かな~と考えてしまう今日この頃。
吉卜力日志 diary04 MITAKE.jpg
『一列になってハイキング。足取りは重い(?)』
10月16日(星期六)
 今天是吉卜力的第二次戶外活動。我們去了御嶽山登山。景色比上次好很多,精神上輕鬆了不少,但體力上卻更加吃力了。照這樣下去,我在想,再過幾次是不是就能去爬富士山了呢~最近總是這樣想著。
吉卜力日誌 diary04 MITAKE.jpg
『排成一列徒步。腳步沉重(?)』
10月18日(月)
 美術館作品1本目のキャラクターが完成。作打ちと前後したが、これで完全にレイアウト作業に入れる。
 制作の神村氏が、広報が夕食に注文した出前の残り物をご馳走になる。(?)神村氏は完全に、ジブリの残飯処理機になってしまったのか!!(本人は、食い物を粗末にすると罰が当たるからとの事)
10月18日(星期一)
 美術館作品的第一本角色設計完成。雖然與製作會議前後有所重疊,但現在已經可以完全進入布局工作了。
 製作的神村先生享用了宣傳部門晚餐外賣的剩菜。(?)神村先生已經完全變成了吉卜力的剩飯處理機了嗎!!(他本人說,浪費食物會遭報應。)
10月19日(火)
 病気で通院しながら仕事をしていた、演助の清川君。無事に治療も終わったので、宮崎さんがお祝いにケーキの差し入れをする事になり、代表で作画のTさんが車で買出しに。しかし免許取立ての為、助手席に制作神村氏が同行。無事買い終えての帰り際、赤信号を進もうとするので神村氏が「赤ですよ。」と言うとあわててブレーキ。Tさん曰く「さっきは青だったのに。」と名言を。
10月19日(星期二)
 一直在生病期間堅持工作並接受治療的演助清川君,終於順利完成了治療。為了慶祝,宮崎決定送他一個蛋糕作為禮物,於是委託作畫的T先生開車去購買。由於T先生剛拿到駕照不久,製作部的神村先生陪同前往。購買完畢後,在返回的路上,T先生看到紅燈卻準備繼續前進,神村先生急忙提醒:「是紅燈哦。」T先生這才慌忙踩下剎車,並說道:「剛才還是綠燈呢。」這句話成了當天的名言。
10月20日(水)
 今年10個目の台風上陸。夕方から夜にかけて風雨が強くなるとの情報なので、本日は16時にて業務終了。確かに18時以降、風雨が強くなり、電車等に遅れが出始めた。しかし、早めに切り上げたので、帰宅出来なくなる人はいませんでした。
 数人のスタッフは夕方の台風真っ盛りの中、明後日から幕張で始まる「エンタマ」でかざることになった立体「ハウルの動く城」(漫画映画の全貌展に展示してあったやつです)を幕張まで移動する。土砂降りと水しぶきで湾岸高速は前がほとんど見えず。あ~怖かった。
10月20日(星期三)
 今年第10個颱風登陸。由於預報稱傍晚到夜間風雨將增強,今天16點結束工作。確實,18點以後風雨變得猛烈,電車等開始出現延誤。但因為提前結束了工作,所以沒有人無法回家。
 幾名工作人員在傍晚颱風最猛烈的時候,將後天開始在幕張展出的立體「霍爾的移動城堡」(曾在漫畫電影全貌展上展示過)運往幕張。大雨和水花使得灣岸高速幾乎看不清前方。啊,真是嚇人。
10月21日(木)
 「ハウルの動く城」のソフィー役の倍賞さんが見えて、試写室で、完成版「ハウル」を見ました。アフレコ以外は、映像を見ていなかったようで、大変喜んでいました。
10月21日(星期四)
 為《霍爾的移動城堡》中蘇菲配音的倍賞女士來到試映室,觀看了完成版的《哈爾》。她似乎除了配音之外還沒有看過影片,因此非常高興。
10月22日(金)
 本年度の研修生が、今日からいよいよ本番の動画作業に入りました。残念ながら、今は、ジブリ作品の動画が動いていないので、他社から仕事を貰って、作業INです。4月から教わったことを元にがんばってください。
10月22日(星期五)
 本年度的研修生從今天起終於正式開始進行動畫製作了。遺憾的是,目前吉卜力作品的動畫製作尚未啟動,因此我們從其他公司接了一些工作來進行製作。請大家以從4月至今所學到的知識為基礎,努力加油吧。
10月23日(土)
 東京国際映画祭で、一般の人に向けては初めての上映がある。反応は、どうだったのか気になるところです。ただ制作的には、初号からずいぶん時間がたっているため、今一実感が湧きません。ご覧になった方、どうでしたでしょうか? 
吉卜力日志 diary04 TIFF04.jpg
『11月20日オンエアの特番のためのインタビュー撮りも行なわれました。』
10月23日(星期六)
 在東京國際電影節上,首次面向普通觀眾進行了放映。我很想知道大家的反應如何。不過,從製作的角度來看,由於距離初版已經過去了相當長的時間,現在並沒有太多的實感。看過的人,覺得怎麼樣呢?
吉卜力日誌 diary04 TIFF04.jpg
『為了11月20日播出的特別節目,還進行了採訪拍攝。』
10月25日(月)
 朝から、新潟の地震の事で皆落ち着かない。時間が経つにつれ被害の大きさが解り、その惨状に一様に驚いている。ジブリでもつい先日防災訓練をしたばかりなので、なんとなく生々しい。本当に天災は、何時どういった形で来るか解らないので、日頃から準備しておかねば。今回被災した方々には、心よりお見舞い申し上げます。
10月25日(星期一)
 從早上開始,大家都因為新潟的地震而心神不寧。隨著時間的推移,災害的嚴重程度逐漸顯現,大家對那慘狀都感到震驚。吉卜力工作室不久前剛進行過防災訓練,所以這次地震讓人感覺格外真實。天災真的不知道何時會以何種形式降臨,所以平時必須做好準備。在此,我向此次受災的各位致以最深切的慰問。
10月26日(火)
 ジブリの胃袋事、神村氏がダウン。昨日から少し具合が悪そうだったのだが。皆一応に「日頃の食生活が悪いからだと」これに懲りて、キチンとバランスがとれ、尚且つ適量の食生活になるのだろうか・・・。無理でしょうな。
10月26日(星期二)
 吉卜力的胃袋事件,神村先生倒下了。從昨天開始他就有點不舒服。大家都一致認為「這是因為平時的飲食習慣不好」,這次教訓之後,他會不會開始注意飲食均衡,並且適量進食呢……恐怕很難吧。
10月27日(水)
 昨日神村氏が、休んでいる間にどうやら「断食道場」に行くという事になっていて、朝当人が聞いて唖然としていた。「俺から食う事をとったら何も残らないよー。」とは、当人の弁。
10月27日(星期三)
 昨天神村先生似乎在休息期間決定去「斷食道場」,早上他本人聽到這個消息時感到非常驚訝。他本人說:「如果剝奪了我吃飯的權利,那我就什麼都沒有了。」
10月28日(木)
 最近カラーコピーのご機嫌がすこぶる悪い。結構頻繁にトラブルを起こす。思い起こせば、このカラーコピー、「千尋」の製作に入る時に入れ替えた物だ。使用年数は、それ程ではないが、使用時間、つまり使用枚数が半端ではないのだ。カウンターの数値は、すでに一回りしている。うーんそろそろ交換しどきか・・・。
10月28日(星期四)
 最近彩色複印機的狀態非常糟糕,頻繁出現故障。回想起來,這台彩色複印機是在製作《神隱少女》時更換的。雖然使用年限並不算長,但使用時間,也就是使用次數卻相當驚人。計數器的數值已經轉了一圈了。嗯,差不多該考慮更換了……
10月29日(金)
 昨日に続いて機械ネタ?なのだが。ジブリ一の働き者の進行車の「スパシオ」くん。某制作の粗い運転にも文句を言わず、日々働き続けていたのだが、さすがにあちこちにガタが来てしまいました。今までどんな状況でも一発始動だったのだが、今日ついに、バッテリー上がりを起こしてしまった。日頃のメンテナンスがなっていないと言われればそれまでですが、前は、車検までノートラブルだったのに。「メンテナンス=愛」が足りないのか。(皆さん日頃のメンテナンスは重要ですよ。)
10月29日(星期五)
 繼昨天之後,今天又是關於機械的話題。吉卜力工作室的勤勞工作車「斯帕西奧」君。它從未抱怨過某次製作中的粗糙駕駛,日復一日地工作著,但終於各處都出現了問題。一直以來,無論什麼情況都能一次啟動,但今天終於電池耗盡了。如果說平時沒有好好維護,那也就這樣了,但以前直到車檢都沒有任何問題。難道是「維護=愛」不夠嗎?(大家平時的維護很重要哦。)