文档:吉卜力日誌/2007年4月

出自宫崎骏与久石让中文百科
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2007年04月
2007年04月
4月2日(月)
いよいよ4月。会社近くの桜堤団地の桜も満開を迎える。ただ、冬が戻ってきたように寒さがぶり返して、心なしか凍えているよう。開花状況と天候とカレンダーがなかなか上手く行かないのが花見の難しいところだ。ただ、通勤途中の車窓から目に飛び込んでくる桜にも、ハッとさせられることが多いもの。都内には案外たくさんの桜があるのに気付くのも、毎年この時期なんです。
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「桜堤の桜も見ごろを迎えました」   というわけで、朝、出社すると動画の回収などで使っている会社の車が砂まみれなっている。すわ、誰かのイタズラか?と思ったが、どうやらこれ、この季節恒例の「黄砂」という現象らしい。中国大陸の砂漠から巻き上げられた砂が、偏西風に乗って日本全国に降り注いでいるのだが、こんなにも降るものだなんて、今年は特にひどい気がする。それにしても、こんな大量の黄砂を肺に吸い込んでも大丈夫なのだろうか。花粉の次は黄砂のせいで、鼻水が止まらないと誤解している広報部イトノンだったが・・・それもかくありなんと思わせる砂の量だった。
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「昨日は、遠くの山も霞む、すごい量の黄砂でした(写真は福島県で撮影)」   いつもジブリ作品に参加してくれている原画の○○さんが来社。○○さんは「崖の上のポニョ」が楽しそうだとの噂を聞きつけたらしく、どんな感じかさっそく様子を見に来てくれたらしい。早速、出来上がっているラッシュを見てもらうと、「すごいですね~、楽しそう。こういうのやってみたいですね」とのお言葉。宮崎さんにも会ってもらうと、宮崎さんが開口一番「いつ来れるんですか?」、○○さんが少し間があって「はい、秋には」。こうして、また一人心強いスタッフの参加が決定。○○さん、秋にスペシャルなシーンを用意してお待ちしています! 今日は、出版部田居さんの??回目のお誕生日。いつものように海外事業局のマーさん手作りのケーキで、3スタ1階スタッフでお祝いをする。いくつになってもお祝いされるのは嬉しいものだが、これが手作りのケーキだとなおさら。マーさんは誰かの誕生日になると、いつもこうして手作りのケーキを両手にかかえて電車で通ってくるのだそう。ラッシユとは無縁の下り電車だから良いのだが、その様子を想像するとありがたみも2倍になるというものです。
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「今回は苺タルトのようでした」
4月2日(星期一)
終於到了四月。公司附近的櫻堤團地的櫻花也迎來了盛開。只是,仿佛冬天又回來了,寒冷再次襲來,感覺有點凍僵了。開花情況、天氣和日曆總是難以協調,這也是賞花的難點。不過,通勤途中從車窗看到的櫻花,常常讓人眼前一亮。每年這個時候,都會發現東京市內其實有很多櫻花。
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「櫻堤的櫻花也迎來了最佳觀賞期」 於是,早上到公司時,發現公司用來回收視頻的車子滿是沙子。難道是有人惡作劇?但看來這是這個季節常見的「黃沙」現象。從中國大陸的沙漠捲起的沙子,隨着西風飄到日本全國各地,但今年似乎特別嚴重。即便如此,吸入這麼多黃沙到肺里真的沒問題嗎?公關部的伊藤小姐誤以為是花粉導致鼻涕不止,但看到這麼多沙子,也難怪她會這麼想。
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「昨天,遠處的山也被黃沙籠罩,量非常大(照片拍攝於福島縣)」 一直參與吉卜力作品的原畫師○○先生來到公司。○○先生似乎聽說了《崖上的波妞》很有趣,特地來看看情況。馬上讓他看了已經完成的樣片,他說:「太棒了,看起來很有趣。我也想試試這樣的作品。」見到宮崎先生後,宮崎先生第一句話就問:「什麼時候能來?」○○先生稍作停頓後回答:「嗯,秋天吧。」就這樣,又一位強大的團隊成員決定加入。○○先生,我們會在秋天準備好特別的場景等你! 今天是出版部田居先生的??歲生日。像往常一樣,海外事業部的馬先生親手製作的蛋糕,和3樓1層的同事們一起慶祝。無論多大年紀,被慶祝總是讓人開心的,尤其是手作蛋糕。馬先生每次有人生日,都會這樣親手製作蛋糕,然後坐電車帶來。雖然是下行的電車,不會太擁擠,但想像一下那個場景,感激之情也會倍增。
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「這次好像是草莓塔」
4月3日(火)
「コツッ...コツッ...コツッ...」、ゆっくりと、だが確実に忍び寄る、不気味な階段を登る音がする。静まり返った3スタ2階の午後。「だれ!?」。制作業務部と広報のスタッフが固唾を飲んで注目していると、そこに現われたのは海外事業局のアミーだった。どうやら、書類を読みつつ説明を考えながら歩いていたために、こんな不気味な足音を立てていたらしい。「絶対、ホラーだと思った」といつも周囲の物音を気にしている西岡広報部長だった。
4月3日(星期二)
「咯噔……咯噔……咯噔……」,緩慢但確實地,一種令人毛骨悚然的腳步聲逐漸接近,仿佛有人在悄悄爬上樓梯。這是3號工作室二樓一個寂靜的下午。「是誰!?」製作業務部和宣傳部的員工屏息凝神地注視着,結果出現的是海外事業局的艾米。原來,她一邊閱讀文件一邊思考如何解釋,因此發出了這樣詭異的腳步聲。「我絕對以為這是恐怖片裡的聲音。」總是對周圍聲音敏感的西岡宣傳部長說道。
4月4日(水)
不穏な天候がづづく。今週になって寒の戻りで花冷えの日が続くと思ったら、空は真っ黒に曇り怪しい感じ。そのうち雷も鳴り出し、都心ではみぞれも降ったという。花冷えどころか、季節はずれの4月の雪で、桜の花もずい分散ってしまったようだった。
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「この後、土砂降りに...」
4月4日(星期三)
天氣持續不穩定。本以為這周是寒流回潮,導致櫻花季節的寒冷日子持續,結果天空卻烏雲密佈,氣氛詭異。不久後雷聲大作,據說市中心還下了雨夾雪。這哪裏是櫻花季節的寒冷,簡直是反常的四月雪,櫻花也因此紛紛凋落。
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「之後,下起了傾盆大雨……」
4月5日(木)
球春到来!本日から野球部の練習が再開される。久し振りの練習の割には、確実に全員が上手くなっていることは驚き。各自の冬の間の自主トレが実を結んだようだ。長い冬が明け、今シーズンこそチーム初勝利を目指して一致団結していきたいもの。とはいえ、今シーズンは「ポニョ」の制作があるので練習は控えめにして、怪我だけはないようにしていくのが第一課題なのだが。
 
1スタ3階に行ってみると、ジブリの屋上庭園に鳥がたくさん来ている。スズメはわかるのだが、あとの鳥は一体?さかんに何かを食べているようだが、心当たりはない。昨夜、誰かがポップコーンでも食べたんじゃないか?と噂していたのだが、なんとも長閑な感じで心癒されるひと時だった。
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「うかつなことを書くと叱られそうで種類は特定せず。どなたか教えて下さい」 (正解はムクドリでした。たくさんのメールありがとうございました)
4月5日(星期四)
棒球之春到來!從今天開始,棒球部的訓練重新開始。儘管是久違的訓練,但令人驚訝的是,大家確實都進步了。看來每個人在冬季的自主訓練都取得了成果。漫長的冬天過去了,我們希望這個賽季能夠團結一致,爭取球隊的首場勝利。不過,這個賽季還有《懸崖上的金魚公主》的製作任務,所以訓練會有所節制,首要任務是確保不受傷。

去1號樓的3樓看了看,吉卜力的屋頂花園裏來了很多鳥。麻雀是認識的,但其他的鳥是什麼?它們似乎在忙着吃些什麼,但我不太清楚。昨晚有人猜測是不是有人在那裏吃了爆米花?無論如何,這是一個讓人心曠神怡的寧靜時刻。
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「如果隨便寫可能會被批評,所以不具體說明種類。有誰知道請告訴我。」 (正確答案是椋鳥。感謝大家的郵件。)
4月6日(金)
昼、読売新聞経済部の鈴木さんへの取材が行なわれる。いらしたのは、経済部デスクの斉藤さんと記者だ。斉藤さんは、ちょっと前まで宣伝部にも在籍した方でとてもジブリとは付き合いが深い。終わって、いっしょに食事でもということになって、桜堤団地近くの商店街へ出かけたのだが、やっぱり桜がそろそろ見納めだからか。この時期、このあたりへの出没が増える鈴木さんのお昼なのだった。
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「桜堤近辺をお散歩する鈴木さんと読売新聞斉藤さん」    夜、原画の稲村さんが制作にやって来て、「席を替えてもいいですか?」と聞いてきた。どうしたのかと聞くと、「今の席が居心地が良すぎるので、気持ちを引き締める為に席を替わりたい」との事。その心意気、頭が下がります。早速、空いている席に引越しをし、猛然と鉛筆を走らせる稲村さんの背中に、自分に厳しい武士の面影をみた制作スタッフであった。
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「気分一新、仕事に励む稲村さん」
4月6日(星期五)
白天,進行了對讀賣新聞經濟部的鈴木先生的採訪。前來的是經濟部的編輯齊藤先生和記者。齊藤先生不久前還在宣傳部工作,與吉卜力的關係非常密切。採訪結束後,大家決定一起吃飯,於是前往了櫻堤團地附近的商店街。可能是因為櫻花即將凋謝的緣故,這個時期鈴木先生在這一帶出現的頻率增加了。
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「在櫻堤附近散步的鈴木先生和讀賣新聞的齊藤先生」 晚上,原畫師稻村先生來到製作部,問道:「可以換座位嗎?」詢問原因後,他說:「現在的座位太舒服了,為了讓自己更加專注,想換個座位。」這種精神令人敬佩。他立刻搬到了空着的座位,製作部的工作人員在他奮筆疾書的背影中,看到了嚴於律己的武士風範。
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「煥然一新,努力工作的稻村先生」
4月7日(土)
今週の木曜日から、ミッシェル・オスロ監督の最新作「アズールとアスマール」の日本語吹き替え版のアフレコが、高畑監督の演出で行なわれている。場所は、いつもの2スタの試写室とコントロールルーム。
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「「キリクと魔女」のアフレコ以来の高畑監督登場」 今日はキャスティング担当のポスプロ西原さんがとても心配していた子役の子がアフレコの日。なんでも、オーディションの時にすぐに泣いてしまったらしい。そんな心配なアフレコだったが、子役の子は全く泣かずにとても可愛い演技をしてくれたようで、「可愛くて、後ろから抱きしめたくなった」と西原さんもご満悦の様子だった。
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「特典映像用にインタビューや写真撮影も行なわれています」
4月7日(星期六)
從本周四開始,由米歇爾·奧斯洛導演的最新作品《阿祖爾與阿斯瑪爾》的日語配音版在高畑勛導演的指導下進行後期錄音。地點是在我們常用的2號錄音室的試映室和控制室。
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「這是自《哈爾的移動城堡》後期錄音以來,高畑導演的再次登場。」 今天是負責選角的後期製作西原先生非常擔心的小演員的配音日。據說在試鏡時,這位小演員立刻就哭了起來。儘管這次配音讓人擔心,但小演員完全沒有哭,表現得非常可愛,西原先生也非常滿意,說「太可愛了,真想從後面抱抱她」。
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「為了製作特典影像,還進行了採訪和拍照。」
4月9日(月)
今週は、わたくし制作新人三吉ことサンキチがお送りします。ジブリに来て感じたことや制作現場をお伝えできればと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
さて、ジブリのお昼休みでのことです。
今日の、天気は曇り空ではありましたが、気温は15℃。過ごし良い気候。久しぶりにカラダを動かしたくなる陽気です。早速、ジブリの近くにある公園で、美術部ホープ佐藤さんが元気っぷりを発揮していました。そんな佐藤さんをアイスを頬張りつつ眺める、PD室の内藤さんの姿が!!
二人とも満足気な様子でした(笑)
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「アクティブ?に動く佐藤さん。アイスを片手に見守る内藤さん。」   桜の花は昨夜の雨でほとんど散ってしまい、地面には花びらの絨毯があちこちに敷かれている中、ジブリスタッフはごらんの通り健在です。このまま健康で病気なく、ポニョの作品づくりを進めていけるように、制作も頑張ります!
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「今週の桜堤の桜の様子。ピンク色に見えるのは花が散った後の“がく”。葉も出始めました」
4月9日(星期一)
本周由我,製作新人三吉(サンキチ)為大家帶來日誌。希望能向大家傳達我在吉卜力感受到的點點滴滴以及製作現場的情況。請大家多多關照。
那麼,來說說吉卜力的午休時光吧。
今天的天氣雖然是陰天,但氣溫有15℃,非常宜人。久違地讓人想要活動身體的天氣。於是,吉卜力附近公園裏,美術部的希望之星佐藤同學展現出了他的活力。而PD室的內藤同學則一邊吃着雪糕,一邊注視着佐藤同學的身影!
兩人看起來都非常滿足(笑)。
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「活力四射的佐藤同學。一邊吃着雪糕一邊守護的內藤同學。」 昨晚的雨讓櫻花幾乎都凋謝了,地面上鋪滿了花瓣的地毯,而吉卜力的員工們依然精神抖擻。為了能夠健康無病地推進《波妞》的製作,我們也會繼續努力!
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「本周櫻堤的櫻花情況。看起來粉紅色的是花謝後的『萼』。葉子也開始長出來了。」
4月10日(火)
今回の作品、とにかく作画内容がとても多いんです!!!!
いろいろな生き物が登場するのですが、その全てのキャラクターに性格があり個性があり、大変なのだけれどもひとつひとつが愛くるしいから憎めない。そんなキャラクターばかりが登場します!作画スタッフも、ひとつひとつを追って描くことに、多大な集中力を持って望み、毎日夜遅くまで頑張っています。
「大変であればあるほど、やりがいのあるカットだから、画いている時は辛くても、やり終えるとすごく楽しい」と清々しい笑顔で語ってくれる作画スタッフ。
「あぁ~、私も絵が画けたらなぁ。」と羨ましい気持ちでいっぱいです。
まだまだ、ポニョの制作は始まったばかり!
それぞれに個性を持って生きているキャラクターたちを、劇場で楽しんでいただけるよう、現場では日々作品づくりに没頭中です!
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「毎日、本当にお疲れ様です」   生物係の演助清川さんが、おたまじゃくしを持ってきてくれました。 おたまじゃくしの数は、ざっと70匹ちかくはいるのではないでしょうか? 数匹ならば可愛い気がしますが、このすべてがカエルになると思うと・・・。 しかし、ジブリにはカエル好きが沢山います。それぞれの机にカエルの置物をよく見かけます。不思議と目に付いてしまうほど、なぜか存在感があるんですよね。 しかも、緑色だからなんだか癒されますし(笑) カエル好きの某スタッフは沢山のグッツを持っているそうで。何でも、自然とカエルが集まってきてどんどん増えていったそうです。 そのほんの一部??を見せていただきました!
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「某スタッフのカエルちゃんたち。いろいろあるのですね!」
4月10日(星期二)
這次的作品,作畫內容真的非常多!!!!
各種各樣的生物登場,每個角色都有性格和個性,雖然很辛苦,但每一個都可愛得讓人無法討厭。這樣的角色們紛紛登場!作畫人員們也以極大的專注力逐一描繪,每天工作到很晚。
「越是辛苦的鏡頭,越有成就感,雖然畫的時候很累,但完成後非常開心。」作畫人員們帶着清爽的笑容說道。
「啊~,如果我也能畫畫就好了。」我充滿了羨慕的心情。
《懸崖上的金魚公主》的製作才剛剛開始!
為了讓觀眾在影院中享受這些各具個性的角色們,我們每天都在現場埋頭創作!
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「每天真的辛苦了。」 生物組的演助清川先生帶來了蝌蚪。 蝌蚪的數量大概有近70隻吧? 幾隻的話可能覺得可愛,但想到這些都會變成青蛙…… 不過,吉卜力有很多喜歡青蛙的人。經常在各自的桌子上看到青蛙擺件。不知為何,它們的存在感很強,總是引人注目。 而且,因為是綠色,總覺得很治癒(笑)。 據說某位喜歡青蛙的職員有很多青蛙周邊。據說自然而然地青蛙就越來越多。 我們看到了其中的一部分!
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「某職員的青蛙們。真是各種各樣呢!」
4月11日(水)
ポニョの制作は順調!?ではあるのですが、制作部では、今までとは違う作風に期待と不安が入り混じる中、強い味方である原画を担当してくださる○吉さんが合流してくださいました。それにより、制作の三吉の吉と原画○吉さんの吉で、合計四つの吉がジブリに存在することになります(笑)
「あとどれくらいの吉が必要になるのかなぁ」と話していると、制作部長の渡邊さんが、「この際、三吉は百吉いや、万吉に改名しちゃえばいい!!」とのお言葉が・・?!
ひょえー!!!と思いつつ、それでポニョの制作がスムーズに行くのならば、それも有りかも!?と密かに思うサンキチでした。
 
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「最近、急な雨が多いですね。気象が不安定な4月です。」   ここで、“ぶたぶ”からのお知らせです。本日第3回ぶたぶの会合が行なわれました。場所は、吉祥寺の李朝園です。詳しい活動報告は、“ぶたぶ”のブログに長澤さんがあげてくれたので、部員は必ず参照するようにしてください。次回の会合は5月を予定しています。以上。
4月11日(星期三)
《懸崖上的金魚公主》的製作進展順利!然而,在製作部門中,大家對與以往不同的作風既充滿期待又有些不安。就在這時,我們的得力助手——負責原畫的○吉先生加入了團隊。這樣一來,製作部門的三吉和原畫的○吉,吉卜力工作室里就有了四個「吉」(笑)。
我們正討論「還需要多少個『吉』呢」,製作部長渡邊先生突然說:「乾脆把三吉改成百吉,不,萬吉吧!」
哇!雖然有點驚訝,但我想如果這樣能讓《懸崖上的金魚公主》的製作更加順利,那也未嘗不可!——三吉暗自思忖。

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「最近突然下雨的天氣很多呢。四月的天氣真是不穩定。」 接下來是「ぶたぶ」的通知。今天舉行了第三次「ぶたぶ」聚會,地點在吉祥寺的李朝園。詳細的活動報告已經由長澤先生發佈在「ぶたぶ」的博客上,請各位成員務必查看。下次聚會預計在五月舉行。以上。
4月12日(木)
まだまだではありますが、初めの頃よりは線の持つ個性が分かり始めたように思います。動画を担当させていただいていますので、嬉しいことに沢山の動画さんの画に触れることができます。それは、ジブリだけではなく、外注のスタッフの方々など幅広く接する機会があるため、画かれた方の想いや気持ちが画に表れており、感じるものがあります。
いつかはもっと極めて、カットを見ただけで誰が描いたものかが分かるほどに、いやもっと、健康状態まで分かり気遣うことができるまでになれればと思います。
ちょっとやそっとでは習得できそうにないですが・・(汗)
何でもそうですが、モノを作るということは、その人の人柄が表れてしまうものですね。
だからこそ、同じキャラクターを描いているようで、実は様々な想いによってそのキャラクターは幾ばくにも変化し命が吹き込まれているのだと思います。
私は、そのような動画に真っ先に触れることができ、本当に有難いことだと感じています。
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「今にも動き出しそうな色鉛筆たち、動画さんの頑張りが見えます。」   今日は、ベル部の練習日。ポニョ制作中ではあるのですが、ちょっとした息抜きになればと思い始めました。しかし、一息つくつもりで始めたベルですが、意外と頭をとても使うんです。楽譜を追いかけながら受け持ちの音を気持ちを込めて鳴らすことは、結構難しいのです。 そして何故か練習の際は「猫語」で音確認が始まります。 「にゃにゃ♪にゃにゃにゃ♪にゃにゃにゃ♪」のように唄いながら・・・。」 ちょっと異様な空気が流れています(笑) 部員の皆さんは常に楽譜とにらめっこで演奏していますが、きっと余裕が出てくれば、笑顔を見せながらの演奏が出来るはずです(期待) 練習時間は1時間なのですが、ちょうどいい気晴らしになっているようで嬉しいです。「もっと練習したい!」という物足りなさを感じながら、また机に向かって何事も無かったかのように仕事を始める作画の皆さん。その集中力と切り替え方の素早さ、さすがです!!!
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「ベル部に入れず、ふてくされて寝転ぶシャチ。もしかしてご機嫌ナナメ?」
4月12日(星期四)
雖然還有很多不足,但我覺得比起剛開始的時候,現在已經開始理解線條的個性了。因為負責動畫部分,所以很高興能夠接觸到很多動畫師的畫作。這不僅僅是吉卜力的作品,還有外包的動畫師等,有機會接觸到各種各樣的畫作,畫中表達了作者的想法和情感,讓我感觸頗深。
希望有一天能夠更加精通,僅僅看到畫面就能知道是誰畫的,甚至能夠通過畫作感受到作者的健康狀態並給予關心。
雖然這似乎不是一朝一夕就能掌握的……(汗)
無論做什麼,創作的過程都會反映出創作者的性格。
正因如此,雖然看似在畫同一個角色,但實際上由於不同的情感,角色也會發生各種變化,仿佛被賦予了生命。
我能夠最先接觸到這樣的動畫,感到非常感激。
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「這些彩色鉛筆仿佛隨時都會動起來,可以看到動畫師們的努力。」 今天是鈴鐺部的練習日。雖然正在製作《波妞》,但我覺得稍微放鬆一下也不錯。然而,本以為鈴鐺練習可以輕鬆一下,沒想到卻非常費腦筋。一邊看樂譜,一邊用心演奏自己負責的音符,其實相當困難。 而且不知道為什麼,練習時總是用「貓語」來確認音準。 「喵喵♪喵喵喵♪喵喵喵♪」這樣唱着…… 氣氛有點奇怪(笑) 部員們總是盯着樂譜演奏,但我想如果熟練了,應該可以一邊微笑一邊演奏吧(期待) 練習時間雖然只有一小時,但似乎正好可以放鬆心情,這讓我很高興。「還想再多練習一會兒!」帶着這種意猶未盡的感覺,大家又回到桌前,仿佛什麼都沒發生過一樣開始工作。這種專注力和切換速度,真是厲害!
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「沒能加入鈴鐺部,虎鯨悶悶不樂地躺下。難道是心情不好?」
4月13日(金)
ジブリには、またも新しく部が誕生しました!その名も「ビリー部!」
ビリーという方が開発した、普段使わない筋肉を引き締める体操を行う部です。
早速、見学のために扉を開けてみると・・・
画面のビリー先生に合わせて、軽やかにカラダを動かしている部員の皆さんの姿がありました!時々、ビリー先生が「諦めるな!」と励ましの言葉があるなど、見学しているだけで楽しかったです。皆さん、それぞれ自分の引き締めたい箇所を意識しながら頑張っているようで、朝から清々しい汗をかいておられました。何だかキレイオーラが部員の皆さんのカラダから出ているようで、見ていてこちらも気持ちが良かったです。
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「必死にビリー先生についていく部員の皆さん。」   本日は、午後4時より2回目の「ポニョ」のラッシュが行われました。 ラッシュでは、もちろん音がまだ入っていないのですが、キャラクターが動く度に 音も一緒に聞こえてくるような気がします。 ラッシュの感想は、きっと、スタッフさまざまに想いを巡らしていることでしょう。 その熱い想いをどんどん作品に込めていき、よりよいものに仕上げていく為にも、 ラッシュは、スタッフのモチベーションを高めてくれる大事なものになっています。   (ここから少しだけ、いつもの担当者がお伝えします) 鈴木さん関係の話題をひとつ。ぴあで連載中の「としお写真日誌」がついに最終回を迎えることに。というのは、担当の浅岡さんが異動になるからなのだ。テーマは最終回に相応しく、「最後の授業」。鈴木さんが先月訪ねた母校での授業の様子がテーマなのだが、実はこれは14日に放送されたNHKの「課外授業ようこそ先輩」でのひとこま。教師になるのが夢だったと語る鈴木さんに、さもありなんとうなずくスタッフも多いはず。そういえば、この連載の取材もなんだか、編集者やライターさんに対する授業みたいだったと改めて思う筆者だが、場所を変えてでも連載復活して欲しいと願うのは筆者だけではあるまい。とりあえず、この日の取材は、5月10日発売のInvitation6月号で。
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「画像を送ってくださいよ!しつこく鈴木さんに食い下がるのも担当者の役割です」   夜は、美術館ライブラリー劇場公開第2弾となるミシェル・オスロ監督の「アズールとアスマール」の日本語字幕版試写と製作委員会が催される。配給に協力してくださるスタッフや宣伝スタッフが集まったのだが、スクリーンで見る映画は、その美しさと面白さで圧倒的であった。人種とか差別の問題も扱っていて、たまたま別件で来社していた日テレのスタッフの女性が見ていて、感動して涙を流していたのが印象的だった。是非、一刻も早く皆さんにも観ていただきたいと強く思う筆者である。(ここまで、いつもの担当者筆)
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「試写を待つ人たち。みなさんのおかげで、一本の映画が世の中に伝えられて行くのですね」
4月13日(星期五)
吉卜力又誕生了一個新的部門!名為「比利部!」
這是一個以比利先生開發的、通過鍛煉平時不常用的肌肉來緊緻身體的體操為主的部門。
我立刻打開門去參觀了一下……
看到部員們正隨着屏幕上的比利老師輕快地活動身體!偶爾,比利老師還會鼓勵大家「不要放棄!」,光是看着就讓人感到很開心。大家似乎都在努力鍛煉自己想要緊緻的部位,從早上就開始流下了清爽的汗水。部員們身上仿佛散發出一種美麗的氣場,看着他們我也感到心情愉悅。
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「拼命跟上比利老師的部員們。」 今天下午4點,進行了第二次《波妞》的拉片會。 在拉片會上,雖然還沒有加入音效,但每當角色動起來時,仿佛能聽到聲音一樣。 拉片會的感想,想必每位工作人員都有各自的思考。 為了將這份熱情融入作品中,打造出更好的作品,拉片會成為了提升工作人員士氣的重要環節。 (接下來,由平常的負責人稍微說幾句) 關於鈴木先生的一個話題。在《ぴあ》上連載的「年男寫真日誌」終於迎來了最後一期。原因是負責的淺岡先生要調動工作了。主題非常符合最後一期,名為「最後一課」。內容是鈴木先生上個月訪問母校時的授課情景,其實這也是14日NHK播出的《課外教學 歡迎前輩》中的一幕。鈴木先生曾說過自己夢想成為一名教師,想必很多工作人員都會對此點頭稱是。說起來,這次連載的採訪也讓我再次覺得,仿佛是對編輯和記者們的一堂課。希望連載能在其他地方復活,這應該不只是我一個人的願望。總之,這天的採訪內容將在5月10日發售的《Invitation》6月號上刊登。
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「請把照片發給我!堅持不懈地追問鈴木先生也是負責人的職責。」 晚上,舉行了美術館圖書館劇場公開第二彈——米歇爾·歐斯洛導演的《阿祖爾與阿斯瑪爾》日語字幕版的試映會和製作委員會。參與發行的宣傳人員齊聚一堂,大銀幕上的電影以其美麗和趣味性令人震撼。影片還涉及種族和歧視問題,碰巧因其他事務來訪的日本電視台的一位女性工作人員觀看後感動得流淚,這一幕令人印象深刻。我強烈希望這部作品能儘快與大家見面。(以上,由平常的負責人撰寫)
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「等待試映的人們。多虧了大家,一部電影才能傳遍世界。」
4月14日(土)
毎日、遅くまで頑張るスタッフに声を駆け回る、宮崎監督。宮崎さんだってきっと疲れているに違いないのですが、こんな新人サンキチに対しても、心配りをしてくださいます。
 
宮崎さん:「サンキチ君、今日も笑顔ですね。でも、いつ笑顔が消えてしまうかな?ここは、吸い取り紙のように吸い取ってしまいますからね〔笑〕」
サンキチ:〔心の中で〕いやぁ。吸い取られないようにしなくては。〔笑〕
 
さて現場では、劇場で楽しみに待ってくださっている方々の為に、今日も頑張っています!!!!!! 来週の制作日誌の担当は制作仲澤さん!
しかし、仲澤さん、自分は書いてもいいけど、俺のマネージャーが書かせてくれないんだよね!と何やら意味不明な発言をしています・・〔笑〕
ならば、早速マネージャーさんに交渉してみます!って誰なんだろうマネージャーって・・。
4月14日(星期六)
每天,宮崎導演都會為那些工作到很晚的同事們四處奔走,給予鼓勵。宮崎先生自己肯定也很疲憊,但即便如此,他仍然關心着像我這樣的新人三吉。

宮崎先生:「三吉君,今天也笑得很開心呢。不過,笑容什麼時候會消失呢?這裏可是像吸墨紙一樣會把笑容吸走的哦(笑)。」
三吉:(心裏想)哎呀,我得小心別被吸走了(笑)。

在現場,為了那些在劇場裏期待着我們作品的觀眾們,今天大家也都在努力着!!!!!! 下周的製作日誌將由製作仲澤先生負責!
不過,仲澤先生卻說了些讓人摸不着頭腦的話:「我自己寫是可以,但我的經理不讓我寫啊!(笑)」
那麼,我們得趕緊去和經理商量一下!不過,這位經理到底是誰呢……
4月15日(日)
今日は、制作伊藤郷平の結婚式が立川の某結婚式場で行われました。いつもはクールに構えている郷平も、今日はやたらと緊張してにやけていたり、歩き方が変だったり、そうかと思えば感極まって涙を流したりと、普段、あまり会社では見せない顔を見せていました。
ジブリからも多数が出席し、披露宴は鈴木さんの挨拶から始まり、渡邊さんの挨拶では、郷平からリクエストされていた“愛のメモリー”を熱唱するミュージッククリップと、本人に内緒で制作していた “イトー戦記”予告編の上映が行われ、大いに盛り上がりました。
4月15日(星期日)
今天,製作人伊藤郷平的婚禮在立川的某婚禮會場舉行。平時總是冷靜自持的郷平,今天卻異常緊張,時而傻笑,走路姿勢也變得奇怪,甚至有時感動得流淚,展現出了在公司里不常見的一面。
吉卜力的許多成員也出席了婚禮,婚宴從鈴木先生的致辭開始,渡邊先生的致辭中,郷平特別請求的「愛的記憶」音樂視頻被熱情演唱,還有他本人不知情的「伊藤戰記」預告片放映,現場氣氛非常熱烈。
4月16日(月)
先週スイスに旅行に行っていた山下さんがお土産を持って出社する。さすがに外国のお菓子、見慣れないお菓子が並んでいるなか、不思議な飴を発見。どうやら舐めているうちに、8通りの味に変わっていくらしい?社内でもいろいろな人が舐めてもらったのだが、アニスと言う身体に良い薬草が入っているらしく非常に癖のある味で、あまり評判はよくない。
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パッケージに載っている花がどんな効果があるのか、パソコンで調べている作画の人もいるのだが、そもそも書かれている言葉が何語なのかわからない文章なので、全然解読ができないまま、そのうちお蔵入りになってしまった。海外事業部に見せにいけば良かったかなと、少し後悔した某スタッフであった。
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「8種類のアニス?!どの花がどのような効果のある薬草なのか。どれも身体には良いのだろうが...」   朝、3スタに出社してみると、出版部にあった受付の棚がない!おかげで、こんな開放的な状態に。というのは、社内に出来た新しい秘密の部署のスタッフがこれから続々と机を並べることになるからだ。これからにぎやかになるのは楽しみだが、あの棚は一体どこへ?風通しが良くなって、これが冬だったらさぞかし寒かったことだろう。夏で良かった。
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「出版部と秘密の部署の様子」   広報部にあるホワイトデーで海外事業部のオッチーからもらった鉢植えの花が咲く。水をちゃんとあげてていれば、咲くもんだなぁとしみじみ思うが、誰もこれがなんという植物なのかわからない。結構きれいな花だったので、知りたいと思うのだが。みなさん、情報あったら、送ってください。
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「誰か教えてください from広報部」 (情報をいただきました。「キャットテール」だそうです。浜田さん、ありがとうございました)   電通の新人さんたちが、社内研修の一環で鈴木さんの話を聞くためにジブリを訪問する。鈴木さんは、特別ゲストとして、同じ広告代理店の先輩である博報堂DYMPの藤巻さんをゲストに登場させるという予想もしなかった禁じ手に出る。ライバル会社の電通さんの前ということで嫌がっていた藤巻さんだったが、大先輩の広告マンとしての生き方の訓示を、新人さんたちにおもしろおかしく話していた。ただ、そのトークもだんだんと「藤岡藤巻」のライブトークのようになり、説教や訓示というよりはネタと化していたのが楽しかったのだが。「金曜日のライブ、受付でジブリと名を出してくれれば、入れるようにしておきますから」とライブの動員にも余念がなかった。
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「藤巻さんを紹介する鈴木さん」
4月16日(星期一)
上周去瑞士旅行的山下先生帶着禮物來公司上班。不愧是外國的糖果,擺滿了我們平時不常見的糖果,其中發現了一種奇特的糖果。據說在舔的過程中,會變成8種不同的味道?公司里也有很多人嘗試了,但裏面似乎加入了一種對身體有益的草藥——茴芹,味道非常獨特,評價並不太好。
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有些作畫人員正在用電腦調查包裝上印的花有什麼效果,但根本看不懂上面寫的是什麼語言,所以完全無法解讀,最後這件事也就不了了之了。某位員工有些後悔,覺得應該拿去給海外事業部看看。
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「8種茴芹?!這些花都是有什麼效果的草藥呢?雖然對身體都有好處吧……」 早上來到3號工作室,發現出版部的接待架不見了!因此,這裏變得非常開放。這是因為公司內部新成立的秘密部門的員工將陸續搬進來擺放桌子。雖然期待這裏會變得熱鬧起來,但那個架子到底去哪兒了?通風變得很好,如果是冬天的話,肯定會很冷吧。幸好現在是夏天。
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「出版部和秘密部門的情況」 公關部里放着的情人節時從海外事業部的Occhi那裏得到的盆栽開花了。只要好好澆水,花就會開,真是讓人感慨,但誰也不知道這是什麼植物。花很漂亮,所以很想知道。大家如果有相關信息,請告訴我。
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「請告訴我 from公關部」 (已經收到信息了。據說這是「貓尾草」。濱田先生,謝謝您。) 電通的新員工們作為公司內部培訓的一部分,來吉卜力聽鈴木先生的講話。鈴木先生作為特別嘉賓,出乎意料地邀請了同為廣告代理公司前輩的博報堂DYMP的藤卷先生作為嘉賓。藤卷先生雖然因為是在競爭對手電通公司面前而感到不情願,但還是以廣告界前輩的身份,風趣地向新員工們講述了廣告人的生活方式。不過,他的講話逐漸變得像「藤岡藤卷」的現場演出,與其說是訓誡,不如說變成了段子,非常有趣。「周五的演出,只要在接待處報上吉卜力的名字,就可以入場。」他對演出的動員也毫不懈怠。
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「鈴木先生介紹藤卷先生」
4月17日(火)
ジブリでは野球部やベル部など、さまざまな部が立ち上がっていますが、美術の武重さんと制作慎太郎でバスケ部を立ち上げたいという話が出てきている。と言っても、1年位前から話が出てはいるのだが、バスケット人口が少ないためなかなか活動できない悲しい現状が続いている。人数は少なくてもいいから一度やりに行きたいのだが...。いずれは人数を増やして体育館で試合をしたいねとしみじみ思う2人なのであった。バスケ好きの社員の皆さん、2人はいつでも待ってます!
4月17日(星期二)
在吉卜力,已經成立了棒球部、鐘琴部等各種社團,但美術部的武重和製作部的慎太郎最近提出了想要成立籃球部的想法。不過,其實這個話題從大約一年前就開始討論了,但由於籃球愛好者太少,活動一直無法順利開展,現狀令人遺憾。即使人數不多,他們也希望能先嘗試一次……兩人深切地希望,未來能夠增加成員,在體育館裏進行比賽。喜歡籃球的同事們,他們隨時都在等着你們!
4月18日(水)
本日「ポニョ」の動検済みカットの原画を整理する。動画チェックの舘野さんのチェックした動画を仕上げ作業に回す時、カット袋内の原画は仕上げ作業では必要がないので(一部を除き)、別の所に保管しておかなければならないのだ。基本的にダンボールに保管することにしているのだが、トータルで1000カット前後になるのでダンボールで10箱以上になり、毎回制作部の倉庫に保管しておくのだが、毎回の事なのだが場所がない・・・。同じように撮影済みカットや背景も制作の倉庫に保管しなくてはならないので、毎回制作部では同じ時期に倉庫の整理に追われるのである。
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「いずれは倉庫一杯にダンボールで埋め尽くされるのだが、それまでの道のりはまだまだ長い」
4月18日(星期三)
今天整理了《懸崖上的金魚公主》中已經完成動畫檢查的鏡頭的原畫。當將舘野先生檢查過的動畫交給後期製作時,鏡頭袋內的原畫在後期製作中並不需要(除了一部分),所以必須將它們存放在其他地方。基本上我們決定用紙箱來存放,但總共有大約1000個鏡頭,所以需要10多個紙箱,每次都要存放在製作部的倉庫里,但每次都沒有足夠的空間……同樣,已經拍攝完成的鏡頭和背景也必須存放在製作部的倉庫里,所以每次製作部都會在同一時期忙於整理倉庫。
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「總有一天倉庫會被紙箱填滿,但距離那一天還有很長的路要走。」
4月19日(木)
毎月、作画部と美術部のスタッフは作業ノートの提出が義務付けられている。自分が何枚書いたのか、カットをいつ上げたかなどその日の作業内容を記入しているのである。制作としては個人の進行状況がわかりやく書いてあり非常に助かっているのだが、提出するスタッフの立場に立ってみると、自分の作業量や休み等を各部の担当に見せなければならないので、あまり気乗りするものでは無いのでは、と思う制作慎太郎であった。
 
「ゲド戦記」の音楽に参加していただいた世界的なミュージシャン、カルロス・ヌニェス氏と、音楽担当の寺嶋民哉氏、そして吾朗監督のトークショーがタワーレコード新宿店で行なわれる。とにかくカルロスは人懐っこくて笑顔が素敵な人だった。彼に会ったひとは一目でファンになってしまうだろう。まさに「ケルトの貴公子」の名が相応しい。ジブリの社員も思わずCDを買って、サインの行列に並んでしまうほどだった。また、最後にちょっとだけ披露したパイプの演奏が素晴らしくて、本当に5月9日のNHKホールのコンサートが楽しみになったひと時だった。
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「恍惚とした表情でパイプを吹くカルロス。すごい。」
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「サイン会の様子。笑顔が素敵ですね」
4月19日(星期四)
每月,作畫部和美術部的工作人員都必須提交作業筆記。他們需要記錄自己當天畫了多少張畫,什麼時候完成了分鏡等作業內容。對於製作方來說,這些筆記清晰地展示了每個人的工作進度,非常有用。然而,製作人慎太郎認為,從提交筆記的工作人員的角度來看,他們不得不向各部門負責人展示自己的工作量和休息情況,這可能會讓他們感到不太情願。

在塔樓唱片新宿店,參與《地海戰記》音樂製作的世界級音樂家卡洛斯·努涅斯、音樂負責人寺嶋民哉以及吾朗導演舉行了一場座談會。卡洛斯是一個非常親切、笑容迷人的人。見到他的人一定會立刻成為他的粉絲。他完全配得上「凱爾特貴公子」的稱號。吉卜力的員工們也忍不住買了他的CD,排隊等待簽名。此外,他在最後展示的管樂演奏非常精彩,讓人更加期待5月9日在NHK音樂廳舉行的音樂會。
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「卡洛斯陶醉地吹奏着管樂。太棒了。」
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「簽名會的情景。他的笑容真迷人。」
4月20日(金)
毎日夜遅くまで作業をしている美術監督の吉田さん、今日も遅くまで作業に没頭しています。「ポニョ」は舞台が海なので、当然のことながら背景で使う絵の具は青がベースになります。美術部では毎回毎回絵の具で海の色を作るのが大変なので、基本になる海の色を一度にビンに大量に作っているそうです。いろいろな工夫をしているんですね。
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「吉田さん愛用の「ポニョ」深い海の中色。シーンによって薄めたり濃くしたり、ベースになっているのはもちろんこの絵の具」 また、吉田さんの机の上は絵の具やら色鉛筆が散乱しています。道具もいろいろとあって、普段小学生が使うような色鉛筆やクレヨンもあれば、背景を描く人が専門的に使うクレヨンなどもあって幅も広く、使い分ける事が重要なんだそうです。その成果は、本編をお楽しみに。
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「クレヨンだけでも2~3種類あります。いろいろと状況によって使いわけています」  
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「やはり机の上は青が目立つ。雑巾も青に染まり当然水も水色に濁り・・・ここまで極端だと写真を撮る為に準備をしたとしか思えないですね(^^ゞ」   今日は、ジブリのネコたちを見かけないなーと思ったら。こんなところに。暖かくなって活動範囲が広がっているようです。
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「近くの駐車場の車の下でくつろぐウシコ。轢かれないようにねっ!」   今日は、SHIBUYA-AXで藤岡藤巻のライブが催される。ジブリからも応援半分、冷やかし半分でかなりのスタッフが会場に駆けつける。初めてライブを見に行ったのだが、藤巻さんのトークは絶妙だったし、藤岡さんの負のオーラはすごかった。スポンサーのKUREからはお土産をいただき、抱腹絶倒の2時間だったし、誰もが満足して帰った一夜だった。これなら、年末の武道館ライブもまんざら夢ではないかもしれない。ところで、事前にセカンドアルバムを聴き込んでこの日に備えた野中局長は、新曲が歌われなかったことをとても残念がっていたらしい。また、シークレットゲストの里田まいを生で見られて喜んでいたのは、西岡広報部長だったという。
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「ライブの様子を隠し撮りしたが、だれからも注意を受けなかった」
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「鈴木さんが、一番楽しそうだったみたい」
4月20日(星期五)
每天都在工作到深夜的美術監督吉田先生,今天也埋頭工作到很晚。《懸崖上的金魚公主》的舞台是海,所以背景使用的顏料當然以藍色為基礎。美術部每次都要用顏料調配海的顏色,非常麻煩,所以他們一次性大量製作了基本的海的顏色,裝在瓶子裏。真是想了很多辦法呢。
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「吉田先生愛用的《懸崖上的金魚公主》深海顏色。根據場景的不同,有時會調淡或加深,但基礎的顏料當然是這個。」 此外,吉田先生的桌子上散落着顏料和彩色鉛筆。工具有很多種,既有小學生常用的彩色鉛筆和蠟筆,也有背景繪製人員專用的蠟筆,種類繁多,區分使用非常重要。成果如何,敬請期待正片。
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「光是蠟筆就有兩三種。根據不同的情況分別使用。」
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「果然桌子上藍色很顯眼。抹布也被染成了藍色,水當然也變成了淡藍色……做到這種程度,簡直讓人覺得是為了拍照而特意準備的(^^ゞ」 今天,我還在想怎麼沒看到吉卜力的貓呢。原來在這裏。天氣變暖了,它們的活動範圍似乎也擴大了。
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「在附近停車場車下放鬆的Ushiko。小心別被車軋到哦!」 今天,在SHIBUYA-AX舉行了藤岡藤卷的演唱會。吉卜力的員工們也一半為了支持,一半為了湊熱鬧,紛紛趕到了會場。這是我第一次去看演唱會,藤卷先生的談話非常精彩,藤岡先生的負能量也相當強大。贊助商KURE還送了禮物,兩個小時的演出讓人捧腹大笑,大家都心滿意足地回家了。這樣的話,年底的武道館演唱會或許也不是遙不可及的夢想了。順便一提,野中局長事先聽熟了第二張專輯,為這一天做了準備,但似乎因為新歌沒有演唱而感到非常遺憾。另外,西岡宣傳部長因為能親眼看到秘密嘉賓里田舞而非常高興。
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「偷偷拍下了演唱會的場景,但沒有人提醒我。」
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「鈴木先生看起來是最開心的。」
4月21日(土)
今週初めは天気に恵まれず雨が多かった東京、今日はひさびさの晴天に恵まれ、絶好のお出かけ日和。こんな日は屋上に作業の手を止めて息抜きにくる社員も多い。風があまりに気持ちいいので、ふと屋上に出て見ると、足もとに何やら怪しい箱が三つ。よく見ると「かぶと虫 飼育中」と書かれている。どうやら屋上で誰かが育てているみたいだが、その誰かが謎。社内でいろんな人に聞いて見るものの、誰も知らない様子。誰か知ってる人がいたら、教えてください。連絡は制作の慎太郎まで。
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「まだ幼虫らしい。立派なカブト虫になって欲しいものだ。 by慎太郎」
4月21日(星期六)
本周初東京天氣不佳,雨水較多,但今天終於迎來了久違的晴天,是個絕佳的出遊日。這樣的日子裏,許多員工都會停下手中的工作,到屋頂上放鬆一下。因為風實在是太舒服了,我偶然走到屋頂上,發現腳下有三個可疑的箱子。仔細一看,上面寫着「正在飼養甲蟲」。看來有人在屋頂上養甲蟲,但這個人是誰還是個謎。我在公司里問了好多人,但似乎沒人知道。如果有人知道的話,請告訴我。請聯繫製作部的慎太郎。
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「看起來還是幼蟲。希望它們能成長為強壯的甲蟲。——慎太郎」
4月23日(月)
毎週月曜日は「ポニョ」のグラフの更新日。先週の各部の実績を更新していく。作画inから約半年、ここまでの実績はというと、
 レイアウト...(552cut)
 原画......(290cut)
 作監......(200cut)
 動画......(161cut)
 美術......(210cut)
 仕上げ.....(151cut)
 撮影......(115cut)
「ポニョ」のスケジュールは1000カットで立てている。もちろん絵コンテが最後まで上がっていないので最終的にはわからないのだが、これまでの作品では制作の予想はことごとく裏切られており、最終的には何カットになるやら・・・。グラフ更新中そんな事を考えると、まだまだ先は長いと痛感する制作なのである。
 
この日の夜、吉祥寺で、ジブリにこの春立ち上がった“秘密の部署”に配属になった宮坂さんの歓迎会が催される。宮坂さんは、子供が好きで、結構たよれる姉御タイプのニューフェイスだ。これから、とても大変だろうけれども、一所懸命、がんばって欲しいものです。ジブリの将来は、みなさんの手にかかっているのですから!
4月23日(星期一)
每周一是《懸崖上的金魚公主》的圖表更新日。我們會更新上周各部門的進展。從作畫開始大約半年,目前的進展如下:
 分鏡.....(552卡)
 原畫.....(290卡)
 作監.....(200卡)
 動畫.....(161卡)
 美術.....(210卡)
 上色.....(151卡)
 攝影.....(115卡)
《懸崖上的金魚公主》的計劃是按照1000卡來制定的。當然,由於分鏡還沒有全部完成,最終會是多少卡還不得而知,但以往的作品中,製作的預測總是被打破,最終會是多少卡呢……在更新圖表的過程中,想到這些,深感製作的路還很長。

這天晚上,在吉祥寺,為今年春天被分配到吉卜力新成立的「秘密部門」的宮坂小姐舉行了歡迎會。宮坂小姐是個喜歡孩子、相當可靠的姐姐型新人。雖然接下來可能會很辛苦,但希望她能全力以赴。吉卜力的未來,就掌握在大家的手中!
4月24日(火)
「ポニョ」の制作ノートを整理する制作渡邊さん、毎日数回に分けてノートをチェックしPCのカット表に更新しています。毎回ノートを見るたびに思うことがあるようだが、今作品枚数が非常に多い・・・。現在原画上がりの合計枚数が36647枚、カット数が290カット!!!!つまり、1カット平均が120枚前後もある・・・。
1カット700枚や1000枚越えなど、過去の作品では有り得なかった枚数のカットもちらほら出てきているようで、果たしてどのような仕上がりになるのかが楽しみな所なのだ。
ただ、今作品ではこの枚数が当たり前になってきているのが怖い所。果たして来年夏に公開できるのかと、不安がよぎる・・・。いや、なんとしても公開させなければいけないのだが。
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「ポニョ撮影済みカット袋。6カットで、枚数767枚!!!」
4月24日(星期二)
整理《懸崖上的金魚公主》的製作筆記。製作人員渡邊先生每天分幾次檢查筆記,並更新到電腦的鏡頭表中。每次看筆記時都會有些想法,但這次的作品數量非常多……目前原畫的總數量已達到36647張,鏡頭數為290個!!!!也就是說,每個鏡頭的平均張數在120張左右……
甚至有些鏡頭超過了700張或1000張,這在過去的作品中是難以想像的,所以很期待最終會呈現出怎樣的效果。
不過,這次作品中這樣的張數似乎已經變得很常見,這讓人有些擔心……明年夏天真的能如期上映嗎?雖然無論如何都必須讓它上映。
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「《懸崖上的金魚公主》已拍攝的鏡頭袋。6個鏡頭,共767張!!!」
4月25日(水)
東小金井の駅前についに、本格的な本屋さんがオープン。その名は「ブックス・キャロット」。1,2階が本屋さんで、3階がレンタルショップという本格的なつくり。これまで、東小金井には、駅の南側に小さな本屋さんが2軒あるくらいで、ここまで大きな本屋には車で出かけないと、たどりつけなかったのだ。東小金井といえば、これまで銀行と本屋がないのが本当に不便だったわけだが、そのひとつが本日解消したのである。いやあ、めでたい。「駅前のキャロット行きました?東小金井に似合わないくらい立派ですよ」と、制作業務の川端さんもちょっと興奮気味だった。
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「本日オープン。いつまでも頑張って欲しいものです。」   実は、この日の朝から、広報部に机さんが産休明けで復帰する。これまで数々の面白エピソードを提供してくれたクイーンの復活で、3スタ2階も、ますます明るくなることだろう。これからおころであろう面白エピソードは随時この場で報告いたしますので、お楽しみに。
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「復帰した机さんと、ついでに36歳の誕生日のイトノンを祝うケーキ」
4月25日(星期三)
東小金井站前終於開了一家正式的書店,名為「Books Carrot」。書店共有三層,一、二樓是書店,三樓是租賃店,設計非常專業。在此之前,東小金井站南側只有兩家小書店,要想去更大的書店,必須開車前往。說到東小金井,一直以來沒有銀行和書店確實非常不便,而今天終於解決了其中一個問題。真是可喜可賀。製作業務的川端先生也略帶興奮地說:「你去過站前的Carrot了嗎?它氣派得簡直不像東小金井的風格。」
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「今天開業。希望它能一直堅持下去。」 其實,從今天早上開始,宣傳部的桌子小姐產假結束,正式回歸。這位曾為我們帶來許多有趣故事的「女王」的回歸,讓3號工作室的二樓也變得更加熱鬧了。接下來發生的趣事將隨時在這裏報告,敬請期待。
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「慶祝回歸的桌子小姐,順便也慶祝36歲生日的伊藤君的蛋糕。」
4月26日(木)
5月9日に開かれるコンサートに出演するカルロス・ヌニェスさんがジブリとジブリ美術館を訪問する。ジブリでは、鈴木さんたちと歓談したあと、「ゲド戦記」の英語字幕版を鑑賞。とても楽しんでいた様子だった。ところで、西原さんの話によるとカルロスはニシヤンに会うなり、「You are fantastic!」を終始連発していたとかで、スペイン男性の情熱的な一面を見せていたのだとか。いやあ、モテル女は大変です。
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「カルロスさん、鈴木さんと歓談中。バーにて」 原画の稲村さん、今日もサイクルウェアに身を包みビシっと決まっています!しかし、後ろにでっかいタケコプターが??? いやいや、実は修理に出していたタイヤだそうです(笑)。それにしても、このままの格好で宙に浮いてしまいそうな勢いですね。
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「競技に出るために日々特訓。仕事もプライベートも充実しています」 夜、五反田イマジカの第一試写室で、美術館ライブラリー作品としてこの夏公開予定の「アズールとアスマール」の日本語吹き替え版初号が上映される。高畑監督が演出を務めたこの吹き替え版は傑作で、もう文句なく素晴らしかった。特に、シャムスーサバ姫役の子役の演技とクラプー役の香川照之さんの演技は群を抜いていたと思う。上映後には「アスマールが日本語をしゃべっただけで、(感動で)どっと涙があふれた」と語る広報部長を、「ばっかじゃない」と一蹴する海外事業部長の姿もあったのだが、どちらが正しいかは、皆さんの目で確かめてほしいものです。
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「特典映像用の取材も並行して行なわれています。高畑監督と鈴木さんと整音の井上さん。」
4月26日(星期四)
將於5月9日舉行的音樂會上演出的卡洛斯·努涅斯先生訪問了吉卜力和吉卜力美術館。在吉卜力,他與鈴木先生等人進行了愉快的交談,隨後觀看了《地海戰記》的英文字幕版。他看起來非常享受。順便說一下,據西原先生說,卡洛斯一見到西原就不斷重複着「You are fantastic!」,展現了西班牙男性熱情的一面。哎呀,受歡迎的女性真是辛苦啊。
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「卡洛斯先生與鈴木先生正在愉快交談。在酒吧里。」 原畫的稻村先生,今天也穿着騎行服,非常帥氣!但是,後面有個巨大的竹蜻蜓??? 不不,其實那是送去修理的輪胎(笑)。不過,這樣的裝扮看起來好像隨時會飛起來一樣。
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「為了參加比賽,每天都在特訓。工作和生活都很充實。」 晚上,在五反田Imagica的第一試映室,作為美術館圖書館作品,今年夏天即將上映的《阿祖爾與阿斯瑪爾》的日語配音版首次放映。由高畑勛導演執導的這部配音版堪稱傑作,毫無疑問非常出色。特別是飾演沙姆蘇薩巴公主的小演員和飾演克拉普的香川照之先生的表演尤為突出。放映結束後,宣傳部長說「阿斯瑪爾一開口說日語,(感動得)眼淚就湧出來了」,而海外事業部長則不屑一顧地說「真是傻瓜」,到底誰對誰錯,還是請大家親眼去確認吧。
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「特典影像的採訪也在同步進行。高畑導演、鈴木先生和音效的井上先生。」
4月27日(金)
本日は「ポニョ」のラッシュ上映が行われる日。今日のラッシュは30カット。まだラッシュは3回しか行なわれていないが、毎回、作画のスケールに圧倒される。某キャラクターが出るカットでは、歓声が流れる程である。これを映画館の巨大スクリーンで上映するとどうなってしまうのだろうか。一刻も早くお客さんの反応を早く見てみたいと思う一方、「映画館で客として見れたら幸せだよね、作る方は不幸せだけど(笑)」と、冗談かホンネかわからない会話を交わす制作の伊藤さんと慎太郎なのであった。
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「ラッシュ上映前の試写室。ワクワク感が高まります」 ラッシュは都合2回上映される。1回目はメインスタッフや作画スタッフ中心、2回目は、映像部や事務系スタッフ中心。「ポニョ」はスタッフにとっても本当に楽しみな作品なので、50席ばかりの試写室は毎回立ち見となるほどの盛況となる。今回の特徴としては、ラッシュが上映されると、まだ音も台詞もないのに、毎回決まってスタッフの間で笑いが起こること。動きだけで笑いが起きるというのは、本当にすごいことではないだろうか。とんでもない傑作の予感...?ただ、今日一番受けていたのは、ボソッと聞こえた「私にも描けそう」という海外事業局の武田さんのつぶやきで、試写室中が思わず大爆笑につつまれてしまった。     というわけで、2007年4月の日誌を終わります。天候が不順な4月でしたが、着実に季節は進行し、桜に替わって新緑の緑が目にもまぶしい、今日この頃です。来月は、はたして、ジブリの中で何が起きるのやら、楽しみでもあり、不安でもあり...。  
4月27日(星期五)
今天是《懸崖上的金魚公主》的試映日。今天的試映有30個鏡頭。雖然只進行了三次試映,但每次都會被作畫的規模所震撼。某個角色出現的鏡頭時,甚至會有歡呼聲。如果在電影院的巨大屏幕上放映,會是什麼樣子呢?一方面,我迫不及待地想看到觀眾的反應,另一方面,製作團隊的伊藤和慎太郎開玩笑說:「如果能作為觀眾在電影院看的話會很幸福吧,但作為製作方就不幸福了(笑)」,不知道是玩笑還是真心話。
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「試映前的試映室。興奮感越來越強。」 試映會進行兩次。第一次以主要工作人員和作畫人員為主,第二次以影像部門和事務人員為主。《懸崖上的金魚公主》對工作人員來說也是非常期待的作品,所以每次試映室里的50個座位都會坐滿,甚至有人站着看。這次的特點是,試映時,雖然沒有聲音和台詞,但每次都會在工作人員中引發笑聲。僅憑動作就能引發笑聲,這難道不是很厲害嗎?感覺會是一部了不起的傑作……?不過,今天最讓人忍俊不禁的是海外事業局的武田先生低聲說了一句「我也能畫出來」,試映室里頓時爆發出大笑聲。 就這樣,2007年4月的日誌結束了。雖然4月的天氣不太穩定,但季節確實在穩步推進,如今新綠的色彩已經取代了櫻花,令人目眩。下個月,吉卜力工作室里會發生什麼呢?既期待又不安……。