文档:折返點 1997~2008

出自宫崎骏与久石让中文百科
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 主頁面 折返點 1997~2008 目錄 
  宮崎駿手繪 STUDIO GHIBLI 賀年卡1997~2008

宣傳文案

『もののけ姫』から『崖の上のポニョ』まで12年にわたる、宮崎駿監督の思想の全軌跡。企画書、エッセイ、インタビュー、対談、講演など、単行本未収録のものを一挙収録。監督直筆の手紙・イラストも。
※オビはイメージです。実際にお届けになる商品には付帯されていない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
 
『出発点 1979 ~1996』の続編。宮崎駿監督が1997年から2008年までに書いた企画書、エッセイ、インタビュー、対談、講演、手紙、イラストなど60本余を収録。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』から『崖の上のポニョ』まで、映画にこめた思いと12年間の思考の軌跡をたどることができる。カラー口絵8ページ。
 
『もののけ姫』から『崖の上のポニョ』まで12年にわたる、宮崎駿監督の思想の全軌跡。カラー口絵8頁。
 
1997年『もののけ姫』から2008年『崖の上のポニョ』まで12年にわたる、宮崎駿監督の思想の軌跡。企画書、エッセイ、インタビュー、対談、講演など、単行本未収録のものを一挙収録。この12年間の記録は時代をうつす鏡そのもの──宮崎アニメのファンならずとも必見です。カラー口絵8ページ、監督直筆の手紙・イラストも収録。
■著者からのメッセージ
「『もののけ姫』から、もう10年以上、たったんだなぁ」
 この本に収録された原稿を、いま改めて見て、そう思いました。けれど、実はそんなに時間がたったという実感がないんです。
 一つの映画ができるまでには、2年、3年という時間をかけて作っていきますが、そのあいだに世のなかは激しく移り変わっています。しかしこちらは2年なら2年、3年なら3年のあいだ、ひたすら「時間がない、時間がない」と追いつめられながらやっているので、「あぁ、もう2年もたったのか」という感じで、そんなに時間が過ぎたという意識がありません。2年かけようが3年かけようが、2時間の映画になってしまえば、それは2時間しか生きたことにならない、2時間分しか自分の記憶には残らないんです。それなのに、年だけはしっかりとっているという、浦島太郎の感覚です。
 これまでに監督した長編映画は『崖の上のポニョ』でちょうど10本になりますが、昔にくらべると近頃は、ずっと長い時間をかけて1本の映画を作れるようになりましたから、なおさら人生が短くなってきた感じがします。本当にそうなんです。
(中略)
 この10年あまりを振り返ってみると、映画を作る以外にも、三鷹の森ジブリ美術館を作り、今年の4月には社内保育園「3匹の熊の家」をスタートしました。
「保育園をつくりたい」と思ったのは、きれいごとではなくて、子供たちによってこちらが助けられるからです。子供たちを見ていて感じることは、やっぱり希望なんです。「年寄りは、ちいさな子供を見ていると、幸せな気持ちになるんだ」ということがよくわかりました。これはとても大きいことです。「文明の末路」とか、「大量消費文明の没落」とか、「地殻変動期に入った地球に住む運命」とか、悲観的なことをいろいろ論じてみても、「じゃあ、どうしたらいいんだ」というと、答えは出てきません。
 毎日、単調な生活を送っているようでも、体験というのは、本当は人生に一回かぎりです。それを自分の生活のなかでみいだすのは、ものすごくむずかしい。ところが、子供たちを見ていると、子供たちにとっては毎日が初めてのことばかりです。その子にとっては大変なできごとの連続ですから、その劇的なシーンに立ち会えるというのは、すごくうれしいことです。
 子供が成長してどうなるかといえば、ただのつまらない大人になるだけです。大人になってもたいていは、栄光もなければ、ハッピーエンドもない、悲劇すらあいまいな人生があるだけです。
 だけど、子供はいつも希望です。挫折していく、希望の塊なんです。答えは、それしかないですね。
 人類の長い歴史のなかで、そういうことが繰り返し、繰り返し、感じられてきたんだなぁと思うんです。そういうふうにできているんですね、世界は。自分たちが作り出しているのではなくて、そのサイクルのなかに自分たちもちゃんと入っているんです。だから、なんだかんだと言いながらも、なかなか滅びないんだと思います。
(本書「あとがきにかえて」より抜粋)
■好評既刊
ブラッカムの爆撃機
ロバート・ウェストール 作/宮崎 駿 編/金原瑞人 訳
B5判変型・上製カバー
 
宮崎 駿(みやざき はやお)
アニメーション映画監督。1941年、東京生まれ。学習院大学政治経済学部卒業。監督作品に「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)、「風の谷のナウシカ」(1984)、「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001、第52回ベルリン国際映画祭・金熊賞、第75回アカデミー賞・長編アニメーション映画部門賞受賞)、「ハウルの動く城」(2004、第61回ベネチア国際映画祭・オゼッラ賞受賞)がある。2008年7月現在、劇場用アニメーションの最新作「崖の上のポニョ」が公開中。
 

目錄

宮崎駿の描き下ろし スタジオジブリ年賀状 1997~2008
『もののけ姫』(1997)
荒ぶる神々と人間の戦い――この映画のねらい
詩『もののけ姫』『アシタカ記』『失われた民』『タタリ神』『犬神モロの君』『エボシ御前』『コダマ達』『ヤックル』『シシ神の森』
森の持つ根源的な力は人間の心の中にも生きている 『もののけ姫』の演出を語る
自然界に生きるものは、みんな同じ価値を持っている
凶暴で残忍な部分がないと野生を描くことにならない 佐藤忠男氏との対談
『もののけ姫』と中世の魅力 網野善彦氏との対談
日本のアニメーション文化について
大人の1年間にあたる子どもの5分間がある 私の一冊『たからさがし』
観客との空白を埋めたい
ベルリン国際映画祭 海外の記者が宮崎駿監督に問う、『もののけ姫』への44の質問
アニメーションとアニミズム 「森」の生命思想 梅原猛・網野善彦・坂制立各氏との座談会
青春の日々をふりかえって
アニメーション演出講座 東小金井村塾II開校 ひとり位は芽を出せ! 若手演出志望者に語る“演出論”
人・町・国土が元気になるために 中村良夫氏との対談
子供達が幸せな時代を持てるよう、大人は何を語るべきか
子どもにいちばん大事なもの
空のいけにえ
サン=テグジュペリの飛んだ空
『もののけ姫』にやどる日本の伝統的な美意識 ロジャー・イーバート氏によるインタビュー 
お別れの言葉
『千と千尋の神隠し』(2001)
不思議の町の千尋――この映画のねらい
『千と千尋の神隠しイメージアルバム』のためのメモ
自由になれる空間 『千と千尋の神隠し』を語る 完成報告記者会見にて
だいじょうぶ、あなたはちゃんとやっていける――。そう子供たちに伝えたい
「寂しい男」を受け止める心 歌手・加藤登紀子さん
しんどいけれどこんなに面白い時代はない 筑紫哲也氏との対談
万物生命教の世界、再び 山折哲雄氏との対談
さあ、これからどこへ行くのか キネマ旬報ベスト・テン 読者選出日本映画監督賞 受賞者インタビュー
こんな美術館にしたい
子どもたちには「想像」を超えた未来がある
子どもたちの喜ぶ姿を見るのが一番うれしい
一人ひとり、できるところから
全生園(ぜんしょうえん)の灯
映画『ダーク・ブルー』をめぐって 鈴木敏夫プロデューサーとの対談
第75回アカデミー賞長編アニメーション映画部門 受賞コメント
富士見高原はおもしろい 藤内遺跡出土品重要文化財指定記念展「甦る高原の縄文王国」講演
堀田善衞 3作品の復刊によせて
2頁でいいから描け
『ハウルの動く城』(2004)
ジブリのみなさんへ
「生まれてきてよかった」と言える映画を作りたい 第62回べネチア国際映画祭 記者懇談会にて
自分が本当に面白いと思えるかどうか 第18回東京国際映画祭 ニック・パーク監督との公開対談
ある短編映画の試み 2005年度国際交流基金賞 受賞のことば
魂にとって何が大切か 2005年度国際交流基金賞 受賞のスピーチ原稿
ロバート・ウェストール『ブラッカムの爆撃機』雑想ガイド付き本 企画書
ぼくは、ウェストールがすきだ
過酷な現実に歯向かって、勇気をもって生きる人
三鷹の森ジブリ美術館 映像展示室「土星座」オリジナル短編アニメーション『水グモもんもん』企画書
ジブリの森のえいが『水グモもんもん』ごあいさつ
『星をかった日』企画書
ジブリの森のえいが『星をかった日』ごあいさつ
『やどさがし』企画書
ジブリの森のえいが『やどさがし』ごあいさつ
『水グモもんもん』『星をかった日』『やどさがし』の上映にあたって ジブリ美術館スタッフへのあいさつ
虫の世界・樹の世界・人の世界 養老孟司氏との対談
子供の未来に責任 生半可な作品作れぬ
失われた風景の記憶 吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』をめぐって
お別れの言葉
3匹の熊の家
白蟻の塚から 前書きにかえて
「アニメーションがやるに値する仕事だ」と思わせてくれた作品『雪の女王』
『崖の上のポニョ』(2008)
『崖の上のポニョ』について
久石譲さんへの音楽メモ
年譜
あとがきにかえて
※基本的には時系列に並べていますが、一部、内容的なつながりを優先して、時間の前後するところがあります。
宮崎駿手繪 STUDIO GHIBLI 賀年卡1997~2008 
『魔法公主』(1997) 
凶暴諸神與人類的戰爭——這部電影的主旨 
詩歌『魔法公主』『阿席達卡戰記』『消失的子民』『山豬神』『犬神莫娜』『黑帽大人』『小精靈們』『亞克路』『山獸神的森林』 
森林所擁有的根本力量也存活於人類的心中 談『魔法公主』的導演工作 
自然界的生物,皆擁有相同的價值 
沒有凶暴殘忍的部分,就無法描繪出野性 與佐藤忠男氏的對談 
『魔法公主』和中世的魅力 與網野善彥氏的對談 
關於日本的動畫文化 
大人的一整年相當於小孩的五分鐘 我的推薦繪本『尋寶』 
想要填補與觀眾之間的空白 
柏林國際影展 海外記者向宮崎駿導演提問,關於『魔法公主』的四十四個問題 
動畫與萬物有靈論 「森林」的生命思想 與梅原猛·網野善彥·高坂制立各氏的座談會 
回首青春的歲月 
動畫導演講座東小金井村塾II開校 至少要有一人嶄露頭角! 與有志成為導演的年輕人暢談「導演論」 
為了讓人·城市·國土變得有活力 與中村良夫氏的對談 
為了讓孩子們擁有幸福的時代,大人應該說些什麼呢 
對孩子最重要的事 
空中的犧牲品 
聖·修伯里所翱翔的天空 
『魔法公主』所蘊含的日本傳統美學 接受Roger Ebert先生的採訪 
致別辭 
『神隱少女』(2001) 
在不可思議的小鎮裡的千尋——這部電影的目標 
為了『神隱少女 IMAGE ALBUM』所做的備忘錄 
自由的空間 在殺青記者會上述說『神隱少女』 
沒問題,你絕對做得來——我想這樣告訴孩子們 
理解「寂寞男人」的心情 歌手·加藤登紀子 
雖然艱辛卻空前有趣的時代 與筑紫哲也氏的對談 
再談萬物生命教的世界 與山折哲雄氏的對談 
那麼,該何去何從呢 二〇〇一年度キネマ旬報BEST 10 讀者票選日本電影導演獎得獎者專訪 
想打造這樣的美術館 
孩子們擁有超越「想像」的未來 
看到孩子們高興的模樣最令人開心 
從每個人能夠做到的地方做起 
全生園的燈火 
關於『烈日長紅』這部電影 與鈴木敏夫製作人的對談 
第七十五屆艾美獎長篇動畫電影部門 得獎感言 
有趣的富士見高原 藤內遺跡出土品重要文化財指定紀念展「復甦高原的繩文王國」演講 
堀田善衛 寫於三部作品的復刊前夕 
即使只畫兩頁也好 
『霍爾的移動城堡』(2004) 
給吉卜力的各位 
想製作一部可以說出「被生下來真好」的電影 第六十二屆威尼斯國際影展 記者會 
自己是否真覺得有趣 第十八屆東京國際電影展 與尼克派克導演的公開對談 
一部短篇電影的嘗試 二〇〇五年度國際交流基金賞 得獎感言 
對靈魂而言到底什麼是重要的? 二〇〇五年度國際交流基金會 得獎的演講稿 
羅伯特威斯托『布拉卡姆的轟炸機』 雜想指南附錄本 企劃書 
我喜歡羅伯特威斯托 
抵抗嚴酷的現實,拿出勇氣過生活的人 
三鷹之森吉卜力美術館 影像展示室「土星座」原創短篇動畫電影 『水蜘蛛紋紋』企劃書 
吉卜力之森的電影『水蜘蛛紋紋』跟大家問好 
『買下星星的日子』企劃書 
吉卜力之森的電影『買下星星的日子』跟大家問好 
『尋找棲所』企劃書 
吉卜力之森的動畫『尋找棲所』跟大家問好 
正值『水蜘蛛紋紋』、『買下星星的日子』、『尋找棲所』上映之際謹向吉卜力美術館全體工作人員致謝 
蟲的世界·樹的世界·人的世界 與養老孟司氏的對談 
對小孩的未來有責任 不做不成熟的作品 
消失的風景的記憶 談吉野源三郎所著的『你們該如何活下去呢』 
致別辭 
三隻小熊的家 
從白蟻之塚談起 代替前言 
『雪之女王』是部讓人覺得「動畫是值得從事的工作」的作品 
『崖上的波妞』(2008) 
關於「崖上的波妞」 
給久石讓先生的音樂備忘錄 
年譜 
後記 

簡介

徹底收錄動畫大師宮崎駿
跨越12年的思想軌跡
從「魔法公主」、「神隱少女」、「霍爾的移動城堡」、「崖上的波妞」等暢銷作品
深入瞭解宮崎駿的創作轉折
雖然很想對出生在這個看不見未來的時代裡的孩子們說:「你們出生在非常艱困的時代」,但是卻更想告訴他們:「你們出生得正是時候」。……我還是想要製作能夠對孩子們說「你們被生下來真好」的電影,心想著若是真能實現該有多好。(摘自內文)

作者

宮崎駿
  動畫電影導演。1941年1月5日,出生於東京。
  1963年,學習院大學政治經濟學部畢業後,進入東映動畫公司(現為東映アニメーション株式會社)任職。擔任「太陽王子霍爾斯的大冒險」(1968)的場面設計·原畫工作,之後轉往A Pro.,並負責「熊貓家族」(1972)的原案·腳本·場面設定·原畫工作。1973年,與髙畑勳一起轉至ズイヨー映像。其後於日本Animation、Telecom等公司負責電視卡通與動盡等工作,並於1985年成立STUDIO GHIBLI(吉卜力工作室)。其間參與負責「阿爾卑斯少女海蒂(小天使)」(1974)的場面設定·畫面構成、「未來少年科南」(1978)的導演等工作,並於「魯邦三世卡利歐斯特羅城」首次擔任劇場版導演·1984年,發表了以在雜誌『Animage』連載的漫畫為基礎的動畫電影「風之谷」,並擔任其原作·腳本·導演之職。
  之後陸績於STUDIO GHIBLI推出所導演之「天空之城」(1986)、「龍貓」(1988)、「魔女宅急便」(1989)、「紅豬」(1992)、「魔法公主」(1997)、「神隱少女」(2001)、「霍爾的移動城堡」(2004)、「崖上的波妞」(2008)的劇場版動畫。
  其中,「神隱少女」獲得第52屆柏林國際影展金熊獎、第75屆美國奧斯卡金像獎長篇動進爾影獎;「霍爾的移動城堡」獲得第61屆威尼斯國際影展Osella獎,並因陸續推出多部傑出作品而於第62屆威尼斯國際影展獲頒榮譽金獅子獎。
  在STUDIO GHIBLI的最新作品「借物少女艾莉緹」(2010年,米林宏昌導演)中擔任企遨·腳本一職。
  著書有「トトロの住む家」、「シュナの旅」、「何が映画か」(與黑澤明導演的對談集)、「魔法公主」、「出發點1979~1996」(以上皆為德間書店出版),以及「折返點1997~2008」等多部作品。
譯者簡介
黃穎凡
  日本國立岡山大學文學碩士。
  曾任出版社總編輯、日語學習雜誌Ez japan執行副總編輯。譯作有江國香織《威化餅乾の椅子》、日本動畫大師宮崎駿的傅記《出發點》、《折返點》、重松淸《親愛的比奈猿》、《稻草人的夏天》、心靈勵志《生命最後一個月的花嫁》……等,現為自由工作者,兼職從事翻譯和日語教學工作。