THE BEST COLLECTION
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歷久深情全精選 ザ・ベスト・コレクション THE BEST COLLECTION presented by Wonderland Records | |
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藝術家 | 久石讓 |
製作人 | 久石讓 |
發行日期 | 2006年6月7日 |
時間長度 | 1:03:30 |
唱片公司 | UNIVERSAL SIGMA |
プライベートレーベルであるWonderland Recordsより、今までリリースした8枚のアルバムから選りすぐりの曲を、自身が選曲しリマスタリング音源で構成したベスト・アルバム。
曲目列表
作曲、編曲:久石讓
曲序 | 曲目 | 備註 | 時長 | ||||||
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1. | 夏日 A Summer's Day 選自「Piano Stories」 |
選自「Piano Stories」 | 3:04 | ||||||
2. | 利斯菲娜 Resphoina 選自「Piano Stories」 |
選自「Piano Stories」 | 4:59 | ||||||
3. | 無聲的愛 Silent Love 選自北野武電影「那年夏天,寧靜的海」 |
選自北野武電影「那年夏天,寧靜的海」 | 6:30 | ||||||
4. | 華爾茲 Clifside Waltz 選自北野武電影「那年夏天.寧靜的海」 |
選自北野武電影「那年夏天.寧靜的海」 | 3:51 | ||||||
5. | 風的時間 風の時間 選自赤川次郎電影「兩個人」 |
選自赤川次郎電影「兩個人」 | 2:13 | ||||||
6. | 宛如少女 少女のままで 選自赤川次郎電影「兩個人」 |
選自赤川次郎電影「兩個人」 | 1:37 | ||||||
7. | 邂逅 ~追憶X.T.C.~ 出会い ~追憶のX.T.C.~ 選自電影「遠遠鄉愁」 |
選自電影「遠遠鄉愁」 | 4:05 | ||||||
8. | 寂靜之景 VIEW OF SILENCE 選自「PRETENDER」 |
選自「PRETENDER」 | 5:33 | ||||||
9. | 那年夏天 あの夏へ 選自宮崎駿動畫「神隱少女」 |
選自宮崎駿動畫「神隱少女」 | 4:52 | ||||||
10. | 第六號車站 6番目の駅 選自宮崎駿動畫「神隱少女」 |
選自宮崎駿動畫「神隱少女」 | 3:50 | ||||||
11. | 風的傳說「風之谷」組曲(改訂版) 風の伝説 「風の谷のナウシカ」組曲(改訂版)から 選自「Arcant」演奏:近藤浩志 |
選自「Arcant」演奏:近藤浩志 | 3:10 | ||||||
12. | 給你 For You 演奏:鈴木理恵子(小提琴) |
演奏:鈴木理恵子(小提琴) | 4:29 | ||||||
13. | 脆弱的夢 Fragile Dream 演奏:ANGELE DUBUAU & LA PIERA |
演奏:ANGELE DUBUAU & LA PIERA | 4:47 | ||||||
14. | 櫻花盛開了 さくらが咲いたよ 作詞:寶野亞莉華 演唱:麻衣 |
作詞:寶野亞莉華 演唱:麻衣 | 4:37 | ||||||
15. | 彷徨 彷徨 NHK日劇「風之盆」 |
NHK日劇「風之盆」 | 1:56 | ||||||
16. | 風之盆 風の盆 NHK日劇「風之盆」 |
NHK日劇「風之盆」 | 3:58 | ||||||
總時長: |
1:03:30 | ||||||||
專輯解說
以下內容為中文翻譯版,如需要日文對照請參見中日對照 |
音楽の”WONDERLAND”の素晴しき城主、久石譲日本を代表する、というより今や世界的にその名を知られている作曲家であり、ピアニストである久石譲は、その知名度と、多くの人に作品が愛されているのと対照的に意外なほど、その実像と本質が一般的には伝わっていないアーティストではないだろうか。 僕は久石譲がプロデュースするレーベル”Wonderland Records”からリリースされたアルバムのベスト盤『THE BEST COLLECTION』を聴いて、改めてそのことを思った。初のピアノ・ソロ・アルバムとして1988年にリリースされた『Piano Stories』でもオープニングを飾っていた「A Summer’s Day」からNHKドラマ「風の盆から」のテーマ曲「風の盆」までの見事なまでの音の連なり。”いい音楽”が時代や流行を超えて人々に愛され、存在していることは周知の事実だが、”EVERGREEN”をテーマに、久石譲の音楽観を投影させたレーベルとして、2000年に設立され、その年の12月6日に『Piano Stories』を第1弾としてリリースした”Wonderland Records”からリリースされた8枚のアルバムからの選曲に、今年リリースされる新曲3曲を加えて作られた『THE BEST COLLECTION』は単なるベスト盤というより、久石譲という稀有な才能と音楽的魅力を兼ね備えたアーティストの音楽の旅のドキュメントなのである。 それはジョエル・マイヤーウィッツという知る人ぞ知る写真家の美しい写真をカバーにした『Piano Stories』からの2曲に、久石譲の映画音楽家としての評価を決定的なものにした「あの夏、いちばん静かな海」のメインテーマ曲が続いていくあたりで明らかになる。4歳の頃からヴァイオリンを学び、国立音楽大学作曲科に入学した久石譲が最初に感化されたのが”ミニマル・ミュージック”で、出発点が現代音楽の作曲家だったということは久石譲というアーティストの本質を理解する上では非常に重要なポイントであり、「僕の作曲家としての原点はミニマルであり、一方で僕を有名にしてくれた映画音楽では叙情的なメロディー作家であることを基本にした。ただそのいずれも決して新しい方法論ではない。全く別物の両者を融合することで、本当の意味での久石独自の音楽を確立できると思う。ミニマル的なわずか数小節の短いフレーズの中で、人の心を捕らえる旋律を表現できないか…」という言葉を聞くと、「風の谷のナウシカ」から始まった宮崎アニメの一般的なファンが例外なく口にする”美しく優しいメロディー”の深みが理解できるだろうし、久石譲が作曲家としてだけでなく、アレンジャー、プロデューサーとしての才能も傑出していることがよくわかる。映像と音楽のコラボレーションの素晴しさが公開当時、評判をとった北野武監督の映画「あの夏、いちばん静かな海」から、久石譲とは何作もタッグを組んでいる大林宣彦監督の映画「ふたり」からの曲への切り返しの見事さはもはや魔術的領域にすら達している。 そう、本当にいろいろなところに連れていかれてしまうのだ。1984年の「風の谷のナウシカ」を始まりに、20年と少しの間に何と43本もの映画音楽を手がけてきた久石譲は「僕にとって、音楽は生きている上で一番好きなことで、映画は2番目に好き。その両方をいっぺんにできるのが映画音楽。映画音楽を作る場合、映像と音楽は必ず対等であるように心がけている。映画には大もとには脚本があって、そこからイマジネーションを膨らませて、片方は映像に、もう片方は音楽になる。勿論、音楽は映像に関連しているわけだけど、たいがいの場合、追随し過ぎてしまう。泣くシーンでは悲しいメロディーとかね。逆に映画のコンセプトから考えたら、音楽はそうする必要がなかったりもする。映像と音楽をもっと戦わせてもいいのではないかと…」と語っているが、その音楽のイマジネイティブな広がりとスケールの大きさは、間違いなくこのクリエイティブな視点と姿勢が反映されたものといえるのではないだろうか。 そして、Wonderland Recordsからリリースされている大林宣彦監督の映画「はるか、ノスタルジィ」のサントラ盤に添付されたブックレットに久石譲が書いた文章の一節が、映像と音楽の世界を、また音楽の多くのジャンルの世界を、自由奔放に往き来している久石譲というアーティストの思考回路の深さを僕に教えてくれた。 「この映画に音楽を付けるに当たって色々と悩み、最初はロマンティックな曲を色々考えたりしましたが、結果的にテーマ的には”過去に対面して行くサスペンス”という括りでの音楽にしようと考えました。これはある時ヒッチコックの「めまい」(1958年)をレンタルビデオでたまたま見た時に、出だしがサスペンス調に作られているという事に気がつき、「はるか、ノスタルジィ」も自分の過去に対面するサスペンスなのだという共通項の発見から考えついた事です。このようにすることで最終的に出会った所に本当のロマンがあるというような作りにすればこの映画は行けると考え、大林監督にこの話をし”それは最高にいい”という事になり、テーマのメロディーをロマンにもサスペンスにも取れるような複雑なものにして、短いモチーフ風な扱いをすると完全にサスペンス音楽になってしまうようなものに仕上げました。その後この「追憶のX.T.C.」というテーマ曲は「MY LOST CITY」の「Tango X.T.C.」という曲に発展していくことになりました」 やや長い引用になったが、久石譲の物作りに対する考え方やアプローチを知るには非常に興味深い文章であり、このアルバムの中盤からエンディングに至るまでの流れとどこかで通底しているようにも僕には思える。日本映画界に大きく貢献してきた今までの実績とその功績が評価され、久石譲は2002年淀川長治賞を受賞しているが、先にも書いたように多くの人の記憶に残っている美しいメロディーと壮麗なサウンドは驚くべき計算と準備とテクニックがあって初めて成立しているのである。 だが、それにしても、1989年に6枚目のソロ・アルバムとしてリリースされた『PRETENDER』の中から選び出された「VIEW OF SILENCE」のアレンジの見事さはどんな言葉を使って形容すればいいのだろうか。どの曲を聴いても、久石譲の楽器の鳴らし方のうまさには改めて唸らされ、今回のアルバムでいくつもの新しい発見をしたのはうれしい驚きだったが、ふるえるようなストリングスがピアノと絡み合い、ひとつずつの楽器が知的な会話をして、全体としては官能的に匂いが漂う「VIEW OF SILENCE」はアレンジャーとしてもその時代に既に久石譲が世界的レベルに達していたことの証であり、続く『SUPER ORCHESTRA NIGHT 2001』から選ばれた「千と千尋の神隠し」組曲の2曲も、自身の作品をオーケストラ用にアレンジしてここまで昇華できるということに素直に脱帽させられてしまう。久石譲が、”戦友”と呼び、”Wonderland Records”に初のオリジナル・アルバム・アーティストとして迎え入れたチェリスト、近藤浩志のソロ・アルバム『Arcant』から選び出された「風の谷のナウシカ」組曲(改訂版)「風の伝説」の素晴しさも特筆すべきものがあるし、続く2曲と合わせて絶妙なレーベルのプロモーションになっている。 あとは全16曲の収録曲のうち、唯一のヴォーカル・ナンバーである「さくらが咲いたよ」と、久石譲を”楽界の魔王”と形容して讃えている脚本家、市川森一の依頼による仕事となったNHKドラマ「風の盆から」のサントラ盤から選び出された2曲について書いておけばいい。 久石譲が坂口安吾の名作「桜の森の満開の下」にインスピレーションを受けて書き下ろし、1994年のソロ・アルバム『地上の楽園』に収録した曲を、久石譲の愛娘、麻衣が全く新しい楽曲としてリメイクした「さくらが咲いたよ」は、ただ桜の表面的な美しさだけではなく、桜が持つ妖しさや狂おしさ、儚さが見事なまでに表現されているところが実に久石譲らしいし、続く「彷徨」は本人がニヤリと笑いながら原点回帰をしているようなところにある種の凄みすら感じられる。 でも、それが久石譲というアーティストの唯一無二なところだろう。例えば「ポップスの分野に入ったけれど、音楽の可能性を追求する精神は前衛音楽と同じ。常に新たな音楽につながるものをと考えながら作曲している」という言葉ひとつとっても、久石譲がかつて”ニューエイジ・ミュージック”という言葉つきで紹介され、ちょっと耳ざわりのいい音楽を聴かせたものの気がついたら姿を消してしまったような人たちとは全く違うレベルのところに存在していることがわかるだろうし、しばらく前に久々に久石譲本人と会話を交わした時に、僕は彼がアメリカのフィリップ・グラス、イギリスのマイケル・ナイマンときて、日本の久石譲というような関係性をみてとったのである。 そして、この『THE BEST COLLECTION』を聴いて、それを確信した。また、こうして自分自身の音楽作品をきちんと整理し、世に送り出していこうという姿勢に心からの拍手を贈りたい。映画音楽から自身のソロ・アルバム、さまざまなアプローチによるコンサート活動、はたまたイベント・プロデュースに至るまで、久石譲の旺盛なまでの創作意欲は全くとどまるところを知らないが、「ピアノは、僕にとってはとても大事な楽器。以前は作曲の道具でしたが、コンサートを行うようになって、表現の道具にもなりました。ピアノとの対話が、自分の別の可能性を引き出してくれる。作曲においては極めて理性的である自分がピアノを通してメンタルな面で人に訴えかけることができる」と語る純粋さが僕はまた好きだ。立川直樹
版本信息
日本 2006年6月7日 THE BEST COLLECTION(CD) UNIVERSAL SIGMATHIS COMPILATION ℗&©2006 UNIVERSAL SIGMA, a division of UNIVERSAL MUSIC K.K. Marketed & Distributed by UNIVERSAL MUSIC K.K., UPCI-1048, JAN:4988005433121, 2500日元(含稅)稅前價格2381日元(當年稅率0.05), [1]
製作信息
All Composed, Arranged by Joe Hisaishi All Produced by Joe Hisaishi All Songs Licensed by Wonderland Records except M-13 Licensed by Analekta, Canada Featured Performer: 「風の伝説」 Cello: Hiroshi Kondo 「For You」 Violin: Rieko Suzuki 「Fragile Dawn」 Angèle Dubeau & La Pietà 「さくらが咲いたよ」 Vocal: Mai Mastered by Hiroyuki Hosaka (Hitokuchi-zaka Studios) Product Management by Wonder City Inc. Angèle Dubeau & La Pietà by the courtesty of Analekta, Canada
This album contains tracks from the following album: M-1,2: 「Piano Stories」 (WRCT-1001) M-3,4: 「あの夏、いちばん静かな海」 (WRCT-1002) M-5,6: 「ふたり」 (WRCT-1003) M-7: 「はるか、ノスタルジィ」 (WRCT-1004) M-8: 「PRETENDER」 (NACL-1506) M-9,10: 「SUPER ORCHESTRA NIGHT 2001」 (WRCT-1005) M-11: 「Arcant」 (WRCT-1008) M-12: 「Winter Garden」 (WRCT-1009) M-15, 16: 「風の盆」 (WRCT-1006)